俺は村山さんの捻挫にシップを張ることにし、ひとまずは安静にさせるために移動するならクリザさんに頼むことを勧めた。
「村山さんは怪我したけどどうしちゃったの?」
「今日の夜、殺したのを見た村山さんは襲われたのよ」
何やら殺人者が人を殺しているところを見てしまった為に狙われているから、一度俺の家に一旦泊まることになった。村山さん本人は家族に電話し、片瀬さんと一緒に泊まるという嘘を許諾してもらった。なお、片瀬さんにも親に嘘をついて俺たちに泊まることを許している。神父が殺そうとしたと言われて親と警察のもとに向かったら、それこそ狙われる可能性が高くなる。
「偵察したんだけどね。案の定、村山さんの自宅のそばであの魔獣が待ち構えていたわよ…」
「…どうしよう。」
「ひとまず、魔獣は夜にしか襲わないと思うから今日は家に泊まりなさい。魔獣が貴方の親を襲わないように私がどうにかするわ」
彼女は外に出て、携帯を開いて打ち込んだ後に携帯から光が放たれた。するとその光から三人の人が現れ出てきて
「散‼︎」
彼女は叫ぶのと同時に携帯の画面を押し。
目の前で、彼らは瞬間移動をした。
家族が襲われないために彼女のデータで蓄積されたキャラが魔獣から身を守ってくれる。殺人者は魔獣も操るということから、今日の夜村山さんは絶対に家に帰れないこととなっている。そのため俺の家に今日一日泊めてもらうということは村山さんの危機を守るのは分かったけど。いやさ。俺、ミッテルト、クリザリッド、村山の四人が泊まるのは分かるんだけどさ。具材も多く買ってきた訳だし、食べる量も増えたけど。
「キムチの元入れていい?」
「あ!それ私が狙ってた肉!」
「なっ!これは私が」
当然のように家に上がってきてるし。俺とミッテルト、村山さんにとって見覚えが無い人もいるんですけど。
「クリザリッド。レディファーストって言葉知ってるわよね?」
のこのこ上がってきてる二人は誰⁉︎
なんか最初はスーツ着てたから同じ同業者なのか?一人は正座して礼儀正しくて、もう一人の女性の方なんか気楽に座ってんだけど⁉︎
「申し訳ありません。勝手に家に入ることになってしまい」
「あ、すまない正輝!この2人は」
「あーとりあえず。食べ終わってからにしよっか」
夕食を食べ終えて、ひとまず全員で状況整理をした。さっきまで料理していたのにクリザリッドと村山さんもボロボロだし。
わけわからん2人もいたし
「改めて…私の上司の…」
「クリザリッドの上司を勤めているゼロです」
「始めまして…ゼロと同様の上司である海堂真弓です。」
ちゃんと名刺も渡している。仕事の方を見てみたら何やら二人とも偉い企業に入っていて驚いた。俺もビックリして慌てて、丁寧語になってしまった。
「な、何があったんですか?」
「最初は殺人者って言ったけど…神父が村山さんを殺そうとしてきたわ」
神父が村山さんに何か恨みでもあるのか?いや、そんなものはなかったはずだけど…
「神父が同じ神父を殺したのを見てしまって…」
「神父…それってフリードのことッスか」
ミッテルトが口を開いたけど、何やら不快な表情だった。知り合いなのか?神父との関係は堕天使ぐらいにしか分からないから俺じゃ分からんぞ。
「?フリードってレイナーレがいた頃に協力してたのか」
「協力してたけど、奴のことだからレイナーレ様と一緒だった頃のウチらを置いて逃げることもあり得るッス。殺されてもおかしく無いと思ってたんだけど生きてるなんて思わなかった」
「今回はエクスカリバー騒動よ。フリードは悪魔と堕天使以外にも手を組んでいたそうね。」
大天使ミカエルが持っていた4つのエクスカリバーをコカビエル奪い取られたのだ、そのエクスカリバーを悪用されないために複数の神父と何日か前に俺とミッテルトと会うことになってしまった聖剣使い2人が送られて。
堕天使と悪魔と神の均衡が保っているのを気に入らない堕天使の幹部であるコカビエルが、魔王サーゼスク・ルシファーの妹リアス・グレモリーとレヴィアタンの妹であるソーナ・シトリーに手を出してまた戦争を起こす戦争狂。堕天使の総督であるアザゼルは戦争を好まず戦争を終わらせたのは堕天使側なのだ。コカビエルの異常な戦争狂にフリードも最高な気分なのだろう。聖剣の完成にコカビエルの力の解放。
もし学園を守ってくれているリアス達が失敗した場合、下手すれば街や俺たちまで巻き込む大惨事ということを聞いた。
「ふざ…けんな‼‼‼」
「そんな…この街に私の友達や家族もいるのに」
「少なくとも、この街を捨てて他の住処に移動するという手もあるわ。けれどそんなこと急いでやれと言われてももう遅い。だって彼がエクスカリバーを集めるのもそう短くかからないのだから」
今更この場を移動しようと言っても日にちが足らな過ぎる。駒王学園だけではなく一瞬にして街を崩壊させるのだから。
「いつこの街が、駒王学園が消される…」
「せいぜい5日でここら一帯は消し飛ばされるわ。いや
どの道、どこへ逃げても私達は死ぬことになりかねないわね」
「⁉︎どういうことですか‼︎」
真弓さんはカバンに持っていた資料を俺に手渡した。それには転生としてのルールが記されていた。この後に及んでまだあるっていうのかよ。
「エクスカリバーの件もあるけどそれだけじゃ無い。むしろ、ここからが本題なのだから。実はね。私と含み正式な転生者はみんな生前の経歴を調べて地獄に行くか別世界に転生させるかの二択を神が審議する仕組みなのよ。けれど正輝が転生される前に悪巧みを考えていた神が正式な手順を行わず、悪質な転生者達を大量に送り込んだの」
転生者が送り込まれた先がハイスクールD×Dに送られている。転生者のブラックリストや賞金首として原作というキャラ達に違法を犯している彼らの首を狩って欲しいというのもあった。
「ゼウスは急いで私とゼロを転生させて、正式な転生者達に危害が加えないように悪質な転生者達を駆逐していったの。けれど身隠れをしていたために転生者を見つけ出すことがあまり出来なかったのね。ちなみに悪質な神様の方々は報告によるとデウス含みその他の上級神によって裁かれました。ハイスクールD×Dに悪質な転生者も私達が倒したことによってほとんどいなくなって、これで終わったのかと思ってたのだけれどね…6日前にある人物が生き返っていたのを知ったわ。それも悪質な転生の中にはネスツの上司を裏切った幹部…クローンゼロが転生してしまったことがね。それも気づいたのが修行している途中。正輝が転生する前からクローンゼロも転生していたの」
「な、なんだと⁉︎もし奴が生き返ってしまったら」
クリザリッドさんも動揺している。彼の上司だからけっこう実力があるのか?
「あいつ…今度もまた馬鹿みたいにキングオブファイターズによるOO計画を執行しようとしてさ。クローンゼロは生前の場合だと、ネスツを滅ぼして、彼が世界の支配者になる。けれど今回一つ違うのはクローンゼロのことを知ることができ、彼の計画を知っている悪質な転生者をとらえて、脳内の記憶を見てみたらこの世界の人達を建物を壊さずに殺すんだって。どこまでいっても馬鹿としか言えないよ」
用は下克上が出来なかった。下克上も見抜いていたから、かませ扱いされて自爆したわけだ。その時村山さんが手を上げていて、何か困惑していた。勿論俺も彼女と同様に考えていることが同じだ。
「…あ、あの。話に割って入ってすみませんが。そもそもダブルオー計画とかネスツとか、キングオブファイターズとか分かりません」
「頼む…俺にも説明してくれ。」
そもそも…俺たちクリザさんの生前がどういう世界なのかよく分からない。
ー(よく分かるネスツ事情と解説)ー
はい。
これよりネスツについての講義を始めたいと思ってまーす。
「で、なんで着替えてんの?」
「ん?この方がテキパキ出来るから」
スーツ服じゃないとテキパキ出来ないし、私服だったらだらけちゃうもん。生徒はミッテルトと正輝と、村山さんね。
「ひとまず映像を見て、教えるところを停止しながら教えるよ」
ネスツ
その組織が誕生した根本はKOF、略してキングオブファイターズ。格闘家達がグループを作り、優勝目指してそれぞれが戦い合うの。優勝したグループには最後に大ボスと戦う挑戦権が与えられることもある。まぁ色々貰えるのかな?
最初は武器商人のルガールがKOFの始まりとなってその大会は多くの人達に広められていた。クリザ君が出る前に伝説を作ったのは草薙京、八神庵、神楽ちづるの三人。
伝説が作られた理由は94の大会が出るまでの間ゲーニッツに目を奪われ敗れる以外は無敗だったルガールが94で優勝した格闘家達に負けてしまったために、敗北した復讐が彼の中に残り、ゲーニッツの戦いの時から目をつけていた更なる力の欲しさに、封印されていたオロチの力を解放した時かすめとったものを自分の身に受けちゃって。強くなったのは強くなったけどまたやられてオロチの力に耐えきれず消滅したのよね。
このオロチという言葉から後後オロチ族が介入してきて、最終的にはオロチ本人が登場。別名で地球意思って呼ぶのだけど。オロチを迎え撃つ三人はオロチに立ち向かう為の三種の神器を備えており、彼らは見事オロチを撃破した。
彼らを三種の神器で例える場合は
草薙京は草薙剣
八神庵は八尺瓊勾玉
神楽ちづるは八咫鏡
さて、オロチが撃破されて以降…昔から作られた組織によって草薙京を捕縛することになった。
そう、セスツがKOFに介入したのだ。まぁ、オロチとは違って武力支配だったけどね、ネスツが捕えた後に、次に始めたのはオロチを倒した草薙京のクローンを作ることだったの。
それがプロジェクトクリザリッド。
ネスツは彼らを最強の兵器にするクローン京を作り上げて世界同時テロ計画の責任者だった。
それが、計画の名前見てもう分かるけど目の前にいるクリザリッドよ。
「⁉︎そ、そんな‼︎だってこの人は」
「ええ、分かってるわ。貴方の場合は彼は良い人間だってことも。でも彼自身はクローンでもあり、被害者でもあるの」
「被害者にクローン?どういうことだ?」
クリザリッドの方は自分がクローンではなくていつもクローン達を見下していた。
失われた記憶を取り戻すために、ネスツから離反して彼らもまた参加してクリザリッドに打ち勝ったの。
その中で一番挙げられたのが三人
K'、マキシマ、ウィップ
いや、実際にクローンだったのはウィップなのだけれど。
残りの二人は改造された被害者ね。
クローン京を起動させるためにはパスワード「トリガーデータ」というのがあり、「人を殺す」概念の作成のためにK'やマキシマらを殺害しようとしたけれど返り討ちにあってね。私が一番気分を害したのが、散ってしまったクリザリッドのことを上司の2人は助けにも行かなかったこと。イグニスには絶対そのことは想定していたと思うし、クローンゼロもクリザリッドを仲間の彼を邪魔扱いして、葬った張本人だからね。彼がクローンであることが明かされた理由は少し後になったら話すわよ。
「それにしてもクリザリッドさんも組織のために頑張ってたのにこんなの酷いよ…」
「いや…良いんだ」
んで、バカ騒ぎしているクローンゼロが私の言ったとおりOO計画を起こしたのよ。今この現在進行形で行なおうとしてるけど。前々はリング組織っていう連中も絡んできてK'達をおびき寄せて事情聴取をしようとしたけれど、その組織もクローンゼロが始末したんだよね。
OO計画はリング組織が開発した対ネスツ様の衛生兵器ゼロ・キャノンを奪ってネスツを破壊して自分がトップになろうと思っていたわけ。上司のやることが気に入らないから裏切った。って言った方が分かりやすいよね?それも戦いに敗北しても、ゼロ・キャノンを発射するために最終手段として起動装置を持ってたけどね。ネスツの幹部であるフォクシーとダイアナらに出し抜かれて、逆に自分が考えていたゼロ・キャノンによってくたばることに。まぁやることが自業自得なんだけど。
そして、ネスツ最終章
クリザ戦で生き残っていたクローンの三人はKOFに優勝し、豪華客船で、オリジナルゼロと対決することになる。
彼のストライカーだったのは
クリザリッドに、黒き獅子のグルガン
と中国風おじちゃん。
「中国風おじちゃん言うな…正式名は龍だ」
そう、クリザリッドはオリジナルゼロに助けてくれたのよ。
けれど、敗北したオリジナルゼロとクリザリッドは一緒に勝敗が決まった後、船の墜落は確定済みだったからそれで死んだわ。元々2人はネスツのために死ぬことを決めているのだから。
そして、クリザリッドがK'のクローンで、本人も気づかなかった。逆に今までK'は自分のクローンだと思っていた。ネスツ技術によって救ったゼロはクリザリッドにとって命の恩人よ。
「貴方と再開することになるとは…夢にも思いませんでした」
「君達に苦労をかけさせてしまった…ましてや生前ネスツに反逆したクローンゼロがこんな形で逆襲するとは思わなかった。私も真弓さんと同様に転生したのだよ。」
そしてネスツ総本部に向かうクローン達は最終ボスのイグニスの元に辿り着いた。ネスツはそもそもK'達がネスツを裏切ることも歯向かってここまで来ることも。
全てはイグニスの計画通りってこと。新しい世界のためにK'達もボスの3人もまた道化として扱われた。
K'達の失われた記憶も全て返され、憎しみ恨みを全てイグニスに潰すことになり、激突の果てにイグニスは敗れた。彼はK'達を倒し、自分が神になろうという考えだったけれど最期はネスツの組織もろとも自爆で終了。こうしてネスツは幕を閉じた。
ウィップはクローンであっても自分は自分だと思いこれからも進まなければならない。
ネスツは終わり、改造人間であるK'やマキシマなどのネスツによって改造された人間はネスツの科学と技術を欲しいと思っている連中がたくさんいるため狙われる。
俺たちの戦いはこれからだ‼︎‼︎
ー(終了)ー
*****
「如何だったかな。長々と説明したけど分かった?」
「ちょっと待て。リング組織はいないのになんで、ゼロ・キャノンが使用出来るんだよ?」
「それが分かれば苦労しないわよ。ともかく奴の持っているゼロ・キャノンは凶悪よ。下手すれば悪魔界、天使や堕天使の領地まで滅ぼしかねないのだから…エクスカリバーの件を野放しにしたらこの街は崩壊する。逆に彼の計画を野放しにしても地球上の人や悪魔界、天使も堕天使も含めて大半の生命体は死ぬわ。」
もしクローンゼロが躊躇なくゼロ・キャノンを放つことになれば。
ミッテルトも俺もクリザリッドも山村も、クラスメイトや街の人どころじゃない。世界が終わっちまう。世界中の人間が、死ぬことになりかねない。建物や彼らの残していった物は残っていても、
キャノンを浴びて死ぬのは必然。
「マジ…」
「ちなみにエクスカリバーの件で知っているのは誰だ?」
「知っているのは聖剣使いとグレモリー眷属。多分激突するわ」
「?でも俺達以外の転生者がそれを知ったら黙ってられないだろ?滅ぼそうとするクローンゼロは袋叩きにされないのか」
「ええ。そのはずなんだけどね…最近私達が見つけたはずの転生者が消えるという消失事件が頻発してね。逆らう転生者が少ないのよ。悪魔界や天使達の方にも伝えてしまったら大騒動になりかねないし」
けれど一番気になる点で、この計画を遂行するにはある問題点がある。もし仮に遂行できたとしても、
「悪魔界でも地球上でも執行出来ないだろ。そんなことをすれば自分まで巻き込まれるんじゃないのか」
「クローンゼロが地球上で生きているのは分かるけど。なんで地球上にいるの?というのもよく分からない。二つの謎が気になるのよね…」
クローンゼロはネスツを裏切って破壊しようとしていたが今度は世界の生きている人物を大量に殺そうとしている。
「エクスカリバーの件については彼らに任せよう。それよりも」
「ええ。私達はクローンゼロをどうにかしないとね。こればかりはあたしらがどうにかしないとこの日常を壊されかねないからね。そのためには…ど○でもドア〜」
彼女のカバンのポケットの中から、いきなり巨大な物が現れ出てきて、しかもそれって。
「ちょっと待ってぇぇぇ‼︎なんで青い狸ロボットの秘密道具を貴方が持ってるの⁉︎」
「もー。特典だよ。それと奴の目的を考えることや、クローンゼロの居場所を探すために全員私のマンションに招待するからね。明日は休みでしょ?」
彼女はピンク色のした特殊なドアを開けて、俺達全員は、真弓さんのマンションに向かった。入ったら玄関が広く、リビングに入ると鏡張りをして、綺麗な夜景を見ることができ。二階建ての綺麗な部屋でものすごく広かった。
「4名様ごあんな〜い」
クリザリッドは村山さんを抱えて彼女を椅子に座らせ、俺とミッテルトは先にリビングに入り。ゼロと真弓さんはスーツ服から私服の状態に戻った。
ーーーーー
さて…色々とややこしいことになりましたが。KOFの説明はこんな感じでよろしかったでしょうか?
正輝「作者の考えでやってたから何かあれば言って欲しい」
もしかしたら。自分のことだから内容の矛盾や誤字脱字もあるでしょう…
正輝「新しいキャラとしてオリジナルゼロが加わったな」
あーそうそう彼にはストライカーがいるけどペットのグルガンの獅子(黒虎ちゃん)、飛賊の龍(中国風のおじちゃん)がいます。
次回はクローンゼロの目的と居場所探しです。
そこは真剣にやりますが、それ以外は何か考えときます。