ヴェスパーアーカイブ 作:アーキバスアビドス支店
カイザーグループ、ヴェスパー部隊による粛清が決定して3日後。
「襲撃!?どうして此処が!?」
海パン一丁+覆面という出で立ちでカイザーグループの銀行を襲撃したフロイトの勇気ある行動により、アーキバス・オルタナティブはカイザーグループと癒着関係にあり、アビドス自治区で犯罪行動を行う犯罪組織、そしてカイザーグループに雇われた傭兵集団 ヘルメット団は所在が判明次第、ヴェスパー部隊の襲撃を受けていた。
『此方ハンドラ-・ウォルター。各員に告げる。犯罪組織はどうでも良いが、未成年のヘルメット団は殺すな……とは言っても、キヴォトス人は銃弾では問題ないんだったな』
ウォルターの指揮の元、ヴェスパー部隊はヘルメット団の隠れ家を襲撃。キヴォトス人は銃弾では死なないので、問答無用にヴェスパー部隊の歩兵の皆様が乗り込んでいき、瞬く間に鎮圧していく。
「ばっ化物だ!!」
当然、ヘルメット団や犯罪組織の鎮圧にはユメとホシノも参加した。と言うのも、2人はヴェスパー部隊がキヴォトスにやって来る以前はたった2人だけで、守り抜いて来たのだ。戦いの心得はある。
「ひぃん!!ホシノちゃん!!もうレイヴンくんと、ラスティ先生、フロイト先生だけでオーバーキルだよ!!」
「ユメ先輩…そりゃあ、私達と違って生粋の傭兵や軍人でしたもんね」
楯とハンドガンを構えるユメ、ショットガンを持つホシノは最前線で大暴れする3人の男を見ながら唖然としていた。
「こんな物かな?」
右手にロングハンドガン、左手にハンドガンを持つレイヴンの周囲には戦闘不能になったヘルメット団が沢山転がっており、レイヴンは無傷で周囲を見回す。
「やれやれ。戦友…この辺りはこれで良いだろう」
スナイパーライフルを軽々と持つラスティ。ラスティは強化人間としては旧式であるが、本人の素質が高く…射撃の腕前はヴェスパーでもトップであり、的確に狙撃を行うことが出来る。
「「てか、この人はマジでなんなの?」」
レイヴン、脳幹デバイス以外は最新型強化人間で、戦いの天才。分かる。
ラスティ、歴戦の戦士で、強化人間。戦闘経験も豊富。此方も分かる。
だが、この男はキヴォトス人より肉体レベルが低い筈の地球人類でありながら、キヴォトス人真っ青の身体能力を誇り、あろうことか強化人間手術を受けていないのだ。
「どうした?ここからだろ?動けよ」
アサルトライフルを軽々と持ち、鍛え抜かれたフィジカルだけで武装組織を壊滅させた純人間。ヴェスパー部隊の首席隊長であり、最高戦力 フロイトである。
「銃弾より速く走るし!!」
「鍛えたからな。ACで連続的にクイックブーストしたら、Gがスゴいんだよ」
「蹴りで戦車転がすし!」
「フィジカルが強くないと、出力全開のアサルトブーストに身体が耐えられないから鍛えた」
なんということでしょう。フロイトはACを楽しむために、筋トレを続けた結果、超人になったのだ。
『ユメ、ホシノ。フロイトに常識を求めるな』
結論、フロイトに常識を求めてはいけない。そして、所在が判明しているカイザーグループに協力関係にある武装組織は崩壊した。
「やあ、今日は生物の授業を行う。今日はミールワームの観察さ」
武装組織をフルボッコにした日の午後、ラスティ先生による先生の授業が始まろうとしていた。今日の授業はミールワームの観察であり、ラスティが日頃から育てているミールワームを観察してレポートの提出だ。
何でもラスティが育てているミールワームは食用でもあり、定期的にヴェスパーの隊員達も食べているのだとか。味は肉肉しく、高蛋白で必要な栄養が全部揃った完全栄養食とのこと。しかし、スネイル閣下は余程腹が減っているときしか食べないのだとか。
「ミールワーム?」
「食用でもあるな。キヴォトスでは少ないけど、私達の星ではお肉は培養肉が主流だし、普通のお肉は金持ち連中しか食べれないな」
ラスティがユメとホシノに言う。そう、キヴォトスではかつての地球のように、スーパーやデパートで豚肉や牛肉が当たり前のように販売されている。しかし、地球では環境汚染などの影響で豚肉や牛肉は高級品であり、金持ちしか味わえない。庶民は肉さえありつけず、食べれても培養肉ぐらいだった。
貧しく、搾り取られるだけだったルビコンでは、ルビコニアンは培養肉さえも食べられず、食べれるのはミールワームぐらい。企業さえも本社からの物資が限られており、培養肉はありつけず…味気のないレーションで凌ぐ日々だった。
「あんなに技術あるのに!?」
「ハハ、だろう?とはいっても…私はアイビスの火以降のルビコン生まれだから…ハンドラ-・ウォルターが子供のころはキヴォトスと変わらず、普通のお肉がルビコンでも食べれたそうだが。
その辺はスネイルやホーキンスのように、地球生まれが詳しいんじゃないかな?」
レイヴンだって普通のお肉はキヴォトスで初めて食べた。肉らしい肉は、スネイルにご馳走してもらった培養肉が初めてであった。
「あれ?ミールワームってことは虫ですよね?確か、ゴミムシダマシの」
ふと、ホシノがそう言う。そう、本来…かつて地球に生息していたミールワーム、キヴォトスで生息しているミールワームはゴミムシダマシの仲間の幼虫であり、釣りの餌からペットの餌など沢山使われているのだ。
「らしいね。だけど、今日観察するミールワームはこの子達だ!!」
ラスティがそう言うと、教室の扉が開いて……何かを担いだレイヴンが入ってきた。それは
「みぎゅー!!」
全長60センチほどあるモンゴリアンデスワームのような、モンスターであった。
「「なんか、モンスター来たぁぁあ!?」」
「ラスティ。生け簀から1匹連れてきたけど、コイツで良かったの?」
「ありがとう戦友。1匹で大丈夫だ」
ルビコンのミールワームはどっから見ても、モンゴリアンデスワームのようなモンスターであり、コーラルを沢山食べた個体はACより巨大に育つのだとか。
後日、ラスティ主導で生ゴミの処理問題も兼ねて、アビドスで本格的にミールワーム…ルビコニアンふつうワームの養殖が本格化するが、気にしてはいけない。
次回…ネットミーム…アーキバス食堂。
ベイラム食堂はババアが切り盛り、ではアーキバス食堂は綺麗なカフェテリア。なお、フロイトが食べ終えると…ぐちゃぐちゃに成っているとか(笑)
原作本編軸のユメ先輩の進路
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新生アーキバスの受付嬢
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ヴェスパーのオペ子
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事務職員
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ひぃん!次期社長夫人狙うよ!