ヴェスパーアーカイブ 作:アーキバスアビドス支店
キヴォトスに沢山ある学園であるが、その学園はアビドス高等学校(ヴェスパーが教員として就任)以外では教員による授業が行われていないとのこと。では、他の学校ではどうやって学んでいるのか?それは教育BDと呼ばれる教材を使い、個人で勉強しているのだ。つまり、道具を使った自主学習である。
『バカですか?そんな勉強で済むなら学校なんていりません。良いですか?学校とは勉学以外にも大切な事を学ぶところなのです。勉強だけで良いなら、レイヴンは通う必要がありませんからね』
だが、それでは学校とは言えない。学校は学ぶこと以外に、大切な事を学べる社会教育の場でもあるのだ。スネイル閣下は1人の大人として、キヴォトスの教育革命を起こすことを宣言、その結果…アビドス高等学校は唯一…惑星キヴォトスで教員が勉強を教える学舎となったのだ。
体育はフロイト、道徳はウォルター、国語と英語と理科はラスティ、情報はオキーフ、社会はホーキンス、家庭科はメーテルリンクが担当。ペイター?頭ペイターだから却下である。
体育 AC&MTの操縦訓練。フロイトによるACとMTの操縦訓練である。と言うのも、MTとACどちらも操縦方法は全く同じであり、コックピット越しで機体と繋がる強化人間もフロイトのようにマニュアルで操縦する方法でも、どちらも操縦桿やペダルで操作するのだ。
「よし、オメーら。授業の時間だ」
「いや、フロイト先生が乗りたいだけですよね!?」
しかし、覚えていて損はない。ホシノとユメはフロイトから操縦のやり方を教わった。
「フロイト先生。彼処にACやMTとは別に人形ロボットがありますよ」
「ああ、封鎖機構から鹵獲解析した、アーキバス製のLC機体とHC機体だ。性能はACを凌駕してるが、それだけの雑魚だ。気にするな」
格納庫にはACやMTとは別に、惑星封鎖機構から鹵獲した様々な兵器も並んでいる。惑星封鎖機構から奪ったテクノロジーはアーキバスグループも得ているが、当然ながらアーキバス・オルタナティブはスネイルの判断で真っ先にバックアップを取っており、問題はない。
惑星封鎖機構のテクノロジーは圧倒的であり、企業さえも驚く程だ。量産型のLC機体の性能は平均的なACより遥かに高く、少数精鋭専用のHC機体なんてアーキバス・オルタナティブがルビコンで得た技研の遺産を解析して開発したV.Ⅸ専用機アズールグリントよりも超高性能なのだ。
実はいうと、ACはそこまで性能は強くない。パイロットが自分に合うように調整した+部位ごとに取り替えが可能な汎用性のために超兵器と思われ勝ちだが…本体パーツだけならMTと大差ない*1。
社会 ホーキンス
「社会と言っても、地理学は天文学の要素もある。覚えていて損はないね」
金髪でアラフォーなダンディーおじさん*2のV.Ⅴホーキンスは社会を担当している。
「そういや…ユメとホシノはご飯はどうしてる?お腹が減ったろ?スネイルには私から言ってあるから、アーキバスの食堂をこれから使いなさい」
今は4時限目。終わればお昼ごはんであり、以前のアビドス高等学校は職員が居なかったこともあり、学食なんてものはなかった。だからこそ、ユメとホシノも家からお昼ごはんを持ってきたり、品揃えの悪いコンビニで買ったりと様々だった。
しかし、今はアーキバス・オルタナティブがやってきたことで、アーキバス・オルタナティブの社内食堂をアビドス高等学校の生徒達も使えるようになったのだ。
「ひぃん!?良いんですか!?」
「食堂の飯は旨いぞ。俺も彼処の飯は気に入っている」
レイヴンもアーキバスの食堂は気に入っており、なんならウォルターと共にスネイル達と手を結ぶまでは、第4世代強化人間の失敗作*3ということもあり…満足な食事も食べられず、アーキバスでの食事が普通に食べれた食事と言えるだろう。
「ビュッフェ形式でな。好きな物を選んで食べるんだ。オススメは培養肉のステーキだな!」
レイヴンが嬉しそうに言う。アーキバス食堂はコーラル以外の資源が乏しいルビコンでは、レーション…良くて培養肉が出たが、他では普通に培養肉や艦内栽培された野菜などが出ていた。
「レイヴンくん。キヴォトスに来てからは培養肉ではなく、牛肉と豚肉だよ。設備維持のために、たまに培養肉が作られるがね」
ホーキンスが教えてくれたが、キヴォトスは普通に牛肉や豚肉が手に入るので、培養肉は設備維持のために時々作られるときぐらいしか出されないようだ。その代わり、本物の牛肉と豚肉が出されたのだが…
「?いや、味そこまで変わらなかったけど」
「私も牛肉なんてキヴォトスで初めて食べたからね。それまでは培養肉だったよ」
ちなみに地球ではマジものの超金持ちしか、本物のお肉は食べれない。
アーキバス・オルタナティブ移動式本社。ヴェスパーの母艦であり、アビドス高等学校の隣に鎮座している大きな宇宙戦艦。そこにアーキバス・オルタナティブの食堂があり、ルビコン時代からヴェスパー部隊の胃袋を支えている。
「よし、これで良いな」
その食堂はルビコン時代から変わらず、ビュッフェ形式を取っており、食堂スタッフが綺麗に陳列していた。色取り取りな野菜、地球では滅多に手に入らないがキヴォトスでは普通に購入出来る牛肉と豚肉、魚介類(たまにラスティとフロイトが銛突きで取ってくる)も用意されており、余ったら残業組の夜食や明日の料理にリサイクルされるか、ルビコニアンふつうワームの餌となる。
「さあ、もうすぐヴェスパーの皆さんが来ますよ」
シェフやスタッフの皆さんはお腹をすかせたヴェスパーの人々が来るのを待つ。そのときだった。
「本物の肉があると聞いて」
10代特有の鉄壁の胃袋を持つV.Ⅸレイヴン、ユメ先輩とホシノを連れて降臨。
「若様。今日のオススメはシャリピアンステーキです」
「それを5枚くれ、培養肉のステーキは?」
「必要なら手配しますよ」
「無いのなら良い。ある時は取っておいてくれ」
「「若様呼びされてる!!」」
レイヴンはヴェスパー関係者から、スネイルの子供と認知されており、多くのアーキバス・オルタナティブから若様呼びされている。自分から言い出した訳ではないのに、なぜかこうなった。
「ここから全部くれ」
「大変だ!!首席隊長殿が来たぞ!!荒らされる!!」
そして綺麗に陳列していた料理であったが、自由人フロイトの降臨により、荒らされたのだった。
「レイヴン。ユメとホシノも一緒か、ACの話しながら食べようぜ」
「やあ、戦友!私も一緒に良いかな?」
「レイヴン。食事中のフィーカーも旨いぞ」
そしてこの時間は多くのヴェスパーがやって来る。フロイト、ラスティ、オキーフなどなどと共にご飯を食べることに。
「じゃんまけしたヤツ、全員のデザート取りに行こうぜ!」
「いや、勝ったヤツにしよう。男気じゃんけんだな」
「621…本当に青春を楽しんでいるな」
入口では青春を楽しむレイヴンを見て、ほんのりとウォルターが涙を流していた。
「617、618、619、620……お前達が居たら、621は最初から明るくいれたかな」
かつて喪った子供達を思い浮かべ、ウォルターは過去を思い浮かべる。
617は最初に買った強化人間。10年以上共に居た、我が子のような存在だった。背の高い青年で、買った当初は621より小柄だった。
618は元凄腕の独立傭兵が娼館で買った女性が産んだ少女。借金の変わりに親に売られ、強化人間の実験台にされた。ウォルターにとっては娘も同然で白髪の美女に育ったが、とある任務中に乱入した第一世代の強化人間スッラによって殺された。
619はムードメーカーだった。いつも騒がしく、周囲を和ませていた。因みに男。火力武器とミサイルが大好きで、弾代と衝動買いが多かった。
620はクールで少し物静かな青年。軽量武器を好む人物で、お調子者の619を宥めていた。
「お前達…見ているか?621は騒がしい家族に囲まれているぞ」
「しゃぁぁぁあ!!俺の勝ち!!しゃーねーな!!俺が男気を見せて、全種類持ってきてやるよ!!」
「「「男気ありがとうございます!!」」」
「レイヴン。年相応にはしゃぐのは良いことです。ですが、スタッフの皆さんの迷惑はかけないように。
そして良い年してはしゃぐオキーフ、ラスティ、フロイトは1ヶ月減俸です」
そんなウォルターの後ろからスネイルがやって来て、3人の減俸が決定した。
様々な621
V.Ⅸレイヴン「各員。これより、任務を開始する」
超勉強出来る脳幹デバイス以外、最新型強化人間でアーキバス・オルタナティブの次期社長。オフはラスティやフロイトの影響でハジケる。
G13レイヴン「野郎共!!愉快な遠足の始まりだ!!」
ミシガンに引き取られた621。間違いなく、一番筋肉質なのは確定!!拳で全てを撃退する。
ハンドラ-・レイヴン「仕事を始めるぞ」
パパはウォルターだけルート。寡黙で最強の傭兵。
次回は突撃…ミレニアムサイエンススクール!!
原作本編軸のユメ先輩の進路
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新生アーキバスの受付嬢
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ヴェスパーのオペ子
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事務職員
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ひぃん!次期社長夫人狙うよ!