ヴェスパーアーカイブ   作:アーキバスアビドス支店

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ぐらんぶるぐらいハジケた(笑)


やっぱりハジケた男達 後編

『そうですか、ミレニアムサイエンススクールにハンドラ-・ウォルターのかつての猟犬が居たのですね。1人はミレニアムの1年生、後の2人は戦術教官とその補佐ですか』

 

レイヴンは一通り、タブレットでスネイルに事を報告した。

ミレニアムサイエンススクールに行くと、ハンドラ-・ウォルターの嘗ての子飼いの強化人間部隊ハウンズの3人が居たこと。3人はヴェスパー部隊と違って、死んだと思えばご都合主義な力なのか不明だがミレニアムサイエンススクール自治区無いの廃墟に居たこと、そしてミレニアムサイエンススクールのエンジニア部がハウンズのAC…ローダーシリーズを解析し、617改めてジョシュアのローダー0の完全修復を成功し、廃墟のオーパーツ(恐らく流れ着いたACのパーツ)を解析しながら620改めてテルミドールのACを一から開発建造している事を伝えたのだ。

 

『ふむ…学生が大人の力を借りずに、ACを修復ですか…それに新たに独力での開発建造を?』

 

『宜しい。部分的ですが、技術提供をしましょう。ただし、最新技術はエアとオキーフの手で歯抜けにしたように細工を施します。

私はハウンズの新たなメカニックであるミレニアムサイエンススクールの生徒に興味が湧きました。これは彼女に向けた出資だと思ってください』

 

ハウンズのACを修復し、新たなACを開発しようとしているのは1年生の白石ウタハというメカニック部の生徒であり、ヒマリとテルミドールのクラスメートとのことだ。

既存技術であり、アーキバス・オルタナティブが以前から販売している従来品のACパーツやMT技術はそのまま技術提供を受けられたが、流石に最新技術はウタハへの試練も含めて歯抜けの状態での提供だった。恐らく、この歯抜けの状態でオリジナルを越える物を作れとのスネイルからの宿題であろう。

 

これにより、ローダー0強化+アンサングの開発が加速するのだが、こっからシリアスは銀河の彼方に消し飛んでしまう!!

 

 

 

 

 

 

「なんだ?男子生徒が立て籠り?」

 

ミレニアムサイエンススクールのとある教室。そこでは1人の男子生徒(人種アンドロイド)が立て籠り事件を起こしており、右手には銃、左手には硫酸が入った瓶を持っていた。

 

騒がしくなり、教室の外には多くの生徒達が集まっていた。獣人の男子生徒やアンドロイドの男子生徒、ヘイローがある女子生徒は勿論のこと、注目の的になっている。

 

「きっ君…落ち着きたまえ…」

 

ガクガクと震えながら説得を試みるのは、ネズミの獣人の男性教授。む?ミレニアムサイエンススクールは他の学校と比べて教授が居るし、男子生徒も沢山居るって?ミレニアムは科学とテクノロジーの学校であり、科学を学びたい理系の男子も集まるだろう(フロム脳)

 

「近づくんじゃねぇぇ!!この硫酸の瓶をわんぞごらぁあ!!」

 

男子生徒は激おこだった。そりゃそうだ、なにかに怒らないとこんな立て籠り事件なんて引き起こさないだろう。彼はどうして、こんな事をしたのだろうか?実のところ、理由は目の前の教授に有るのだ。

 

「くっ!!」

「ようやく受験が終わり、ミレニアムで自由に好きなことが出来ると思ったのに…勉強勉強勉強勉強勉強勉強ぉぉぉぉおお!!俺の望んだ青春はどこだよ!!」

 

「「「それな、文系に進んだ奴らとの差に絶望したわ」」」

 

と外から同意の声が出る。

 

「そして勉強は良いよ!!ここは学校だしな!!だけどよ…レポート120枚の再提出ってなんだよ!!ふざけるなよ!!」

「私の考えた課題だぞ!!レポート120枚の再提出など、当然であろう!!」

 

そう、この教授が男子生徒に出した課題、なんとレポート120枚、しかもその全てが再提出として一からやり直しとなったのだ。早い話、短い期間でレポート合計240枚提出しろと言うのだ。とてもじゃないが、無理である。

 

「レポート120枚?」

「しかも、再提出?」

 

これには同じく理系の生徒達、全員ドン引きである。

 

つまり、この教授の無茶振りな課題の被害者のフラストレーションが限界突破を向かえて、このような事件を引き起こしたのだ。

 

と、そのときだった。男子生徒のお腹がぐーと鳴り響く。どうやらアンドロイドでもキヴォトス人なら、お腹が減るようだ。

 

「おい!!飯持ってこい!!ただし、男はパンツ一丁!!女は下着でだ!!銃持ってくんなよ!!」

 

しかし、男子生徒は好き勝手に理不尽な課題を出す教授を人質にとり、廊下に居る野次馬の皆さんに告げる。

だが、考えて欲しい。アンドロイドと獣人の男子生徒も流石にこの人数の前でパンツ一丁になりたくないし、女の子だって下着姿になりたくない。

 

「困り事か?」

「そのようだな」

 

そんなときだった。救世主が現れた。

 

「通りすがりのヴェスパー部隊でアビドス高等学校の教員、ラスティ先生だ」

「俺はレイヴン。ヴェスパー部隊の1人で、アビドス高等学校の1年生だ」

「私はヴェスパー部隊のペイターです」

 

「俺は強化人間C4-617…いやもう違うな。ここの戦術教官のジョシュアだ」

「619!!じゃなくてアップルボーイっす!!」

「ここの1年生、620改めてテルミドールだ。一応、部活はヴェリタスの用心棒かな」

 

ヴェスパー&ハウンズ!!このピンチに登場!!

 

「なっなんだ!?コイツら…」

 

「だけど…これだけは分かる!!」

 

そしてミレニアムサイエンススクールの生徒達は全く同じ事を思った。今だけは凄く…凄く…頼もしい人達が来てくれたと!!

 

「パンツ一丁で飯運びか…」

「その程度、造作もない」

 

ここに、ヴェスパー&ハウンズによる人質*1救出作戦が始まった。

 

 

「おい!!飯はまだか!!」

 

男子生徒のフラストレーション…イライラも限界が近い。そのときだった。教室の扉が開き、全裸となったアップルボーイとジョシュアが入ってきたのだ。

 

「安心してくれ、この通り…我々は何も身につけてない」

「そうっす!!速く人質を解放するんだ!!」

「俺、パンツ一丁って言ったよね!?なんで全裸に成ってるの!?女子率が高いこの学校で!?恥ずかしくないの!!」

 

突如として全裸で入ってきた筋肉質の2人を見て、男子生徒は悲鳴に近いツッコミを響かせる。

 

「潔白を証明するためだ。この通り…武器の1つも持っていない」

「いや…モラルはもっとけよぉぉぉぉ!!」

 

ジョシュアの言葉に対して、男子生徒は更にツッコミを響かせる。そしてここで1つ、ジョシュアとアップルボーイは男子生徒に手渡す筈の飯を持っていないのだ。

 

「飯は!?」

「しょうがないな…ラスティ!!出番だ!!」

 

その瞬間、扉が開き…ルビコニアンふつうワームのこんがり焼けた丸焼きを担いだ全裸のラスティが現れた。

 

「待たせたな」

「新たな全裸が現れた!?」

 

「てか、それなに!?モンゴリアンデスワーム!?」

「私の好物のミールワームの丸焼きだ。旨いぞ?ルビコニアンはこれを食べて育つんだ」

「食うかぁ!!」

「そうか…戦友はノリノリで食べてくれたんだがな」

「別の飯有るだろ!!それを持ってこいよ!!」

 

当たり前だが男子生徒は普通の食事が好みであり、ルビコニアンふつうワームの丸焼きは却下された。

 

「どうもペイターです」

 

すると、今度は全裸のペイターがお握りを持って現れた。

 

「お前も全裸かよ!!でもお握りありがとう!!」

「ふむ…全裸は不満ですか」

 

ペイターは二面性があり、早いはなし他人の気持ちが理解できない。ペイターは男子生徒が全裸に対して不満を抱いていると感じ、その手に持ったお握りを

 

「これでどうでしょう。直接触れてないからセーフです」

 

ジャキィィーーーーン!!なんということでしょう。ペイターは男子生徒が食べる筈だったお握りで、自分の股間を隠したのだ。

 

「食欲が銀河の彼方ぁーーーー!!大人は良いから、生徒来いよ!!」

 

と、そのときだった。教室の扉が開き、全裸のレイヴンとテルミドールが現れた。しかし、他の全裸どもと違って、股間の所がモザイクがかけられている。

 

「「呼んだか?」」

「全裸ではよんでねぇぇーーー!!」

「ミレニアムサイエンススクール1年生、強化人間C4-620。今はテルミドールと名乗っている」

「俺はレイヴン、アビドス高等学校の1年生だ。これはテルミドールのクラスメート、ウタハちゃんが開発したステルス迷彩パンツだ。因みにステルスに成るのはパンツだけで、コンプラ対策でイチモツはモザイクがかけられるぞ」

 

「「パンツ一丁を望んだのはお前だ」」

「確かにパンツ一丁で来いって言ったけど、そのパンツじゃねぇぇ!!」

 

その結果、男子生徒は無事にハウンズ&ヴェスパーの手で確保された。しかし、事件はこれで終わりではない。

 

「えっ?どういうこと?」

 

全裸のペイターは驚愕した。事件が終わったかと思ったら、レイヴンとテルミドールはステルス迷彩を解除して普通のパンツ姿となった。まあ、これは良いだろう…だが、ラスティやハウンズの面々も普通にパンツを履いていたのだ。

 

「いや、本当に脱ぐわけないだろう。えっ、ペイター…お前、マジで?」

 

なんということでしょう…本当に全裸になったのはペイターだけだったのだ。

 

「ちょっと良いですか?」

「私は…V.Ⅰまで登り詰め…」

 

ペイターくん、ミレニアムサイエンススクールの生徒会の手で確保されたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2年後。

 

太ももムチムチの美少女 早瀬ユウカはとある賞状を見つけ、それを男子生徒に聞いたのだった。

 

「テルミドール先輩。この賞状ってなんですか?ヴェスパー部隊との合同で表彰されてますけど…模範?」

「ユウカ…世の中には知らない方が幸せなことが有るんだ」

 

ハウンズとヴェスパーに幸せなのは、この全裸解決事件が618の耳に入ることはなかったことだろう。

*1
10・0で教授が悪いとかはないしょ




次回

ユメ「アビドス砂祭りをしませんか!!」

アビドス砂祭り…久し振りの開催!!

原作本編軸のユメ先輩の進路

  • 新生アーキバスの受付嬢
  • ヴェスパーのオペ子
  • 事務職員
  • ひぃん!次期社長夫人狙うよ!
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