どこかであったかもしれない結末   作:世見

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黒は“絶望”の象徴となる色…

今回のオリ主は名前は出されません。容姿だけ書いときます
・水色の透き通るような瞳を持つ
・髪色は白
・生徒なのにも関わらずヘイローが“ない”。
・トリニティ総合学園在籍
・女性

ということで【Archive】シリーズ、始動!


【Color Archive(可能性の記録)】
裏【Black Archive(誰かの絶望)】


いじめ。

 

いつの時代にも一つはある、本来ない方が望ましいもの。

 

だが、人間は自分と違いがあると排除する生物。

 

誰かを見下し、心無い言葉を浴びせ、あまつさえその行為を誰も止めず集団で行う始末。

 

この話は、ヘイローが“ない”故にその標的となった少女の話。

 


 

まただ。また、机に罵詈雑言が書かれている。消すが、多分明日にはまた書かれているから消す意味は薄いが。

 

…

 

今日も憂鬱な日だった。机には罵詈雑言を書かれ、陰口を言われる。なぜなら私にはヘイローが“ない”から。

 

みんな当たり前にあるものが、私にはない。

 

それのせいでいじめを受けていた。小学校の頃から今の高校の頃まで、ずっと。

 

ずっと、涙を流してきた。誰にも助けられず、誰も手を差し伸べる人はいない。

 

そんなことを考えながら、手に持っているロープを見る。

 

もはや私にはこれが“この辛い日常から逃れるための道具”に見えてきた。

 

…

 

今日もいつも通り。

 

罵詈雑言を書かれ、陰口をたたかれる。いつもと同じだ。

 

…

 

もう、嫌だ。

 

私は…もう、生きたくない。

 

この辛い日常から、逃げたい。この罵詈雑言が、陰口が、日常の一部なんて、嫌だ。

 

あ、そうだ。

 

自殺すれば、全部なかったことになる。

 

…

 

…遺品整理を始めた。

 

ほとんどはゴミ箱に捨てられたが、ある一枚の紙で手が止まった。

 

『10年後の自分へ』

 

小学校の時に書いたもの。まだ10年は経っていないが、読む。

 

『10年後の自分へ』

 

『10年後の私は元気でしょうか』

 

『10年後の私は、どうなのか分かりませんが、その綺麗な目を生かしてアイドルでもやっているのでしょうか』

 

『もしかしたら忘れてるかもしれないので一応ここに書いておきます』

 

『最近、透き通っていて綺麗な目だねと言われたんですよ!』

 

『外見を評価されたことがないから、すごく嬉しいです!』

 

『でもそれは一旦後にして、未来はどんな感じですか』

 

『私のような人が、1人でも減っていたら嬉しいです』

 

『こっちはもうすぐ卒業なので、目一杯楽しもうと思います!』

 

小学生の拙い文字で、そう書かれていた。

 

透き通ってて綺麗な目と言われたことを思い出した。思い出してしまった。

 

————————————————

 

小学校を卒業し、中学校に入った頃。私のことを褒めてくれた子とは別のクラスだった。

 

私はその子とよく話していた。

 

でも、私は聞いてしまった。その子が、私の陰口をたたいていた。

 

「〇〇ってさ、気味が悪いよな。ヘイローがないし」

 

「そ、そうだね…」

 

裏切られたような気分だった。

 

(そっか)

 

(みんな、私のことを除け者にする)

 

(なんでかな)

 

(私にヘイローがないからかな)

 

(なんで、私には、ヘイローがないのかなぁ)

 

私は、自分の運命を呪った。

 

…

 

もう、限界だった。

 

「私は…」

 

癇癪を起こした子供のように感情が爆発する。

 

「何のために、生きてきたの!」

 

目から涙が溢れる。

 

「誰も!私を必要としない!私は誰からも求められない!」

 

「こんなの嫌だ!」

 

さっき読んだ紙が目に映る。

 

「こんなもの!」

 

その瞬間、その紙を破り捨てた。

 

「叶うはずもないのに!こんな夢!」

 

紙を破り捨てて、少し落ち着く。

 

「もう、生きたくない」

 

「もう、こんなのは、嫌だ…」

 

「誰か私を殺してよ…」

 

「私は…なんで生まれてきたの…」

 


 

『遺書』

 

『もう、嫌だ』

 

たったそれだけの文字が書かれた紙が中に入っていた。

 

破り捨てられた紙に絶望の涙が滲み、人知れず命を絶った少女の話。




『いつもと同じ罵詈雑言と陰口。これは、いつも通りでも、着実に精神をすり減らす』

この頃はみんなを救う“先生”はいません。先生がいたら、きっと助かっていたんでしょうね。

この子が生まれるのがあと一年遅いか、アビドスとかに行ってれば…!

先生いるバージョンいるかな?

この小説を通じていじめが少しでもなくなったらいいなと思う今日この頃。

超絶ハイスピード進行!

もうちょっと丁寧に書いたら多分2000文字は堅い。

先生が居るバージョンって需要ある?

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