────忌み捨ての地下────
「えっ。どういう状況……」
モーグ様と王朝への愛を叫ぶのに集中していた余り。車の接近に気づけず、トラックと正面衝突して、死んでしまったはずの俺だったが。
どういうわけか、俺は生きていた。
「ここは…地下か。なぜ?病院ではなく、地下にいる」
だが、何故だか知らないが。目覚めた場所は病院のベッドの上ではなく、地下の石畳の上だった。背中からはひんやりとした感覚を伝わってくる。
「待て。この景色何処か、見覚えが」
周りを見渡せば、壁には燃えた蝋燭がかけられ、その光が地下を照らしている。そして、壁の端には大量の斧や剣といった武器の入った木箱が積み上げられていた。
どこか見覚えのある景色だった。
そう。それはまるで、俺が実況動画や考察動画でみてきた忌み捨ての地下の景色に。
「夢か……」
もしかしたらエルデンリングにはまりすぎてエルデンリングの夢を見ているのだろうか。そう思い、顔をつねろうと。手をもち上げようとしたが何かに引っ掛かったのか、途中で腕が止まった。何に引っ掛かったか、確認するため、目線を下げると。そこには角が生えた腕が見えた。
「臭い」
下水を何時間も煮込んだかのような鼻がまがるような匂いがする。
薄暗い景色が。感じる五感すべてが。ここが現実の世界であると訴えかける。
「なんでエルデンリングの世界なんだっっっ」
俺が万感の思いを吐き出し、しばらく呆然としていた。
「まずは自分の体がどんなのか確認しなくちゃいけないな……まぁ薄々察しはついているんだが……」
茫然自失した状態から再起した俺は自分の体を確かめるために水たまりを探している。鏡があれば最高なのだがそんなものはこの忌み捨ての地下にはないだろう。
そうして探し続けること数時間……
「みつけた」
ついに水たまりを見つけた! 俺は水たまりに向けて近づけいくと水たまりに体全体映りそれを覗いた。
「はぁー。やっぱり忌み子だったか」
俺の体全体からは角が生え、坩堝の相がでていた。
だが、次にどんな顔しているのか。顔を細部まで確認しようとより顔を水たまりに近づけたとき、俺は驚愕した。
「嘘だろ……」
なぜなら、水面に映ったのは顔に生えた螺旋を描く角で見えにくいが黄金律の女王マリカを幼くしたような顔をした女であったから。
「忌み子な時点で最悪なのにそのうえ王家の関係者とかいう厄ネタかよ……」
俺は本日二度目の茫然自失を迎えた。
自分の顔を確認も終わったので地下の探索を続けるとしよう!
気をとりなおし、また足と手を動かしだそうとしたとき。
ドスン、ドスン
後ろから大きな振動を感じ、振り返るとそこには……
エルデンリング本編で。忌み捨ての地下の敵キャラクターとして登場していた。大きな鉈のような武器をもった忌み子がいた。
「な……」
身の危険を感じた俺はその場から逃げるため。手を動かそうとする。
だが、忌み子は逃げようとしているのを察知したのか。手を伸ばしてきて、足を掴みあげることで。動こうとする俺をあっさりと捕まえた。
そして、忌み子は俺を脇に抱え直して、どこかに歩き出した。
身動きがとれなくなった俺はただただどこかに運ばれていくのを眺めているしかなかった。
体に伝わる振動が抑えまりだしたところ
俺の視界には牢屋がうつりだした、そして俺を抱えた忌み子が止まった。
そこには、誰も住人がいない牢屋だった。
忌み子はそこで俺は降ろし、牢屋に鍵をかけでていった。
「ははは……」
どうやら俺は虜囚になったらしい。
アンスバッハたち王朝勢との出会い話いる?
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いる。そういうのもっとちょうだい
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(いら)ないです