おそらく…神。
誤字報告ありがとうございます!!直しときました。
冷たい霧の夜だった。王都ローデイル、黄金樹に寄り添うように建てられた王城。黒き刃の刺客たちが死がエンチャントされた武器を片手にその内部を駆けていた。刺客たちは女らの主が依頼した標的をみつけるとその存在へ刃を突き立てた。
彼女たちの刃によってその体を貫かれたゴットウィン。地に伏した彼の体は死に蝕まれていた。
そうして黄金のゴットウィンがデミゴット最初の死者となった。
陰謀の夜。後にそう呼ばれる事件が起きた。
星の世紀を目指す少女とその協力者が起こしたこの事件。それは各々の運命を動かしていく。
陰謀の夜によって、もたらされたゴットウィンの死。その死に誰もが混乱する中、その死に乱心したのか、女王マリカの手によって偉大なるエルデンリングが砕かれた。
砕かれた破片を求めデミゴットたちは自らを王たらんと互いに争った。破片戦争の始まりである。
王都ローデイル
「野心の火に焼かれる者どもよ……」
黄金の一族が手を組んだ君主連合が王城へと侵攻を進める姿をデミゴットモーゴットは見ていた。
やがて、モーゴットは城から飛び下り君主軍にむけて一人先人を切っていった。
モーゴットが君主軍を圧倒する中、君主軍内部でも混乱が起きていた。血の君主モーグ、その陰謀によって
「アンスバッハ殿。本当に計画を彼女に任せて大丈夫なのか」
「ええ、十分でしょう。彼女なら任せられる」
「私たちはモーグ様の憂いを取り除くことに尽力しましょう」
戦場では忠臣アンスバッハと血の貴族たち。それに寝返った兵士たちが君主軍内部に入り込み、君主軍を攪乱していった。
この攪乱が決めてとなり君主軍は内から瓦解した。
君主軍が完全に瓦解する少し前、王都ローデイルの地下。そこでは、牢からでたモーグが悠々と歩いていた。そんなモーグの前に、見張りにきた看守長が現れた。
「なぜ、おまえが牢の外にいる!」
「看守長殿はなぜだとお考えですかな」
「質問に答えろ!!」
看守長の問いにモーグは楽しそうに嗤い答えた。
看守長はモーグのその態度に腹を立て、懐から拘束具を取り出した。そのまま看守長がモーグを拘束しようとした時、看守の腹から剣が突き出した。
看守長が振り返ると、そこには看守の一員がいた。
どうも。今さっき看守長を殺した俺だ。俺は先ほど殺した看守長から拘束具を奪い取り、モーグに渡す。
「ええ、確かに受け取りました。ふん」
モーグはそれを受け取り自身の掌に納めると勢いよく破壊し破片を地下の川に捨てた。
モーグが自身の拘束具を破壊した後、俺たちは追手の看守たちを退け地下を駆け上がっていった。
地上に出てからは戦場となった王都の裏路地を通り、事前に決めた場所へ向かった。
約束の場所にはすでに同志たちがいた。同志たちと合流した俺たちは敗戦して撤退する君主軍の陰に隠れながら、王都をでていった。
王都を抜けた先のアルター高原。その森の奥。
モーグの掲げる理想に共感し、彼に忠誠を誓った血の貴族及び純血騎士たちが集っていた。その一団の中心、そこでは今回の戦で君主軍を裏切った騎士たちと従軍医師たちが揃っており、新たにモーグの臣下となる儀式。モーグの呪われた血を享受する儀式が行なわれていた。
彼らは列となり、一人一人モーグに近づいていき、血を受け取っていく。列は進んでいきモーグの祝福を受けた者たちが増えていった。そして……最後尾……今回の王都脱出に貢献した功労者の一人となった角人。彼女に儀式が始まった。
出会いは薄暗い地下の牢獄の中だった。エルデンリングの世界に転生した俺は忌み子としてうまれ、自身の出自に絶望した。そこから、看守に拾われて生きていくために必死に力をつけた。
力をつけた俺は王都脱出を勘案していた。だが同時にどこか逃亡することを諦めていた。どうせ、行き場などなく、誰からも俺は愛されないと。……だってそうだろう。女王マリカが建てた黄金律の時代は角人、忌み子、しろがね人といったはぐれ者たちに容赦がなく、決してそれらを愛することはないのだから。
ある日、どこか諦めていた俺にモーグが説いた。誰もお前を愛さないならば、お前自身が自身を愛せ。そして我が王朝がお前を愛すると。
その言葉に救われた。それにモーグは自身のためであるとはいえ、地下からの脱出に協力してくれた。俺を地下から連れ出し、あの薄暗い地下から解放した。次の居場所までも提供してくれようとしている。最初はどこかで裏切られると訝しんでいた。だが、今なら自信をもって誓えるモーグへの絶対の忠誠を。
「約束は果たされた。このサングリア、貴方に生涯の忠誠を誓おう」
「よかろう」
「では、手をこちらに。これより血授の儀を行う!」
「……っ。ぐあぁ──────────!!」
「儀式は完了した。貴君を純血騎士に任命する」
「純血騎士サングリアと名乗るがよい。これより貴君は我が王朝の一員だ」
こうして、血の君主モーグ直々の血授の儀が受勲式が終わり。
俺はモーグから純血騎士サングリアの名を拝命し、純血騎士の一員になった。
アンスバッハたち王朝勢との出会い話いる?
-
いる。そういうのもっとちょうだい
-
(いら)ないです