最強になりたい   作:黄金郷

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第六話

「助けてあげようか、真人。」

 

「...」

 

「夏油、刹那!!」

 

虎杖悠仁に敗北した真人の前に現れたのは、その言葉とは裏腹に明らかに助ける気のないであろう表情をした羂索と、失望の目をしている刹那であった。

 

(夏油に刹那!てことは...!)

 

「五条先生を返せ...!!」

 

一直線に羂索のもとへ走る虎杖だったが...

 

「!」

 

割り込むように入ってきた刹那の強烈なボディーブローによってすさまじい勢いで弾き飛ばされてしまうのだった。

 

「なんだあれ、硬すぎだろ。」

 

(腹を打ち抜くつもりで殴ったんだけどな。)

 

「宿儺の器として頑丈に作ったからね。」

 

「何したらあそこまで硬くなるんだよ...!真人今のお前の無為転変じゃ俺は殺せんぞ。」

 

羂索と話していた刹那に真人が襲い掛かったが、刹那は避けるまでもないといった様子で真人を蹴り飛ばし踏みつける。

 

「俺は転生者だからか、魂の輪郭を完全に認識できるんだよ、万全の状態ならともかく今のお前じゃ話にならんぞ、...さあ羂索やってくれ。」

 

そして羂索が刹那の足元にいる真人に手をかざし呪霊操術によって取り込む。

 

 

 

「...どうするんだい刹那?」

 

「どうせ袂を分かつんだ、最後はちょっと暴れるさ。」

 

「じゃあ彼らのことは任せるよ。」

 

次の瞬間刹那のもとに三本の矢が飛んでくる。

 

「はっはっは!遅いぞ加茂!」

 

それを難なく回避し、加茂に攻撃を加えるため接近しようと駆け始めたところで...

 

『ヂュイン!』

 

明らかに人体からなるべきではない音が響く

 

「真依の奴め、そんなものが効かないってことは知ってるだろうに。」

 

真依によって狙撃されたのだ...しかし、呪力強化された刹那の身体に弾かれる。

 

「『シン・影流【抜刀】』ッ!」

 

「三輪、お前の技は貧弱すぎるんだよ!」

 

隙をつく形で放たれた三輪の技は貧弱の一言で防がれてしまう。

 

「まずはお前だ。」

 

そして刹那は三輪の頭部を粉砕するべく拳を振り下ろす。

 

「日下部先生...と歌姫先生」

 

しかし、すんでのところで歌姫のバフを受けた日下部によって防がれる

 

「刹那...お前ホントに裏切ったのか。」

 

「最優先事項があってな、そっちを優先することにしたんだ。」

 

そのタイミングで吹き飛ばされた虎杖が戻ってくる。

 

「虎杖...でいいんだよな?」

 

「パンダ先輩!」

 

「よかった、戻ったらしいな...で、刹那先輩とあの男が獄門疆を持ってるってことでいいんだよな。」

 

「らしいな、あんな公害持ち歩いてなにが楽しいんだか、刹那はともかく男の方は何者なんだ?」

 

「側は夏油傑、中身は不明だ。」

 

そこに脹相が合流する。脹相に気がついた羂索が話しかける。

 

「やあ、脹相」

 

しかし脹相の表情は驚愕と憎悪に歪んでいく。

 

「...気づいたようだね。」

 

「やっと気が付いたのか。」

 

脹相の異変その理由に感づいた羂索と刹那が言う。

 

「そういうことか!!加茂憲倫!!」

 

「「加茂....憲倫!!」」

 

「私!?」

 

「何!?どういうこと!?」

 

明かされた今回の黒幕の名に高専の術師たちが驚く

 

「加茂憲倫も数ある名の内の一つに過ぎない、好きに呼びなよ。」

 

「よくも....俺に!虎杖を!弟を!殺させようとしたな!」

 

そして脹相は羂索に攻撃しようとするが白髪のおかっぱ頭の術師...裏梅に立ちふさがれる。

 

「ひっこめ三下、これ以上私を待たせるな。」

 

「どけ!!俺はお兄ちゃんだぞ!!」




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