転生したらカラスだった件   作:めろんムーン

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第5羽、村の守護

 

 洞窟から出た僕とリムル。

 

 外は森だった……そりゃ、現在地はジュラの大森林だもんね。まだリムルは知らないけど。

 

 外に出た僕は、リムルの発声練習に付き合ったり、2人で糸を使ったスキル練習をしたり、散策をしたりした……

 

 原作より2日早く外に出たおかげか、練習する時間がとても多かった。お陰で糸の使い方が上手くなった気がする。

 

 原作と同じように牙狼族とも会った。まぁ、リムルがガン飛ばしたら逃げてったけど……こちらも、原作より日程が早まっている関係で3回くらいは会ったかな?僕は『嚮導者』に妖気(オーラ)を隠すように言ってあるから、僕がビビられてるわけではないと思うけど。

 

 そういえば、木や狼と比べてみてわかったけど、今の僕の身体は1mほどの大きさらしい。

 

 ……1mのカラスとかすごい怖いよね……やっぱ僕もビビられてたかもしれない……

 

 

 

 

 

 僕はリムルがボイトレをするかたわら、進化して手に入れたエクストラスキル『漆羽』の確認をしようとしていた。

 

 嚮導者、『漆羽』について説明よろしくね!

 

《導。『漆羽』とは、保持者の羽根に相当する部位が魔素を自在に遮断、吸収する特性を持った羽根に変化する能力を指します》

 

 おお?

 

《変化した羽根はその約七割が魔素で構成されていますが、物質的に実体化しています。また、蓄えた魔素を遮断し外に漏らさないことで、高い隠密性を発揮することが可能です》

 

 ほうほうなるほど。自分の魔素を蓄えて遮断すれば、ほぼ魔素を感じさせずに隠密できるってわけね。あとは、外部魔素タンクとしても使えそうだね。

 

《非常に強靭でしなやかな性質を保持しており、金属として加工が可能です》

 

 ……それは羽根なのかな?

 

《肯定》

 

 ええー……あ、もしかして魔素を蓄えた金属のように扱うことってできるの?

 

《導。可能であると推測されます》

 

 おお、てことは『魔鋼』として扱ったり、混ぜて合金にできたりもしそうだ……愛用武器をこの羽根を使って仕立ててもらうのもいいね!クロベエ加入が待ち遠しいよ……

 

 

 

 

 

 そんなこんなでリムルと適当に森を放浪していると、ガチャガチャと音を鳴らしながら何かの一団が近づいてきた。

 

(ゴブリンだね)

 

(ゴブリンだな。30匹くらいか……カラスでよかったなサリア。今のおまえ、女の子だし……)

 

(気色悪いこと言わないでくれる!?)

 

 web版のセクハラリムル混じってない!?

 

(ふむ、貧弱な体躯にボロボロな装備。襲われてもダメージを受ける気がしないな)

 

(そうだね……ん?何か喋ろうとしてるよリムル)

 

「グガッ、強キ方々ヨ……コノ先ニ、ナニカ用事ガオアリデスカ?」

 

(丁寧だね)

 

(ああ……)

 

 話しかけてきたのは、未来でリグルと名付けを受ける個体。赤バンダナがチャームポイント!

 

(よし、話しかけてみるぞ)

 

(うん、わかった)

 

 

 

「初めまして、俺はスライムのリムルという」

 

(リムルの友達のサリアだよ)

 

 

 

 うん、しっかりボイトレしたからうるさいってこともないね。

 

 ちなみに僕はカラスの状態だと喋れないから、念話で話しかけたよ。

 

 あ、ゴブリン達がリムルの魔素に当てられて土下座した。

 

 

 

 

 

 それからゴブリンたちの村へ案内され、村長にこの村の危機ということを聞いた。

 

 そして、接近してくる牙狼族の気配。僕たちは急いで対応策を実行するのだった。

 

「そういえばサリア、お前は何でゴブリンたちに怖がられてなかったんだ?俺の近くにいるから恐れられてただろ?」

 

(ああ、僕は妖気(オーラ)抑えてたからね)

 

「えっ!?教えてくれよ!」

 

(いやね、僕の羽根って魔素を遮断したり吸収するらしいんだよね。だから、『嚮導者』に魔素の放出を抑えさせたら、自然に漏れ出るエネルギーは羽根に遮られてあんまり外に漏れないってわけ。これで僕は通常の魔物程度の魔素量に見せかけてるから、忘れてたんだよね。僕専用の方法だし)

 

「だからってダダ漏れになってるのは注意してくれよ……」

 

(ごめんごめん、今度からは言うよ)

 

 ごめん、面白そうだし原作のシーンはなるべく見たいから注意はしないよ……

 

 その後、僕とリムルは手分けして『粘糸』で柵を強化した。

 

 

 

 

 

 その夜。

 

 

 

 ウオォォォォォオオオン!!

 

 

 

「き、来たっ!来たっすよ、リムル様、サリア様!牙狼族っす!!」

 

 

 

 僕は後方待機。村の正面でリムルが大多数と相対し、抜けてきたやつを僕が『断頭処刑』すると言う作戦。

 木の上には支援を行う弓兵が、僕の後方には女子供を守るようにゴブリンがいる布陣だ。

 

「そこで止まれ」

 

 リムルが牙狼族に話しかける。

 

「一度しか言わないからよく聞け。このまま引き返すなら何もしない。さっさと立ち去るがいい」

 

 やっぱリムルってスライムのくせにかっこいいよね……

 

 リムルの言葉を無視した牙狼族が突撃してくるが、リムルが設置していた『鋼糸』によるワイヤートラップと弓兵によってやられていく。

 

 あ、牙狼族が何体か潜り抜けて柵に攻撃しようとしてきたね

 

「サリア!」

 

(はいはーい!『断頭処刑(ギロチン)』!)

 

 柵に攻撃しようとした牙狼族の頭が何の前触れもなくポトリと落ちる。

 

 うわ、血が噴き出してグロいな……

 

《スキル『思念伝達』及び『威圧』を獲得しました。『告示者』に『思念伝達』が統合されました。『執行者』に『威圧』が統合されました。》

 

 お?『超嗅覚』は手に入らなかったか……ま、しょうがないかな。カラスが匂い嗅いでるイメージないし……というか、手に入れたスキル二つともユニークに統合された……元の能力には二つともなかったはずだけど、そういう系統のスキルを手に入れられるはずだったのかな?なぜか僕は手に入ってなかったとか……?

 

 『影移動』は牙狼族では覚えてないから得られないのが痛いね……便利なスキルなんだけど。まぁ、仲間になった後の嵐牙狼族の首を断つわけにもいかないし、あきらめるかな……

 

 そんなことを考えているうちに、趨勢は決していたようだった。

 

 

 

 僕がリムルの方を見たのと、リムルが水刃で牙狼族のボスを仕留めたのが同時だった。

 

「聞け、牙狼族よ!お前らのボスは死んだ!」

 

 首を断った牙狼族のボスの前で宣言するリムル。

 

「選ぶがいい、服従か死か!」

 

 

 

 ……動かないね、牙狼族。そういや牙狼族がこの場面でフリーズしてたのは何でだったんだろう?

 

 原作では語られなかった?ことだけど、もうこの世界にいることだし、後で聞いてみることにするかな。

 

 お、リムルがボスを捕食して、擬態した!

 

『ククク、仕方がないな。今回だけは見逃してやろう』

 

(どうよサリア、この迫力と再現度)

 

(うん、かっこいいし、再現度も高くてすごいけど、集中しようね)

 

 擬態能力については、あんまり原作で魔物擬態が活かされなかったのは残念だと僕は思ってる。

 

 まぁ、ここからリムルはどんどん強くなるし仕方ないけどね。

 

『我に従えぬと言うならば、この場より立ち去る事を許そう!!さぁ行けっ!!』

 

(どうよサリア!これでこいつらもビビっ──『我ら一同、貴方様に従います!』──……あれっ!?)

 

(プッ……スベったね、リムル!)

 

(ちょ、笑うなぁ!)

 

 

 




TS成分は次回から少しずつ増えてくる。
ここすきや感想、高評価をいただくとモチベになります。ください!



ステータス
名前:サリア=テンペスト
種族:暴風鴉(テンペストレイヴン)
加護:暴風の紋章
称号:なし
魔法:なし
ユニークスキル:『嚮導者(ミチビクモノ)』『告示者(ツゲルモノ)』『執行者(オコナウモノ)
エクストラスキル:『魔力感知』『漆羽』『人化』
獲得スキル:『粘糸』『鋼糸』『身体装甲』
コモンスキル:『念話』
耐性:『痛覚無効』『物理攻撃耐性』

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