妖精の尻尾の悪魔の守銭奴 作:魔導士ギルド【ヴィーナスフィスト】
しかし、ジョゼって原作ではあのあとどうなったんですかね?
捕まったのかな?
あとアリアやソルはどこへ行ったんでしょ?
なんとうちは【無罪】を勝ち取ったのだ。
ファントムから手を出してきたとはいえ、うちもかなりやらかしたから罰金の支払いくらいはあると思ったが評議員のヤジマさんというマスターの旧友に当たる人がかなり弁護してくれたらしい………正直言えばこの人がいなければうちは評議会からの解散請求をのまねばならないほど評議会からは嫌われているからな………
相手側は
ギルドホームを壊したのはお互い様なので慰謝料や弁償代などの支払請求はお互いになしとなった。
つまりギルド壊された弁償や修理費はファントムには請求できなくなってしまったが、向こうは解散したので実質うちだけが損した気分だ……
これは一刻も早く依頼だけでも再開して稼がなくてはと思い、ミラジェーンやマスターと相談して仮設の受付カウンターとクエストボードを設置して仕事の受注を再開した。
「みんなー!! 今日から仕事の受注を再開するわよー、仮設の受付カウンターだけどガンガン仕事やろーね!!」
「うおおおおおぉっ!!! 仕事だ仕事ーーー!!!」
「悪いが今はギルドが財政難だ、報酬の手取りは天引き額を上げてしばらくちょっと少なくなるとは思うが我慢してくれ〜!」
「「「ブー! ブー!!」」」
俺の発言にブーイングはするものの、ギルドのみんなが仮設カウンターに群がる。そんな中ルーシィは……
「なにアレ? 普段は酒のんでダラダラしてるだけなのに」
「あはは」
「仕方ねーよ。ここに残っててもほぼタダ働き同然の大工仕事させられるだけだし、ルーシィの言う普段の酒呑んでダラダラすることも今はできやしないわけだしな」
「あっ! なるほど!」
ルーシィは今、気づいたみたいだ。そして話を変えて聞いてくる。
「そういやロキいないのかな?」
なんだと!? ルーシィがロキを………!?
「ついにルーシィまでロキの魔手に……」
「違うわよ!!!! あたしの鍵見つけてくれたのがロキだって聞いたからお礼が言いたいだけ!!」
だよな……その話を聞いてミラジェーンもルーシィの心配をする。
「鍵落としちゃって、星霊に怒られなかった?」
そういやそうか……俺はバルゴとプルー(子犬座のニコラ)くらいしかルーシィの星霊は見たことないが、たしかアクエリアスとか言うすごく怖い性格の星霊がいるとか?
「怒られるなんて騒ぎじゃなかったデスヨ……思い出しただけでお尻が痛く………」
「あらら」
するとグレイが………
「冷やしてやろうか?」
「さりげないセクハラよ、それ」
まったくだ。しかも影からジュビアが「恋敵ィィ」と下唇噛み締めてるし………次にハッピーが……
「ルーシィ、赤いおしり見せてー」
「堂々としたセクハラよ、それ!!」
うん、ハッピーだからこそ許される発言だな。そしてナツは……
「もっとヒリヒリさせたらどんな顔すっかなルーシィ」
「鬼かお前は!!」
そんな会話をしていると、テーブルがナツに向かって吹っ飛んできた。ルーシィとは逆方向なのでルーシィ関係ではないようだが……そして今度はエルザの叫び声が聞こえてきた。
「もういっぺん言ってみろ!!!」
エルザが対面しているのは………ラクサスだった。仕事から帰ってきていたのか……?
「この際だ、はっきり言ってやるよ。弱ぇ奴はこのギルドに必要ねぇ。ファントムごときに舐められやがって恥ずかしくて外歩けねーよ」
ラクサスの奴、好き放題言うなぁ……ラクサスはレビィ達シャドウギアの3人を指差し言う。
「元はといえぁ、オメーラがガジルにやられたんだっけ? つーかオメーラ名前知らねぇや、誰だよ? 情ねぇなオイイ」
ラクサスは高笑いしながらレビィ達を馬鹿にする……周りは睨みつけるがラクサスの強さは知ってるので手出しも口出しもできな………
「もう全部終わったのよ」
ミラジェーンが口出しをしてきた。俺も口を挟む。
「そのとおりだ。つーか、今回なんにもしてないラクサスにはむしろ反省してもらいたいんだが? ポーリュシカさんから聞いたことだが、ミストガンの奴は陰ながら散らされたマスターの魔力を集めて、フィオーレ内のファントム支部を潰してまわっていたらしいぞ? 少しはラクサスにも見習ってほしいんだが? この分じゃ次期マスター候補はお前じゃなくてミストガン………」
俺がそこまで言うと【バチンッ!】とラクサスは一瞬で俺の目の前に来た。
「は? 今なんつった? ゼニス……このギルドの最強は俺だ。ミストガンが何をしようとそこは揺るがねぇ。そもそも俺が参加してたらこんな無様な目にはあってねーんだよ」
ラクサスの発言にナツはラクサスに挑むが【バチンッ!】とラクサスは避ける。
「オレがギルドを継いだら弱ェモンは全員排除する!!! そして歯向かうやつも全てだ!! 最強のギルドを作る!!! 誰にも舐められねぇ、史上最強のギルドだ!!!」
ラクサスは高笑いしながら去っていった。
「継ぐって……なにぶっとんだ事言ってんのよ……ゼニスも次期マスター候補とか……」
ルーシィがラクサスに文句を言う。そうか……ルーシィはまだ知らなかったっけ………
「ラクサスはマスターマカロフの実の孫で、次期マスター候補筆頭なんだよ」
「えええーーーーー!!!?」
「そう、だからマスターが引退したら次のマスターはラクサスの可能性がすごく高いの」
「そ、そんな………」
「しかも、マスターマカロフはもう88歳でかなりのご高齢だ……いつぽっくり逝ってしまってもおかしくない。こないだの魔力欠乏症はミストガンとポーリュシカさんのお陰でなんとかなったが本来は死に直結する病だ。実際、本気で引退を考えるように評議員の友人にも言われているらしい……」
「あたしは嫌だな……仲間のことをあんなふうに思ってる人がマスターだなんて……」
「だが、他に有力なマスター候補がいないのも事実だ。さっきはミストガンが候補なんて言ったが、あいつはコミュニケーション能力がやばいし、ギルダーツはいつ帰ってくるか…そもそも戻ってくるのかも怪しい……そしてエルザには荷が重すぎる」
だからってみんなをまとめる力も信頼もないやつをマスターに据えたらギルドは崩壊する。
「そんな事もあって、マスターも引退できないんじゃないかって噂なの……でも実際、次期マスターの話なんて一言もマスター本人からはもらしてないし」
「だな……マスターにはもうちょっと頑張ってもらいたいところだ」
俺とミラジェーンがルーシィに説明してるとナツとエルザは言う。
「あんのヤロー」
「もういい……あいつに関わると疲れる……それよりどうだろう、仕事にでもいかないか?」
「え?」
「もちろんゼニスもグレイもルーシィも一緒だ」
「え!!?」
「はい!!?」
「ほぅ」
「
「わぁ!」
「いいねぇ、討伐系の依頼なら結構稼げそうだ」
すると周りの連中が………
「
「てかルーシィって最強か?」
「オレはアクエリアスを出されたら勝てる気がしねぇ」
「ゼニスも財政管理の仕事ばっかりしてるけど、実はかなり強いんだよね……」
「お前らが最強だーーー!!」
そしてエルザは【ルピナス城下町で暗躍中の魔法教団討伐】の依頼書を持ってきた。報酬50万Jの依頼だ。
「いくぞ」
俺達は最強チームとしての初仕事へ向かったのだった。
……。
…………。
………………。
新ギルド設立中のなか、マスターマカロフは酒を飲みながら考えていた。
ギルドが新しくなるため、自分もマスターを引退して新しくしようという考えである。しかし………
ラクサス……心に問題がある。
ミストガン……コミュニケーションに問題がある。
ギルダーツ……帰ってくるかも分からない問題がある。
(かといって……エルザではまだ若すぎるしのう……ゼニスもS級にさえなっていれば……いや、なっていたとしてもこれ以上あやつにギルドで負担はかけられまいの……)
すると下からミラジェーンが声をかけてくる。
「マスター、こんなとこにいたんですかぁ〜」
「ん?」
ミラジェーンは平然と絶望的な発言をした。
「またやっちゃったみたいです。エルザたちが仕事先で街を半壊させちゃったみたいです。評議会から始末書の提出を求められてますよ〜。今はゼニスも一緒に仕事に行ってるから、代わりを任せることはできないのでマスターよろしくお願いしまーす」
マスターマカロフは大声で叫ぶ。
「引退なんかしてられるかーーーーー!!!」
マスターは原作でも不憫ですよね……放送中の100年クエストでまさかボブやゴールドマインも元フェアリーテイルとは思いませんでした……ボブさん……なにがあったの?