妖精の尻尾の悪魔の守銭奴 作:魔導士ギルド【ヴィーナスフィスト】
読者がっかりかもな展開もあり……
申し訳ありません。
「星霊だぁ!?」
ロキの騒動のあった翌日、ロキの正体を知ったナツ達が驚いていた。
「ちょっと待て!! おまえ牛でも馬でもねーじゃねーか」
「いや、バルゴだって人型だろ?」
「あいつはゴリラになれるだろ?」
そういえばそうだったな……
「ロキは獅子宮の星霊よ」
「獅子ーーー!!」
獅子と知ってハッピーはかっこいいと羨ましがり、グレイが……
「つーか、お前、今まで通りで大丈夫なのか?」
「これからはそうはいかないね。ルーシィが
そう言ってロキはルーシィをお姫様抱っこして話し合いに向かおうとしたが……
「あーロキ、まて、ルーシィにはこれを渡していかなきゃならんから……」
そう言って俺はルーシィに1枚の書類を渡した。
「ナニコレ?」
「今まで借りてたロキの借金や慰謝料の支払いの合計金額をまとめた借用書。カレン・リリカの分もそこに加えたから〜、これからはロキの所有者のルーシィが払ってくれよ〜」
するとルーシィはピシリと固まり………
「ゼニス……ロキの鍵っていくらで質に入れられる?」
「ルーシィ!!!?」
ロキは大慌てだった……
「いや、何よ、この金額!! あんたどんだけ女に使ってたのよ!!?」
「す、すまない……」
「まぁ、ロキも事情が事情だし、一括で払えとは言わんからコツコツ少しずつ支払ってくれ」
「わ、わかったわ……家賃に加えてこれからはロキのコレも……」
「る、ルーシィ……こんなタイミングで渡すのもなんだけど……コレあげるよ」
「なにこれ?」
「もう人間界に長居することもないからね。ガールフレンドたちを誘っていこうと思ってたリゾートホテルのチケットさ」
そう言ってロキがルーシィ達に渡したのはアカネビーチにあるリゾートホテルのチケットだった。ナツとグレイも大喜び。
(とりあえずそのチケット換金して支払えというのは流石に無粋だな)
「エルザにもさっき渡しておいた。楽しんでおいで」
「わーい!!!」
ハッピーが言うと、いつもの大量荷物に海での遊び道具をさらに詰めたエルザが出てきた。
「貴様ら何モタモタしている。おいていかれたいのか」
「「気ィ早ェよ!!!」」
ナツとグレイがハモった。
「ゼニスは?」
「あー、悪いが今回も俺は行けないな……ギルドの建て替えに予算管理で今、一番忙しいんだ。みんなで楽しんできてくれ」
「わかったー! お土産買ってくるねー!!」
そう言ってナツ、ルーシィ、グレイ、エルザ、ハッピーはアカネビーチへ向かったのだった。
……。
…………。
………………。
俺を除いた最強チームがアカネビーチへ向かって何日か経った頃……新ギルドホームもだいぶ完成に近づいてきた。
その間に評議員がカ=エルムの近海にエーテリオン投下やら議員2人が裏切り魔法評議会場【ERA】崩壊だの事件は起きたが、なんとかはなっていた。
そして元ファントムのジュビアがギルドを訪ねてきた。要件は……
「うちに入りたい?」
「はい、より正確にはグレイ様と同じギルドに!!」
まぁ、ファントム戦が終わってからもジュビアはグレイをストーキング?していたし、いつかは来るんじゃないかと思ったが……
「どうします? マスター」
「まぁ、来るものは拒まずじゃ、良いのではないか?」
「元ファントムで納得しないやつもいるのでは?」
「悪いのはジョゼじゃ、他の奴らは誰一人望んで戦いに挑んだわけではない」
マスターはいうが、それでも納得しないやつは出てくるだろう……
「ジュビア。一応、形だけでもうちを襲った賠償の一部支払に応じてくれないか? そういう【建前】や【言い訳】は必要だし」
「確かにそうですね……わかりました……でもいきなり一括で払うのはさすがに……分割で仕事の出来高払いとかにしていただけると……」
「わかった。書類作っておく」
こうして、新たな仲間を得たのだった。
しかし、マスターがジュビアに対してそう言うなら【アイツら】も大丈夫かな?
………………。
…………。
……。
ジュビアが入った翌日、俺とマスターはとある廃工場に来ていた。
ガジガジガジガジ、バリバリ、ボリボリゴリゴリ
その廃工場で鉄くずを食べてる1人の男がいた。ガジルである。
「マスター、いたぞ〜」
「な!? てめぇは妖精の銭ゲバ……それにマスターマカロフ!!」
俺達の姿をみてガジルは驚く。
「美味いのかね? 鉄ってのは……」
(金は限界まで薄く潰せば一応、一般人でも食えるそうだが(※金箔の事)、鉄はどうなんだろうか?)
それはさておき、俺達はガジルに話をする。
「先日、ジュビアがうちに入ってのぅ、お前さんの事を心配しておったぞ」
「なんだと! 何考えてんだ、あの雨女!!」
「一応、ギルド襲撃の賠償の一部を支払うって建前をつけておいたから、うちの面子には文句はないよ」
正確には言わせてないだけだが……
「だからって……」
「自ら闇に堕ちることは無い。どうじゃね? うちのギルドにこんか?」
「冗談じゃねぇ!! 本気で言ってんのかてめぇ!!」
「世の中には孤独を好む者もおる。しかし孤独に耐えられるたものは一人もおらん」
ガジルは少し考え込んで言う。
「オ……オレはアンタのギルドを壊したんだぞ」
「そんなモンまた立てればよい。ちょうどもうすぐ完成するところじゃしな」
「アンタの仲間を……キズつけた」
マスターはガジルの発言に顔を鬼のようにして言った。
「それはたとえ、どんなことがあろうと許さん。だが……闇に堕ちようとする若者を放っておいたとなれば、ワシはもっと自分を許せなく成るだろう」
マスターはガジルに手を差し出す。
「これは“救い”ではない、明日へのただの道標。進むか止まるか、決めるのは自分自身じゃ」
ガジルは少し震えながらも、マスターマカロフの手を取った。
……。
…………。
………………。
ガジルをマスターに任せて、俺は廃工場の近くにあった闇ギルド【
「う〜ん、ここって【
もしくは【
そう考えながらスライムの面子をボコボコにしていくとそのうち一人が聞いてきた。
「かはっ! せ、正規ギルドがなんのようだよ……」
「いや、噂でここに元ファントムの奴が入ったとか聞いてさ」
そしてスライムの面子全員を戦闘不能にしたところで………
「悲しい!! せっかく新たな門出をしたというのにもう潰れてしまうなど!! 私はもう新天地へ向かうことさえ許されないのか……!!!」
俺がスライムの面子に聞いていると、聞き覚えのある台詞を吐いて現れた奴がいた。
元エレメント4のアリアである。どうやらファントムが解散になったあと、闇ギルドに入ろうとしていると噂があったのである。
「新天地が闇ギルドってのはこじらせすぎじゃないのか? せめて正規ギルドに入れよ」
「五月蝿い……ギルド間抗争禁止の違反をし、しかも相手側のマスターを瀕死まで追いやり、そこまでやったにも関わらずあっさりとエルザに負けた私にはもう表舞台で入れてもらえるギルドなど……」
「ジュビアとガジルがうちに入ることになった……お前も一緒にうちに来ないか?」
「な!? ジュビアはともかくガジルも!? メンバーの人達は納得しているんですか!?」
「一応、ギルド破壊とキズつけたメンバーへの慰謝料の支払いに応じるための仕事を提供する為っていう理由をつけてな……合計金額の折半って意味も兼ねてお前も入れば二人への負担は減らせるぞ?」
「し…しかし………」
アリアはまだ決心がつかないようだ……
「別に俺はお前に救いの手を差し出しているわけじゃない。ただの道標だ、進むも止まるもお前次第だ。闇に堕ちる道を選ぶならもう俺達は容赦しない。だが光の道へ来るならマグノリアの街で待ってるぞ」
俺はそこから離れ、マグノリアの街へ帰った。
そして新ギルドホームが完成した頃、アリアは
アリア君、フェアリーテイル入りです。
あと楽園の塔編全カットで申し訳ありません。
あそこにゼニス入れるとちょっと問題があるので……ゼレフ関係で……