妖精の尻尾の悪魔の守銭奴   作:魔導士ギルド【ヴィーナスフィスト】

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 ちょっと間が空いて長くなりました。

 最初の方はストックがあったのですがなくなって更新スピードが落ちてしまいましたが投稿。

 あと、フェアリーテイルのオリ主物がオリジナルドラゴンスレイヤーが多い理由がわかった気がします。

 ナツと一緒に戦うシーンにしないとメインのシーンが描きづらいから!!

とりあえず投稿


神鳴殿

〈エルフマンVSエバーグリーン 勝者 エバーグリーン〉

 

 雷神衆が動き出し、エルフマンはエバーグリーンにやられ、アリアはフリードと、グレイはビックスローと戦っている。

 

 俺もナツもエルザも参戦できない以上、雷神衆を倒せる可能性があるのはアリアとグレイくらいしかない……頑張ってくれ!!

 

「このままじゃみんなが砂になっちゃう」

 

「どうせハッタリだ。問題ねぇよ」

 

 ハッピーとナツののんきな会話をしていると……

 

『ハッタリだと思ってんのか? ナツ』

 

「ラクサス!!」

 

 思念体を使ってギルドにラクサスが現れた。

 

「つーか、なんでオメーらここにいんだよ。ナツ、ゼニス……いや、ゼニスはそうか……たしか本当の名は【強欲望の】……」

 

 俺はラクサスが俺の昔の通り名を口走ったのを聞いて思わず思念体に【光線魔法(レーザー)】を放った。

 

「ラクサス……その名をどこで知った……? いや、イワンか?」

 

『さあね。そしてジジィ。仲間……いや、あんたはガキって言い方してたよな、ガキ同士の潰し合いは見るに堪えられんだろ?あ〜あ、ナツにゼニス、エルザも参加できねえんじゃ雷神衆に勝てる兵はもう残ってねえよなァ』

 

「……………」

 

 マスターは何も言えず黙ってしまった……くそ、せめて俺が参戦できれば……

 

『降参するか?』

 

 マスターも「くぅ……」というが、ハッピーが「まだグレイがいるよ!!」と俺も……

 

「アリアだっている。まだ戦える」

 

 というが、ラクサスは……

 

『ククッ、あんな小僧共に期待してるのかヨ』

 

「グレイとアリアを見くびるなよ、ラクサス」

 

 そう言うと………

 

〈グレイVSビックスロー 勝者 ビックスロー〉

 

 グレイがビックスローに負けてしまった。

 

『ふはははは!!! だからいったじゃねーか』

 

 ハッピーは不正を訴えたが、術式は嘘をつかない。あとの頼りはアリアだ。頼む………

 

 ……。

 …………。

 ………………。

 

 

「くっ……」

 

「闇のエクリテュール……【痛み】!!」

 

「ぐはっ!?」

 

「ふむ……ファントムのS級にあたるエレメント4とはこの程度か?」

 

「く……」

 

「ラクサスとは天と地の差だな……」

 

「クソおおおおっ!!!」

 

 フリードの最後の攻撃にアリアは倒れた……

 

 

 ………………。

 …………。

 ……。

 

〈アリアVSフリード 勝者 フリード〉

 

 アリアまでも……そしてその直後に……

 

〈リーダスVSフリード 勝者 フリード〉

 

 ウォーレンを探しに行ったリーダスまでもすぐにやられてしまった。

 

『これでもう雷神衆を倒せるやつはいねーだろ? あとは誰がいんだ? クク……』

 

「ガジルだ!!」

 

 ハッピーはいうが、ガジルは……

 

『残念〜〜!! やつは参加してねーみてーだぜ?』

 

 そう、ガジルは参加してない……本格的にもうやばいことになってきた……マスターはついに決断してしまった。

 

「わかった。もうよい、降参じゃ、もうやめてくれラクサス」

 

 しかしラクサスの狙いは……

 

『ダメだなぁ……天下の妖精の尻尾(フェアリーテイル)のマスターともあろう者が、こんな事で負けを認めちゃあ。どうしても投了(リザイン)したければ妖精の尻尾(フェアリーテイル)のマスターの座をオレに渡してからにしてもらおう』

 

 やっぱりラクサスの狙いはそれか!!?

 

『女の石像が崩れるまであと1時間半。リタイアしたければ、ギルドの拡声器を使って街中に聞こえるように宣言しろ。妖精の尻尾(フェアリーテイル)のマスターの座をラクサスに譲るとな。よーく考えろよ。自分の地位が大事か、仲間の身が大事か』

 

 この発言にナツはラクサスの思念体に殴りかかるが思念体なので意味なし、そしてラクサスの思念体は消えた。

 

「くそっ!!オレと勝負もしねえで何が最強だ!マスターの座だ!!」

 

 ナツが悔しげに言うがマカロフは頭を振る。

 

「マスターの座など正直どうでもよい」

 

「いいのかよ!!」

 

 それには同感だ! だめだろ!

 

「だが、ラクサスに妖精の尻尾(フェアリーテイル)を託すわけにはいかん。この席に座るにはあまりにも軽い。信念と心が浮いておる」

 

 そういう意味か……たしかにラクサスにはかけている部分だ。

 

 しかし、このままではエルザ達は砂になってしまう……

 

「えーい!! 誰かラクサスを倒せるやつはおらんのか!!」

 

 ナツは「オレだよオレ」というが、出られないのでは意味がない……

 

 残っているやつでラクサスや雷神衆を倒せるやつは……ウォーレンは戦闘向きじゃないし……ビスカを助けたい一心のアルザックでも実力不足だ……ナブではどうにもならないし……本当にガジルでも連れてこないと……どこにいるんだ?

 

 すると……ゴソゴソと奥から物音が……

 

「誰だ?」

 

 そして出てきたのは………

 

「ん?」ガジガジ

 

「ガジルーーーー!!!」

 

「食器食べんなーー」

 

 ガジルだった。しかし、ガジルが食べているのは鉄ではなくアルミなのだが……鉄の仲間なら何でも食えるのか? もしかしてナツも実は溶岩でも食えたり? いや、今言ってる場合ではない!! なんとかして説得しなくては!!

 

 そう思ったが、ガジルは行く気満々のようだ。

 

「も、もしや………行ってくれるのか」

 

「あの野郎には借りもある。まあ………任せな」

 

「おおっ!!」

 

 頼もしい言葉だ。マカロフはガジルに希望を託す。

 

 ガジルはそのまま出口に向かって

 

 

 

 

 

 

 

ゴチーン!!

 

 

 

 

 

 

 

 見えない壁にぶつかった。

 

 

 

 

 

 

 

「……………」

 

 

 

 

 

 唖然。

 

 

 

 

 

 

 

 その場を表すのはその言葉だけで十分だった。

 

「おまえもか―――――っ!!!」

 

「な、なんだこれは―――――!!!」

 

「い、一体どうなっているんだ………?」

 

 ナツだけでなくガジルまで術式に引っかかった。一体何が原因なのだろうか。もしかしてガジルも……

 

(いや、滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)全員にこの術式は適応されるのか? だとしたら原因は? いや、今はそんなことはどうでもいい……しかしこれで……)

 

 万策が尽きた……? 本気でヤバイ!!

 

 そんなことをしているうちにバトル・オブ・フェアリーテイルの残り人数は【3人】になっていた。

 

「残り3人だけじゃと!!?」

 

「クソ……こんなことなら術式の解読と書き換えをしておくんだった……」

 

(とはいえ俺じゃ時間が足りなくてできないだろうが……)

 

 そんなことを考えていると、ナツとガジルはケンカしていた。

 

「何でオマエまで出れねーんだよ、マネすんじゃねー!」

 

「知るか」

 

「ハラ減ってきたじゃねーかコノヤロウ!!」

 

「それは本当に知らんわ!!!」

 

(カウンターにあるコンロの火でも食ってろ……ん?)

 

 マスターと俺は思わず言い争っているナツとガジルを見た。

 

「こいつ等だけじゃと―――――っ!!!?」

 

「オイラは頭数に入ってなかったのか―――!!」

 

 残り3人って、俺とナツとガジルの事なのか!? もう外に戦える魔導士いないのかよ!!?

 

 するとナツが驚きの発言をする。

 

「仕方ねぇ、エルザを復活させるか!!!」

 

「「なに!!!?」」

 

 ナツの奴、どうやって!?

 

「燃やしたら溶けんじゃね? 石の部分とか」

 

「やめーい!!!」

 

 やっぱりそんなことかよ!! ナツはマスターがとめるのを無視してエルザの石像を自分の炎で炙り始めた。

 

 そして、そんなことをするともちろん………

 

 

 パキ

 

 

「「「「……………!!!!」」」」

 

 エルザの石像の顔をヒビが入った。

 

「しまったー!! 割れたー!! ノリだノリ!! ハッピーノリーーー!!」

 

「あいさー!!!」

 

「バカヤロウ!! そんなんでくっつくか!!? オレの鉄をテメェの炎で溶接するんだ!!!」

 

「いや、それでもくっつきはしないからな!!?」

 

「貴様らーーーーーっ!!!」

 

 そしてそんなことをやっている間もどんどんエルザの石像のヒビはどんどん『パキパキ、パキパキ』と割れていく……ナツはとりあえず石像エルザに「ごめんなさいごめんなさい」と謝罪。そして………

 

 

 

 バキィンッ

 

 

 

 エルザの石像が砕け………ん?

 

「熱い……お前かナツ」ムクッ

 

 エルザは起き上がり……

 

「なにをするかーーーー!!!」

 

 ナツと、ついでに近くにいたガジルを巻き込んでぶっ飛ばした……っては? あれ?

 

「エルザが復活したーーー!!!!」

 

 本当になんで!? マスターも疑問に思っているとエルザ自身もわからずしかし、心当たりを言う。

 

「もしかしたらこの右眼のおかげかもしれませんが……」

 

 右眼? そういえばエルザはポーリュシカさんが治療した義眼……そうか!! 雷神衆の目のセカンドマジックは眼鏡をかけていたり盲目だったりすると効果がないから義眼だと効かないまではいかなくても弱めることはできるのか!!

 

 なんにせよ、エルザが復活してくれたおかげで反撃のチャンスだ。

 

「エルザ、今の状況は?」

 

「ああ……すべて耳に入っていた」

 

 エルザが復活したことで、バトル・オブ・フェアリーテイルの残り人数が【4人】になっていた。すると……いつの間にか【5人】に増えた? しかし、エルザ以外に石化が解けた奴はいない……となると……街の外?

 

「どうやら、あの男も参戦を決めたか」

 

「なるほど、町から出られなくても入ることは可能だったわけか……しかし、良かった……出てくれたか……ミストガン!!」

 

 エルザが復活し、ミストガンも参戦して、残り人数が【5人】になった。これでギルダーツを除くギルドのトップ3が揃ったか……

 

「エルザ、わかってるとは思うが、雷神衆とラクサス全員を倒す必要はない」

 

「ああ、エバーグリーンさえ倒せば皆を助けられる」

 

「ああ、本当なら俺も行くべきだが、出られなくてな……」

 

「お前はマスターより年上だったのか?」

 

「そこは聞かないでくれ」

 

「わかった……とにかく行ってくる」

 

 

 

 

 そしてエルザが向かって数分後………

 

 

 

 

〈エルザVSエバーグリーン 勝者 エルザ〉

 

 エルザがエバーグリーンを倒した。つまり………

 

 

 

 パリィッン

 

 

 

 ルーシィ、カナ、レビィ、ジュビア、ビスカ、ミラジェーンの石化が解けた。

 

 エルザと違い、他の面子は今の状況は理解できていないようだ。

 

 人質が開放された以上、バトル・オブ・フェアリーテイルは終了だ。いやはやなんとかなってよかった。しかし、けが人がたくさんいるからファンタジアの準備は例年よりきつくなりそうだ……いや、いっそ延期したほうが……

 

 そんな中、ナツだけはバトル・オブ・フェアリーテイル続行とか寝言を抜かしてカナ達に挑むがマスターがとめた。

 

 そんなみんなを見て、ジュビアとガジルは「楽しいギルドだよね」「イカれてるぜ」という。アリアにも見せてやりたい光景だ。

 

 しかし、ラクサスはこれくらいで諦めるだろうか?

 

 そう思っていると……ミラが入口の異変に気付いた。

 

「あれ?なにかしら」

 

「ん?」

 

 ミラの言葉に他のみんなも入口の方を向く。

 

 そこには、術式の壁が黒く塗りつぶされている光景があった。

 

 

 

 

 ビ―――――!!

 

 

 

 

 

 そこに急にドクロマークが現れ、警報を鳴らす。

 

「な、なに!?」

 

 呆然としている間にもギルドの中にまでドクロマークが表示されている術式の情報ボードが溢れた。

 

 そして、ラクサスの声が聞こえてくる。

 

 

 

 

 

『聞こえるかジジィ。そしてギルドの奴らよ』

 

 

 

 

 

「ラクサス………」

 

 やはりこのまま黙ってはいないか……

 

『ルールが一つ消えちまったからな…今から新しいルールを追加する。バトル・オブ・フェアリーテイルを続行する為に、オレは【神鳴殿】を起動させた』

 

「神鳴殿じゃと!!?」

 

 とある単語に驚愕するマスター。【神鳴殿】って……まさかあいつ!!?

 

『残り1時間10分。さあ………オレたちに勝てるかな?それともリタイアするか? マスター。ははははっ!!!』

 

 ラクサスの声は高笑いを響かせたところで情報ボードと共に消えていった。

 

「何を考えておるラクサス!!! 関係のない者たちまで巻き込むつもりかっ!!!………んぐっ!!?」

 

 マスターが激昂した直後、急に胸を抑えて苦しみ始めた。

 

「マスター!!」

 

「大変!!いつものお薬!!」

 

「こんな時に………!!」

 

「マスターしっかりしてください!!」

 

 全員必死な顔でマスターを介抱するが、やはり快方の兆しはない。

 

「神鳴殿って何だよ!?」

 

 ナツの質問にも答えない。

 

「ううう………」

 

「じっちゃん!」

 

「大変!!みんな………外が!!」

 

 そこに薬を取りに行っていたミラが慌ててやってくる。

 

 マカロフを医務室のベッドに寝かした後、二階に上がって外を見てみると、帯電ている球体が空に浮かんでいた。それも一つではなく大量に。軽く100個以上はあるだろう。

 

 それが、マグノリアを囲むように空中に点在していた。

 

「雷の魔水晶(ラクリマ)?」

 

「一つ一つにものすごい魔力が込められてるぞ?」

 

「まさか神鳴殿て……雷の宮殿とかそういう意味?」

 

「てかあれが放電したらどうなっちゃうわけ?」

 

「おそらく……無数の落雷が街中を襲う……ビスカ!! 俺とお前で全部撃ち落とすぞ!!」

 

 俺は【光線魔法(レーザー)】のメダルを使って、ビスカはスナイパーライフルを換装してそれぞれ魔水晶(ラクリマ)を破壊した。

 

「よし!! 次行くぞ!!」

 

「ええ!! てか全部私が……」

 

 俺とビスカがそういったあと………

 

 

 

 ビキィッ!! ズギャッ!!!

 

 

 

「ああああああ!!!!」

 

「ぐぅぅぅっっ!!!」

 

 俺とビスカに雷がまとわりつくように発生した……これは、生体リンク魔法!!

 

「ビスカ!! ゼニス!!」

 

 ビスカは気を失ったが、俺はなんとか耐えた……

 

「ど、どうやらアレには生体リンク魔法がかかってて、破壊すると破壊したやつに雷が発生するようになってるみたいだ………」クラッ

 

 ナツも今度ばかりはラクサスの行動が冗談とは思えず飛び出そうとしたが、屋根からでも術式の壁に阻まれて出られない。

 

「いい加減にしろよラクサス!!!」

 

 術式の壁にイライラしているナツだが、今はさっきと状況が違う。

 

「レビィ……術式を書き換えられるか? 俺じゃ時間がかかって無理だったがお前ならもっと早く書き換えられるだろ?」

 

「うん!! できるよ!!」

 

 俺は少しダメージを負いながらもレビィとともに術式の書き換え作業に入るのだった。

 




 ラクサスはゼニスの正体知ってます。

 その理由はまたいずれ、あとラクサスはなんでミストガンの正体知っていたのでしょう? やはりイワンか? でもなんでイワンが? プレヒトか? でもなんで……
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