妖精の尻尾の悪魔の守銭奴 作:魔導士ギルド【ヴィーナスフィスト】
ゼニスの魔法は“メダル魔法”
銭ゲバキャラにするためにゼニ、ドル、マネという名前にしたというネタに気づいたかたは多いと思います。
それではどうぞ
魔導四輪を走らせて到着したオシバナ駅では人だかりができていた。
話を聞いていると駅が闇ギルドに占拠されたらしい。表向きは脱線事故と言って誤魔化そうとしてるが無理があるようだ。
エルザは内情を聞くべく、駅員や外で見張りしている騎士達に聞いて回るが………
「中の様子は?」
「は?」ガンっ!
「中の様子は?」
「え?」ガンッ!!
「中の様子は?」
「へ?」がんっ!!!
と次々と駅員さんに頭突きをかましていく……即答できないやつはどんどん倒れていった。
駅の中を進んでいくと、騎士たちが倒れている。闇ギルドの魔道士複数相手に軍の小隊では歯が立たなかったようだ。
そしてホームにたどり着くと、待ってましたと言わんばかりに闇ギルド【
そして、その中でもひときわ目立つ、大鎌を持った男……エリゴールが言い出した。
「やはり来たな、
「貴様がエリゴールだな」
エルザが答えると、向こうの連中の何人かが、エルザに見覚えを感じたらしい。
ちなみにナツは列車、魔導四輪、ルーシィと乗り物コンボでダウン中。
エルザはエリゴールに問う。目的は何なのか? まあ、答えるとは思えないが………
「遊びてェんだよ、仕事もねぇしヒマなモンでな」
エリゴールの発言に連中は笑い出す。
やはり目的は濁すか……かと思えばエリゴールは風魔法で飛びながら「駅には何がある?」と俺等に聞いてきた……そしてスピーカーを指さしてエルザは気がつく……
「ララバイを放送するつもりか!?」
エリゴールは高笑いをし、ルーシィとグレイは驚く。しかし俺だけは……
「うわ~、アホだコイツ……」
そんな反応をした。
「なんだと?」
「ゼニス!? 何を呑気なことを言ってる!?」
え? エルザも知らないの?
「ララバイみたいな音系の魔法はスピーカーなどを通して聴いても全く効力がないことは結構有名だと思うんだが………?」
するとそこら辺にいるメンツ全員が………
「「「………え?………」」」
……と驚いていた。エリゴールは……
「は? あ? ああ!? そうなのか!? カゲヤマ!!」
「い、いや、知らないっすよ!? あいつ、テキトーなこと言いやがって!?」
「ほんとかどうか試してみろよ、ま、試す前にお前らは俺らに全員捕まるわけだが………」
「へ、言ってろ。お前の言うことが嘘でも本当でも、どのみち、こいつを俺等が持ってる限り、俺達には【権力】が手に入る。権力さえあればすべての過去を流し、未来を支配することだってできる」
エリゴールの発言にルーシィも呆れ気味に答え、カゲヤマは「残念だったな」と言いつつ影魔法を使ってルーシィを攻撃しだした………
「やっぱりオマエかぁぁぁ!! 今度は地上戦だな!」
ナツが復活してその攻撃を弾き飛ばした。
そしてそれが戦いの始まりのコングを鳴らすかのように戦闘がはじまる。
しかし、エリゴールは俺の発言で動揺こそ見せたが、やはりそれが真の目的ではないようだ。
「あとはまかせたぞ、そいつの言うことが本当か嘘かすぐにわかることだしな……」
エリゴールは放送するためか、ホールを飛んで出ていく……
「やっぱりあんなハッタリじゃ騙せんか……」
「ハッタリなのか!?」
「ナツ! グレイ! 2人で奴を追うんだ! ゼニスの発言がハッタリなら放送をとめるほかない! ここは私とゼニスとルーシィでなんとかする」
ナツとグレイは睨み合いながらもエルザの発言なので顔を引きつりながらエリゴールを追いかけていく、ルーシィは動揺して竦み上がっている。
向こうさんも2人ほどナツとグレイを追いかけた。他の連中は俺等を舐めてエルザとルーシィをひん剥く話をしている。
「そうか、ルーシィが原因で赤字になったらそっち系の仕事させるのもありか!」
「女の敵は味方にも!?」
ルーシィは俺に驚いているがエルザはそんなことお構いなしに魔法で剣を換装する。
そして敵を次々と倒していくその間、双剣や斧にも換装する。
エルザの戦いをはじめて見るルーシィにハッピーは解説する。
「魔法剣士は通常“武器”を換装しながら戦う。だけどエルザは自分の能力を高める“魔法の鎧”にも換装しながら戦えるんだ。それがエルザの魔法【
エルザは【
「こっちの女はやべぇ! あっちの男からやるぞ! 男ならぶっ殺せ!」
そしてエルザには敵わないと俺に敵が集中する。俺はメダルを別空間から俺の周りを渦巻くように出していく。
「え!? あれも換装?」
「ゼニスもエルザと似たように別空間にメダルをしまってて、そこから出して戦うんだ。でもエルザと違って瞬時に出し入れはできないよ」
「ならメダルは出しっぱってこと?」
「でもゼニスの場合、それでいいんだ」
ルーシィの質問にハッピーが答える。そして俺の戦いがはじまる。
「【
俺の発言にメダルは数枚敵の近くへ飛んでいき、砕け散り、魔法陣が現れる。そして魔法陣から鎖が現れ、敵を拘束していく……
「な、なんだぁ!?」
「【
続けて煙が拳型に20体まとまり、大きくなっていく……
「そしてゼニスのメダルには列車の中でもいったとおり、あらゆる魔道士の魔法が
煙拳は次々と敵を殴り飛ばし、敵はついに残り1人となった。
そしてそいつは逃げた。
「ルーシィ追うんだ!」
「はいい!!」
ルーシィとハッピーは追いかけていった。そしてエルザはいつもの姿に戻り言う。
「ふぅ、で、ゼニス。結局、スピーカーでは意味がないの話はハッタリなのか?」
「ああ、実際には【物による】ってだけだ。たしかとある魔道士の強化魔法を付与した歌声をスピーカーで流しても意味がなかったって話を聞いたことがあるだけでララバイもそうなのかはわからん」
「うむ、しかし、エリゴールは余裕そうだった。となるとやはりエリゴールには別の目的がありそうだな……しかし、万が一を考え、住民は避難させねば……」フラッ
エルザは平常を保っているつもりだが、やはり魔導四輪でも消費が大きいせいで疲れが見える。
俺はエルザを連れて駅の外に出て住民に避難するように拡声器を使っていう。そして俺とエルザ以外がいなくなると………
ゴォォォォッッ!!!!
「な、なんだぁ!?」
駅が竜巻で包まれた。
(しまった……閉じ込められた!?)
駅を包んだであろうエリゴールは飛んでどこかへ行った。やはり別の目的が………
「エルザ! ゼニス! エリゴールの目的はここじゃない!」
戻ってきたグレイが俺等に言う。
「やっぱりか! 目的地はどこだ!?」
「クローバーの街の定例会に出てるじいさん達だ!」
なんだと!? そうか、クローバーの街へはここからしか列車が出ていない上に他に交通手段もない! エリゴールみたいに空を飛べるなら別だが……
「くそ、さすがにこの魔風壁を破ることは俺じゃできねぇ……」
「破る……そうか、カゲヤマだ! あいつはララバイの封印を解いた
「あいつに解除させるのか? 脅しはきかないとおもうぞ?」
「他に方法はない! 行くぞ!」
俺等は駅に戻った。
カゲヤマを探しているとナツと交戦中だった。ナツの拳がカゲヤマを壁にぶつけてもうひん死状態に近かった。
「ナツ! もういい!」
「でかしたクソ炎!」
(あとはコイツを説得、いや、脅迫してでも魔風壁を解除させれば………)
そう思っていると………
「ばっ!?」
さっき逃げたこいつらの仲間にカゲヤマはさされた。致命傷は避けたようだが、魔法を使える状態ではなくなってしまった……
次回、ララバイ編最終回。
ちょっとオリジナル要素つける予定です。