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「失礼しました」
一礼し職員室から出る。
こんにちは工藤誉です。盗一さんの事件から2年が経ちました。
その後無事退院し元の二足歩行生活に戻った。もちろん入院期間中には盗一さんに右頬をぶん殴った。空手を習ってるおかげできれいな右ストレートが入ったのを覚えている。師匠に感謝。退院後3ヶ月ほどは車椅子生活だったがそれも気づけばすぐに終わり、今に至るまでJK生活を満喫していた。1年生の時普通二輪免許を取り、愛車を乗り回して3年生の受験期になるまで新くんと快斗くん改め快くんをツーリングに連れ出して色々なところを巡ったりもした。しかし受験期と言っても8月には合格がわかっていたので11月の今、私を阻むものは何もない…!!
ちなみに大学はイギリスの大学を選んだ。理由としては母がイギリスで暮らしているため一緒に住まないか?と誘われたからです。別に志望する大学も無かったのでいいよ〜と誘いに乗り、来年の9月からイギリスの大学生になる。海外と日本は学校が始まる月が違うので少し間が開いてしまうのが難点。でも4月からイギリスで暮らすため色々準備は始めてはいる。そしてなんと、花ちゃんも同じ大学に入学予定であると教えてくれたので母に許可を貰いうちにおいで〜と誘った。薫子ちゃんはつい先週東都大学の推薦合格が決まった。彼女は卒業式の直後に家元襲名のお披露目があるためお稽古で毎日忙しそう。
白百合学園に入学して12年、気づけば卒業まであと3ヶ月弱。名探偵コナンの世界だということを忘れるくらい事件や事故に遭わない日々だった。でも2年前のあの出来事が人生の中でも一大イベントすぎて気づいてないだけで、身の周りで事件や事故は起こっていたのかもしれない……。気づけていないなら米花町に慣れってしまったってこと…?ってなわけないか。普通に何事もなかったや。
職員室で担任から今日欠席していた花ちゃんに渡す課題や提出期限のあるプリントを受け取り、昇降口で待ってくれていた薫子ちゃんの元へ向かう。
「誉ちゃん、花ちゃんの自宅はご存じなのですよね?」
「うん。確か、〇〇タワーズマンションってところだよね?花ちゃんから部屋番号教えてもらってるし、大丈夫だよ」
「はい、私もご一緒できればよかったのですが……」
「お稽古なら仕方ないよ。花ちゃんも私のことなんかいいのよ!って言ってたし、心配しないで」
薫子ちゃんにお稽古頑張れ〜!とエールを送り昇降口で別れる。そしていつもと違うバスに揺られること15分ほどで花ちゃん家の最寄りのバス停に到着した。バスの車内でも見えていたが歩いて5分もかからず2棟のタワマンが全く同じ見た目で建っていた。同じ見た目だが大きくA、Bと書かれたオブジェがタワマンの前にあるのでどっちがどっちだ?とはならずにスムーズに入れた。自動ドアの前で部屋番号を押してインターホンを押す。
『はい』
「工藤誉です、花ちゃんいますか?」
『はーい、今開けますねぇ』
花ちゃんが事前に伝えてくれていたようで、花ママがすぐに入口を開けてくれた。そのままエレベーターで花ちゃん家がある26階まで乗り、玄関のインターホンを押す。
「はーい」
玄関ドアが開き、マスクをした花ママが現れる。相変わらず可愛いなこの人。花ママはゴリゴリのイギリス人だが、日本語がめっちゃ上手い。なんなら日本人の私でも知らないような日本の歴史も知っている。
「こんにちは花ママ、お久しぶりです」
「誉ちゃん久しぶり。今日は態々ごめんなさいねぇ、今見たら花寝てしまってたの」
「大丈夫だよ。これ課題とプリント、それと花ちゃんこの前新発売のプリン食べたいって言ってたからこれも渡してほしい」
クリアファイルに入った課題とプリントとマンションまで歩いている途中で買ったプリンやお菓子類の入ったビニール袋を渡す。
「あらぁ!もう態々いいのにぃ。ちょっと待ってて」
親戚からの貰い物なのよと言ってデカ白菜を貰う。美味しいそう。白菜は何とか押し込みギリギリリュック入った。今日リュックで来ててよかった。
「重くないかしら?」
「うん大丈夫。じゃあ花ちゃんにまた学校でねって伝えてください」
「えぇ、気をつけて帰ってね」
「はーい」
花ママにバイバーイと手を振りエレベーターホールに向かう。白菜何に使おう…、これだけあるならキムチ漬けてみようかな。乗ろうとしたエレベーターにパンパンに人が乗っていたので別のエレベーターを待っているけれど中々来ない。
「仕方ない、階段で降りるか」
待っているより階段の方が早いと思い、非常階段の踊り場まで歩き階段を下っていく。
「ヒヒ……」
…………なんかいる。
5,6階分降りてきたら、踊り場でタワマンには不釣り合いな地味な服装の男性がうずくまり、笑いながら何かしていた。……私には気づいていないみたい。
優作さんの小説でこういう笑い方の人は大抵悪い事してるので、この人も悪い事してる気がする。こんな人目につかない階段の踊り場で笑ってるなんて100%怪しい。抜き足差し足で足音を立てず背後に近づき、師匠直伝の手刀で男性を気絶させる。意識が無いことを確認して、なぜか優作さんに貰った結束バンドで男性の両手の親指を背中で縛りうつ伏せで寝かせる。
「よし。警備員に連絡しよう」
でも番号わからん。と思っていたら偶然巡回中の警備員さんを見つけて、おーいと手を振ってここまで来てもらいさっきのことを伝えて管理人さんへ連絡と110番をお願いする。警備員さんが無線で連絡している間に男性が何をしていたのか確認しに元の場所に戻る。
「ばくだんだ……」
それっぽいタイマーに配電、その下には小さな袋に白い粉がパンパンに詰められてるのが見える。こ、これ爆弾だ……。でもタイマー起動していないし、繋がれていない銅線が何本もあるし、爆発はしないんじゃ……?でも爆弾があることには変わりないので警備員さんに爆弾があることを伝える。警備員さんはすぐに管理人さんに無線で連絡してくれて、私は危険なので下に降りなさいと言われたが危険なことは警備員さんも同じだと言いその場に留まろうとしたが、警備員さんの圧に負け渋々その言葉に従い警備員さんと一緒に爆弾魔を引きづり私と気絶した爆弾魔だけエレベーターに乗り1階の管理人室に向かう。
途中で男性2人組が乗って来たが、爆弾魔をエレベーターまで引っ張ったことで疲弊した私と気絶した爆弾魔に驚いたのか、何があったのか聞かれたため事情を伝えると爆弾魔を管理人室まで抱えて連れて行ってくださっただけでなく、1人は管理人室に残りもう1人は態々警備員さんのいる20階に向かった。
「怪我は無いかい?」
「は、はい、大丈夫です」
「よかった。すまないが、警察が到着するまでもう暫く待機してもらえるかな」
「はい。……あ、あの、避難指示は出さないんですか…?」
「あぁ、今避難されると逆に逃げ遅れた人の確認が難しくなるからね。爆弾は森…さっきいた私の友人から爆弾は起動していないと連絡があってね、この男が持ち込んだ危険物はそれだけのようだし避難指示はまだ大丈夫だよ」
「わ、わかりました」
この人絶対警察官だ。うわぁぁ……ちょうど出会ってよかったぁ……。
少しして警察や消防が続々と到着して住人の避難が始まった。助けてもらった男性2人組は忙しなく指示を出していたためお礼も言えずに管理人さんと一緒に管理人室から出て、駐車場で花ちゃんと花ママを探す。人の波を避けながら車止めに座り込む2人を見つけた。
「花ママ!」
「誉ちゃん!無事でよかったわぁ」
「うん、2人も怪我してない?」
「えぇ。私は大丈夫、花も多少熱っぽいだけよ」
「よかった。花ちゃん具合悪くなったら言ってね」
「ぇぇ…、ほまれありがと…」
花ちゃんは毛布を羽織っているので顔色は大丈夫そう。
花ちゃんの隣に座り程なくして重装備の人がマンションの中に入っていくのが見えた。多分爆発物処理班の人達だ。
マンションの安全が確認されるまで体調の悪い人や妊婦さん、お年寄りは警察車両の中で待機できるようで、花ちゃんは花ママに連れられて行った。
「えー!出ちゃだめなの!?」
「犯人かもしれないからだってさー、うちらが爆弾作れるわけないじゃんねー」
「はぁ?爆弾なんか興味ねぇし!今からデートなのにサイアクなんだけど!」
ギャルが話しているのが聞こえてきた。
他に仲間がいないとも限らないし、まあ普通に考えてそうだろうな。
その後駐車場に待機して多分30分ほどで危険物が無いことが確認されたので避難解除された。11月初旬といえど肌寒かったからかみんな我先にとマンションの中に入っていく。
……あのギャルの人デート間に合うといいな。一応花ちゃんの携帯に帰るねとメールをしバス停に向かう。
「あ、いたいた!工藤さーん!」
「!!」
マンションの敷地を出てバス停にいると名前を呼ばれて振り返る。ロン毛のイケメン……見覚えあるなー。警察の紺色のツナギに防弾チョッキを着た男性が手を振りながらバス停に走って来ている。
「工藤誉さんですか?」
「はい」
「よかったぁ。自分は爆発物処理班所属の萩原と言います。後日事情聴取のため警視庁に来ていただきたいんですが良いですか?」
「はい、大丈夫です」
「ありがとうございます。事前に警視庁から連絡があると思うので、警視庁に来た際は橋田障子警視の名前を出してください」
「わかりました。わざわざここまで来てくださってすみません、お手数おかけしました」
「いやいや全然!工藤さんのおかげで被害を防げました。ご協力感謝します!」
では!と走っていってしまった。
「爽やかだ……。……帰ろ」
無事帰宅したものの、へとへとで速攻でシャワーを浴びてベッドにダイブした状態で寝落ちしてた。翌日気づいたけど、あの爆弾事件萩原さんが亡くなる事件だった……。昨日は11月7日ではなかったし、本物の爆弾に気が動転していたのですっかり忘れていた。私が気絶させた爆弾魔は本来なら7年後に掴まるはずだったのに……。でもあのまま知らんぷりしていたら花ちゃん達に被害があったかもしれない、そう考えると原作改変でも仕方ないと私は思っている。もし11月7日に萩原さんが救済されても爆弾解体が失敗してマンションが爆破されたらと考えると……、白馬家が路頭に迷うことになる。そんなこと絶対に嫌だ!あの時爆弾魔を見つけられて本当によかった。その後数日が経ち、花ちゃんの風邪も治って二人で危なかったねーなんて学校で話していた。
そして警視庁から電話があっていたので今日は警視庁に来ている。今日は平日だけど創立記念日で学校は休み。そしてちょうど優作さんも警視庁に用事があるそうなので車で送ってもらえた。
「では気をつけるんだよ」
「うん、いってきまーす」
優作さんに受付まで連れてきてもらい別れる。
受付の人に事情聴取で来たことと橋田警視さんの名前を出す。
「確認が取れました。受付まで担当の者が来ますので、あちらでお待ちください」
「はい」
受付のすぐ近くの待合スペースの椅子に座り歩いている人達を眺める。警察官の制服を着ている人もいればスーツの人もいる。そういえば萩原さんが警察官になっているなら、降谷さんや諸伏さんも公安で潜入捜査官になってるんだろうか。諸伏さんが自殺することがわかっていてもこればっかりはなぁ……。マンションの爆発を阻止できたのは昼間の犯行で花ちゃん家のマンションだったからだ。流石に公安の警察官を一般人の自分が探し出して救出は難しい。でも死んでほしくない!だって生きてたし…。以前会った時は普通の大学生で、有希ちゃんを助けてくれたいい人だから死んでほしくない!!!でもどうすれば?…………ルパンさんにお願いする…?いやいやいや、ルパンさん達が黒の組織に目をつけられたら迷惑がかかる。それで諸伏さんが死んでしまってもいい訳じゃないし……ってああもう!今考えても仕方ないでしょ!!まだ猶予はあるんだし、何か手立てを見つけるかもしれない、未来に期待しよう!
「ふぅ」
頭の中がぐちゃぐちゃで一旦落ち着くために深呼吸。
「あ、工藤さーん!」
Oh……萩原さんだぁ。よく会うなー。もう1人萩原さんの後ろに誰かいる。……松田さんだ。天パとサングラスで一目でわかった。2人がこっちに歩いてくるってことは担当の者はあの2人か。
「この間の…、萩原さん?」
先日会った時を思い出してる風を装う。
演技上手くなったなぁ、私。
「そうそう、萩原研二です。お待たせしてすいません」
「いえ大丈夫です」
「んじゃ、ご案内しますね」
「は、はい」
松田さんに視線を向けると、軽く会釈されたので慌てて会釈する。
「ん?あぁ、陣平ちゃんほら自己紹介自己紹介」
「松田です、よろしく」
「よ、よろしくお願いします」
「陣平ちゃんそれだけ?」
「いんだよ」
松田さんは急いでいるのか1人で警視庁の中を歩いていく。萩原さんはというと松田さんを追いかけず私に合わせて警視庁を案内してくれる。
「イギリスの大学ねぇ、そりゃすごいな。推薦合格ってやつか」
「はい」
案内される途中、話の流れで進学先について聞かれた。
「なんでまたイギリスに?白百合学園の生徒なら東都大学でも余裕で合格だろうに」
「えっと、母がイギリスにいるので2人で暮らさないかって誘われたんです」
「もしかしてさぁ、誉ちゃんのお母さんってアッテリーニの工藤誉乃さん?」
アッテリーニとは母のブランドのことだ。
「そうです。母とお知り合いですか?」
「いや同僚がアッテリーニの大ファンでさ。この間工藤さんの写真見せてきたんだけど、そういえば誉ちゃんによく似てるなぁって思ったんだよ」
「あぁなるほど」
確かに母にそっくりだと言われることがある。でも母には生物学上の父親に似ていると言われるのでよくわからない。そういえば2年前ルパンさんにも「目元がアイツそっくりだな~、色なんて一緒じゃねぇか」って言われたな。父親の目も私と同じ緑色なんだろう。ま、会う事なんてないから確めようがないか。
「実は陣平ちゃんも好きなんだよ。あのサングラスなんて念願の買い物だったらしいし」
「そ、そうなんですね。母に伝えておきます」
母のブランドの物は色々なジャンルの衣類や小物を取り扱っているが、ほとんど可愛い系しか貰ってないから気づかなかった……。ご購入ありがとうございますと松田さんの背中に向かって心の中で一礼する。話していると会議室に着き事情聴取が始まったがあの場で見たことや起こったことを一通り説明するだけだった。犯人に手刀をいれたと話したときは疑われるかもと思ったけれど、マンションの防犯カメラの音声から犯人が倒れた後に私の声が入っていたらしくスムーズに説明できた。
「よし、こんなもんかな。以上で事情聴取は終わりでーす」
「お疲れさん」
「ありがとうございました」
「こちらこそ~。態々平日にごめんね?」
「いえ、今日は創立記念日で学校はお休みだったので大丈夫です」
「うわ、創立記念日とか懐かしっ!」
萩原さんに帰りも受付まで送ると言われたけれど、優作さんと約束していたので事情を伝え刑事部まで案内してもらった。松田さんも会議室で別れると思っていたのになぜか一緒だ。
「ほい、ここが捜査一課だよ」
エレベーターに乗り廊下、刑事部のおじさん達が大勢いる中を進み、やっと捜査一課と書かれたプレートが垂れ下がった前までやって来た。
くたびれたおじさんがいっぱいいる……。
「こりゃ女子高生に見せていい光景じゃねぇな〜」
「そういやこないだ、デカい事件片したって班長が言ってたな」
「あー後処理に追われてんのね」
みなさんいつもお疲れ様です。
でも萩原さんの言う通りこの光景はあんまり見続けたくないので優作さんを探す。う〜ん、どこにいるんだろう……。
「おや、誉ちゃん」
「あ、花パパだ」
私達が来た方向とは反対から警察の制服姿の花パパが手を振りながら歩いてきていた。あ、優作さんも一緒じゃん。自分が刑事部に行けって言ってたのになんで刑事部にいないんだよ。
「は、白馬警視総監!!?」
「け、警視総監!?」
「なんでこんなとこに!?」
刑事部の人達が次々に立ち上がり花パパに敬礼する。そういえば花パパは警視総監って役職だったね。やっぱり偉いんだ。いつも花ちゃんや探くんにデレデレな姿しか見たことがなかったから新鮮。
そういえば花パパも以前刑事部所属だったらしいけど、先ほどのおじさん達みたいに行き倒れてたのかな。今こんなに爽やかイケオジなのに……。労働って大変だよね。
「花パパこんにちは〜」
「こんにちは。事情聴取は大丈夫だったかい?」
「うん、バッチリだよ」
「そうかい。担当の警察官は君達か」
「は、はい、そうであります!」
萩原さんが緊張気味に敬礼する。松田さんは敬礼しなが私を見てる。なんで警視総監にタメ口なんだよって顔に書いてありますね。
「私の娘が世話になったね」
「え!?は、はい!」
「……花パパ冗談って言いなよ」
みんなびっくりしてるよ。
でも萩原さんは私の苗字が工藤だって知ってるでしょうが。なんで肯定するんだ。上司の言葉には全て従う系なの?
「誉はうちの子だがね」
「ややこしくなるから喋らないで」
優作さんまでノってくるとさらに誤解が生まれるでしょ!面倒な事になる前に優作さんを連れて出ないと!
「じゃあ私達行くから、花パパまたね」
「あぁ、また遊びに来なさい」
……それはここに?
いや家にだよね。…………だよね?
萩原さんと松田さんにもしっかりとお礼を言い刑事部を出る。
「優作さんなんで花パパと一緒だったの?刑事部にいると思ってた」
「白馬氏と会ったのは今しがただよ。それまでは捜査二課で怪盗KID対策に駆り出されていたよ」
「あ一怪盗KIDね」
盗一さんを狙っていた犯罪組織が消えたことで原作と違い、怪盗KIDが姿を消すことはなかった。今ではビッグジュエル以外も盗むようになったけれど、元々盗品だった物を本来の持ち主に返していたりと慈善活動?のようなこともしているので世間の怪盗KIDファンは増え続けている。世界ではルパン三世人気がすごいけど日本だけは怪盗KIDの方が人気だってこの前テレビでコメンテーターが言ってた。
真実を知っている私はというと、優作さんと盗一さんから今回の活躍はどうだった?と感想を聞かれることがある。でも私は次元大介推しなので怪盗KIDよりも世界中のルパン三世一味の活躍を追うので忙しい。だから聞かれたときはよかったと思うよ(+笑顔)と言い続けてる。怪盗KIDが嫌いなわけじゃないんです、生次元さんがかっこよすぎて工藤誉は焼かれてしまったんです。というか怪盗KID、いや盗ーさんには家族補正で年々共感性羞恥を感じるようになってしまったんです...!!あのイケオジが気障ったらしい演技をしていると思うと見ることができない。
「彼には捜査二課も手を焼いているようだよ」
「......警察の捜査は国民が支払う税金で賄われていることはご存じですかね」
「もちろんさ。私達の血税のおかげで彼らは捜査が出来ている」
「……」
ジト目で優作さんを見る。この男、バレないからって平然と言いやがる…。
「優作さんは優作さんだから優作さんなんだね」
盗一さんも同じか。
「ん?どういう意味だい?」
「メンタル強いねってこと」
「昔友人には精神力があると言われたことがあるよ」
「さいですか」
エレベーターが1階に着きエレベーターから出る。駐車場に向かい車に乗る。ばいばい警視庁、もう来ない気がするけど。
お読みいただきありがとうございました〜。
前回高校入学前でもう卒業です。早すぎたかな?
松田陣平救済を無くしたので、大学生編ははしょるつもりです。
投稿するとしたら5000文字くらいの短編のつもりです。
主人公の目の色など外見の特徴を小出しにしていますが、銀髪さんとは異母兄弟の設定で書こうかな〜と考えています。まだ断定ではないです。ただ血縁がある関係には絶対にします。
今回登場したオリジナル警察官キャラの登場はこれきりだと考えています。ちなみに主人公と話していた方が橋田さんです。
皆さん暖かくして過ごしましょうね、良いお年をお迎えください〜!