は?マッシブーンは可愛いだろ!ナイスバルク!!!   作:ウィルキンソンタンサン

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とあるタロ熱愛二次小説を読んで感化されました。藍の円盤買って2年ぶりくらいにバイオレット起動したいと思います。
まずは兄が大学の寮に持っていったSwitchを取り戻す事から始めます。

ちなみに作者はポケモンにわかです。初ポケはアルファサファイア。フーパが好きです。


1.筋肉はいいと思います

 

 

ポケットモンスター、縮めてポケモン。日本人ならば知らないとは言わせない、国内外問わず非常に人気の高い国民的ゲーム。

俺は、そんなポケモンの世界へ転生した。

 

困惑したね。

 

なんてったって、俺はポケモンに全く詳しくないから。種族値とか努力値とか、そういう用語とかはうっすら知ってる程度。人選ミス過ぎる。

学生の頃の俺は任天堂よりソニー派で、最高の相棒と旅に出る事よりも名も無き傭兵たちの戦場に身を投じる事しか考えてなかった。*1

そのせいで、ポケモンにはあまり触らなかったのだ。

 

まぁそんなでも、転生する前にキチンとやったポケモンがある。

"Let's Go!イーブイ"、だ。

俺は可愛いものが好きだった。特にブイズ。

だから、イーブイが主軸となって物語が展開されるこのタイトルのポケモンをプレイしたのは必然と言える。

 

で、転生先のスタート地点はカントー地方。これは運命だと思った。

Let's Go!は赤緑青……もっと言うと、黄──ピカチュウのリメイク作品。そのため、舞台は初代と同じカントー地方だと聞く。

 

こりゃあいるかもしれない。俺ちゃんの相棒イーブイ。

と、幼少期にポケモンを一体も持たずそこら辺の茂みに突撃した結果、よく分からんたねポケモンに殺されかけた。

 

ポケモンは怖い生き物です。

 

そこで俺を助けてくれたのが、今頭にしがみつくように乗っているイーブイ。

こんな可愛いのにすこぶる強いので、もう一瞬で惚れ込んだ。誠心誠意最上級の感謝を込めた五体投地をした後、10歳になった暁には俺の旅に着いてきてくれるように……なんなら相棒になってくれるように頼み込んだ。

 

とは言えども当のイーブイにはなんのこっちゃで、様子から察するにそもそも元から俺に捕まえられようとして近付いたらしいのだ。

なんで?何もしてないんだけど。

 

まぁそれはともかく、だ。あれから10年は経ち、俺も今や17。クソガキからクソになる間、この相棒イーブイ──イヴと一緒に様々な地方を旅して来た訳だ。

もちろん、それなりに強い自信がある。チャンピオン……とまではいかずとも、各地の四天王と渡り合える程度にはだ。

 

そうやって色んな地方をイヴと旅して、段々と手持ちを増やした。そして、アローラで最後のひと枠を埋め、地元が同じという理由で仲良くなった子が初代チャンピオンになったと聞いて挑み、惜しくも敗れた。さすがレベルがちげーや。

 

俺が思うに、あの子は主人公のひとりだと思うね。相棒はジュナイパーだったけども見るからにパッケージ飾ってそうなポケモンも連れてたし、間違いない。

 

その後、一通の手紙が届いた事で俺はアローラを去った。あの子と話したのはチャンピオン戦っきりだから別れを告げ忘れたが……元気にしているだろうか。

 

で、まぁその手紙というのが、イッシュにあるとある学校の転入の話だった。珍しいことにポケモンバトルを主軸とした教育を行っていて、俺はそこの校長のお眼鏡に適ったらしい。負けたんですがそれは……

 

そして今!俺は何をしているのかと言うと!

 

「限界か……OKお疲れ!戻りなマホ!」

 

「──や、やっとクレイくんのマホイップちゃんを突破できた……!」

 

ポケモンバトル中である。

転入した学校の名は『ブルーベリー学園』、バトルがメインの学校という事もあって中々レベルが高い。それに、ここではダブルバトルが主流。ゲームみたいにコマンドバトルではなく、リアルタイムで指示を出さなければならない為頭も使う。

 

つらいので割と自主退学を考えている。

 

「耐えれるよな、ちょっと待ってろリツ!」

 

『──!』

 

次のポケモンを出す間耐えてもらおうと、2体のポケモンを相手取っている自ポケ──ポリゴン2にそう呼びかけると、頼りがいのある電子音が返ってきた。

持ち物はしんかのきせき。当然硬い。

 

「さて、主役のお出ましだ……。ここに来てから、出すのは初めてだ。」

 

「あ、あれ?主役って、イヴちゃんじゃないんですか……?」

 

「ふふ、まずはこいつを突破しないとな?」

 

「いぶ!」

 

頭の上の相棒もそうだそうだと言っています。

 

目の前の桜色の髪をしたトレーナーとも、それ以外のトレーナーとも何度か戦ってはいるが、その度に俺の切り札を出す前に戦闘は終わる。何故ならば俺は強いから(自画自賛)。あと戦う相手を選ぶから(真実)。

 

だが今日は違う。この可愛いポケモンジャンキーは俺の他の手持ちを引き出す為に相当の対策をしてきている。

公式戦でも模擬戦でも、ブルーベリーでこいつを出すのは初。この学園で──いや、この地方において見た事のある奴はいない。何故ならば、本来入国禁止のポケモンだから。

……だから、こいつは対策の仕様がないだろう!

 

「クレイくんのパーティの主役……?一体、どんな可愛いポケモンなんでしょう……?」

 

可愛いが最強、と豪語し実際に可愛いポケモンを愛でてたらブルベリーグ四天王になっていた。というとんでもない努力家で、俺と同じ可愛いもの好きな彼女は目を輝かせる。

 

───同士として仲良くさせてもらったがな……騙して悪いが、こいつが俺の切り札だ!

 

「暴れろ、まっちゃん!」

 

投げたボールから赤い光が噴出し、その中からポケモンが現れた。

その姿を顕にした途端───

 

バトルフィールドから、歓声が消えた。

 

『ッバァルク!!!!』

 

妙に反響する鳴き声と共に現れしは、赤い体液がぎっしりと身体に詰まった、はち切れんばかりの筋肉。

四本足に、長い針。黒い複眼に、長い触覚。

 

 

「え……?」

「なにあれ……?」

「あぁ、前々からおかしい奴とは思ってたが……」

「完全にイカレやがった……」

「見た事ない……」

「キモッ」

「……わ、わやじゃ…」

 

 

グッ、グッ、と全方位にマッスルポーズをキメる俺のエースポケモン────マッシブーンが、そこにいた。

 

可愛いポケモンのバトルに上がっていた黄色い声援は消え、ざわめきどよめきが満ちる。だがしかし、そんな事はどうでもいいさ!

 

「よっ、キレてるよ!」

 

『───!』

 

「ぶい、いぶい!」

 

マッシブーンの筋肉、肉体美を褒め称える一同。それに感化されたか、ギャラリーの反応も変わっていく。

 

「おいおい、なんて筋肉だ!」

「背中に鬼神が宿ってる!」

「そこまで絞るには眠れない夜もあっただろ!」

「胸がケツ!」

「腹筋がガケガニの裏!」

「……なんだこれ、オイラよく分かんねぇや」

 

黄色い声援は、いつの間にやら野太い声援へ。

目の前のトレーナーは、あまりの衝撃に目を剥いていた。

 

「かわいいねぇまっちゃん!ナイスバルク!!!」

 

はっ、と正気を取り戻したのかぱちくりと瞬きを繰り返しながらマッシブーンを見る。

 

ポディビルのような掛け声が飛び交う中、やっと言う事が出力されたのか声を張上げる。

 

 

「かわいくないっ!?!!?!?!?」

 

 

……その日──ブルベリーグ四天王『タロ』は、人生で最大級の大声を出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

*1
世に平穏のあらんことを……





・オリ主
本名クレイ・カナタチ。カントー出身。銀髪で中性的な顔立ち。
前世ではポケモン経験及び知識はあまり無く、オンライン対戦もしたことが無い。
そんな事よりチェンソーが6個付いたシステムに深刻な障害を発生させる武器を振り回したり、生命に長期的かつ深刻なダメージを与えるエネルギー粒子とか、指数関数的に自己増殖する赤いエネルギー資源とかを巻き散らかしたり火を付けたりする事に心血を注いでいた。身体は戦いを求めるからね、しょうがないね。

色んな地方を巡っているので人脈はまあまあ広く、ヘンテコなパーティのくせに妙に強い為それなりに名の知れたトレーナーでもある。
アローラではSM主人公の手持ちがモクロー一体だった頃からの付き合い。

バトルの仕方を教えたり、度々相談に乗ったりしていた。チャンピオンになったと聞いたので挑んで負けたが、その際初めてマッシブーンを出して驚かれた。その後マッシブーンがどういうポケモンなのか説明された。責任持って育ててる。
そして、初代チャンピオンには何も言わずアローラから消えた。

趣味は女装。自らの美と愛嬌を追求する事がマイブーム。

・イヴ
相棒イーブイ。︎︎ ♀。
なんか知ってる奴の気配がしたので本能のままに向かってたらクレイが死にかけてたのを発見。他人な気がしなかったから助けた。なつき度は天元突破してる。
指示は出されなくてもナチュナルに以心伝心してるので、無言でも戦闘が可能。
Let's go!通りに種族値は底上げされてるし個体値は6V。相棒わざも覚えてるし相棒サインも出す。例によって進化は拒否る。

・マホ
マホイップ。︎︎ ♀。
ガラルにいた時にカレー作ってたら寄ってきたので分けたら仲良くなった。そのまま手持ち入り。

・リツ
ポリゴン2。
ロリコンでは無い。硬いし強い。
もらったポリゴンがいつの間にか進化していたので、名付けて本格的に育てた。クレイは知らない内に進化していた事については「可愛いし別にいいや」と特に気にしていない。ちなみにクレイはポリゴンの進化方法を知らない。

・まっちゃん
マッシブーン。♂。
別に捕まえるつもりなんてなかった。殆ど事故によるもの。
しょうがないので連れ回してる内に可愛く見えてきてしまった。
本当ならばイッシュ地方及びブルベリには入国出来ないが、国際警察のコネと貸しをぶん回したら許可された。やったぜ。
ブルベリ校長の名のもとにテラリウムドーム内でのみボールから出すことを許可されている。

・タロ
ブルーベリー学園二年生、ブルベリーグ四天王。
クレイが転入してきた際、かわいい顔した奴が頭にイーブイを乗っけてるという光景にハートを射抜かれた。以降よく話す仲。
「かわいいは正義」に賛同する同好の士である為、まだ見た事がない手持ちのポケモンも可愛いのだろうと思っていたら筋肉モリモリマッチョマンの変態が出てきて叫んだ。

・ミヅキ
SM主人公。︎︎ ♀。
クレイさん……?どこ……?
なんでいなくなっちゃったの……?

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