The Report was written
by Yuzu Hanaoka
Yuka Hayase
Momoi Saiba
Midori Saiba
Alice
まるで森全体が光って見えるかのような、自然豊かな樹海。
木々のほとんどを小型で厚い葉をした硬葉樹が占め、何故か迷宮内に差す陽光を反射することから、淡い碧色の樹海として名付けられたものと推測できる。
下層は巨大な獣を捕獲できる罠を地下に設置できるほど地質は強固かつ乾燥しているにも関わらず、上層へ進むにつれて水分の多い湿地帯のような様相になる。
総じて、乾燥する時期が多めで、雨季が短いか雨量が少なめの樹海と見ることができる。
以下にその生物の特徴・生態・著者達の所感を記しておく。
・森ネズミ
樹海に住まうネズミの魔物。普段遭遇するネズミよりもサイズが大きく、その雑食性も凶悪に発揮するため侮れない。
モモイ「雑魚のネズミじゃん!いわゆるドラテスのスライムみたいな」
ミドリ「侮ったらダメだよ。こいつらこの前、死んだラフレシア食べてるの見たんだから」
ユウカ「雑食性の恐ろしさってやつね」
・針ネズミ
黄色い針を全身に生やしたネズミの魔物。その背中の針にさえ気を付ければ、怪我をすることなく狩ることができる。
モモイ「ねぇー、こんなのも書かないとダメなの?」
ミドリ「当たり前じゃん。全部書いてこそのレポートだし」
ユ ズ「このネズミの針、裁縫道具としても使われてるんだって」
・肉食コアラ
人を襲ったことで肉の味を覚えたコアラ。獲物の足を止めてから襲い掛かる習性を持つため、群れると危険。
ユ ズ「かわいいはずのコアラが、どうしてこんなことに…」
アリス「残念ながら人の味を覚えてしまった動物は、駆除するしかないんです!」
・グラスイーター
巨大なバッタの魔物。強い脚力から繰り出される蹴りは要注意だが、群れていない限りは恐れる必要はない。
アリス「ユウカが気持ち悪いって言ってました!」
ユウカ「よく覚えてたわね……というか、このサイズのバッタは誰だって無理でしょ?」
・はさみカブト
強固な殻に覆われた、カブトムシとカニを合わせたような魔物。武器の攻撃には強いが、温度変化や雷には弱い。姿焼きを始め有名な魚(?)料理になっているとか。
ユウカ「こいつは堅かった。モモイの術式頼りだったわね…」
アリス「美味しかったです! まさしくカニの食感でした!」
ユウカ「あ、そう…」
・毒吹きアゲハ
樹海に住む、猛毒の鱗粉を兼ね備えた毒々しい色のアゲハ蝶。その鱗粉は、吸い続けると呼吸器を破壊し、命に関わる。なお、雷属性で倒すと、透き通るような複眼を採取できる。
ユ ズ「この蝶に、全滅しかけたんだよね?」
アリス「大丈夫です!戦闘が終わったら何故か治りました!」
・ギラファビートル
巨大な大あごを持ったクワガタムシ。その黒く滲んだ顎から放たれる突きは、生半可な防御をやすやすと貫通する。
ミドリ「すっごい痛かったね、こいつの突きは」
モモイ「ユウカが重かったからじゃない?」
ミドリ「バカ言わないの。それ抜きでも死ぬかと思ったんだから」
ユウカ「モ~~~モ~~~イ~~~???」
・ボールアニマル
まん丸いアルマジロのような姿をした生物。甲羅は頑丈だが、攻撃力はさほどでもないため、脅威はない。むしろ料理の材料としてのほうが有名だったりする。
モモイ「何気に超うまいよ!」
アリス「アリスも気に入りました!」
ミドリ「それは…そうだけど、真面目に描こうよ…」
・オオテントウ
バスケットボール大のテントウムシ。普段は飛び回るだけだが、追いつめられるとラフレシアの援軍を呼ぶため、優先度は高い。
ユ ズ「あの事件以降オオテントウは最優先で撃ち落とすようになりました……。ありがと、ミドリ」
ミドリ「お安い御用だよ」
・ラフレシア
人の命を簡単に奪える冷気や猛毒を持つ巨大花。この花の蜜を焼くことで気付け薬が作られるが、樹海に慣れない冒険者は見かけたら逃げた方がいい。
アリス「モモイですら一発で戦闘不能にできるレベルです……ミドリも、あんなに怒ったのは初めてでした」
ユウカ「こいつにやられた兵士さんは忘れられないわよ」
・サイミンフクロウ
目が合うだけで人を眠らせることが可能なフクロウの魔物。実は目が悪いので、銃や槍などの攻撃に弱く、たやすく狩れてしまう。
ユウカ「アリスちゃんが一番眠らされてた気がするわ」
アリス「うわーん!ごめんなさい!」
・マンドレイク
人のような顔をしている球根。倒された時にやかましい絶叫を放つので、燃やすか凍らせるかして倒そう。
モモイ「燃やせば断末魔の悲鳴なんて出せないもんね!」
ユ ズ「普通に倒すより残酷な気が……」
・狂乱の角鹿
人間を狂わせるステップをするという、樹海の青い鹿。初心者の冒険者が命を落とす生物No.1と言われており、初めて見かけた人は必ず避けること。さいわい、気性は大人しいので、近づきすぎなければ向こうから襲ってくることはほぼない。
ユウカ「混乱させるだけじゃない。こいつの角から放たれる「かちあげ」も要注意よ」
アリス「混乱攻撃だけじゃないんですね…」
・駆け寄る襲撃者
人を見かけるとわき目も降らずに襲い掛かってくる、恐竜のような魔物。知能はあまり高くないので、樹海にある落とし穴を活用して手傷を追わせてから逃げるか討伐しよう。
ミドリ「今の私達なら、勝てるかも…?」
モモイ「まさか現代で恐竜見れるなんてねー。でもあからさまな罠にも気付かないとか、コイツバカなんじゃない?」
・紅鉄の蝲蛄
淡碧ノ樹海の水辺に生息する、極めて危険なザリガニ。このザリガニのハサミを斬り飛ばすことが出来れば冒険者として一流らしいが、人体さえもやすやすと切り裂くハサミからは、冷気も放つと言われている。少数では絶対に挑まないこと。
アリス「勇者にふさわしい相手でした!」
ミドリ「最初に見た時は、生きた心地がしなかったけどね……」
・跳び回る黒蟋蟀
樹海を飛び回る、巨大なコオロギ。こちらが他の魔物と戦闘するなどして、騒音を立てていると、音を感知する習性によって近づいてくる。戦いたくなければ、コオロギの付近では静かにするのが吉。戦う際は、蹴りが厄介なので封じてしまおう。
ユ ズ「あれに見える…ご、ゴキ―――」
ユウカ「気持ちはわかるわ」
アリス「あれはコオロギです!」
・イピリア
淡碧ノ樹海にときたま現れる虹色の大蜥蜴。普段はどこに生息しているか分からないが、数年に一度、繁殖期の餌を探すため現れる。主に樹海の昆虫を食すため、イピリアが樹海に現れただけで昆虫系の魔物が暴れ、リカタ・ジュタに不漁をもたらしてきたため、凶作の元凶として恐れられている。
モモイ「まさか、本物の『力が欲しいか』が聞けるなんてね」
アリス「あの時はちょっとびっくりしたんですよ?」
モモイ「ごめんごめん。でも、私の力の使い方はもう迷わないつもりだよ」
アリス「流石アリスのパーティのアルケミストです!」
Tip!:レポート
世界樹の迷宮シリーズでは、見つけた魔物・素材はミッションを受ける場所(執政院や大公宮など)で報告することで図鑑に載るぞ!報告した数に応じて報酬がもらえたとかもらえなかったとか。
ここまで読んでくれた君は、この小説に感想を送ってもいいし、高評価をつけてもいい。また、アンケートに答えてくれても構わない。
もちろん、存在しない記憶を投げるのも、違う世界線の透き通った世界樹の迷宮を創造するのも、踏破した迷宮の思い出を語るのも自由だ。
思い入れのある世界樹の迷宮ナンバリングは?
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初代
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Ⅱ・諸王の聖杯
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Ⅲ・星海の来訪者
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Ⅳ・伝承の巨神
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Ⅴ・長き神話の果て
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新Ⅰ・ミレニアムの少女
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新Ⅱ・ファフニールの騎士
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X
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リマスター版
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不思議のダンジョンⅠ・Ⅱ
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その他(拙作の存在しない記憶を語る)