もしも、シャーレに赴任してきたのがゴルゴ13だったら… 作:御厨パステル
一息ついたと思ったら、天啓が降りてきたので書きました。
作者はゴルゴ13はアニメ版をある程度視聴しています。
コミックス版などの細かいお話は全く履修してません。
つまりにわかでございます。()どうかお許しを……。
ちなみにブルーアーカイブも履修していません。()
許して……?
その業界の者なら誰でも知っている。
それが超A級スナイパー、ゴルゴ13。
彼への依頼料は高くつくが仕事は確実だ。
彼の素性を知る者はいない。
何故かって?それは…。
彼を探ったものは皆、ゴルゴ13に消されているからだ。
彼は休息を取りたいときには自家用のクルーザーに乗り、
沖まで出てから、ようやく少しだけ気を緩めて過ごす。
いつも通りの束の間の安らぎだった。
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「……………」
ミヤーミャー…ミヤーミャー…
ウミネコが鳴いている。
ミヤーミャー!ミヤーミャー!
餌の取り合いをしている様だ…。
「………」
人とあまり変わらないな……。
サッ…サッ…サッ……
ふと甲板に出てみた。
そしてサングラス越しに太陽を見た。
特に理由はなかった。
「……」
ピカッ…!!
「…!」
太陽の光が強く降り注いだ気がした。
思わず、腕で顔を覆った……。
そして、顔を上げたら…そこは……。
……列車の中だった。
「…ここは…?」
よく見れば自分の格好もいつものスーツになっている。
解体したM16が入っているアタッシュケースも一緒だ。
一体誰が、いつの間に……?
『…私のミスでした。』
「!」バッ!
さっきまで前の座席には人は居なかった……。
『私の選択……それによって招かれたこの全ての状況。』
……辛そうな顔をしている。
『……結局、この結果にたどり着いて初めて、あなたの方が正しかったことを悟るだなんて。』
……子供がしていい顔ではなかった…。
『…今更図々しいですがお願いします。』
……俺に何を伝えようとしているんだ?
『きっと私の話は忘れてしまうでしょうが、それでも構いません』
『何も思い出せなくても、おそらくあなたは同じ状況で、同じ選択をされるでしょうから……』
…………随分と回りくどいな。
「……要件を聞こう。」
『…え?』
「少し、回りくどい。」
『え?あっ、す、すみません!』
「いや、いい。」
「つまり、依頼でいいんだな?」
『依頼…?た、確かにそんな感じではありますけど…』
「内容は?ターゲットの詳細は?」
『タ、ターゲット?』
「……言えないのか?」
『ターゲットだなんて…いませんよ?』
「……話が見えないな。」
『私はただ!貴方に救ってほしい世界があるんです!』
「………」
『あの…聞いてます?』
「…続けてくれ。」
『私は自分の望む結末には到達できませんでした。』
『けど、貴方なら、きっと良いものを掴んでくれます。』
『私が信じた貴方なら!きっと…!』
『この結末を良いものへ……!!』
「………」
『…あの…引き受けてくれますか?』
「……わかった。やってみよう。」
『…!』パァァ!(笑顔)
「それで、」
『…?』
「依頼料は300万ドルだ。」
『…300万ドル……?』
「ドルを知らないか…。」
「円にすると…」
「約3億円だ。」
『……はい?』
「…円も分からないか?」
『い、いいえ!分かりますけど!!』
『なんか…ちょっと…途方もない数字で……。』
「…この依頼がいつ終わるかも分からない。」
「だからクライアントであるお前が依頼達成したかどうかを決めてくれ。」
「依頼料はその時でいい。」
『………わかりました…!3億円ですね!』
「あぁ、そうだ。」
「じゃあまずは奴を止めるという感じだな。」
『………え?』
「さっきからこの列車の窓の外に映っているだろう。」
『……』チラッ…
そこにはアビドス砂漠が映っていた。
それと白い大蛇のような機械と、1人の少女も。
『あ、あれ…?何か思ってたのと違うような……』
「…ターゲットはアレじゃないのか。」
『い、いえ!確かにアレは…止めた方がいいとは思いますけど………。』
「了解した。」スッ…
『…?立ち上がって何処へ……?』
「ターゲットの所だ。」コツコツコツコツ……
『……ん?』
『……ええぇぇぇ!!!!?』
『(こ、この人…!強引に列車のドアをこじ開けた…!)』
「………」
『ま、まさか飛び降りる気ですか……!?』
「…スカイダイビングは慣れている。」
『そ、そういう問題じゃなくて…!』
ゴソッ……
『……え!?』
『い、いつの間に背中にパラシュートパックを…!?』
「……教える事は出来ない。」
『り、律儀に応答してくれるんですね!?』
「……」
『わぁぁ!!?無言で飛び出したぁぁ!!?』
『ど、どうしよう……!』
『もしかして私……』
『とんでもない人に依頼しちゃったんじゃ………!』
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これはキヴォトスに先生として呼ばれたゴルゴ13が、
……基本的に強引な手段で、
この物語をハッピーエンドにするお話……。
まずい!このままのプロットで行くと、
「ゴルゴ13」から「ゴルゴ13イチゴ味」になってしまう!
どうにかしてコミカルさを無くさないと……!