もしも、シャーレに赴任してきたのがゴルゴ13だったら… 作:御厨パステル
皆さん、お待たせしました。
今更ですが原作崩壊タグをつけました。
今の所、風紀委員会との遭遇の仕方だったりも改変してたし…当たり前っすね…
もうここからは一歩も引けないぞ!
幕間 ブラックマーケット
ゴルゴが初めて先生としてシャーレに来た時と同時刻。
また一人、数奇な力でキヴォトスに導かれた男がいた。
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???「ん……んん?」パチッ…
顔に当たる日の光で目を覚ます。
???「…少し仮眠を取ろうとしたら、だいぶ寝てしまったようだな…」
チュンチュン…チュンチュン…!
???「小鳥のさえずり……?」
???「それに、日の光が差し込んでいる…?」
???「何か…変だ…。」
???「ここは地下のはず……っ!?」
意識がはっきりとしていくと共に自身が今いる空間の異常さに気づく。
???「ま、窓がついている…!?」
???「入り口はエレベーターではなく、普通のドアになっている…!」
???「い、一体どうなっているんだ……?」ガタッ…
椅子を降りて、戸惑いながらもドアに近づく。
???「……。」ガチャッ………
扉の外には、ニューヨークとはかけ離れた街並みが広がり、銃声が鳴り響いている…。
???「ここは……どこだ……?」
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時間は進み、ゴルゴはアビドス高校でのひと悶着が終わり、少しの間また落ち着いた生活に戻ろうとしていた。
連邦生徒会 シャーレ 部室……………
「……。」
ピコン!
アロナ「…?先生、難しい顔をされてますが…?」
「…知りたい事がある。」
アロナ「はい!何でも聞いてください!」
「腕利きのガンスミスを知らないか。」
アロナ「……はい?」
………………………………………。
「……。」コツコツコツコツ…
アロナ『先生という立場上、あまりここには来ない方が…』
「…ここ以外では、そういうのは無いのだろう?」
アロナ『まぁそうなんですけどね…』
アロナ『私、初めて来ましたよ…ブラックマーケット…。』
「……。」コツコツコツコツ…
アロナ『何度も言いますが、ここはとても治安が悪いので注意してくださいね!』
「分かった。」
アロナ『…!銃声です!結構近いですね…!』
「……。」
???「わ〜〜!来ないでください〜〜!!」
???「そうはいくかよ!有り金置いてきな!!」
???「ちょこまかと逃げやがってっ!」
アロナ「誰か追われてるみたいですね…!」
「…来るぞ。」
アロナ「え?」
バッ!
タッタッタッタッ…!!
???「チッ!逃がすか!」
???「わわっ!わわっ!わ〜〜〜!!!」
ヒョイッ!ヒョイッ!ヒョイッ!ヒョイッ!
???「こいつ!後ろに目でも付いてるのか…!?」
アロナ「せ、先生っ!私達も逃げた方が…」
「…。」コツコツ…
アロナ「ちょっ!無言で真正面に立たないでください!」
「……。」スッ…
タッタッタッタッ!!
???「…えっ!誰かは知りませんが危ないですよ〜!」
「伏せろ。」
???「えっ!?伏せろ!?」
「…。」
???「え、えーい!」バッ!
???「なっ!?あいついきなり倒れたぞ!」
???「…おい!誰かいるぞ!」
「……。」チャキッ
???「グハッ!!」バタッ…
???「う、動きが見えなかった…!」バタッ…
「…。」
???「す、すごい…!」
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???「助けていただいてありがとうございます!」
「気にするな。」
???「…もしかして、シャーレの先生ですか?」
「どうして分かった。」
???「結構有名ですよ?ものすごい強い大人が来たって…!」
ヒフミ「あっ!私は【阿慈谷ヒフミ】って言います!」
「…なんで追われていたんだ。」
ヒフミ「なんでって…私は何にもしてないんですけど…」
ヒフミ「多分、私がトリニティの生徒だからって事でしょうね…」
「トリニティ?」
ヒフミ「キヴォトスの中でも大きい学校で、お嬢様みたいな人が通うような学校です。」
ヒフミ「私は別にそんな事は無いんですけど…」
「そんな学校の生徒が何故ここに?」
ヒフミ「えっ!いやー…その……。」
「……。」
ヒフミ「ペ、ペロロ様のグッズのためです!」バッ!
「……これは?」
ヒフミが取り出したのは、サイコキネシスを喰らったような顔をした鳥のような生命体が口にアイスの棒をぶち込まれているぬいぐるみだった。
ヒフミ「ペロロ様です!」
「……ペロロ?」
ヒフミ「このぬいぐるみはアイス屋さんとのコラボで100個ほどしか生産されていない超レア物なんです!」
「…コレの為にブラックマーケットまで来たのか。」
ヒフミ「はい!危険を犯してもいいほどの価値はあります!」
ヒフミ「どうですか!?可愛いですよね!」グイッ!
「…………………………………あぁ。」
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その後、先生とヒフミはブラックマーケットを歩いていた。
ヒフミ「先生は何をしにブラックマーケットに来たんですか?」
「ガンスミスを探しに来た。」
ヒフミ「ガンスミス?」
「武器を買いに来たと捉えてくれていい。」
ヒフミ「へ〜先生って結構武闘派なんですね!」
ヒフミ「勝手なイメージですけど、先生と言えば優しそうな雰囲気なのかな〜って思ってました!」
ヒフミ「あっ!先生の事を悪く言ってる訳じゃないですよ!」
「気にするな。」
ヒフミ「…と言うか私も着いて行っていいんですか?」
「変にまた絡まれるより、こっちの方が安全だ。」
ヒフミ「確かに……?」
ガチャッ…!
数m前の建物のドアが空いた。
建物の中から素行の悪そうな生徒が出てきた。
スケバン「おう!おっさん!今日もありがとうよ!」
続いて、見送りの為か初老の男が出てきた。
???「はいはい、今後共ご贔屓に…」
スケバン「じゃあな〜!」タッタッタッタッ…
???「……。」
「…!」コツコツコツコツ
ヒフミ「…先生?」
初老の男に近づく。
???「ん?…おや!」
「……。」
デイブ「まさかここでお会いするとは思いませんでしたよ…」
デイブ「ゴルゴ13…!」
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デイブの店 店内………………。
デイブ「こんな粗末な椅子しかないですが、お掛けになってください。」
「あぁ。」
デイブ「そちらのお嬢さんも。」
ヒフミ「あ、ありがとうございます…!」
デイブ「…よいしょっ…と。」
「…いつ頃からここにいる。」
デイブ「ええと、一月も経ってないくらいですかね?」
「そうか。」
デイブ「そういう貴方は?」
「同じくらいだ。」
デイブ「そうでしたか…。」
デイブ「いやーワシはあまり非科学的な事は信じないタチですがね?」
デイブ「こんな事が起きちゃあちょっとは信じちゃいますよ…」
「試し撃ちがしたい。」
デイブ「えぇ!どうぞどうぞ…!部屋の構造は変わってはいませんよ。」
「…。」コツコツコツコツ…
ガチャッ…バタン。
デイブ「…。」
ヒフミ「あ、あの〜」
デイブ「ん?何か?」
ヒフミ「先生とはどういう関係なんですか?」
デイブ「あ〜…仕事仲間…でしょうかな?」
ヒフミ「つまり、お友達なんですね!」
デイブ「お友達と言う程、深い関係では無いんですがね…。」
デイブ「…と言うか、彼は先生なんですか?」
ヒフミ「え?先生はこのキヴォトスに先生として就任してきたんですよ?」
デイブ「そうですかそうですか!いやいや…あの方が先生とは…!」
デイブ「人生何があるか分かりませんな…!」
ヒフミ「外の世界での先生ってどんな人でしたか?」
デイブ「そうですね…今とあまり変わりはしてないですよ?」
ヒフミ「そうなんですか?」
デイブ「えぇ、いつも通りすぎて、こっちがびっくりさせられましたよ。」
ヒフミ「デイブさんはどうしてブラックマーケットなんかにお店を建てたんですか?」
デイブ「さぁ?何ででしょうね?」
ヒフミ「…?」
ガチャッ…
デイブ「む、どうでしたか?」
「問題ない。」
デイブ「それは何よりですね。」
「……。」コツコツコツコツ…
デイブ「…?今日は依頼されないんですか?」
「あぁ。何かあったらまた来る。」
デイブ「そうですか、それじゃあお見送りしますよ…っと」ギシッ…
………………………………………。
ヒフミ「先生、あの人を見つけた時に目が凄く開いてましたね〜」
「…。」
ヒフミ「久々に会ったって感じなんですか?」
「そうだな。」
ヒフミ「あの人から仕事仲間って聞いたんですけど、先生って外の世界でどんな仕事をしてたんですか?」
「…教えられない。」
ヒフミ「秘密ですか?」
「あぁ。」
ヒフミ「じゃあいつかは教えてくださいね〜!」
「…。」
「もうブラックマーケットは越えたぞ。」
ヒフミ「あっ、それじゃあここまでで大丈夫です!」
ヒフミ「今日はありがとうございました!」
ヒフミ「それじゃあ失礼します!」
タッタッタッタッ………
「……。」
コツコツコツコツ………
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アロナ「先生がさっき話してた人……」
アロナ「私、あんな人呼んだっけ……?」
いかがでしたでしょうか?
ここでお知らせなのですが、誠に勝手ながら【時計じかけの花のパヴァーヌ編】は一度(前編)でストップさせていただきます。
やはり、時系列順に進めていかないと行けないかと思いましてこの判断を致しました。
次からはエデン条約編を書いていこうかと思っております。
どうか温かい目で見守ってください……。
それではまた。