もしも、シャーレに赴任してきたのがゴルゴ13だったら… 作:御厨パステル
皆様、お待たせしました。
いよいよエデン条約編へ入っていきます。
にわかなりに頑張って書いていきたいと思います。
ここで言う事では無いのかもしれませんが、
アビドス廃校対策委員会(中編)の内容に風紀委員会との邂逅を付け加えました。良ければそちらも見ていってください。
それではどうぞ。
連邦捜査部 シャーレ、その部屋の主である先生は
超人的な速さで書類作業を終わらせ、ベランダにて壁に背をつけて紫煙を纏っていた。
「……。」
ピコッ!
アロナ『今日もものすごい速さで書類を終わらせましたね…。』
「……。」
アロナ『…あんな量の書類を終わらせて表情一つ変えないって先生はロボットなんですか?』
「俺は人間だ。」
アロナ『いや分かってますけど…。』
アロナ『…あっ、そういえばトリニティ総合学園から依頼が来ていましたよ。』
「依頼?」
アロナ『うーん…依頼と言うよりは…お誘いでしょうかね?』
「……。」
「行こう。」
______________________
トリニティ自治区………。
「……。」コツコツコツコツ…
ヒソヒソ…ヒソヒソ…ヒソヒソ…ヒソヒソ…
アロナ『せ、先生?何か道行く人が先生を見てヒソヒソ話をしてますよ…?』
「……。」
アロナ『やっぱり、黒スーツにアタッシュケースはいい印象は与えないんじゃ…』
「俺は気にしてはいない。」
アロナ『そ、そうなんですか…?』
アロナ『あっ、もうすぐトリニティ学園の校門に着きますね…』
正義実現委員会モブA「あ、あの!」
「…何か用か。」
正義実現委員会モブA「な、何の御用でトリニティ学園に来られたんですか?」
「ティーパーティーとやらに招待を受けた。」
正義実現委員会モブA「…えっ!じゃあもしかして貴方が先生ですか!?」
「あぁ。」
正義実現委員会モブA「す、すみません!私てっきり…」
「…。」
正義実現委員会モブA「あっ!案内しますね!こちらへどうぞ…!」
……………………………………。
正義実現委員会モブA「この先のテラスでお待ちになってます。」
「…。」
正義実現委員会モブA「それじゃあ私はこれで…」ペコッ…
「あぁ。」
サッサッサッサッ…
「…。」コツコツコツコツ…
______________________
???「あっ、あれが先生かな…?」
???「そうですね。」
???「何か雰囲気が怖いね〜」
???「…本人の前では言ってはいけませんよ。」
???「は〜い。」
コツコツコツコツ…。
「…。」
ゴルゴの前には二人の少女が椅子に座って待っていた。
???「こんにちは、先生。こうしてお会いするのは初めてですね。」
ナギサ「私はディーパーティーのホストをしています。桐藤ナギサと申します。」
「あぁ。」
ナギサ「そしてこちらが同じく、ティーパーティーのホストをしている。聖園ミカさんです。」
ミカ「…」サッ…トットットットッ…!
挨拶の終わりと同時に席を立ち、こちらに向って歩いてきた。
「…。」
ミカ「うーん…。」
上から下までくまなく見られている。
ナギサ「…ミカさん?」
ミカ「やっぱり明るい色の服とか着た方がいいと思うよ?」
ミカ「ただでさえ、普通の人よりも遥かに背が高そうだからね〜」
ミカ「それに黒一色は駄目だと思うな〜…」
ナギサ「………ミカさん?」ピキッ
「…。」
……………………………………。
ナギサ「ミカさんが失礼な事を言ってしまってすみません…」
「気にするな。」
ミカ「」モゴモゴモゴモゴ…
初対面から色々あったが、今は椅子に3人とも座っている。
現在、ミカはナギサに掌底打ちのような勢いで口にねじ込まれたロールケーキを頬張っている。
ナギサ「コホン…改めて私達がトリニティの生徒会、ティーパーティーです。」
ナギサ「今後共、よろしくお願いします。」
ミカ「」モゴモゴモゴモゴ…
「それで、依頼は何だ。」
ナギサ「そうですね。早速本題なんですが…」
ナギサ「先生には【補習授業部】の顧問になっていただきたいのです。」
「…。」
ナギサ「トリニティ総合学園は『文武両道』を掲げている学校です。ですが、今にでも落第しそうな方たちがいらっしゃって…」
ナギサ「私達としても『文武両道』の歴史を途絶えさせない為にその方たちの落第は防ぎたいのです。」
ナギサ「本来ならティーパーティーである私達がどうにかするべきなのですが、現在私達は【エデン条約】と言うもので忙しくなってまして…」
ナギサ「どうかお願いできますか?」
「…分かった。やってみよう。」
ナギサ「ありがとうございます。」
「…もう一人いると聞いたんだが。」
ナギサ「もう一人?……あぁ、セイアさんの事ですね…」
ナギサ「セイアさんは今入院中でして、こちらにはいらっしゃらないんです…」
「そうか。」
ナギサ「…【補習授業部】の生徒たちは4名です。」
ナギサ「こちらが名簿になります。」スッ…
「……。」パサッ…
………………1名、知っている名前が載っていた。
______________________
コツコツコツコツ………
「…。」
ガラガラッ…
ヒフミ「……あ。」
「……。」
指定された教室に来て、ドアを開けたらやはり居た。
ヒフミ「いやぁ…その…あの……ですね?」(汗)
「………………。」
ヒフミ「は、反省はしていますのでそんな冷ややかな目で見ないでくださいっ!?」
「………。」
ヒフミ「大事なテストがあったんですけど…ペ、ペロロ様のゲリラライブがあったんです!これはファンとして行くしか無かったんです!!」
……本当に反省しているのだろうか。
ヒフミ「い、一応、ナギサ様に先生のサポートを頼まれているので!」
ヒフミ「一緒に皆さんの落第を回避しましょうね!」
「…。」
ヒフミ「…絶対、信用してないですよね!?」
「…あと3人いると聞いた。」
ヒフミ「それが…まだ私以外集まってないんですよね…」
ヒフミ「探しに行きましょうか…。」
「あぁ。」
………………………………………………。
正義実現委員会 部室…………………。
「…ここは何の部室だ。」
ヒフミ「ここは正義実現委員会という、トリニティでの治安維持活動をしていらっしゃる方々の部室です。」
「ここにいるのか。」
ヒフミ「はい、たぶんですけど…」
コンコン!
ヒフミ「し、失礼します…」
ガチャッ……
ヒフミ「…どなたかいらっしゃい…ます…か?」
「……。」
???「………。」
椅子の上で体育座りをしている少女がいた。
ヒフミ「あ、あの〜」
???「…………。」
ヒフミ「あの〜……。」
???「………。」
ヒフミ「……。」
「……おい。」
???「何…?って顔怖っっ!?」
「……。」
???「な、何か用…?」
「探している人がいる。」
???「ひ、人探し?わ、私達はそんなに暇じゃないのよ!」
「何もしていないように見えたが。」
???「はぁぁ〜〜!?」
ヒフミ「ま、まぁまぁ…二人とも落ち着いて……」
「もう一度聞くが、人を探している。」
「補習授業部の部員だ。」
???「補習…授業部?」
「ここは治安維持組織なのだろう。補習授業部に入るようなそういう素行のやつがいてもおかしくない。」
???「………もしかして……。」
スタスタスタ…ガチャッ!
???「もしかして、私をお探しでしたか?」
奥の部屋に繋がる扉が開き、
3人の前には競泳水着を着た少女が現れた。
ヒフミ「…へぇっ!?」
「…………。」
???「ちょ、ちょっと!?牢屋に入ってたはすでしょ!?」
???「そんなのちょちょいのちょいですよ。」
???「それよりも、もしかして貴方が先生ですか?」
「…そうだ。」
ハナコ「私は【浦和 ハナコ】と申します。」
ハナコ「多分、補習授業部の名簿に名前があると思うんですが…?」
ヒフミ「…!の、載ってますね…。」
「……。」
ハナコ「これからよろしくお願いします。」ペコッ
「…多分、人違いだろう。」
「……他を当たろう。失礼する。」サッ…
ガシッ…!
ヒフミ「ちょっ!?先生!勝手に行かないでください…!」
ヒフミ「この方は浦和ハナコさん本人であってますよ!」
「……。」
「同姓同名の人違いだろう。」
ハナコ「トリニティに浦和ハナコという名前は私一人ですよ?」
「……。」
「どうやら名簿に不備があった様だな。ティーパーティーに問い合わせてこよう。」サッ…
ガシッ…!
ヒフミ「いや!?だから逃げないでくださいって…!」
「……。」
ヒフミ「そ、そんなに嫌ですか!?」
「……。」
ハナコ「私は先生とは親密な関係になりたいんですけどね…」
???「な、何言っちゃってるのぉ!?」
「俺はなりたくはない。」
ハナコ「あら…寂しいですね…。」
ガチャッ……!
ハスミ「只今、戻りました。」
???「現行犯で【白洲 アズサ】さんを確保しました!」
ヒフミ「……え?白洲アズサさん…?」
「…。」
ハスミ「あ、先生。来ていたんですね。」
「…あぁ。」
ヒフミ「あ、あの〜静山マシロさんでしたよね…?」
マシロ「はい、自分がそうです。」
ヒフミ「【白洲 アズサ】さんを確保って……」
マシロ「えぇ、そうです。弾薬倉庫を占領して、3時間も抵抗してきたんですよ。」
マシロ「おい、入ってこい。」クイッ
よく見たら紐のようなものを持っていてそれを引っ張った。
スタスタスタ…
「…惜しかった、弾丸さえ足りていれば、あと少しは道連れにできたのに……。」シュー…シュー…
ゴルゴの前には、ガスマスクを付けて手錠をつけられている少女が現れた。
ヒフミ「もしかして…彼女が…」
マシロ「はい、【白洲 アズサ】です。」
「………………………。」
______________________
ヒフミ「…これで一応、部員の二人は見つけられましたね…」
「………。」
ヒフミ「そんな露骨に嫌そうな顔しないでください!?」
「……。」
ハスミ「あの…」
「…何だ。」
ハスミ「アズサさんとハナコさんに何か用なんですか?」
「…あいつらは補習授業部という部活動に入る事になった。」
「特認された部活と言うこともあって、伝えられては無いだろう。」
「俺はその部活の顧問を任された。」
「だから部活動をさせる為にそいつらを連れて行っていいか。」
ハスミ「そうだったんですね……」
ハスミ「…先生が一緒なら大丈夫でしょうかね。」
???「だ、駄目ですよ!?ただでさえ危険人物なんだから野放しにしたら…!」
ハスミ「大丈夫ですよ。丸投げする訳ではありませんが、いざとなったら先生が制圧してくれそうですし…。」
???「えっ…?そんなに強いの…?」
???「ま、まぁいいわ!それじゃあさっさとその変態と立てこもり犯を連れて行ってちょうだい!」
「……ヒフミ、残りの一人は誰だ。」
ヒフミ「えぇと…【下江 コハル】さんと記載されてますね。」
コハル「……………へっ?わ、私………?」
「………………。」
どうやらこいつが最後の一人だった様だ。
______________________
補習授業部 教室………
「………。」
ヒフミ「こ、これで一応皆さん揃いましたね…!」
アズサ「…。」シュコーッ…シュコーッ…
ハナコ「…。」( ^ω^ )ニコニコ
コハル「な、なんで私がこんな所に……」
「…………………。」スッ…
ヒフミ「せ、先生っ!?無言で空を仰がないでください!?」
アズサ「ここで私達は何をするんだ?」
ヒフミ「あっ…ええとですね…これから行われる特別学力試験に合格する事です!」
ヒフミ「学力試験は3回ありまして、そのうち一つにでも全員が合格したら無事に落第を回避できます!」
ヒフミ「み、皆さん頑張っていきましょう!」
アズサ「…なるほど、通常の授業に加えて、ここで落第しない為の勉強もしなればならないのか。」
アズサ「だいぶ厳しい訓練になるな。」
ヒフミ「訓練とはちょっと違う気がしますが…きっと大丈夫ですよ!」
ハナコ「そういえば白洲さんって最近トリニティに転入してきたんですよね?」
アズサ「あぁ、そうだ。」
ハナコ「こんな時期に転入だなんて珍しいですね〜」
アズサ「…そうなのか?」
アズサ「何か不審がられる要因があるのなら、なるべく早めに解消したい。」
ハナコ「いえいえ、別にこれといった事はありませんよ〜」
ハナコ「ただ聞いてみただけですから…」
「…。」
ハナコ「白洲さんって言うのもあれですのでアズサちゃんって呼んでも良いですか?」
アズサ「もちろん、構わないが。」
ハナコ「それじゃあアズサちゃん。ヒフミちゃん。コハルちゃん。皆、今日から仲間って事ですね〜」
ハナコ「改めてよろしくお願いしますね。」
コハル「……。」
ハナコ「…あら?コハルちゃん、どうかしましたか?」
コハル「み、認めないから!」
「……。」
コハル「わ、私は正義実現委員会のエリートだし!」
コハル「さっさとこんな部活なんて抜けてやるんだから…!」
コハル「それにあんまり馴れ馴れしくしないで!私はあんた達のことを先輩だとは思わないからね!」
ハナコ「…。」
ハナコ「確かにそうですね!」
コハル「……へ?」
ハナコ「上下関係は必要ないと思います。」
ハナコ「ここではみんな平等に。って事を言いたかったんですよね?」
コハル「い、いや…そういう…」
アズサ「確かに一理ある。」
アズサ「無理に仲良くする必要はない、適切な距離感でって事だな。」
コハル「だ、だから……」
「……………。」
「とりあえず、そこの二人は服装を改めろ。」
アズサ「む?」
ハナコ「?」
______________________
何日か経ち、各々試験の為の勉強を進めている。
「………。」
ヒフミ「……。」カリカリ…カリカリ…
ヒフミは恐らく、地頭はいいのだろう。
ペロロとか言うのに心酔してなければただの優等生に見える。
アズサ「すまない、ハナコ。ここはどう解けばいいんだ。」
ハナコ「あ〜これは少し工夫がいる問題ですね。」
アズサはしっかりと質問をし、真面目に取り組んでいるように見える。
ハナコも恐らく出来るタイプだ。
アズサの質問をただ答えを言うだけではなく自分の力で答えを導けるようにアドバイスをしている。
……なぜ、ここにいるのかが不思議なくらいだ。
…競泳水着で徘徊してた前科があるから不思議では無いな。
コハル「……。」(宇宙猫)
ハナコ「コハルちゃんも分からない所があったら、聞いてくださいね?」
コハル「だ、大丈夫よ!私はエリートなんだから!」
…あいつは大丈夫ではないだろう。
……………………………。
「…。」
アズサ「…そういえば、先生は頭がいいのか?」
「…。」
ヒフミ「…確かに気になりますね。」
「…一般人の素養レベルだ。」
ハナコ「本当ですか〜?」
「…。」
コハル「そ、そうよ!」
「「「?」」」
コハル「私達を勝手に部活に所属させて、本人は私達が勉強してる様子を見てるだけなんて不平等よ!」
「それはお前の頭が悪いのが原因だろう。」
コハル「はぁぁ〜〜〜!?」
コハル「とにかく!先生って言うんなら私達より頭が良いはずでしょ!?」
コハル「最初の試験は先生も受けさせるわ!」
ヒフミ「えっ!そ、そんな急に…」
「いいだろう。」
ヒフミ「い、いいんですか!?」
「それで憂さ晴らしになるのなら。」
アズサ「…私は何とも思ってないんだが…?」
ハナコ「…何だか面白そうなのでこのままにしちゃいましょうか。」
______________________
1次試験 当日……………。
ヒフミ「いよいよ当日ですね…皆さん頑張りましょうね!」
アズサ「全力を尽くす。」
ハナコ「自信満々ですね〜」
コハル「先生は私達が終わった後だけど、答えとかカンニングしないでよね!」
「まずは自分の事を気にしろ。」
………………………………。
カチ…カチ…カチ…カチ…
「……。」
ヒフミ「…。」カリカリカリカリ…
アズサ「…。」カリカリ…カリカリ…
ハナコ「…。」カリカリ…
コハル「………?」カリ…カリカリ……。
アナログ時計の針の音とシャープペンシルの音が教室を包む。
「……。」
……大体、順調そうには見える。
コハル「ウーン…ン?」(小声)
「……。」
……声が漏れている奴はいるが。
______________________
ヒフミ「皆さん!お疲れ様です!」
ヒフミ「合格ラインは【100点中60点】だそうですので、高得点を狙う必要は無いですね…!」
ヒフミ「あと先生も、関係ないのにお疲れ様です…。」
「………。」
「結果はもう出ているぞ。」
パサッ…
ヒフミ「……ん?」
「……………………。」
______________________
その日の夕方………。
ゴルゴは生徒たちの答案を見ていた。
「…。」
ヒフミはまぁ良いとして、他3名か。
アズサはしっかりと取り組んでいる所は見ていたので、
これからに期待するしかないな。
コハルは……付きっきりで見てやるか。
問題は、ハナコ。
……ほぼ全て1問ずらしで解答している。
最後の問だけ正解はしているが…。
……わざとにしか見えない。
何故だ?
コンコン。
ナギサ「…失礼しますね。」
「…。」
ガチャッ…。
ナギサ「お疲れ様です。先生。」
ナギサ「調子はどうですか?」
「…。」
ナギサ「…まぁ知ってるんですけどね。」
ナギサ「チャンスはあと2回です。」
ナギサ「補習授業部の皆さんには頑張って欲しいですね。」
「…。」
「全てのテストに合格できなかったらどうなる。」
ナギサ「退学ですね。」
「…随分と強引な気がするが。」
ナギサ「本来なら長い手続きを踏まないといけませんが、この部員の場合には適用されてません。」
「手が込んでいるな。」
ナギサ「そもそも補習授業部は彼女たちを退学させる為の部活動ですから。」
「…。」
ナギサ「理解出来ない。という顔をしてらっしゃいますね。」
ナギサ「それはあの中に【裏切り者】がいるからです。」
ナギサ「エデン条約締結の阻止。それが【裏切り者】の狙いです。」
「…。」
ナギサ「…そういえば、エデン条約について説明してませんでしたね。」
「トリニティとゲヘナ、両陣営への不可侵条約。」
ナギサ「…!?」
「そして、両陣営での紛争があった場合に対処をする為の各学園の主要メンバーが全員出席する中立組織【エデン条約機構】の設立。」
「エデン条約はただの友好条約ではなく、あくまでも両陣営の共倒れを防ぐ為の条約。」
「キヴォトスのパワーバランスを均衡化させる為の条約。」
ナギサ「…それを何処で知りましたか?」
「お前にも言えない事がある様に、俺にも言えない事がある。」
ナギサ「…そうですか。」
ナギサ「…話を戻しましょうか。」
ナギサ「この条約が締結される直前、この期間に妨害しようと考えている者たちがいると情報を得ました。」
ナギサ「そして、補習授業部の4名がリストアップされました。」
ナギサ「期間中にその【裏切り者】が判明したらその人を退学させる。もし分からなくとも疑いのある全員を退学にさせれば妨害は出来ないはずです。」
ナギサ「人道的では無いと言われればそれまでですが、これは仕方のない事なのです。」
ナギサ「連邦生徒会長が居なくなり、空中分解しかけていたこの条約をようやくここまで持ち込めたんです。」
ナギサ「このエデン条約は必ず締結されなければいけない。」
ナギサ「…最後に、何か不審な動きをする者を見つけたら私に報告してくれますか。」
「……分かった。」
ナギサ「…それでは、失礼しますね。」
コツコツコツコツ…
ガチャッ…
ナギサ「…1つ、言い忘れてた事があります。」
ナギサ「先生には補習授業部の皆さんと一緒に合宿に行ってもらう事になります。」
「……合宿?」
ナギサ「強化合宿。というものでしょうかね。」
ナギサ「学園の別館で1週間ほど皆さんで過ごしてもらいます。」
「……。」
ナギサ「それと、トリニティは全面禁煙ですので吸わないでくださいね。」
ナギサ「それでは。」
バタン。
「……。」
…………見られてたか。
いかがでしたでしょうか。
もう既に要所要所での先生の動きは決まっているんですけど、どうやって繋げたらいいかが上手くまとまらないんですよね…
次回更新は遅くなるかと思われます…。
それでは。