もしも、シャーレに赴任してきたのがゴルゴ13だったら…   作:御厨パステル

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時系列的にはプロローグとアビドス編との間の期間とさせていただきます。

よろしくお願いします。


幕間 シャーレでの小話

 

連邦生徒会長が推薦した先生という大人のおかげで、

 

サンクトゥムタワーの奪還に成功。

 

無事、連邦生徒会に権限を譲渡し、治安も段々と良くなっていった……。

 

しかし、連邦生徒会長が消えた事による穴は大きく。

 

先生も様々な書類に追われる事に……なるはずだった。

______________________

 

 

サンクトゥムタワー シャーレの部室……

 

カリカリカリカリ…

 

「……。」

 

カタカタカタカタ…

 

「…。」

 

 

ボールペンとキーボードの音が交互に響く。

 

 

 

カタカタカタ…カタッ…

 

 

「……。」

 

 

 

どうやら一段落ついたらしい。

 

 

「…。」ガタッ…

 

 

コツ…コツ…コツ…。

 

 

ガラララッ!

 

 

…バタン

 

 

「…。」

 

 

シュッ…ボワッ…!

 

 

ジュッ……

 

 

「……。」

 

一仕事終えた彼はベランダの壁に寄りかかって一服していた。

 

 

 

コンコン!

 

 

ユウカ「失礼します。あっ…先生、またタバコ吸ってる…。」

 

 

トットットッ…

 

コンコン!(ベランダのガラス扉を叩く)

 

「…。」チラッ

 

ユウカ「先生こんにちは!お手伝いしにきましたよ!」

 

「そうか。」

 

ユウカ「…と言っても今日も書類ありませんね。」

 

ユウカ「仕事が早いのは良い事なんですが、これじゃあ当番の意味ないですよ?」

 

「おそらく、これから追加が来る。」

 

ユウカ「あ、そうなんですね?」

 

「…。」ジュッ…

 

コツ…コツ。

 

ガララッ…

 

バタン。

 

タバコの火を消し、室内に戻る。

 

 

 

______________________

 

 

ユウカ「あの時はびっくりしましたよ。」

 

ユウカ「初日にいきなり仕事環境の改善を提言するんですから…。」

 

 

 

………………………………。

 

 

配属初日。

 

コンコン。

 

リン「失礼します。追加の書類を……。」

 

ユウカ「行政官、こんにちは。」

 

リン「ユウカさん、こんにちは…」

 

リン「結構な量の書類があったはずなのですが…もう終わらせたのですか…?」

 

ユウカ「私がお手伝いに来る頃にはもう8割くらい終わってましたよ?」

 

リン「凄いですね…。」

 

「…。」

 

「重要度の低い書類はデジタル化した方がいい。」

 

リン「!」

 

「確かに漏えいを防ぐ為に紙媒体にしているのだろう…だが、明らかに紙で書く必要のない書類も見受けられる。」

 

「データ化したら連邦生徒会のサーバーに保存するのではなく、シッテムの箱に直接保存した方が安全だ。」

 

「このタブレットはハッキングされないからな。」

 

リン「……」

 

「…行政官?」

 

リン「…はっ!す、すみません。」

 

リン「分かりました。検討しておきます…。」

 

 

 

……………………………。

 

 

ユウカ「行政官もまさか要望されるとは思ってなくてびっくりして固まってましたよ…。」

 

「無駄は省くべきだ。」

 

ユウカ「まぁ確かにそうなんですけどね?」

 

 

コンコン。

 

 

リン「失礼します。」

 

ユウカ「行政官、こんにちは……あれ?今日は書類ないんですか?」

 

リン「えぇ、朝方に渡した分で本日は終わりです。」

 

ユウカ「もうすでに先生終わらせてますよ?」

 

リン「……想像の範疇です。」

 

リン「今日はこちらを持ってきました。」バサッ…

 

ユウカ「…これは?」

 

リン「シャーレの制服です。」

 

リン「ようやく仕立てが終わりましたのでお持ちしました。」

 

ユウカ「へぇ~爽やかな印象の服ですね…。」

 

「…服のサイズは教えていないが。」

 

リン「もうすでにこちらに情報がありますよ?」

 

「……。」チラッ…

 

 

シッテムの箱を睨むゴルゴ。

 

 

アロナ「…。」

 

 

無視を決め込むアロナ。

 

 

 

リン「…先生?」

 

「何でもない。」

 

リン「早速着てみてください。」

 

リン「その黒いスーツじゃ、生徒から怖い印象を受けますよ?」(制服を渡す)

 

「…。」(制服を受け取る)

 

コツコツ…

 

ガチャッ……。

 

 

着替えの為、仮眠室に入っていった。

 

 

ユウカ「確かに威圧感ありますよね。黒いスーツって。」

 

リン「あまり言いたくは無いのですが、先生の顔も相まってそんな雰囲気が出てますよね。」

 

ユウカ「あぁ……まぁそれはしょうがないんじゃ…。」

 

 

ガチャッ…。

 

 

リン「!着替えるのが早いです…ね……。」

 

ユウカ「………。」

 

 

「…違和感はない。本当に採寸が完璧なんだな。」

 

リン「……。」

 

ユウカ「………。」

 

「「(めちゃくちゃ似合ってないっっ!!!)」」

 

リン「(逆に違和感を増長させている気が…!)」

 

ユウカ「(明るい色がこんなに似合わない人もそうそういないわよ!?)」

 

リン「……。」

 

ユウカ「……。」

 

「…どうした。」

 

 

リン「やっぱり、黒いスーツでいきましょう。」

 

「…。」

 

リン「それは後で着替えて返却してください。」

 

リン「あと、先生の名刺をお持ちしました。」

 

リン「身分証明書にもなりますので携帯しておいてください。」

 

リン「…では失礼します。」

 

 

ガチャッ…バタン…。

 

 

ユウカ「……。」

 

「…似合ってないか。」

 

ユウカ「…ノーコメントでお願いします。」

 

「………。」

 

 

 

 




いかがでしたでしょうか。

今回は本当に短いので箸休め的な感じです。

次からはまた本編に戻っていきます。
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