もしも、シャーレに赴任してきたのがゴルゴ13だったら… 作:御厨パステル
是非、最後までお楽しみくださいませ!
※カイザーグループのあれこれについてはこの小説オリジナルの設定となっております。ご了承くださいませ。
前回のあらすじ。
便利屋68の情報により、カイザーが全ての黒幕だったと言うことが明るみになってきた。
どうにかしてカイザーの悪行を白日のもとに晒す為にゴルゴは個人としてアビドス、便利屋68たちと動き始めた…。
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アビドス高校………。
アヤネ「いよいよ今日は集金日です。」
「準備は出来ている。」
セリカ「何か緊張しちゃう…。」
ホシノ「平常心でいかないと怪しまれちゃうよ〜?」
ノノミ「あくまでも表面上は普通でいましょう。」
シロコ「ん、車が見えた。」
………………………………。
カイザーローン従業員「はい!利息分も合わせて確かに受け取りました!」
カイザーローン従業員「今後ともご贔屓にお願いしますね…!」
ガチャッ…ブロロロロロ!
カイザーローン従業員「それでは!」
ブゥゥゥゥゥゥン!!!
「…。」サッサッサッ…
ホシノ「……行ったね。」
セリカ「対応してる時は先生の姿は見えなかったけど…」
「対応している間に車の裏に回った。」
「GPSと盗聴器は付けた。」
「盗聴器は車とあの従業員の服の裾につけた。」
アヤネ「音を一切立てずに付けたんですか……!?」
ノノミ「先生って本当に一般人ですかね?」
ユメ「多分違うと思う。(真顔)」
「これからこのシッテムの箱で奴の動向を見る。」
「盗聴器で拾った音はこのインカムで聞く。」
シロコ「了解。」
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廃校対策委員会 部室……………。
アヤネ「凄い高性能なGPSを使ったんですね!」
アヤネ「こんな正確に位置が分かるなんて…!」
「プロジェクターはあるか?」
アヤネ「あります!」
「それじゃあそれに画面を投影する。」
……………………。
アヤネ「この位置は…ブラックマーケット……?」
セリカ「普通、カイザーローンの会社に戻るんじゃないの?」
ホシノ「ん〜ここは確か銀行があったね〜」
ノノミ「え?カイザーローンってブラックマーケットに出店してるんですか?」
ユメ「多分違うと思う……。」
『ザザッ…ザザッ………』
ホシノ「っ!インカムから音が…!」
「全員、集中して聞け。」
コツコツコツコツ…
コンコン
カイザーローン従業員《》『カイザーローンだ。』《》
闇銀行従業員《》『はい、少々お待ちください。』《》
ガチャッ…
闇銀行従業員『…ご苦労様です。』
カイザーローン従業員『金を持ってきた。』
カイザーローン従業員『店の金庫に閉まっておけ。』
カイザーローン従業員『あと証書もだ。』
闇銀行従業員『はい…承知しました…。』
カイザーローン従業員『絶対、情報は漏らすなよ?』
闇銀行従業員『はい勿論です…。』
カイザーローン従業員《》『…フン…じゃあ失礼する。』《》
ザッザッザッザッ……ガチャッ…バタン……
ブロロロロロ……ブゥゥゥン!
アヤネ「…闇銀行にカイザーローンの証書を…?」
セリカ「そういうのって本社に保管するんじゃないの…?」
「おそらく、本社のビルなどは存在しない。」
「実態はカイザーグループの一部署の様な扱い。」
「表面上はブラックマーケットの闇銀行とカイザーの接点はないが。」
「おそらくそこが実質的なカイザーローン本社なのだろう。」
「そしてカイザーローンで貸した金を闇銀行に流し、暴利で貸し付け、サイクルを回している…。」
「カイザーローン名義と闇銀行名義で違う様に見えるが貸している金は同じ所から出ている。」
ホシノ「…………。」
ユメ「私達のお金がそのまま犯罪みたいな事に使われている…って事…?」
セリカ「そ、そんなのって……!」
ブロロロロロ…ガチャッ…バタン。
アヤネ「っ!皆さん、インカムから音が聞こえます…。」
ザッザッザッザッ…
ウィーン……
カイザーローン従業員『…あっ!理事!お疲れ様です!』
カイザー理事『…?あぁ、集金か、ご苦労。』
カイザーローン従業員『はい!今日もきっちり巻き上げてきましたよ!』
カイザー理事『そうか。順調か。』
カイザー理事『お前に言う事では無いのかもしれないが。』
カイザー理事『そろそろ我々も事業を拡大させるつもりだ。』
カイザーローン従業員『つ、つまり…』
カイザー理事『本格的にアビドスに侵攻をする。』
ホシノ「…!」
カイザー理事『どうせアビドスの奴らの借金も回収してきたのだろう?』
カイザー理事『自分たちの金が自分たちを苦しめる要因になるとは何とも滑稽だな。』
ホシノ「…っ!」ギリッ…!
カイザー理事『そのうちお前もカイザーPMCの方に異動させるつもりだ。』
カイザー理事『…それとここで言った事は…分かってるな?』
カイザーローン従業員『は、はいぃ!勿論です!』
カイザー理事『…ではご苦労。』ザッザッザッザッ…
ホシノ「……っ!」ブォン!
バキッッ!
ホシノがインカムを床に叩きつけた…。
ユメ「ホ、ホシノちゃん…!」
ホシノ「…………。」
セリカ「ホシノ先輩…。」
シロコ「…。」
ノノミ「…。」
アヤネ「…。」
ホシノ「…ちょっと頭冷やしてくるね…。」
コツコツコツコツ…バタン!
「…今日はここで一旦会議を終わろう。」
「音声データなどはすでに保存してある。」
「明日、本格的に対策を講じよう。」
アヤネ「はい…。」
セリカ「……。」
シロコ「ん…。」
ノノミ「……。」
ユメ「……ホシノちゃん。」
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同日 夜中 アビドス高校屋上………。
ホシノ「……………。」
ホシノ「………………。」
???「クックックッ…」
ホシノ「っ!?」バッ!
???「返済は順調ですか?"暁のホルス"。」
ホシノ「……黒服…!」
黒服「最近は何だか調子が良さそうに見えましたがね。」
黒服「先生という大人が来てから。」
ホシノ「…っ!見ていたのか…。」
黒服「勿論、あの大人…とても気になります。」
黒服「一般人とは思えない身のこなし、神秘とは違う力を身にまとっている。」
黒服「ククク…!これほど興味をそそられるのは久しぶりです…!」
ホシノ「…。」
黒服「…そんな目で見ないでください。」
ホシノ「…で?また勧誘しに来たのか。」
黒服「えぇ、勿論です。」
黒服「そろそろカイザーも本格的に動き出すらしいですし…」
ホシノ「…っ!何故それを……!?」
黒服「さぁ?何ででしょうね?」
ホシノ「…チッ…!」
「動くな。」
黒服「…!」
ホシノ「…先生!?」
「……。」
黒服「…クックックッ…!まさか自分から来てくれるとは…!」
黒服「お会いしたかったですよ?デューク東郷さん。」
「…。」
黒服「しかし、銃を向けられたままというのは気が気じゃないですね…。」
「…!」
ホシノ「っ!消えた…!」
「……。」
黒服「クク……ッ!?」
黒服「ゴハァァ!?」
ズザァァァァ!!
背後に回った黒服を全力でぶん殴った。
ホシノ「えぇぇぇぇぇ!!?」
「俺の後ろに立つな。」
黒服「クックックッ…随分と暴力的ですね…!」
「……。」チラッ…
「…。」スッ…
バキッ!!
黒服の上着から出てきた瞬間移動装置を踏み潰した。
黒服「あ……」
ホシノ「先生!そいつ!アビドスの借金を出しにして私を勧誘してきたの!」
「……。」チラッ。
黒服「………。(汗)」
ホシノ「それに私の体で実験するとか言ってるの!」
「……。」ジッ…
黒服「……。(滝のような汗)」
「…。」スッ…
おもむろに拳を振り上げる。
黒服「え、いやちょっとま…」
………………………………………。
チュンチュン…!チュンチュン……!
黒服「全部話しますんで許してください。」土下座
「……。」
ホシノ「………うへ〜。」
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結局、朝方まで馬乗りでボコボコに殴られた黒服は
自分がカイザーに関与している事、カイザーが何を狙っているのかを洗いざらい話した。
「…………。」
黒服「………。」
「もう話す事は無いか。」
黒服「全部話しました……。」
「……。」スッ…
黒服「ほ、本当です!本当に全部話しましたから!」ガタガタ…
「……。」
「カイザーPMCの所在地とカイザー理事の行動パターンを知りたい。」
黒服「…え?」
「出来るな?」
黒服「も、勿論です!すぐに調べます!」
「行け。」
黒服「で、では失礼します!」ピューーーン!
ホシノ「…………。」
「…。」
ホシノ「…あいつ、あんなに足速かったんだ。」
「…。」
ホシノ「…先生。」
「…。」
ホシノ「…ありがとう。」
ホシノ「何か、スッキリしたよ。」
「……。」
「……まだ早い。」
ホシノ「……え?」
「…ここからが本番だ。」
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数十分後………。
ゲマトリア本拠地……。
黒服「今から転送するデータにすべて入ってます…。」
「………。」
「もう1つ、追加で注文だ。」
黒服「な、何でしょうか…?」
「お前の持っていた瞬間移動装置がほしい。」
黒服「え、えぇ!勿論差し上げます!」
「……ゆっくりこちらに渡せ。」
黒服「はい…どうぞ…。」
黒服「座標を登録したら、その場所にテレポートが出来ます。」
黒服「まだ試作段階ですので、10件ほどしか登録出来ませんが…」
「そうか。」
黒服「…。」
「…。」コツコツコツコツ…
黒服「…。」
「次、手を出したなら殺す。」
黒服「………。」
ガチャッ…バタン……。
黒服「……神秘の研究はもう辞めますかね。」
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「…。」
「……。」ゴソゴソ…
「……。」カチッ…カチッ…カチャッ…!
「…。」スッ……
テレポートで着いた先はカイザーグループの本社がよく見える廃ビルの上。
AWMを構え。全面ガラス張りの最上階を見つめる………。
……………………………………。
カイザーグループ本社……………。
ウィィィィン……!
カイザー理事「…。」
チーン!……グワァッ…
コツコツコツコツ……
ガチャッ……。
カイザー理事「…?暗いな。」
カイザー理事「ブラインド…?行く前に下ろしたか…?」
コツコツ……カチッ…!
ウィーン………
全自動でガラス窓を覆っていたブラインドが畳まれていく…。
カイザー理事「…。」
ウィーン……………
もうすぐブラインドが上がり切る……。
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「…………。」
カイザー理事の姿が見えた。
「…フゥー…………。」
ガゥゥゥ――…ン………
カイザー理事「…っ!?」
バシュッッ!!
カイザー理事「……」
バタッ………
「……。」スッ…
何かの起爆スイッチを取り出す。
カチッ……
ドォォォォォン!
ビルのエントランスから火が吹いた。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…!
ビル全体が揺れ、瓦解し始めた……。
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カイザーPMC 本拠地……………。
ピピピピピピピッ!ピピピピピピピピッ!
ガチャッ…!
PMC長官「こちらPMC、どうされた。」
PMC長官「……は?本社が爆発…?」
PMC長官「…理事も行方が分からないだと…!?」
PMC長官「…爆発に巻き込まれてしまったのか…!」
PMC兵士「長官!応答お願いします!」
PMC長官「…後でかけ直す。」
クゥッ!*1
PMC長官「…こちら長官。何があった。」
PMC兵士「長官!侵入者です!」
PMC長官「侵入者……数は?」
PMC兵士「お、恐らく単独です!」
PMC長官「単独だと?」
PMC兵士「はい!しかし、自分以外もどんどんやられていって…!」
PMC長官「……すぐに向かう。オーバー。」
PMC兵士「り、了解です!オーバ……う、うぁぁぁ!!」
"ガガガッ!ガガガッ!ガガガッ!"
ブツッ……
PMC長官「…………。」ガタッ…
バン!!
PMC長官「…っ!?」クルッ!
PMC長官「がはぁっ!」
ドサッ…………
「………。」
コツコツコツコツ……
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数時間後……………
アビドス高校 廃校対策委員会 部室……
アヤネ「…皆さん、おはようございます。」
「「「「…おはようございます。」」」」
ホシノ「………。」
アヤネ「…本日も定例会議を行っていきたいと…」
セリカ「な、何よ今の爆発音!?」
ユメ「爆風で校舎が揺れてる……!?」
ノノミ「と、とりあえず外に避難しましょう…!」
ホシノ「……まさか……。」
……………………………。
校門前……。
アヤネ「な、何ですかアレ……。」
セリカ「ものすごい煙があの辺りから上がってる…!」
ノノミ「積乱雲と勘違いする位大きいですね……」
シロコ「ん、まだ煙が大きくなってる…。」
ホシノ「……フフッ…。」
ユメ「…?ホシノちゃん…どうしたの…?」
ホシノ「みんな、このニュース見てよ。」スッ…
【速報】カイザーグループ本社が謎の火災で全焼。被害者の数は不明。
「「「「「………え?」」」」」
セリカ「カ、カイザーグループ…?」
ホシノ「……私、昨日の夜中、先生にあったの。」
ホシノ「皆には言ってなかったけどずっと前から変な大人に付きまとわれてて。」
ホシノ「そいつはカイザーとも関係があるみたいでアビドスの借金返済と引き換えに自分の組織に入らないかって言ってきてたの。」
ホシノ「昨日もそいつが来てね、いつものように勧誘してきたの。」
ホシノ「そしたら先生が来てくれて、そいつをやっつけてくれたの。」
ホシノ「そのときに先生はそいつにカイザーグループの本社と位置とカイザー理事の情報を教える様に凄んでた。」
アヤネ「……つまり………」
ノノミ「この事故は……………」
ブロロロロロ…!ブゥゥゥゥゥン!!!
シロコ「…ん、この音は…!」
ブゥゥゥゥゥゥン!!!
ノノミ「先生の乗ってる車の音ですね!」
ユメ「あ!見えたよ!」
ブゥゥゥゥゥゥゥン!!!
ホシノ「……派手にやってくれたね〜先生!」
ブロロロロロ………ブゥゥン……カチャッ…
ガチャッ……
「……。」
「「「「「「先生!!」」」」」」
ホシノ「先生〜随分と思いっきりやったね〜このこの〜!」グイグイ
アヤネ「あの〜今さっきの爆発ってやっぱり…?」
「カイザーPMCの本拠地を爆破した。」
セリカ「……もう流石に驚かないわよ?」
ノノミ「絶対に慣れちゃいけないのは分かってるんですけどね〜」
シロコ「ん、本社を爆破するのは頭になかった。」
ユメ「銀行強盗より恐ろしい手段で借金が消えちゃったね…。」
「……。」
ホシノ「今日は今から柴関ラーメンに行って祝勝会しよ〜」
アヤネ「えぇ!?今からですか!?」
ユメ「そうだね!無事に(?)借金も無くなったし!」
ノノミ「今日は記念日ですね〜!」
シロコ「ん、勿論先生の奢りで。」
セリカ「シロコ先輩はいっつもじゃない!?」
「……。」
「…分かった。乗って行こう。」*2
ホシノ「やった〜!」
ユメ「私、助手席乗りたい!」
ノノミ「セリカちゃんは酔いやすいから窓側に座りましょうね〜♤」
セリカ「そ、そんなお母さんみたいにしないでください…!」
シロコ「先生、私はロードバイクで行くから競争しよ。」
アヤネ「流石に無茶ですよ!?」
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???「…おい黒服。」
黒服「?何でしょうか…?」
???「…だいぶ、見た目が変わったように見えるが…?」*3
黒服「…何も変わってませんよ、気のせいです。」
???「…そうか……。」
黒服は先生の凄みに圧倒されて身長が縮んでしまいました()
この後、彼が登場する時は"ねんどろいど"みたいな頭身で出てきていると想像してください。
次回は未定でございます。