転生したらガミラスの真田さん枠(なおロマンチスト)兼総統のお気に入りになってた件   作:夜叉烏

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 お久しぶりです。夜叉烏です。

 戦闘シーン書きたい欲はあるのですが、やっぱり日常パートもあった方がいいですかねぇ。
 自分、戦闘シーン以外はあんまり上手く描写できる自信ないですわ…。特に政治とか戦略について閣議してる部分。


気を楽にしてろ…直ぐに、終わる(某外科医)

 皆も一度は思ったことはないだろうか?『ガミラス艦って武装シンプル過ぎない?』と。

 主砲と魚雷・ミサイル発射管以外の火器は搭載せず、前世の私は『そんなので対空戦闘できんの?』と思ったものである。もしかしたら、見えないところに近接防御火器を装備してるのか?とも思った。

 ゲシュ=タム・ドライブの出力限界だとか、そういった理由もあるが、その一番の理由はこれだ。

 

「…自軍を最大の仮想敵と見なした建艦思想なんて、宇宙広しと言えどもガミラスだけじゃないかな?」

「仕方あるまい。マゼラン銀河には我々以外に有力な勢力などいないんだぞ?反乱分子との内部抗争が一番の問題なのだ」

 

 直球な私の一言に、タランはそう応える。歪んだ建艦思想というのは自覚しているらしい。

 

 というのも、ガミラス艦の最大の敵は"反旗を翻した部隊が装備する同じガミラス艦"なのだ。

 デストリア級の相手はデストリア級、ケルカピア級の相手はケルカピア級である。お互いに対抗できればいい為、対空戦闘に相性が良い近接防御火器は搭載していない。

 マゼラン銀河にはガミラスと渡り合うどころか、宇宙進出すらしていない文明ばかりな為、そんな割り切った設計でも問題はなかった。その分のリソースを機動性に振った形である。

 大艦巨砲主義の権化であるゼルグート級を除き、口径330ミリ以上の主砲を搭載しないのも"そんな大威力砲を搭載する必要が無いから"。

 ガミラス艦艇は内乱や反乱鎮圧といった、宇宙規模の同族争いの中で洗練されてきたのである。

 

 なお、ガイデロール級やハイゼラード級は指揮官…貴重な司令官クラスの人材を守るため、艦橋周囲に近接防御火器を装備している他、追跡してくる敵艦に対して280ミリ連装陽電子ビーム砲4基の火力を集中できる武装配置になっている。

 ゼルグート級は素の耐久力が凄まじいこと、護衛艦の随伴前提の艦艇であること、巨体を動かすゲシュ=タム・ドライブの性能限界から、主砲と副砲、魚雷以下の火器はないが。

 

「まぁ、小マゼランにガトランティスという想定外の相手が侵入、ドメルが何とか食い止めている状態なわけだが…」

「ドメル将軍なら大丈夫だよ。あんな力押しだけの貴族とは違って、スマートに事を進めてくれる」

 

 小マゼラン外縁に侵入しているガトランティス艦隊はガミラス艦が想定している相手ではない。

 とはいえ、戦術のせの字もない、突撃して撃ちまくるしか脳がない連中だし、ドメルにとっては問題ないだろう。

 なお、私はまだ会ったことがない。…彼が戦死する(かもしれない)前に一度会ってサインを貰いたいな。

 

「ま、あの人が時間を稼いでくれてる間に、こっちもやることをやらないとね」

 

 そう言って表示したモデルを見る。

 航宙艦隊の新たなる主力艦たちだ。やはり、有能な人材には優れた装備を渡すべきだろう。

 

「デストリア級、ケルカピア級の各種アップデート型。後はクリピテラ級の後継艦だよ」

 

 長くガミラスの顔として配備されていた各々。後にやってくる作中最強勢力に備えるべく、アップデート及び後継艦の設計を行った。

 

「ふむ…新型艦はともかく、残りはデストリアとケルカピアの砲をカノンに変えたのと、外付け装甲が張り付けられてること以外に何か違いは…いや、ノズルの形状が変わってるな。機関を強化したか。というか、カノン砲運用の為には機関の強化は必須だろうな」

「ご名答」

 

 デストリア級、ケルカピア級バッチⅡは設計自体はほぼそのまま。大まかな形状や目玉の数・配置は同じだが…各々の艦体の主要箇所に、外付け式の装甲板が装着されている(目玉部分や魚雷発射管部分には未装着)。

 私謹製の後付け式エネルギー変換装甲板であり、及びゲシュ=タム・ウォールの発生装置も内臓している。

 その気になれば、既存の各艦種へ後付けすることもできる――そんなことをしても機関出力が足りずに使えず、ただの錘になるだろうが――。

 

 火力も強化され、既存の330ミリ三連装陽電子ビーム砲は同口径カノン砲に換装。

 艦首魚雷の他、ガトランティスのリバースエンジニアリング品である量子魚雷噴進器――エネルギー収束率の改善により威力を向上させたもの――2基を両舷ウイング先端に追加し、打撃力を高めている。

 舷側へ装備されていた280ミリ三連装カノン砲は射角制限が著しい為撤去。代わりに36連装多目的ミサイルランチャーを装備している。

 煙突状構造物は四連装の大型ミサイル発射筒となり、近接防御火器として99ミリ四連装高角パルスカノン砲、55ミリ八連装高射輪胴砲塔が備わっている。

 ケルカピア級も主砲の換装、外付け装甲板の張り付け、量子魚雷噴進器の増設といったデストリア級と同様の改良を受けている。

 機関は、メルトリア級以下の二等装甲艦艇用に開発した複列式ゲシュ=タム・ドライブを搭載。有り余る出力は各種防御装備の全力運転を可能にしている。

 

(これならカラクルム級相手にも何とか…)

 

 最早、圧倒的物量vs波動砲という図式となった『2202』。通常火力と装甲の強化、波動防壁を装備したからといってどうこうできるとは思えないし、機動戦しようにもあの雷撃ビットによるビームの嵐には突っ込めないだろう。

 それでも遥かにマシだ。カラクルム級に既存の330ミリ陽電子ビームが効くとも思えないし。

 

「それで、こっちが新型の駆逐艦だよ」

 

 新たな艦種名は『ヴァンギーラ級航宙突撃駆逐艦』。

 涙滴型の艦体と、前部艦体上下に据えられた連装主砲、艦首対角線に備えられた16門もの魚雷発射管…『さらば』に出てきた地球防衛艦隊の駆逐艦を想起させる形状だ。

 艦橋はケルカピア級に似た丈高い構造に変更され、指揮能力が高められている他、小さめだがメルトリア級と似た後退角の付いたウイングが後部に備えられ、輪胴砲塔をはじめとした武装が載せられている。

 

「どうかな?」

「ふむ…まるで火薬庫だ。クリピテラ級以上の雷装、駆逐艦には過ぎた砲熕兵器、多少の被弾を無傷で済ます防壁…こんなものが大挙して押し寄せたら、たまらんだろうな」

 

 実弾兵器重視であるクリピテラ級のコンセプトをそのまま、火力を遥かに高めた設計になっている。巨体を動かすゲシュ=タム・ドライブは勿論新型であり、機動力を活かした肉薄雷撃戦に極めて適応していると言っていい性能だ。

 ゲシュ=タム・ウォールも搭載しており、高速で動き回る本級へやっと攻撃を当てても無傷という、この時点でのガミラス艦としては中々に反則染みた防御性能を持ち併せる。

 

「これら艦艇を揃えられれば、総統もご満足いただけるだろう。何やら、壮大な御考えがあるらしいからな」

 

 タランが一言言って香茶へ口を付ける。

 「御考え」とは、『2199』の終盤で語られる遷都…『イスカンダルとの大統合』のことだろう。コロニー落としLv.100(私命名)及びデスラー砲によるバレラス砲撃未遂だ。

 肉親の喪失、迫りくるガミラス星の寿命、危機感が皆無で、暇あれば自身を裏切り勝手に行動する官僚、寿命問題を開示できないやるせなさ…諸々の事情で乱心したデスラーが、『ヤマト』という都合のいい存在を利用し半ば自棄になって実施する筈。

 

「…そうだね。まぁ、総統なら少なくとも国家の損になるような判断はしないさ。師匠もそう思うだろう?」

「総統には申し上げたいことがままあるが…それに関しては同感だ」

 

 とはいえ、未来を知る私は気が気じゃない。

 原作通りに事が進めば、ノラン伍長の尊い犠牲によってバレラスは救われ、デスラーは流浪の身となるわけだが、どこかで歯車が狂う可能性は大いに有り得る。

 デスラー砲が発射されてしまい、私や臣民諸共にバレラスが塵と化すかもしれないのだ。

 

(それを防ぐにはどうする…?寿命問題をこっちから追及して協力関係を築く…いや、流石に怪しまれるかな?下手したら伏兵を差し向けられて暗殺されるかも…)

 

 ガミラスの寿命問題は、デスラー家の更にごく一部の人間にしか開示されていない情報だ。

 そんな中、完全に外部の人間がその情報を知っているとなれば、警戒しないわけがない。ただでさえ、今のデスラーは敵が多すぎる状況に乱心しかけているのだ。

 

「…どうしよう?」

「何だって?」

「いや、何でも。…ちょっと護身装備の開発を進めようかなって」

 

 タランに知られるのは現時点ではマズイ。私は表情を作りながら話題を変えた。

 

「ふむ?…まぁ、その方がいい。あのパイロットと常に一緒にいた方がいいんじゃないか?もみあげゼーリックが貴様を狙っているという噂もある以上…」

「待ってそれ初耳なんだけど??」

 

 無視できない情報に思わずティーカップを置いた。

 有名になりすぎた自覚はあったし、私の技術を狙った拉致・暗殺の危険に晒される予想はしていた。私の側頭に浮かぶ2基の慣性制御付ヘッドセット(ガミラスラッガー)も、アトリエ内を徘徊する霹靂ちゃんも、技術開発の合間を縫って行った近接戦闘の訓練も、それに対処する為だ。

 それでも、ゼーリックというビックネームに狙われているという情報には訊き返さざるを得ない。

 

「アトリエに籠りきりなんじゃないか?少しは周りの噂にも耳を傾けるんだな」

「それもあるけどね、国家元帥閣下が何も動きを起こさないからさ…。ま、新しい玩具を私に開発させようって魂胆だろうけど」

 

 上手いこと敵を増やさずに立ち回れてると思っていたが、やはり貴族の元締めらしい欲張りな男だ。クーデターに使用する武器兵器の開発でもさせられるのかな?

 ゼルグート級の生みの親と言われると完全には憎めないが…とはいえ、私も貴族勢力の駒になる気は無い。

 

「…いい機会だし、ちょっと身体を鍛えてみるかな?」

「一応、お前も軍人ということだな。そこで『自分の身体を武器化させよう』なんて類いの結論が出ないで安心したぞ、本当に…」

 

 お、流石師匠。ナイスアイデア。

 丁度身体に埋め込むタイプの医療用ナノマシンの開発をしてる最中だし、クローン兵やガミロイドに使われている生体パーツの技術も応用すればできないことはない。

 鍛えるって言っても一朝一夕に腕っぷしがつくわけじゃない。それなら、多少ギアに依存することになろうとも、手っ取り早く強くなるべき。

 

(何してくるか分からないし、もしかしたら複数人で襲ってくるかも。火力は高い方がいいよね。四肢を武装付きパワーアシスト義肢に置き換えればコンパクトに収められるかな)

 

 手足を落とすのに抵抗が無い訳ではないが、それで死を回避できるなら安いもの。

 手術も麻酔を施すし、痛くはない。気を楽にしていれば直ぐに終わる。

 

(どうしよう…口にランチャーでも仕込む?そうなると砲をどうやって格納するかだよね…。固形物を食べられなくなるのヤダなぁ…。ここは何とかしないと)

 

 流石にこんな攻撃方法は敵も予想しないだろう。カッコいいし。

 しかし、食糧が通る口内にどう砲身や駆動部を設置するか、四肢を義肢に変更するにしても、少女の細腕・細足にサイズを合わせたそれに高火力武器を仕込むのが難しい。

 それら課題を何とかしなくては。

 

(ま、マズイ…此奴、絶対にとんでもないことを考えているときの顔だ…!!私、何か要らんことを言ってしまった気が…っ!?)

 

 ――香茶のカップを傾けながら思案に耽る私をジッと見てくるタランのことは、完全に意識の外にあった。




 タラン、君が変な事言ったせいでハルハちゃんの脳内にやばいアイデア浮かんじゃったよ…。
 まぁ『SAKAMOTO DAY'S』の鹿島さんみたいに涎を撒き散らしながら口から砲門突き出すハルハちゃんもそれはそれでいいんじゃないかなって(そこまで身体改造するかは未定)。
 ハルハちゃん、死にたくないのに必死(あとロマンを求めてる)なので自分の身体を改造する位のことはやっちゃう性格です。
 ロマンの為に容赦なく自分の四肢を切り落とすのは最早ロマンチストというかマッドサイエンティスト。

●デストリア級航宙重巡洋艦(フライトⅡA)
 全長:270メートル
 全幅:63メートル
 主機:複列式ゲシュ=タム・ドライブ×1(メルトリア級と同じノズル形状)
 副機:ケルビン・インパルスエンジン×2(主機ノズル下部に並列配置)
《武装》
・330ミリ三連装陽電子カノン砲×3(旧330ミリ陽電子ビーム砲の位置。『デウスーラⅢ世』の三連装主砲と同じ形状。実弾にも対応)
・330ミリ三連装高角陽電子ビーム×1(艦底部)
・八連装陽電子速射輪胴砲塔×4(両舷ウイング上部。ククルカン級、ラスコー級の主砲)
・艦首魚雷発射管×4(新型魚雷の使用に対応)
・量子魚雷噴進器×2(両舷ウイング先端)
・大型ミサイル発射筒×4(艦橋後部の煙突状構造内)
・36連装多目的ミサイルランチャー×2(旧280ミリ陽電子カノン砲の位置)
・75ミリ連装拡散型パルスカノン砲×8(両舷艦橋付け根)
・55ミリ八連装陽電子高射輪胴砲塔×4(ウイング上部、エンジンノズル上部)
・6砲身33ミリ連装パルスヴルカノ(バルカン)砲×2(艦橋側面、近接防御用)
《補助兵装》
・外殻装甲ユニット(エネルギー変換装甲+対磁・光波偏向フィールド+ゲシュ=タム・ウォールの発生装置を内蔵した追加装甲板。開口部、魚雷発射管、多目的ミサイルランチャー設置個所を除いた区画に貼りつけ)
・高機動ターレットスラスター

●ケルカピア級航宙高速巡洋艦(フライトⅡA)
 全長:240メートル
 全幅:47メートル
 主機:複列式ゲシュ=タム・ドライブ×1
 副機:ケルビン・インパルスエンジン×2(ノズル下部へ並列配置)
《武装》
・330ミリ三連装陽電子カノン砲×2(旧330ミリ陽電子ビーム砲の位置。『デウスーラⅢ世』の三連装主砲と同じ形状。実弾にも対応)
・330ミリ三連装高角陽電子ビーム砲×1(艦底部)
・八連装陽電子速射輪胴砲塔×4(ウイング上部)
・量子魚雷噴進器×2(ウイング先端)
・魚雷発射管(艦首×4、前部×8。新型魚雷の使用に対応)
・六連装ミサイル発射筒×1
・18連装多目的ミサイルランチャー×2(両舷中央)
・75ミリ連装拡散型パルスカノン砲×4(艦橋付け根両舷)
・55ミリ八連装高射輪胴砲塔×6(第一砲塔前×2、艦橋前×2、後部ミサイル発射筒前×2)
・6砲身33ミリ連装パルスヴルカノ(バルカン)砲×2(艦橋側面。近接防御用)
《補助兵装》
・外殻装甲ユニット(エネルギー変換装甲+対磁・光波偏向フィールド+ゲシュ=タム・ウォールの発生装置を内蔵した追加装甲板。開口部、魚雷発射管、多目的ミサイルランチャー設置個所を除いた区画に貼りつけ)
・高機動ターレットスラスター

●ヴァンギーラ級航宙突撃駆逐艦(見た目は『さらば』に出てきた地球防衛軍の駆逐艦の艦橋をケルカピア級のものに変更して目玉を中央部に増設、後部に後退角の付いたウイングを装備した感じ)
 全長:209メートル
 全幅:39メートル
 主機:複列式ゲシュ=タム・ドライブ×1
《武装》
・330ミリ連装陽電子カノン砲×2(前部上下それぞれ1基ずつ。実弾にも対応)
・330ミリ連装高角陽電子ビーム砲×4(艦尾対角線上)
・魚雷発射管×16(艦首対角線上。新型魚雷の使用に対応)
・対艦ミサイル発射管×16(両舷中央部)
・量子魚雷噴進器×2(ウイング先端)
・ハ連装陽電子速射輪胴砲塔×4(ウイング上下)
・55ミリ八連装高射輪胴砲塔×4(艦橋側面)
・四連装ミサイルターレット×2(クリピテラ級の装備と同じ。艦橋後方)
《補助兵装》
・ゲシュ=タム・ウォール
・エネルギー変換装甲
・対磁・光波偏向フィールド
・高機動ターレットスラスター

アルペジオみたいなメンタルモデルを出演させる?

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