軍事同盟の旗艦であるネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング号。世界でも五本の指に入る程有名になった船だ。その理由が、数々の異名を持つ『海賊狩りの王女』ネフェルタリ・ビビが船長を務めるアラバスタ王家の船。ある意味当然の結果だ。
船長が夜な夜な船員を寝室に呼び出し、朝帰りを強要させると噂の船。その真相に迫るべく、世界経済新聞のモルガンズ本人が命を賭けて、軍事同盟の旗艦にて調査を試みた。モルガンズは、新世界で四皇や王下七武海相手にも取材し、記事を書くほどの猛者。世界政府にだって屈しない事もある。
モルガンズは、見聞色の覇気と武装色の覇気を極めている。彼自身も悪魔の実の能力者で、常時人獣型で行動する事から誰も本当の姿を知らない。だからこそ、取材する為に潜入もできる。製造元からちょろまかした軍服に身を包めば、立派な軍人に化ける。
そして、彼は堂々と軍事同盟の旗艦中を散策する。一応彼は、取材の為、今回の四皇討伐の遠征に客人として同行している。
モルガンズでも、旗艦の設計図まで手に入らなかった。その為、取材ターゲットであるビビが何処にいるか分からない。だが、ビビは船長だ。居場所なんて船の構造上大体決まっていた。今回の企画は、ビビの本当の日常を捉える企画。既に、度々メディアに露出する事で美人の顔など撮り飽きた。民衆は、エンターテインメントを求めている。王下七武海、四皇を壊滅状態にさせた女の素顔・・・それをモルガンズは知りたい。
彼は、その調査の一環で旗艦内に併設されている売店の店員に成りすます。
長旅のストレスを解消するため、嗜好品や生活用品が多数用意されている。購入時にそれとなく船員達と会話する事で情報収集に努める。日頃世界の支配者達に対して取材をしている度胸があるから、この程度は彼にとって朝飯前だった。
四皇討伐の話、仲間との死別の話、海賊討伐の英雄譚など、数々の情報が集まる。そういった話をしてくれた者達に嗜好品をおまけする事で、より気持ちよく口を滑らすようにする。そこで、モルガンズは、とある情報を手に入れた。
「懺悔室?」
「あぁ。俺たちが日ごろ抱える誰にも言えない悩みを聞いてくれるらしい。聞いただけだが、悩みを相談した奴は気持ちが相当晴れるらしいぜ。・・・後、これは流石にガセ情報だと思うが、悩みを聞いてくれるシスターがソラ聖とホタル宮とか」
天竜人がシスターの姿になって、懺悔室で悩みの相談を受けている。
常識的に考えて、あり得ない。だが、この船でその常識が通じるかと言えば違う。この船の船長は誰かと言えば、ビビだ。一国の王女でありながら、自国を守る為秘密結社に潜入するわ、天竜人になる前のソラ達と海賊狩りの旅にでるわ、軍事同盟を結成するわ、他国の王女を抱きまくるわ、頂上戦争おかわりに参加するわ、天竜人の双子を同時に娶って頭天竜人になるわ、王下七武海と四皇を根絶やしに動くわ。など、ネタに尽きない王女だ。
「流石、王女だぜ!! 俺たちに出来ない事を平然とやってのけるッ。そこにシビれる! あこがれるゥ! で、その懺悔室とやらは何処にあるんだ?」
「噂だって言ってんだろう。・・・まぁ、妥当に考えたら、ビビ王女の部屋の近くじゃねーかな。あの近くには、みんなあまり近寄りたくないんだよ。お前も分かるだろう。この売店にだって、たまにビビ王女がソラ聖やホタル宮を連れて深夜に物を買いに来るんだよ。戸棚の一番下にある鍵が閉まっている場所のアレを」
売店の鍵が閉まっている場所には、0.01mmと書かれた箱が多数ある。個包装のドーナツ・・・確かに、そう記載されている。ベガパンクの科学力で作られた極限の薄さを持つドーナツだ。なんでも、非常時には携帯用の水袋としても利用できる軍事用品だ。
それから数日を経て、モルガンズは遂に懺悔が行われる密室を見つけてしまった。彼は、ビビやソラ、ホタルの能力をある程度知っているため、不用意には絶対に近づかない。盗聴器をセットし、部屋の入退室をカメラで監視できるように工夫を凝らす。
◆◇◆◇
ビビは、懺悔室に入室した。
部屋の中は、薄暗く、甘く良い香りがする。部屋は個室であり防音性は抜群。相手の姿が見えないが、ビビには大した問題ではなかった。むしろ、これはこれで有りな展開だった。
ビビが告白を始める。
「私の罪を聞いてください」
『ワンピースのいつくしみを信頼して、あなたの罪を告白して下さい』
壁一枚挟んだ向こうから声が聞こえてきた。ビビは、その声だけで既に誰が向こうにいるか分かってしまった。ソラかホタルのどちらがシスター役か、確立は二分の一。そして、プレイが始まった。
よって、ビビは、聞き手である相手に合わせた話題を選ぶ。
「私には、妻と夫がいます。その妻と夫は、双子の兄妹で双方を私が娶っております。実は・・・その妻の方に対して、夜の性活では『貴方の兄様もやっている』という体裁で色々な事を仕込みました。例えば、深夜にペラペラのチャイナ服を着せて、下着を付けさせず売店に0.01mmのドーナツを一緒に買いに行きました。その際、とても恥ずかしそうな顔をする妻に、言葉では表現できない感情を感じたのですが、これは許されるんでしょうか?」
『ゆ、許されます。どうぞ、余罪を告白してください。ですが、その前に・・・ここを見てください。良い場所に穴が開いているとは思いませんか。ふふ、後はご自由にお使いください』
ビビが立ち上がると、ちょうど腰のあたりに10cm位の丸い穴が開いていた。本来の懺悔室の仕様では存在しない謎の穴。聞き手側からしか開けられぬ特別な物だ。その穴の向こうにはシスターの綺麗な手が見える。
ビビがナニを思ったのか、
「あっ♡ほ、他にも最近・・・妻と夫を一緒に寝室に呼び出す事にしているんです。普段は一緒にシャワーとか浴びているくせに、夜の性活だと二人とも気まずいらしく、なかなか癖になるんですよ。特に、妻なんてすっごく恥ずかしそうな顔をしてキツくなるし、夫の方も大きくなって、三人で繋がっている時なんてまさに天国ですよ・・・こんな私を神は許してくれますか?」
『ゆるされます。しかし、妊娠中の妻をもっと労わりなさい』
くちゅくちゅとヤラシイ音が部屋の中に響く。ビビの25cm主砲が火を噴くため、順調に圧力が上がる。ビビのワンピースの先っぽから根元にかけて、ねっとりとした生暖かい唾液が垂らされ柔らかい手によってマッサージされる。
「ちょっと、もっとゆっくり。ねぇ、もっと優しく。はぁはぁ、シスター・・・妊娠中の妻を労わる為にも、今ここで私はスッキリしておくべきだと思います。お願いします。シスター、
『・・・分かりました。しかし、ここでの事は決して誰にも言ってはいけません。ここは、密室で換気もできませんから、頑張って受け止めますね』
ビビのマジカルワンピースの主砲は、萎えることなく複数回の連射が可能という恐ろしい性能をしていた。その結果、ビビが満足するまで付き合わされた謎のシスターは、部屋を出るときにはお腹がポッコリ膨れていた。
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その映像と音声記録を手にしたモルガンズ。これらの音声は、ビビ、ソラ、ホタルといった固有名称が奇跡的にどこにも含まれていない。記事にしても内容が内容だけに信用されないだろうと思い、ASMRとして販売する事で莫大な収入を得る事になる。
四皇"千両道化のバギー"編を始めようと思います。
リアルが忙しい、執筆が進まなくて申し訳ありません。