ウハウハ隊逃走中日記   作:かずボコ

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第二話 小鳥遊ホシノ失踪事件

月世界A7コロニー、逃走中入場ゲート前

「隊長!」

「絶対逃げ切って自分たちの世界に帰りましょう!」

そう言い、二人でゲートの中に入った

 

そして、今回の逃走中のステージに転送された

颯也、ハル、ルナ、ラビ、

「…何だ…ここ?」

降り立ったのは住宅街だった

「住宅街…よね…」

と一緒にいたルナが言った

辺りを見わたすハル

「ここら辺…砂が積もってますね…」

そこにクロノブレスから支給品が渡され、同時にゲームマスター・月村サトシから

「このステージはお金を使って立ち回ってもらう。何を買うかは逃走者次第だ。先ずは、オープニングゲームだこの地区にある『アビドス高等学校』を目指してもらう」

そう言い終わると、5体のハンターが放出された

と同時に、八時間のゲーム時間が動き出した

その頃、モーリス、シグマ、マイカ、シド

「先ずはアビドス高校を目指そう」

「そうするしかないようだな…」

シグマが目をやった先には逃走エリアの境界線が迫ってきていた

こうして、27人の逃走者はアビドス高校を目指し、走り始めた

その頃、カズキ

「…ったく!弾薬しか売ってない自販機って何なんだよ!」

とジュースを売っている自販機にたどり着いた

そこで、オレンジジュースを買ってゴクゴク飲んでいた

「そう言いやボコロイド、そもそも『逃走中』って何だ?」

⦅…え?知らずに参加してたの?〙

とテレパシーで貫希から突っ込まれた

⦅じゃあ、隊長は知ってるんですか?〙

⦅知ってるわけないだろ?⦆

「…じゃあ、説明しますね…

『逃走中』は、ハンターという黒服を着たアンドロイドから逃げるゲームで、時々発令されるミッションがありますが、参加は任意です。ですが、失敗したらハンターが追加されたり、賞金額が減ったりします。それと、自主用電話で自首すれば、その時点での賞金をもらえます」

「ボコロイド。ハンターってあの路地を走ってるやつ?」

と路地の向こうから黒服の人が突っ込んできていた

「はい、ハンターですね。捕まったら賞金ゼロですよ」

「…は?」

しばらく思考が止まった

「って、棒立ちしてる場合じゃない!逃げろー!」

『カズキが見つかった~』

と、来た道を走って行った

それを猛追するハンター

「だけど、しょせん機械だろ?博士にハックしてもらえば…」

「今いませんよ?」

「そうだった~!」

〘なるべくジェットパックとかを使うな!〙

〘今、それを言います!?〙

とテレパシーで言い合っていたら、いつの間にかハンターを振り切っていた

「…助かった?」

『振り切ったようだ』

〘今、アビドス高校に行かないといけないらしい〙

〘オッケー、別れて移動しよう〙

その頃、ペンタとジャイロがハンターから逃げていた

 

「おいおいおい!せっかく着きそうなのにー!」

「二手に分かれるぞー!」

と二人に分かれた

ハンターはジャイロをロックオンしていた

「まーた俺かよ!」

交差点を使って曲がってハンターを視界から外そうとした

そして、角を曲がった所に自転車に乗った耳を生やした白髪の女の子がいた

「おわーー!」

その途端、その女の子が持っていた銃を構えた

「えーー!?」

ジャイロがギリギリで止まった

「邪魔d…」

「撃つよ…?」

「すみませんでした…」

とジャイロが後ずさりしたところに、ハンターが走ってきた

「げ!」

そして、ジャイロがハンターにタッチされた

すると、ジャイロが黄色い球体に包まれて空へと消えていった

「ん…」

と、その女の子がその様子を見届けた

『ジャイロ・デーモン確保。運がなかったようだ』

確保され、転送された部屋の中で

「何でアイツ銃なんか持ってんだよ!」

と怒りをあらわにしていた

その頃、ジャイロを除いた25人の逃走者がアビドス高校に到着した

「ここら辺の人たち、頭に輪のようなものが浮いていますね…」

とラビ、

「それどころか、この町男がいないぞ」

とシグマ

「男のいない輪の浮かんだ女子だけの街…大スクープ…!」

と、マイカが興奮しているところに、男の人が入ってきた

「…男の人もいるようですね…」

と城太郎が苦笑いした

「って、兄さん!」

とハルが怯えた

その先には銃をこちらに向ける複数人の女子たちがいた

「待ってくれ!俺たちは敵じゃない!」

と颯也が静止に入る

「ああ!」

とカズキも乗る

そこにさっき入ってきた男の人が

「とりあえず、銃をおろそう。悪い人じゃなさそうだよ…それに…」

とその男の人がカズキを指さして言った

すると、その女子たち何かに気づき、銃を下した

「さ、入って入って」

と男の人に言われるがまま高校の中に入っていた

そして、その中にある教室で事情を説明する事になった

「俺はトムラ颯也。よろしく」

「弟のハルです!」

そんな感じで自己紹介をしていった

「そういえば、ミカって?」

「確かにいませんね…」

そこにさっきの女子たちが入ってきた

砂狼シロコ、十六夜ノノミ、黒見セリカ、奥空アヤネ、そして、男の人は『先生』と呼ばれている人だった

そうして事情を話し終えた

その後、カズキがトイレに行ってた時、一室から

「ホシノ先輩、どこに行ったんだろう?」

と先生たちが話している現場に出くわした

「どうしたんですか?」

とカズキが聞く

「昨日からホシノ先輩と連絡がとれていなくて…夜の活動もしていないようだし」

「何か不安で…」

とシロコと先生の話を聞いて

「良かったら、手伝いましょうか?」

「ん…いいの?また巻き込んじゃって…」

「僕、これでもここではないけど『名古屋ウハウハ隊』として見捨てられないんで!」

と言い残してその場を去った

そして、貫希と合流して

「ハンターがいるのを承知だけど、ホシノさんが行方不明になってるらしい…隊長。捜索手伝ってくれませんか?」

「ま、いいけどハンターに捕まったら、全責任押し付けるよ?」

と会話していたところを颯也とルナに聞かれていた

「俺たちも手伝うよ…」

「あ、ありがとう…」

その頃、ゲームマスターの月村サトシ

「最初のミッション…発動!」

その時、上空にタイマーが出現した

『ミッション!制限時間45分以内に小鳥遊ホシノを探し出せ!クリアすると逃走範囲が拡大されるが、失敗すると、ハンターが5体追加され、合計10体になる』

「そういえば、逃走範囲狭くなってましたね…」

「けど、どうやって探します?」

と、カズキと貫希が話していたところに月村サトシから連絡が入った

「諸君、今回のステージでは銃を使ってもらう。好きなタイミングで銃を選び使うことができる。だが、選べる回数は2回。最大二種類の銃火器しか持てないから注意したまえ。それと、ここにいる女子たちを『生徒』と言い、その頭の輪をヘイロ-という。この反応を探知する機械を支給する」

そうして、逃走者はヘイロー探知機をゲットした

そして、カズキは一つ目の銃火器に『レミントンm870』というショットガンを選択した

「懐かしいなぁ…ボコブリンと出会ってから使ってなかったから…」

一方で貫希は、『MGL140』という六連射できるグレネードランチャーと『FIM92』というスティンガーミサイルの爆発系武器のダブルコンビを選んだ

「やっぱり、爆発だろー」

「は、はぁ~…」

すると、クロノブレスにホシノの写真が表示された

「ピンク髪に、黄色と青のオッドアイ…」

「かなりわかりやすい特徴だな…」

そこに

「まず、周辺に聞き込みをしてみては?」

と城太郎から提案があった

「それは、こっちが請け負うよ」

と、先生が名乗り出た

その頃、カズキは少し考えこんでいた

(シロコのあの言動

 「ん…いいの?また巻き込んじゃって…」

…何だ?何か違和感が…)

その時、カズキが何かを見つけた

こうして、逃走者たちは周辺を調べ、アビドス高校の生徒が周辺に聞き込みをすることとなった

「聞き込みなんてごめんだ~」

と、街をぶらぶらと歩いているペンタ

その後ろを不審な人影が追っていた

「ぺ~ンタ~!」

それは、さっき高校にいなかった逃走者の一人で殺人鬼のミカ・ルルーシュ

だが、そこにカズキが割って入る

「協力するってときに何仲間割れしてんだい?」

と、ショットガンを突きつけた

「クッ…」

と言いながらミカはその場を立ち去った

「大丈夫か?」

とペンタに呼びかけた

「あ~大丈夫だ…ありがとな」

「そっか、気をつけてな」

と二人は別々の方に歩き出した

その頃、辺りに聞き込みをしていたシロコたちに進展があった

実際、アビドス高校付近一帯は砂漠化に見舞われていて、辺りに住民はほとんどいなかった

その中で情報を得られたのはかなり大きかった

「北の方角に戦車が?」

その情報が先生を介してみんなに伝えられた

その時にはミッション開始から30分が経っていた

「急ごう!」

と颯也、モーリスがそこに向かった

その頃、貫希はハンターに見つかっており、ゴミ箱の中に隠れていた

「ったく…もうゴミ箱なんてごめんだ…」

とゴミ箱から顔を出していた時、地面を黒色の大きな芋虫のようなのが歩いているのを見つけた

「あれ?」

と思わず声が漏れたとき、ハンターが急に振り返った

「クッソー!ちょっとあっち行ってろ!」

と少し背の高いビルにスティンガーミサイルを撃ち込んだ

そこにハンターが走っていた

「あれ…まさかな…」

と呟きながらゴミ箱を出て、その芋虫を踏みつけた

そこに颯也とモーリスがやってきた

その頃、カズキはその聞き込んだ人の家の前にいた

「もう少し、何かないかな…?」

と辺りを探していたところ、戦車のキャタピラの跡を見つけた

「これを辿ってみるか…」

と後を辿って行った

だが、そのキャタピラの跡が途切れてしまった

「ここら辺砂漠化がひどいな…」

と、そこにハルとルナが来た

「北の方にホシノががいるはずよ?」

「そうだけど…これ見てごらん」

カズキがキャタピラの跡を指さした

「これ、西の方に伸びてる」

「ルナさん!」

とハルが何かを見つけた

それは、茶色の何かにピンクの髪の毛が結ばれたものだった

「ははーん…なるほどねー…」

それは南西方向に散らばっていた

その先にはコンクリート造りの建物が建っていた

「恐らく、あそこだな…」

「急ぎましょう!ミッション時間が5分を切った」

と、三人がその建物に向かった

「隊長!南西のコンクリート造りの建物にいる可能性が高い!」

と貫希に連絡を取った

「うぉ!マジか…思いっきり真反対じゃないか!」

と驚愕した

ミッション時間が4分を切ったとき、カズキ、ハル、ルナの3人がコンクリート造りの建物に突入した

「僕は3階を見るから1階と2階を頼む!」

と階段を駆け上がって行った

そして、クロノブレスに入っているヘイロー探知機を起動させた

探知機は高い音を発していた

その音にハンターが反応し、接近してきていた

その音が大きくなる方向に走って行き、たどり着いたのはダイニングテーブルが並ぶキッチン部屋だった

そこに外からのハンターが走る音が聞こえた

「あれは…確かシド…」

シド・フェニックスがハンターに見つかり追いかけられていた

その時ヘイロー探知機が後ろに大きく反応した

その方向はキッチン

(やべぇ…ミッション時間が一分を切った)

冷蔵庫、食器棚、食洗器などを開け閉めしながら探した

そして、コンロにやってきた

コンロの一つにフライパンが置いてあった

そこからピンク色のヘイローがうっすらと見えた

「…え?」

そのフライパンの中を見た

その中にいたのは…茶色の衣をまとい、顔だけが露出している揚げ物だった

その揚げ物の顔とクロノブレスに映ったホシノの顔写真を照らし合わせる

「…顔は全く同じだ!」

その時、上に映っていたミッション時間のタイマーが残り5秒で止まり、表示が青くなった

『カズキの活躍により、残り時間5秒でミッションクリア!これにより逃走エリアが拡大される』

「これ…解決したって言えるのか…?」

カズキはハルとルナと合流しようと階段を降りようとキッチンを出ようとしたとき

「おやおや…ここに何の用だね?」

と、誰かが入ってきた

(ルナとハルじゃない…!誰だ!?)

振り返るとそこに黒色のローブを着た灰色の肌の男が入ってきた

「誰だ!?」

とショットガンを構えた

「おやおや…それは、私のものだよ」

とこっちを睨んできた

「人攫っておいて何言ってんだ?」

「バレていたか…俺は邪人軍が一人、カーネルエヴォーカーだ!ここに来たのが運の尽きだったなぁ!」

「僕に見つかったのが運の尽きだな!」

と二人が睨みあった

 

その頃、ペンタもその建物に向かっていた

「せっかくだし、ちょっと様子見ておこっかな~」

と歩いているところに黒い銃身が向けられた

その主は、ミカだった

「ペンタ~!やっと殺せる~!」

持っていたのはスナイパーライフルだった

そして、

「じゃあね~!!」

と引き金を引いた

それを間一髪で気づいたペンタ

「なっ!!」

その時、射線上にあった十字路から一人の女の子が飛び出した

 

『パァーンッ!!』

と銃声が響いた

だが、ペンタは右腕の掠り傷で済んだ

「痛ってー!!」

と後ろを振り返るペンタ

その視界に映ったのは…

腹に穴が開き、薄ピンク髪で銀河のようなヘイローを浮かべながら倒れている女の子だった

それでもミカは何もなかったかのようにペンタに銃を向ける

「ミカ…おま…」

そして、この現場で逃走者・ミカ・ルルーシュの狂気が爆発する




かずボコ「投稿主です。低頻度投稿中ですが。ここからもよろしくお願いします。
今作の世界観みたいなのを説明しますね
今作、実は2ステージ構成でお送りします。第一ステージは現在のブルーアーカイブというゲームのアビドス高校付近を舞台にしたステージです。対策委員会と逃走者の絡みが見どころにしたいです。第二ステージはまた、銃を使うステージになる予定です。あと、ブルアカの他の学校とかはあまり登場しないけど、そこらへんも後々別シリーズで登場させる予定です。
次回は見滝原解放戦線の投稿で、その次に第三話を投稿します逃走者のミカ・ルルーシュが撃ち抜いた生徒が復活し、後がなくなったミカ・ルルーシュ、相手はまさかの同じ名前の人物…果たして戦いの結末とは…そして、ホシノを元に戻すため、カーネルエヴォーカーを討伐に動き出す。
次回第三話 ホシノサクサクと狂気の魔術師 お楽しみに~」
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