ウハウハ隊逃走中日記   作:かずボコ

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ゲーム開始から約1時間10分が経過…アビドス自治区の十字路

ペンタ「ミカ…おま…」

と怯えるペンタの先に銀河のようなヘイローを浮かべながら血まみれで倒れる女の子と、それを気にも留めずペンタに銃口を向けるミカルルーシュ


第三話 狂気激突ミカマッチ

ミカルルーシュ「今度こそ…お終いよ!」

 

とペンタに向かって引き金を引こうとしたとき

上空からシグマが現れた

 

シグマ「どうなってるんだ?これは…」

 

シグマはペンタを助けることを優先した

 

(鍵を差せ…鍵を差すのだ)

 

すると、クロノブレスにUSBのようなものを差した

 

【WARCRY】

 

シグマ「レイス!来い!」

 

と、触手をペンタに向かって伸ばした

その時、ミカの凶弾がペンタを襲う

 

シグマ「うおおおおお!」

 

とシグマは強引に触手を縮めてペンタを上空に持ち上げることで、凶弾から避けることができた

 

ミカルルーシュ「邪魔するな!!」

 

と、上空にいるシグマに向かってスナイパーライフルを撃ち込む

だが、シグマはペンタを安全な場所に逃がし、触手を使って弾を華麗に避けた

 

シグマ「俺は影すら踏ませない!」

 

ミカルルーシュがリロードしていた時、

 

????「貴方…だよね…」

 

と、どこからともなく声が聞こえた

 

ミカルルーシュ「どうして…あれで…死なない…!?」

 

誤射を受けて地面に倒れていた女の子が何と起き上がった

 

ミカルルーシュ(コイツ…胸に穴が開いてるのに、何で平気で立ってるの!?)

 

この女の子はトリニティ総合学園3年生の聖園ミカ

何とミカルルーシュと同名だった

 

その時、ミカルルーシュがクロノブレスからもう一つの武器を選択した

その武器は、ミニガン

 

ミカルルーシュ「くたばれ!!死にぞこない!!」

 

と、聖園ミカに向かって掃射した

だが、聖園ミカは家の塀の裏に隠れた

 

ミカルルーシュ「吹っ飛べやぁー!!」

 

と安全ピンを抜いた手榴弾3個を聖園ミカのいる塀の裏に放り投げた

そして、塀の裏から爆炎が上がる

 

ミカルルーシュ「くたばれぇー!!」

 

と塀の横につけ、爆炎の中にミニガンで弾幕を浴びせた

 

その頃、貫希、颯也、モーリスの3人

 

貫希「まさか、北の方に行ったことがミスリードだったなんて…」

 

モーリス「一応、現場に向かうぞ」

 

颯也「ああ。そうだな!」

 

と走っていたところ、近くに爆音とともに火柱ががった

 

貫希「何だ?」

 

颯也「爆発…?」

 

そこに、走ってくる足音が聞こえた

その音のする方に貫希が目をやった

その瞬間、颯也の服を掴み

 

貫希「お前は呼んでねーよ!」

 

とバックステップをとった

その直後に横からハンターが火花を上げながら急ブレーキをかけたかのように、前に立ちふさがった

 

モーリス「私が引き付ける、諸君たちはあの現場に!」

 

貫希「気をつけろよ~!」

 

とモーリスを見送った

 

貫希「急ごう!」

 

颯也「ああ!」

 

と、戦地に向かって走り出した

 

その頃、その戦地で煙の中をミカルルーシュが見ていた

 

ミカルルーシュ「やったか…」

 

と、少し警戒を解いた瞬間だった

煙の中から銃弾が飛来した

 

ミカルルーシュ「!!」

 

ミカルルーシュが気づいた時には…銃弾を四発食らってしまった

やがて、煙が晴れたところにいたのは…さっきよりも血に染まったが、平然と立ってる聖園ミカの姿だった

 

聖園ミカ「これで勝ったと思ってたの?」

 

とミカルルーシュに問い詰める

この状況にミカルルーシュも焦りが見えた

 

ミカルルーシュ「さっさと死ねよぉー!!」

 

(鍵を差せ…鍵を差すのだ…)

 

そして、クロノブレスに何かを差した

 

【WARCRY】

 

ミカルルーシュ「レッドキャップ!」

 

ミカルルーシュに赤い老人の姿をした巨大なオーラが現れた

そのオーラは斧を持ち、躊躇もなく聖園ミカにその巨大な斧を振り下ろした

レッドキャップ…アンシーリーコートと呼ばれるイギリスで語り継がれる悪の妖精の一種で、手にした斧で人々を殺し、その鮮血で頭の帽子を赤く染めることが至上の喜びだとされている

聖園ミカは間一髪でその斧を回避し、持っている銃で弾丸を撃ち込むが、そのオーラが斧を持ち上げて銃弾を防ぎ切った

 

聖園ミカ「くっ…」

 

ミカルルーシュ「終わりだぁー!!」

 

と、斧を振り下ろす

それを避けた聖園ミカだが、斧の衝撃で持っていた銃が吹き飛んでしまった

そこに、もう片方の手を振り下ろした

直後、辺りに轟音が響いた

だが、聖園ミカはその攻撃を両手で受け止めていた

 

ミカルルーシュ「なっ…!」

 

聖園ミカはそのままオーラの腕を掴んで、奥に押し出した

それによってミカルルーシュのオーラがバランスを崩してミカルルーシュと共に倒れこんだ

 

ミカルルーシュ(ウォークライでも歯が立たない…!?)

 

そもそも、ここに暮らしている『生徒』と『逃走者』とでは、根本的スペックに大きな差があった

その中でも、聖園ミカはキヴォトス屈指の武闘派…一逃走者とそのウォークライで抑えられるようなものではなかった

ミカルルーシュのウォークライが消滅したところに聖園ミカが銃を拾い、ミカルルーシュに向かって照準を向けた

だが、そこに人影が現れた

それは、ハンターだった

ウォークライはその強力さ故にハンターを引き寄せる性質がある

聖園ミカとミカルルーシュの間にハンターが割り込み、ミカルルーシュをタッチした

 

ナレーション『ブラッディエンジェル・ミカルルーシュ、確保…残る逃走者は25人』

 

その光景を見て銃を下す聖園ミカ

だが、十字路の横から何かがミカを襲った

それを間一髪で避けるミカ、避けた直後に爆発した

飛んできた方向を見ると二人の人影が向かってきた

それは、貫希と颯也だった

 

貫希「逃走者仲間に何してくれた!?」

 

そのまま、グレネードランチャーでミカを狙った

だが、その間に

 

ピーボディ「待って!」

 

と、ピーボディが割り込んだ

 

ピーボディ「この人は悪くない!」

 

と、二人に事の一部始終を伝えた

 

颯也「そういうことだったんだ…ミカだったけ…ごめんな」

 

貫希「こっちも…」

 

とミカに謝った

 

その頃、西側のコンクリート造りの廃墟ビルでカズキとカーネルエヴォーカーが向かい合っていた

 

カズキ(これを抱えながら戦えるか…?)

 

手には、ミッションの末に見つけたカーネルエヴォーカーの魔法により揚げ物の姿になったホシノがいた

だが、そこにルナとハルが合流した

 

ルナ「何!?あれ…」

 

すると、カーネルエヴォーカーが

 

カーネルエヴォーカー「分が悪い…俺を倒さない限り、コイツは戻らないぞ!」

 

と言い残し、揚げ物の衣のような大きさにバラバラに崩れ、カズキたちの前から姿を消した

 

カズキ「くっそ…逃げられた…!」

 

ルナ「急いで追いましょう!」

 

カズキ「いや、無理だ」

 

ハル「あの衣の色が付近の砂漠の保護色になってる…」

 

カズキ「そういうことだ…移動した箇所を探し出して、一気に倒しきるしかない」

 

すると、貫希たちに連絡をつけた

 

カズキ「隊長…どこにいる?」

 

貫希『今、近くの十字路にいる、煙が発ってるから、すぐにわかると思うよ』

 

カズキ「分かった」

 

と、ビルを出たが、ビルを出たカズキたちを何者かがビルの中から見ていた

それを知らず、貫希たちに合流した

そこには、さっきハンターを引き付けたモーリスの姿もあった

 

貫希「どうだった…」

 

カズキ「それよりも、血だまりに、爆破痕と、ここで何があったか知りたいよ…」

 

と、ここで起きた出来事の説明を求めた

それをピーボディが説明する

ピーボディはさっきの戦いを、近くのビルの上から見守っていた

 

ピーボディ「で、そっちはどうだったの?」

 

と聞かれたので、揚げ物の姿になったホシノを見せながら、先生に電話をつなげた

 

カズキ「信じられないかもしれないけど、これがホシノだ…実行犯は、邪人軍と名乗る組織のカーネルエヴォーカーと名乗る魔術師のような男だった」

 

先生側にシグマとペンタも合流した

 

シグマ『こりゃひでえな…』

 

ルナ「けど、いったい何のために…?」

 

颯也「取り敢えず、ホシノをもとの姿に戻してあげないと!」

 

貫希「ついでに、どうせろくでもなさそうな動機も聞いておきたいな…」

 

ゲーム指令室

 

サトシ「ミッション…発動!」

 

ナレーション『ミッション!制限時間60分以内に、カーネルエヴォーカーを探し出して討伐し、ホシノをもとの姿に戻せ!成功すると、報酬40万ムーンドルが追加される。だが、失敗すると、一秒ごと獲得賞金が半分に減少し、ハンターが3体追加され、合計8体となる』

 

カズキ「ま、そう来るよな…」

 

すると、貫希が

 

貫希「カズキ、ちょっと来て…」

 

とカズキを呼び出した

そこで、貫希が

 

貫希「気のせいかもしれないけど、バグリンを見た」

 

カズキ「何…?アビドスに寄生虫が…」

 

貫希「もし、発生しているなら、ここから警戒しないといけないことが増える…」

 

カズキ「前の見滝原のときも、ベコンの変異種が魔女を進化させたり、黒江さんたちを集団で急襲したりしていたし…」

 

モーリス「諸君たち、行くぞ」

 

カズキ「あ、ああ」

 

その背後にはバグリンの成長した寄生虫・ラプターの影があった

そして、この後、寄生虫がゲームを滅茶苦茶にしていく…

 

そんなことはつゆ知らず、周囲の探索を始めることにした

だが、まったくと言っていいほど情報が掴めなかった

 

カズキ「もう、ミッション時間が半分を切るぞ…」

 

ミッション時間も折り返しの30分を過ぎた

その頃、カズキたちがホシノを見つけたビルをパンナとクレアが通りかかった

 

パンナ「全然見つからないじゃない!」

 

クレア「ここから先が新しく広がったエリアだよね」

 

とそのビルのさらに西側に広がっているエリアを指さそうとした

だがその時、

 

クレア「うっ!」

 

クレアに謎の触手が刺さった

 

パンナ「ちょっと!これ何よ!」

 

とパンナも捕まってしまった

その瞬間、クレアがホシノを発見したビルに引きずり込まれた

 

パンナ「ちょっと…放しなさいよ」

 

とパンナがもがいているうちに、パンナの体に衣のようなものが生えてきた

 

パンナ「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

パンナが揚げ物姿になっていくところだった

そこにハンターが走りこんできて、そのまま、パンナを確保してしまった

 

ナレーション『パンナラヴ、確保』

 

その頃、引きずり込まれているクレアがクロノブレスでほかの逃走者に

 

クレア「西の方のビルで何かに捕まっ…来ないでー!!」

 

と言葉を最後に通信が遮断された

その通信を聞いたのは颯也だった

 

颯也「西のビルって…あれか!?」

 

と一緒にいたハルと話し合う

 

ハル「あのビルって、ホシノさんを見つけたビル」

 

とそこにシドから通信があった

 

シド「あのビル…さっき通った時、誰かの視線を感じたんだ」

 

そこに、千石城太郎とリリィボーンが駆け付けた

 

リリィ「この時間帯だと、唯一砂漠にいなってる東にビルの影が当たる…そこで、衣がたくさん動いたら気づかれるリスクがあるはずよ…」

 

とみんなに通信した

それを聞いて

 

ハル「つまり、カーネルエヴォーカーはこのビルから移動していなかったかもしれない」

 

そして、颯也とハルがその建物に向かった

その頃一緒にグループを組んでいたカズキ、貫希、ルナ、モーリスの4人もそこに向かっていた

 

カズキ「まんまとやられた!」

 

モーリス「急ぐぞ!」

 

その頃、リリィと城太郎が建物の周りを探索していた

その中で城太郎が、

 

城太郎「ここにワイヤーが張ってる」

 

そこに、颯也とハルがまず合流した

その数分後に、カズキ、ルナ、モーリスが合流した

 

カズキ「さ~て、気張って行くか!」

 

ルナ「残り15分ほどよ」

 

ハル「行きましょう!」

 

颯也「バチバチしてきた~!」

 

そうして、カズキ、颯也、ハル、ルナ、モーリス、リリィ、城太郎の7人が建物の中に再び入って行った

その建物の中で、ハルが見つけたのは地下通路の入口だった

 

カズキ「行くか…!」

 

モーリス「行くぞ!」

 

そうして、その地下通路に入って行った

この地下通路はきつね色に塗装されていて、何部屋にも分かれていた

 

カズキ「揚げ物の衣の保護色だな…奴はここにいる」

 

と歩いている時、何かに気づいた

すべて扉が閉まっている部屋の中で、唯一明かりがついている部屋があることに

その中では、カーネルエヴォーカーがクレアに生えた衣を剥ぎ取っていた

クレアは気を失っている

 

カーネルエヴォーカー「奴ら…ここに感づいたか」

 

と、足音が去って行ったことを確認し、再び剝ぎ取りをしようとした瞬間

カズキがドアを蹴破って中に突入してきた

 

カーネルエヴォーカー「またお前か…!ここで始末してくれる…!」

 

と、ドアが閉まった

 

カズキ(音が聞こえなかった…この部屋…防音室か)

と、カーネルエヴォーカーを睨む

 

カズキ(これは、1対1で戦うしかないな…!)

 

その頃、アビドス高校で先生が保健室のベットにホシノを寝かした

その後、先生が階段を降りようとしたところだった

先生の背中を何者かが押した

そのまま、先生が階段を転がり落ちた

 

そこに、現れた青い服を着た灰色肌の男は先生に何かを注射した

そんなことが起きていることをアビドス廃校対策委員会の人たちも知る由がなかった

 

その裏でカズキがホシノを戻すべくカーネルエヴォーカーと対峙する

 

カズキ「やっと、捕まえたぞ…ここで決着をつける!」

 

カーネルエヴォーカー「フン…すぐに俺の理想郷の一部にしてやる」

 

ミッション残り時間約7分でカーネルエヴォーカーと対決することになる

そして、この戦いは衝撃的な結末を迎える




かずボコ「逃走中祭り第一弾!
次回予告、いっくよ~!カズキがカーネルエヴォーカーと対決!だが、相手のカーネルエヴォーカーもかなりの策略家…残り七分の戦いの中でカーネルエヴォーカーが衝撃の行動を起こ…その頃、別行動をしていたラビがアビドス高校で血まみれの先生を見つけてしまう
次回第四話 決闘カーネルエヴォーカー
この後投稿!祭りだ!祭りだ!」
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