ウハウハ隊逃走中日記   作:かずボコ

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アビドス高校

ラビ「颯也たちはあっちの方か…」

と校内を出ようと階段を下りていた元たぬき男のラビ
かつて、別のコロニーで逃走中のゲームマスターをしていたが、幹部の裏切りのせいでたぬきに扮しこのコロニーで逃走中に参加していた
今では、その事件も終わっているが、気ままに逃走中に参加している
そのラビが、階段の中間地点で何やら倒れている人影を見つけた

ラビ「人が倒れてる!」

と、階段を駆け下り、倒れている人のもとに駆け付けた

ラビ「おい!大丈夫か!?」

だが、その人物を見たラビが、衝撃に包まれた
倒れていたのは、生徒たちをまとめる連邦捜査局シャーレの先生だったのだから


第四話 決闘カーネルエヴォーカー

その頃、アビドス自治区の別の場所では、まさにミッションの行方を左右する戦いが始まろうとしていた

 

カズキ「もう逃げ場はないぞ…ここで決着をつけてやる!」

 

カーネルエヴォーカー「俺たちは、過去アビドスの委員長を手にかけている…ここじゃ敵なしだ!かかってこい!」

 

カズキ「そうか…だったら…

遠慮なく行かせてもらうぞ!!」

 

との言葉と同時にカーネルエヴォーカーに向かって飛び掛かった

 

カーネルエヴォーカー「フライフェクター!」

 

カーネルエヴォーカーが黄金色の触手を無数に展開した

それに対してカズキはナイフでカーネルエヴォーカーに向かってゆく

その時、カズキが急に横に飛んだ

それと同時にショットガンを構え、躊躇なくカーネルエヴォーカーに発砲した

 

カズキ「今回は、ちょっと頭使うぞ」

 

カーネルエヴォーカーの体から赤色の血が流れ出る

ミッションの時間が六分を切った

 

カズキ(カーネルエヴォーカー…扱う魔術の扱い方に長けてる…強敵だな)

 

その時、カーネルエヴォーカーが揚げ物の衣のようなものをばら撒いてきた

その攻撃にカズキの勘がアラームを鳴らした

 

カズキ(何だかヤバい…!)

 

カーネルエヴォーカー「フライドシード」

 

直後、その衣のようなものから棘のようなものが四方八方に伸びた

その直前にカーネルエヴォーカーに詰めたカズキも背中に棘が無数に刺さった

 

カズキ「ゲホ!」

 

それと同時にカズキの口から血が飛び出した

 

カズキ(やられた…

   だけど)

 

棘が刺さったと同時、カーネルエヴォーカーにナイフを突き立てていた

 

カーネルエヴォーカー「グハ…!」

 

カーネルエヴォーカー(コイツ…この俺相手にここまでするか…傷が深い…)

 

既に両者ボロボロの状態になった

だが、その時、部屋の扉が激しい音と共にカーネルエヴォーカー目掛けて飛来した

 

カーネルエヴォーカー(何!?)

 

その扉がカーネルエヴォーカーの頭を直撃した

そこに、颯也とモーリスが突入した

 

颯也「あいつがカーネルエヴォーカーか!」

 

その時、カーネルエヴォーカーがさっきの技を放つ

 

カーネルエヴォーカー「フライドシード!」

 

その衣型の種子が颯也たちに飛び込んでくる

 

カズキ(颯也たちがあれを食らったらマズい…使用を禁止されてたけど…やるしかない!)

 

すると、カズキが茶色の大きなスタンプのようなものを投げつけた

 

カズキ(ウルトラハンコ…!)

 

そのハンコが盾となって颯也たちをカーネルエヴォーカーの必殺技から守った

 

颯也「…あ!」

 

モーリス「奴がいない!」

 

カズキ「しまった!逃げられた!」

 

その時には、カーネルエヴォーカーの姿がなかった

しかも、ミッションの残り時間が一分を切っていた

 

だけど、カズキはそれすらも予想していた

そして、ここでカズキが

 

カズキ「そう来ると思ってたよ…」

 

と、クロノブレスを貫希に繋いだ

 

カズキ「隊長!ブチかませ!!」

 

通信した先の貫希がいたのは、戦車の操縦席

このビルに来る前に、カーネルエヴォーカーがホシノを攫ったときに使った戦車

貫希はそれに乗っていた

 

貫希「オッケー!」

 

貫希(しゃーないけど、使うか…スーパーセンサー発動!)

 

スーパーセンサーという、相手の位置を無条件でマークするス初代プラトゥーンのスペシャルウェポン

それによって、カーネルエヴォーカーが衣の姿になって逃げている位置を捕捉した

その時、時間切れか、カーネルエヴォーカーが元の姿に戻った

 

貫希「ファイアー!!」

 

そこに、戦車の主砲が火を噴く

射出された砲弾はきれいな放物線を描き、カーネルエヴォーカーに向かってくる

 

カーネルエヴォーカー「ここまで逃げれば…」

 

と、ため息をついていた

だが、そこに、砲弾が向かってきた

 

カーネルエヴォーカー「何ぃー―!?」

 

その瞬間、そこから爆炎と共に凄まじい轟音が辺りに響いた

その直後、カズキたちがビルから出てきた

 

カズキ「やったか!?」

 

流石に、あの爆炎の中、カーネルエヴォーカーは生きていない…

 

誰もがそう思った

 

だが、何とカーネルエヴォーカーは瀕死状態で何とか命を繋いでいた

 

カーネルエヴォーカー「グ…早く…逃げ…」

 

だが、そこに、黒い影が現れた

その正体は、寄生虫・ラプター

ラプターがカーネルエヴォーカーに詰め寄る

 

カーネルエヴォーカー「俺は…他人から生えた衣で自分だけの理想郷を作りたかっただけだ…何でこんな目に遭わないといけない!」

 

だが、無情にもラプターがカーネルエヴォーカーに飛びかかる

 

カーネルエヴォーカー「クソがぁーー!!!!!!」

 

と、断末魔を上げながら、赤色の肉塊のような姿になっていった

そこに、人間の頭に触手が生えた姿・ウォーキングヘッドが現れた

やがて、ウォーキングヘッドがその肉塊と融合して、寄生された人間となった

 

その一部始終を見ていた者がいた

 

雪之丞「どうなってやがる…?」

 

サメジマ「ここら辺の奴とは雰囲気が違うぞ」

 

雪之丞「ああ。やっておくべきだな」

 

その時、ミッションの残り時間が0秒になった

 

ナレーション『激闘の末、瀕死の状態にまで追いやったが、カーネルエヴォーカーを倒しきれずミッションは失敗、これにより賞金単価は半分の一秒50ムーンドルになってしまった。そして、ハンターが3体追加…合計8体となった』

 

その直後、アビドス高校の校門付近にハンターが3体現れ、三方向に向け走り去った

 

雪之丞「おら!」

 

雪之丞がハンドガンでラプターと寄生された人間を撃ち抜いた

これによって、カーネルエヴォーカーから変異した寄生虫たちを倒し、カーネルエヴォーカーを完全に消すことに成功した

 

だが、カーネルエヴォーカーが寄生されたときに、実質的に死んだことにより、カーネルエヴォーカーの魔術が解け、クレアやホシノなども元の姿に戻っていた

 

シロコ「ん…おはよう…」

 

ホシノが目を覚ました

 

ホシノ「うへ~…あれ、おじさん、今まで何してたっけ?」

 

ノノミ「フライになってましたよ」

 

ホシノ「へ~?」

 

だが、そこに、ラビが駆け込んできた

 

ラビ「みんな!こっち来て!」

 

ホシノ「あれれ~、知らない人がいる」

 

なんて言いながら向かった先にいたのは、意識がなく倒れている先生だった

だが、彼女たちの目の前で目を覚ました

 

先生「俺は…今まで何してたっけ」

 

ホシノ「あれ~先生も同じ感じ?」

 

その頃、校舎の上で見張りをしていたヒメナから通信があった

 

ヒメナ「こっちにヘルメットをした奴らが近づいてきてる」

 

先生「カタカタヘルメット団か!」

 

ホシノ「うへ~、こ~れは困ったね」

 

そこに、

 

サトシ「ミッション発動!」

 

ナレーション『ミッション!制限時間100分以内に、アビドス自治区からカタカタヘルメット団とそれに対する協力者を全員撃退せよ!成功すると、一人当たりにもてる武器数が一つ増加し、合計3つ持てるようになる。ただし、失敗するとハンターが8体追加され、倍の16体になってしまう

敵がどこに、どれだけいるか判らないミッションだが、果たして成功できるのか!?』

 

そこに、カズキたちが合流した

 

ホシノ「あれ~、こないだの人だ」

 

とカズキに向かって問いかけた

 

カズキ「いや、ここに来るの初めてだけど…」

 

と苦笑いをしながら返した

そこに、雪之丞から通信があった

 

雪之丞『カーネルエヴォーカーが黒い虫のようなものに憑りつかれて、赤色の肉塊のようなものになった。その後、人間の頭のようなものと融合して、気持ち悪い人間になってた』

 

その情報に、カズキと貫希の顔が歪んだ

 

カズキ「ラプター…か?」

 

貫希「恐らく間違いないよ…稀だけど、寄生されたとき、『不完全体』っていう寄生に失敗した状態は赤色の肉塊のような姿になる…」

 

カズキ「何か、よろしくない状況になってきてる気がするぞ…」

 

と不安を募らせた

だが、そんなことで立ち止まってはいけないと考え、とりあえず無視することにした

そのついで、カズキが対策委員会の活動部屋に立ち寄った

そこに、謎の鍵と、QRコードが書いてある紙があった

 

カズキ「何だ?これ…」

 

だが、そこにハンターの走る音が聞こえてきた

 

カズキ「タイミング悪いな~!」

 

カズキが部屋から走り去っていった

その後ろをハンターが駆け抜けていった

 

その頃、進軍してくるカタカタヘルメット団にシロコとホシノが立ちふさがった

 

カタカタヘルメット団A「数的有利だ撃ちまくれ!」

 

と二人に向かって突っ込もうとした矢先、突如として上空から弾丸の雨が降り注いだ

その雨の主はウォークライ・フェアリーで上空に飛んで上からP90を撃ちまくるルナだった

 

ルナ「ごめんなさい!」

 

と飛び去って行った

そこに、後ろから颯也が駆け込んでくる

 

【WARCRY】

颯也「チャーチグリム!」

 

紫色のオーラを纏った颯也がカタカタヘルメット団の団員に向かって体当たりをかました

 

だが、その時、見張りをしているヒメナ、ピーボディから

 

ヒメナ「逆方向から来てるよ!」

 

モーリス「そっちの方は任せろ!」

 

ハル「行きましょう!」

 

ラビ「ああ」

 

北側の制圧にモーリス、ハル、ラビ、リンセン、マリンが向かった

そして、押し寄せる軍勢を削って行った矢先

 

ピーボディ「西と東から同時侵攻してきた!」

 

その時、校舎の上にハンターが接近してきていた

それを見たスネークがハンターを陽動し始めた

 

スネーク「俺が相手だ!」

 

と、住宅街で追いかけっこ状態になっていた

 

その頃、校舎のハンターを搔い潜り、再び対策委員会の活動部屋にやってきたカズキがクロノブレスでQRコードを読み取った

 

カズキ「何があるんだ?ここに…」

 

それが示したのは、アビドス砂丘の西部の地点だった

そして、すぐ下のロッカーに鍵を差して、ロッカーを開けた

 

カズキ「これ…は…!」

 

中にあったのは、全体が黒く染まり禍々しい雰囲気のアビドスの様子だった

この状況にカズキは心当たりがあった

 

カズキ「黒い侵食…って、これは!?」

 

更に、その写真の中にこの月世界にいるはずのないボコブリンの姿があった

これが示すこと…それは、これより前にアビドスで黒い侵食が発生、それとボコブリンたちとで戦ったという事実だった

 

カズキ(ここは、未来の月世界で開催してるゲーム…元の時代で、この後これが起きても不思議じゃない…!)

 

その資料を持って、カタカタヘルメット団との戦いに向かった

 

カズキ(過去に侵食が起こってたなら、ここに寄生虫がいる理由も説明がつく…侵食物質はデジモン系の侵食物質に寄生虫ウイルスを混ぜたものだからだ…

だけど、ここは逃走中の仮想空間だぞ…こんな出来過ぎた話があるのか?)

 

考えた結果、一つの仮説にたどり着く

 

カズキ(恐らく、ここは仮想空間じゃない…れっきとした異世界なんだ…!)

 

その頃、雪之丞とサメジマは先生のもとにいた

そこに、ホシノが奔走してきた

 

雪之丞「おい」

 

とホシノを呼び止めた

 

北側でもこの状況にハルが疑問を抱く

 

ハル(この、襲われ方…まるで、自分たちの行動が筒抜けみたいだ…まさか…)

 

ハルがクロノブレスに呼びかける

 

ハル「皆さん、注意してください!この、対策委員会の中に…

裏切り者がいるかもしれません…!」

 

颯也「なっ…!」

 

ルナ「えっ…!?」

 

リンセン「不穏だな…」

 

貫希「まぁじかよ…!」

 

カズキ「だったら、マズい!校舎上にいるヒメナとピーボディが狙われるかもしれない!」

 

そこに、偶然シグマが合流した

 

カズキ「ヒメナたちを助け出した方がいい!」

 

シグマ「分かった!」

 

窓から校舎上を見た時だった

ヒメナが透明な何かに閉じ込められたところを見てしまった

 

カズキ「やられた!」

 

シグマ「俺が助け出す!」

 

と窓を蹴破った

と同時にウォークライを発動した

 

【WARCRY】

シグマ「レイス!来い!」

 

半透明の触手を伸ばし、ヒメナたちのところに着いた

直後、ピーボディも透明な何かに締め付けられた

シグマは、西洋の剣で透明な何かを斬った

それは、ビニール製の膜だった

 

カズキ「あそこか!」

 

その発射地点は、颯也たちが撤退した南側だった

 

カズキ「あの灰色の肌…邪人軍か!」

 

二人のビニールを斬ったシグマだったが

ピーボディに第二射が直撃し、校舎から転落してしまった

だが、それを何かが抱きかかえた

それは、ハンターだった

 

ナレーション『セイラピーボディ、確保。残る逃走者は23人』

 

屋上を撃っていた邪人軍をカズキが捉えた

 

カズキ「何やってんだ!この野郎!」

 

と、不意打ちながらショットガンを発砲した

 

邪人軍・ジップピリジャー…矢についている真空パックで当てたを圧縮し、窒息させることが得意な邪人軍のスナイパー的立ち位置だ

 

ジップピリジャー「邪魔者はぼくちゃんが消しゃないとでしゅね~?」

 

だが、そこに、成長したシロコの様な生徒が現れた

 

カズキ「あの人は…?」

 

その生徒の名は、シロコ*テラー

 

シロコt「ん、あなたが首謀者?」

 

ジップピリジャー「ぼくちゃんの真空パック攻撃、喰らったら死ぬのが残念でちゅね~」

 

カズキ「そのキモい口調、聞くだけで吐き気がするんだけど?」

 

シロコt「ん、ムカつく」

 

だが、ジップピリジャーは近接戦闘も一流だった

 

ミッション時間が折り返しの50分を経過…カズキ、シロコテラーの邪人軍のジップピリジャーとの戦いが始まる…




ボコブリン隊の敵モンスター紹介
②カーネルエヴォーカー
ボコロイド「マインクラフトに登場するエヴォーカーの派生で、彼が発する触手に蝕まれた相手は、体が衣に包まれ、揚げ物のような姿になってしまう。この特徴から揚げ物に関する一大企業・ケンタッキーの創設者であるカーネルサンダースになぞってこの名前が付けられたんだ
必殺技のフライシードは衣状の粉塵からきつね色の棘を生やし、相手を串刺しにする。これを食らうとまともに動けなくなってしまうことから、その強力な攻撃性と拘束力を兼ね備えた凶悪な技だよ」

カズキ「コイツはかなり苦戦したよ…」

ボコブリン「そんな奴がいたんだね…」

カズキ「あれ…?ボコブリン…いつの間に?」

ボコブリン「そりゃー、反応が消えたから探すにきまってるでしょ!」

カズキ「ま、そうか…
じゃ、ホシノさん。フライになってみた感想はどうですか?」

ホシノ「うへ~、なんか体が軽くて、ふわふわした気分だったよ~」

ボコブリン「そうなんだー…一度フライになってみるのもありかな…?」

カズキ「絶対許さん!
次回、久々の解放戦線やい!このシリーズでも影響力を強めてくる寄生虫のおっそろしいところを見れま~す!
次の逃走中日記
遠出していたシロコテラーとカズキがジップピリジャーと激突…その間にも攻め込んでくるヘルメット団に奮闘する逃走者と生徒…そんな中で遂に裏切り者を見破った雪之丞だが、そこに、想像しない障壁が立ちはだかる
その頃、貫希はカズキが見つけた砂丘の地点に訪れるが、そこで、衝撃的なものを発見する…
次回第五話 埋もれた闇と夢」

ホシノ「動いているのに寒いよ~」

ボコブリン「今年もよろしくお願いします!」

カズキ「話が嚙み合ってなさすぎ!」
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