脳内でFlashアニメを再生してる方へ
ウェンディは翼を取って発光を抑えた律者形態の服を着ています。足に包帯巻いてます。
あのパーカーだと地味すぎるし、露出している胸の上部分に「瓜」の字を書かれる展開を用意してるので…
今の学校は、生徒に学習用のパソコンやタブレットを与える所が増えています。だからスマホを渡す先生がいてもおかしくないはず。
「死者が…生き返ったというの…!?」
ウェンディが生きていた事を喜ぶキアナと芽衣の後ろで、信じられないといった表情で固まるテレサ。
「そんなものじゃないぞテレサさん。ウェンディを殺したというのは、カカリアのハッタリだったんじゃ」
「そう…だったら、もう!何て悪趣味な事を言うのよ!カカリア!」
その後、学園にてーー
デザイアジェムは無事回収された事によりウェンディの暴走の危険性は消え、少しずつ下半身の自由が回復してきている。ブローニャはレオナルド博士によって一瞬で回復した。
こうして、ニュージーランドのデザイアジェム騒動は、鷹の爪団と戦乙女の信頼を深め、律者となった少女は人を信じる心を取り戻したという、今度こそ、何とも平和的に終結したのだった。しかし…
ウェンディは元々、暴走しても脅威にならないように身柄を厳重に保護、管理しておくつもりだったらしいが、デザイアジェムの摘出によって暴走の危険性は消えた。しかし、崩壊エネルギーに耐性と親和性があり、デザイアジェムすら安定させてしまう少女を一般人として扱う事はできない。だからといって戦乙女に復帰させようとしても、戦乙女の立場は消えている。彼女とジェムの実験については厳重な情報封鎖が施され……
あまりにも複雑な彼女の身分に、その日の夜、当事者の大人であるテレサ、姫子、総統の3人は学園の一室で頭を抱えていた。
「うーん、このまま療養施設で暮らしてもらうのが妥当かしら…」
「戦乙女の立場が消えている以上、学園に通わせることもできないのね…」
「だったら彼女を鷹の爪団に入れるのはどうじゃ?」
「「グッドアイデア…?」」
「ハイペリオンの中で働いてもらうってことじゃ。あそこなら人目につかんし、友達とも会える」
「「グッドアイデア!」」
そして、ウェンディが回復し、自由に歩けるようになった日…。
ウェンディはテレサと向かい合っていた。
「テレサ先生、お久しぶりです」
「そうね、あなたをオセアニア支部に移動させて以来ね」
「ちょっと確認したいことが…」
「そう、ご明察。あの実験に参加するように推薦したのはあたくしなの。あなたは…あたくしの生徒の中で最も優秀だったから…」
「やはり…」
「謝っても仕方のない事は分かってる。より多くの人を守るためには一部の犠牲が必要なの。それがあたくしの、ずっと背負い続けてる十字架」
「最後に…これを渡しておくわ…」
「スマホ?最新型のポイポン16ですね」
「仮の物だけど、あなたの電話番号とか、身分証とか、色々作っておいたわ。極東支部内に限るけど、これである程度は自由に行動できるわ。ずっと療養施設にいるのも退屈でしょう」
「……これまでのご指導、ありがとうございました…」
…複雑な気持ちの中、何とか礼を済ませたウェンディは基地のとある部屋…これから自分が使う事になる部屋のドアを開ける。
「「ようこそ!鷹の爪団へ!」」
5人(?)の男性が出迎える。
「艦長…いや、総統」
「おお、挨拶は終わったか」
「はい」
「…納得いきませんよ。“より多くの人を守るためには一部の犠牲が必要”だなんて」
「ああ、全くじゃ。この世界に、犠牲になっていい人なんておらん」
最も信頼する人物である総統に、ウェンディは本音を漏らす
「それに!なんなんですか“それがあたくしの、ずっと背負い続けてる十字架”って!武器の十字架背負いながらそれ言います!?何かのギャグですか!?」
「吉田くんもそれ言っとったな…」
「私は…天命と、この世界を好きになれません…だから、鷹の爪団で、世界を変えてやります!……何があっても、総統についていきますから!」
「くだらない国境を取り払い、世界をひとつに結び、疑いやいがみ合い、傷つけ合うことなく、格差をなくし、誰の子供も自分の子供のように愛する世界にするための世界征服…それが実現した世界には、私のように犠牲になる人はいないのでしょう」
「ああそうじゃ、ここに来たからには、もう君に…いや、世界中の子供達にそんな辛い思いをさせん」
「鷹の爪団は、皆そう思っておる」
総統のアイデアは、ハイペリオンで働いてもらうという名目で、彼女を鷹の爪団に入れる事だった。天命に所属していながら天命に不満を持つ彼女を、同じく天命に不満を持つ鷹の爪団という秘密結社にスカウトする…悪の秘密結社っぽくていいと吉田が出したアイデアだ。姫子やテレサも、ウェンディには、何か目標や所属する場所が必要だと考えていた。そこで鷹の爪団を挙げたのだ。
「…本当に、ありがとうございます!皆さん!」
「…うっ…嬉しいです……何度も言いますが私…こんなに人に良くされたの初めてでぇ〜…うええぇん!……おえっ…オロロロロロロロ!!」
美少女のゲロが綺麗な床を汚す。片付けるのはショックを受けている総統だ。
「…すみません泣きました。そして吐きました。私は昔、戦乙女として…」
「あーいいよそういうの。どうせ長くなるだろ」
様々な感情を涙とゲロと共に爆発させ、落ち着いた所で改めて自身の過去を語ろうとしたウェンディを吉田が止めた。博士もそれに続いた。
「そんなに長くないですよー。原稿用紙5枚分ほど…」
「読書感想文かよ!」
「それとさ、敬語もやめようぜ。団員同士、気軽に話したいじゃねえか」
「博士はちょっと口が悪い気が…」
「それくらいがちょうどいいだろーが、オラッ」
「…あははは、そうですね…ここに涙は似合いません!私はもう一生分泣いて、苦しみました!昔の自分と同じ思いを誰にもさせないと誓ったからには、まずは自分が変わらなければ!」
「よく言った!ウェンディくん!」
「それじゃあ、18年ぶりの新団員を記念してー!」
「「た〜か〜の〜つ〜め〜」」
「それじゃあ今からウェンディには、鷹の爪団の入団試験を受けてもらいます!」
「え?」
「ちょっと吉田くん、せっかくTo be continuedにちょうどいいタイミングだったというのに…というか鷹の爪団にそんな物ないよ。勝手に作らんでくれ。」
「まあまあ総統、いいじゃないですか少しくらい」
「私もいいですよ」
「ウェンディくんがそういうなら…」
団員となったウェンディは、さっそく吉田の挑戦を受ける。
「言っとくけど私はね、S級にも劣らない戦乙女だったんだよ。戦闘能力や頭の良さには自信があるよ。特に島根県と鳥取県を高速で見分けることに関しては、あの最強の戦乙女“デュランダル”にも負けないと言われた…」
「ほう、やるじゃねえか」
まるで同年代の友達と話すように、互いに笑顔で交わす会話。使命と責任を背負う(元)戦乙女ウェンディの年相応な部分を、総統はまるで自分の息子のように温かく見守る事にした。
「まあ、テストってほどのものじゃなくて、ただやって欲しい事というか。」
「お前が持ってるスマホあるじゃん?」
「ああ、これ?」
ウェンディはポケットから白いスマホを取り出した。
「連絡先の交換だね」
「いや、壊れるんだ」
「壊れる?これは最新型のポイポン16だよ?丈夫に作られてるし、水や崩壊エネルギーの耐性もあるんだ」
その時、突然窓を割って入ってきたコンドルがウェンディのポイポンを上空に持ち去った
ガシャアン! バサッ!
「うわー!コンドルがー!」
「何で極東にコンドルがいるのー!?
ピューーーーー
「落としたー!」
「あっちに落ちた!早く拾いに行くよ!」
ブロロロロロロロ…
「ダンプカーがー!」
「たくさん走ってきたー!?」
グシャッ! グシャッ! グシャッ! グシャッ! グシャッ!
上空からの落下でヒビが入ったポイポンは、ダンプカーに次々と潰されて完全に壊れた
「さあー穴掘るっぺー」
ズドドドドドドドドドドドドドーーーーー
どこからともなく現れた工事のおじさんと、彼が持つドリルによってポイポンが目の前で粉々にされ、“ガーン”という効果音が聞こえてきそうなほどにショックを受けたウェンディは顔面が真っ青になっている。
「おーい、穴掘るのそこじゃないぞ」
「ああー、いっけねー」
おじさんが帰った後、道路に散らばるのは、ほんの少し前までポイポンだった機械の破片。顔を真っ青にしたウェンディはのりで直そうとするが、形すら定まらず、ウニのように全方向に尖った謎のオブジェ状態にしかならない。
「@●▽♪(♭♯9▼◆@○▼!!*ξ (!?」
ウェンディは絶望して、言葉にならない悲鳴を上げた…
しかし、吉田くんはウェンディのためにポイポンの新しい使い道を提案した。
『人類よ、ポイポンに祈るが良い』
『ポイポンは、ブローニャの一番大切な宝物です』
『この世界なんかよりも!ポイポンの方が!ずっと大事よ!』
『薄くなった旋毛も、レディースポイポンなら自然にフォロー』
『この、ポイポーン!!』
「グッドアイデアー!」
「な訳あるかーーー!」
こうして鷹の爪団の入団試験(?)を終えたウェンディは、この人達についていって大丈夫なのかと不安を感じながらも、正式に鷹の爪団に加入したのだった。
ーーTo be continuedーー
ポイポンネタはこれからやれるか分かんないので今やった
博士は総統が連れてきただけ、菩薩峠は吉田くんと友達になっただけというように、普通のアニメなら超一大イベントの新メンバーの加入を、鷹の爪団はさらっと終わらせますよね。だからウェンディくんの加入ももっと短く終わらせたかったんですが、あと1話続きます。
(もうすぐ3rdの9章)オットーのキャラ
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原作(3rd)通り
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鷹の爪団風にアレンジ