週一投稿と言いましたね。あれは嘘です
3rdじゃこのへん展開が早くて、キャラの行動は結構省略気味です
ーーキアナが連れ去られた22時間後
ーー世界崩壊、113分前
ヨーロッパに浮かぶ人工島、天命本部
キアナは培養カプセルの中で眠っていた。培養カプセルとは
鷹の爪the movie〜総統は2度死ぬ〜(DVD発売中、プライムビデオ等で配信中)でフェンダーミラーのクローンが眠っていたアレだ。
カプセルの前には、天命大主教、オットー・アポカリプスが立っている。
「崩壊エネルギーの注入を続けろ」
「これぽっちの量じゃ、彼女を目覚めさせることは出来ないよ」
「フフ…久しぶりだね…おかえり……K-423」
同時刻、天命本部に向かう2つの巨大な影があった。一つは第二次崩壊の戦場だったシベリアで目覚めたドラゴンの崩壊獣”ベナレス”。もう一つは、天命の輸送艦ヘリオス号。オットーはベナレスに対処するため防衛衛生を起動させる。そしてヘリオス号には通信映像を繋いだ。映されたのは自分の孫娘、テレサと、3人の男。1人は髭を生やした大人で、もう1人は小学生くらいの身長の子供、最後の1人は紫色の肌の子供で、何やら会話をしているようだ。
『本部にはあの男もいるんでしょう?あいつに殴られた所、今もめちゃくちゃ痛いんですよ!怖いです!』
『フカは女よ』
『もう帰ろうよー。キアナくんは誘拐みたいな事をされたけど、本部の偉い人が決めた事じゃ…』
『僕らせっかく艦長になれたんです。反逆者になりたくはありません!』
『それじゃあフカと、本部の奴らにリベンジするチャンスだと思いなさい!今更ビビるなんて無しよ!さっきまでの気合いはどうしたの!?』
「その人の言う通りだよテレサ。もう帰りなさい。君の子供じみた行動を怒る気はないよ。反抗期は誰にでもあるからね」
『あの金髪の男もそう言ってます……ってうわぁ!通信が入ってるじゃねえか!いつからだ!?』
『フン、相変わらず優しいですね、お祖父様
でも………』
『ええ!お祖父様なの!?お父様じゃなくて!?すげえ、若いなあ!』
『凄いのう、外国人のお祖父様か』
『総統、テレサさんは外国人なので家族も外国人ですよ』
『え?あー。確かにそうじゃな』
『バカですねー』
『ちょっと静かにして』
『言われてますよ総統』
『すみません』
『でも……あたくしはもう決めたの!もうあなたには屈しないわ!』
通信映像に映るオットーの目を見てそう言ったテレサはヘリオス号を加速させ、ビームを発射して天命本部の防衛衛生を破壊し、決意を示すかのように本部との通信を切った。
その後は震える鷹の爪団に向き直り、作戦会議の続きだ。
「よよよ吉田くーん。わしら、もう後戻りできなそうじゃ…」
「もうやるしかないんですね…」
「そうよ。あたくし達はもう既に、反逆の刃を天にかざしているのよ!」
「ちょっと何言ってるか分からないです」
「よよよ吉田くーん!ここでそういうこと言っちゃいけないよー……」
「………」
* * *
作戦はこうだ。
天命の敵対組織であるネゲントロピーと手を組んだテレサ学園長、そして姫子や総統を乗せたヘリオス号が強硬手段で天命本部に乗り込む。
本部がベナレスをはじめとする崩壊獣を対処している隙に両翼から急襲をかけ、本部東側の第三空港を占領する。
『テレサさん。機甲部隊が空港の周囲を占拠した。いつでも攻撃を開始できるぞ』
『いいところに来たわね!こっちも準備完了よ』
『全部隊戦闘配置、全火力集中、天命本部第三空港を占拠するわよ!』
『地上部隊、速やかに空港司令塔を制圧し、テスラ博士と共にコントロールシステムをハックして、空港の防御を解いてくれ。僕は機甲部隊を指揮して火力支援をするよ』
鷹の爪団の3人は現在、ヘリオス号の中で外を見ながら通信を聞いていた。戦闘には参加せず、戦闘以外の仕事も出来ない彼らは暇だった。
「テスラ博士って…あの眼鏡の女の子ですかね?どう見ても子供なのに、あんなに機甲を作って動かして…天才すぎ!」
「通信を仕切ってるアインシュタイン博士だって見た目は子供だったし、うちのレオナルド博士だってあんな姿じゃろ。見た目と頭の良さは関係ないんじゃ。賢い子供やクマもいれば、バカな大人もいるんじゃ」
「髭を生やした偉そうなおっさんが、足し算も出来ないバカだったりしますからねー」
「なんじゃそれ、随分とダサいおっさんじゃのー。きっとそいつは何も考えずに歳をとってきたんじゃなー。何をやってもダメな奴じゃ」
「総統の事ですよ」
そんな会話をしているうちに、急襲作戦が開始された。姫子とテスラ博士の機甲部隊が、敵の機甲を倒して、空港司令塔への道を切り開く。
姫子が大剣で機甲を薙ぎ倒し、味方の機甲が敵を吹き飛ばす。苦戦している様子は見られない。無事に司令室に辿り着けるだろう。しかし、敵の数が多すぎるように感じる。倒しても倒しても新たな敵機甲がやってきて、キリがない。時間がかかりすぎたり、姫子が疲れてしまっては良くないと考えた総統だがその時、どこからか飛んできた無数の砲撃が、地上部隊の周囲の敵を一掃する。
「おお!やっと来たか!」
「やっと来たわね…」
艦内の総統と、戦場の姫子が同時に空を見る。そこに浮かんでいたのはハイペリオン号。学園の仲間やレオナルド博士、そして大量の武器、今回の為に改造した秘密兵器などを乗せた最強の戦艦が今、戦場に到着したのだ。
* * *
その後、ハイペリオンの援護もあって、無事に姫子達は司令塔の制圧に成功。テスラ博士の技術で、空港の防御システムは5分もかからず落とされた。しかし安全なのは一時的、キアナの居場所もまだ分からない。ここからが本番だ。
「芽衣、ブローニャの状況はどう?」
ネゲントロピーの2人の博士が空港のシステムをハックして、キアナの居場所を探っている間、姫子は2人の様子を見る。ついでに、芽衣にブローニャの状況について聞いてみた。
「元気ですよ。レオナルド博士の手術のおかげです。でも体はまだ弱ってるみたいで、戦闘には参加出来ませんね。もう少し寝れば回復するかも…」
「あまり無理させないでね」
「少佐、作戦が始まる前にお願いがあります
…私の心臓に取り付けられた爆弾を解除してください」
「…分かった。学園長に報告しておくわ」
ーーハイペリオン艦内、テレサとテスラの通信
「テスラ、そっちの状況はどう?」
『あんたの欲しい手がかりが見つかったよ。数時間前、本部のヘルヘイム実験室に一隻の飛行船が入った』
『へルヘイム実験室は嫌な場所よ。オットーが何をしようとしているか、あんたなら分かるでしょ……』
…………
………
……
「分からねえよー」
ハイペリオン艦内にて、テレサから少し離れた場所で通信を聞いている吉田くんがテレサに聞こえないように、総統に呟く。
「爆弾とか実験室とか、何なんですかね本当に」
吉田くん達は、戦乙女や博士の会話の内容が何も理解出来ない。
「それだけじゃない。テレサ学園長、そしてネゲントロピーの博士達は、どうやら本部の狙いに心当たりがありそうじゃ」
「…僕達って、彼女達の事、何も知らないんですね」
「そうじゃ。キアナに何があったのか、そして本部の考えも何も分かってないんじゃ。わしらは元々、この世界の人間ではないからの」
「なんかやる気が無くなってきましたよ総統……崩壊だったり、キアナが攫われたり…これはこの世界の、テレサ学園長達の問題です。僕達が介入していいんでしょうか。僕達はただ、目の前の問題をなんとなく解決してるだけですけど、他の皆は、それぞれの過去や信念があって…」
「…吉田くん、今はそんな事を気にしても仕方がない。キアナくんを助けたい…それだけで十分じゃろ」
「総統…」
「確かにわしらはこの世界にとっての異物…邪魔者かも知れん。それでも仲間の為に頑張るんじゃ!見捨てたり、逃げたりしちゃいかん!どんな世界でも、仲間達が全員、誰1人欠けることなく、みんなが笑顔でいるのが1番良いんじゃ」
「…なるほど、乗りかかった船というわけですか」
「おお!もしかしてハイペリオンの事を言ってる?確かに、二つのの意味でそういう事じゃ」
「そうですね総統!鷹の爪団は友達と、フィリップ以外の仲間を絶対に見捨てません!」
「よし!それならさっさとキアナくんを助けて、学園に帰ろう!その後はみんなで世界征服じゃー!」
「「た〜か〜の〜つ〜め〜」」
「…それに、何か嫌な予感がするんじゃ。キアナをあんなやり方で攫っていった本部も、敵対組織と手を組んだ学園も、ちょっとやりすぎじゃない?1人の少女の為にそこまでするような事なのかな〜って」
「それだけキアナが大切なんでしょう。本部も、学園も」
「う〜ん、それだといいんじゃけどなあ吉田くん。わしはどうしても、菩薩峠くんが攫われた時を思い出してのう」
「鷹の爪EX、36話ですね」
「キアナくんには、敵が無理矢理にでも欲しがるような、何か特別な力があるんじゃないかな〜って思ってしまっての〜」
「それは考えすぎでしょう。あいつはどこにでもいる、明るくて優しい普通の女の子ですよ…」
ーーTo be continuedーー
オチが無い…
お気に入り数80、ありがとうございます
道に落ちてた島根あげます。
島根の左に落ちてた山口もあげます。
冷やし中華は?
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