秘密結社 鷹の爪〜崩壊世界の征服〜   作:黄緑亀

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今週も張り切って世界征服!

私の投稿が止まっても、鷹の爪団は止まりません
イベントや商品とのコラボが止まりませんね

今回、吉田くんが律者に向かって結構酷い事を言います
まあ原作にあったセリフだから許して


20.律者の倒し方

「おう来たか、お前ら」

 

テレサ達と別れて少し経って、吉田達は、博士に呼ばれた通りに、艦内に集合していた。

 

「博士、僕らを呼んでどうするんですか?」

 

「律者の倒し方がな、多分分かった」

 

「さすが博士!天才すぎ!」

 

それじゃあどうして全員に教えてくれないんだと吉田と総統が疑問に思ったが、質問する暇もなくレオナルド博士は話し始めた。

 

「まず、あの律者は第二次崩壊で倒された“空の律者”であって、キアナとは別物だ。そいつがキアナの身体と人格を乗っ取っているんだ。」

「そこで俺は、キアナの精神を揺さぶり、人格の主導権を空の律者から取り戻させればいいと思う。dark Wordに操られた菩薩峠を取り戻した時みたいにさ」

 

「あの時は、菩薩峠のDXファイター嫌いで菩薩峠を揺さぶったって事ですね」

「なるほど…それで、その方法をどうやってキアナ君にやるのかね?」

 

「フッ…あいつには、学園で過ごした思い出と、失いたくない大切な友達や恩師がいるじゃねえか…」

 

博士の愛が溢れる発言に、目を輝かせて総統が食いついた。

 

「なるほど…それは凄く愛のある作戦じゃな……彼女達が…」

 

 

 

「死んだらいいんじゃないかな」

 

「博士ーーー!?」

 

総統はさっきまで輝かせていた目を真っ白にして叫んだ。

 

「何だよ総統、そんな焼き魚みたいな目をして。まあ確かに芽衣達の前では言えないけどさ、いいか?身近な人を殺害した精神的ショックは律者ではなくキアナの精神を激しく揺さぶり…」

 

「ダメじゃダメじゃー!!そんな悪の秘密結社のマッドサイエンティストみたいな事はしちゃいかーん!」

 

「俺は悪の秘密結社のマッドサイエンティストだろ」

 

「その前に人に地球に優しい悪の秘密結社で女性に優しい紳士じゃったはずじゃーー!」

 

「まあまあ、これは俺が考える1番確実な方法さ。俺が言いたいのは、こんな風にキアナの心を揺さぶりたいってことなんだ。他の人を巻き込むのは俺も嫌だし」

 

「…ぐぬぬ……そんなやり方、わしだって絶対認めんぞー。キアナ君の友達を使うとしても、何とか誰も傷つかない方法で……」

 

「あのー、総統、博士。その方法、僕に任せてくれませんか」

 

ここで口を開いたのは、今まで黙って考えていた吉田

 

「よよよ、吉田くん!?君に出来るのかね!?」

「こいつに任せていいのかー?」

 

「総統、博士、大丈夫です。僕なら出来ます。多分この中で、1番キアナと仲良しなんで。完璧な作戦があります」

「…キアナって、ラーメン好きでしたよね……?」

 

 

 

一方その頃

外に残った芽衣、テレサ、ウェンディは空の律者と激しい戦いを繰り広げた……しかし、律者は桁違いに強く、どんな攻撃も作戦も通用しないのだった。途中で回復したブローニャが駆けつけたが、すぐ負けた。

 

「ええっ!?私達の戦闘描写カット!?」

「あたくしだって頑張ったのに…律者を鎖で縛ったりしたのよ!」

 

「…脇役の人類共はともかく、主役である私の活躍すらカットとは!」

 

「そう声を荒げないで下さい。“激しい戦いを繰り広げた……”この一文があるだけ貴方達はブローニャよりマシです」

 

「…キアナちゃん……目を…覚まして………」

「芽衣姉様を見習ってください。こんな状況でもちゃんとしたセリフを言ってます」

 

「…何をしようと無駄だ。運命を受け入れる準備は出来た?」

 

空中に“座る”空の律者は芽衣達の頭上に穴を開け、とどめの一撃を放とうとする。

 

「ぐっ…!」

 

「ここで終わりなの……」

 

 

絶対絶命の状況の中、突如律者の身体が動き出し、逆エビ反り状態に固定される。

 

「ぐぅっ!これは……!」

 

律者が視線を向けた先には、超能力を使用する菩薩峠をはじめとした鷹の爪団のメンバーが全員集合していた。

 

「艦長!」

 

「待たせてすまんなーみんなー」

「ふん…そのまま逃げて隠れていれば少しは生き残れただろうに……」

 

「鷹の爪団は逃げも隠れもしないぜ!お前なんか怖くねえんだよー!」

 

「テレサさん、い、今のうちに下がっておくんじゃー」

 

キアナの目を覚ます作戦があるとはいえ、まずは負傷したテレサ達を避難させるのが先だ。

そこで吉田くんが律者を引き付け、その隙に総統が全員を避難させる事にしていたが…

 

「怖くない……嘘だな。身体と声が震えているぞ?

私の気を引いて、そいつらを助ける時間を作る作戦か?」

 

「やべえ!バレた!お前、凄えな!」

 

「よよ吉田くーん!言っちゃダメでしょーー!!」

 

「艦長!落ち着いて!」

 

…作戦は失敗した。空の律者は再びテレサ達に狙いを定めた。

 

「うわああああん!優しく殺してー!キリングミーソフトリー!」

「パパ…(泣)」

「NOO〜」

 

「バカ艦長達…落ち着いて下さい……」

 

戦乙女達は激しく泣き出す鷹の爪団と比べて冷静に見えるが、もはやここから助かる方法は無いと諦め、言葉を失っていただけだった。

……ただ1人、島根の男、吉田を除いては…

 

「待てー!空の律者ー!こっちだー!そんな泣き虫なんかより、俺の方を見ろーー!!

この、ウンコヤロー!」

 

「ウン…!?……幼稚なものだな人類…

作戦が見破られた以上、如何なる挑発も無意味だ。

まあ、私に向かってそのような事を言える度胸は誉めてやろう…」

 

空の律者の余裕の笑みが崩れたのを、吉田くんは見逃さなかった。

これはチャンスと畳み掛ける…!

 

「ウンコヤロ〜空の律者〜♪ウンコーヤローウンコーヤロー

ウンコー!(ヤロー!)ウンコー!(ヤロー!)

空の律者はー♪ウンコ〜ヤロ〜ウンコ〜ヤロ〜

ウン!コー!ヤロー!」

 

「死ねええええぇ!!」

 

空の律者は狙いを吉田に変更した。

 

「人類お前…っ!言っていい事と悪い事があんだろおお!!」

 

「ヤベッ、やりすぎた!マジでキレてる!なあおいちょっと!いつもの口調とかはどーしたー!?」

 

空の律者は怒りに任せて吉田に幾つもの槍を放つ。

しかし、毎日のようにDXボンバーや暴走した怪人の光線を食らっている吉田にとって、冷静さを失った律者の攻撃など簡単に見切れるものだった。

吉田は焦っているような事を言っているが、かなり余裕を持って攻撃を躱し続ける。

律者が冷静さを取り戻した時には、既に全員の避難が完了していた

 

ーーー

ーー

 

「避けきったぜ律者。もう全員の避難は完了した」

 

「はぁ…はぁ…人類…!

ちょこまかと飛び回り、潰してもまた湧いてくるハエの様だな!」

 

「お前さあ、ずっと人類人類って…。そんなに人類が嫌いかよ?」

 

「ああ嫌いだ!私の全てを奪った人類が!だから私も!お前達人類の全てを奪うのだ!家族も!友人も!この星すらも!」

 

「そうか…お前も色々あったんだな…」

 

「はあ?」

 

「でもお前は間違ってるぜ…

嫌いな奴とか存在そのものが間違っていると思う奴はいるけど、全人類がそいつらと同じってわけじゃねえだろ!この星を滅ぼしたら、そうじゃない人で罪のない人、お前の大切な人だって死んじまうんだぞ!」

 

「黙れ!私を説得しようとしているなら無駄だぞ!」

 

「これは説得じゃねえ!人を嫌うだけ嫌って克服しようとも、人を知ろうともしない子供なお前に、人類の素晴らしさを教えてやる授業だぜ!

これを見ろーー!」

 

吉田くんはどこからか皿に盛り付けられた冷やし中華を取り出し、空の律者に見せつけた

 

「ラーメン…?いや、確か、冷やし中華というものだ……

私の器のキアナとかいう人類の好物だが……

無駄だぞ、キアナに声は届かん。それともまさか、食べ物で私が惹きつけられるとでも思っているのか?」

「冷やし中華の美味しさの余り、私が人類を滅ぼすのを止めるとでも?」

 

「そんな4コマ漫画みたいな事期待してねえよ!」

「それにこれはただの冷やし中華じゃねえ…美少女味の冷やし中華さ」

 

「何だその味!?」

 

「そしてこの冷やし中華の裏にはな、人類の壮絶なドラマが隠されているんだよーーー!!」

 

「そ、壮絶な…ドラマだと……っ!?」

 

 

 

ーーTo be continuedーー

次回、美少女味の冷やし中華






冷やし中華が帰ってくるーー


空の律者…すごく弄りやすい
だって話は通じなくともよく喋るし会話には結構応じてくれるんだもん
何より人類とか言ってるのが面白い
空の律者を動かしている中で、よんこまさーどで弄られまくった理由が判った気がします




冷やし中華は?

  • 夏の食べ物
  • 冬の食べ物
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