なんか友人が変な出来事を持って来る   作:CoCoチキ

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 SCPに嵌ってつい書きたくなってしまった。


一話 ありえないピザボックス持ってきたんだけど

 

 「ん〜今日も平和な一日が始まりそうな予感「聞いてくれ凪!」…僕の平和は終わった」

 

 ゲームをしようか動画を見ようか悩んでいると僕の友人がやってきた。こう言う場合いつも彼は厄介な出来事を持って来る。

 

 「昨日、商店街歩いてたら変なモノを売ってる店があってな!それで試しこの空っぽピザの箱を買ってみたんだ」

 

 僕の友人である山本剣(やまもと つるぎ)は良くこうして僕の所にやって来る。大概は噂話とかそう言うのを鵜呑みにしてが大概なんだけど

 

 「ねぇ、それ騙されてるよね?どんな説明受けたのか知らないけど騙されてるよね?」

 

 今回は怪しい店の物を買ってきたらしい、しかもただの箱。

 

 「ところが、なんと…このピザの箱………開けてみたらピザが出てきたんだ!しかも俺好みのトッピングで!」

 

 それ普通に中身が入ってただけだよね?ゲームしよっと。

 

 「聞いてくれって!嘘じゃないんだよ!そのピザを全部食べ終わって、今日また開けてみたらピザが入ってたんだ!これは魔法のピザボックスなんだって!」

 「またそんな事言っちゃって、前もUFO見たって言って見に言ったらUFOの柄のフリスビーだったじゃん」

 

 そんな魔法みたいな事が起こる訳ないじゃん、いつも変な事ばっかり言うんだから。

 

 「聞いてくれって!お前もこれに触ったら分かる!こいつはマジで凄いんだって!」

 「あぁもう分かったよ!触ればいいんでしょ触れば!これで中身が空っぽだったり欠けたピザが入ってたら承知しないから!」

 

 ピザの箱を置いた友人はワクワクした様子で僕が箱に触れるのを待っている。きっとドッキリとか何かを仕掛けてるんだろうし何かが飛んできた瞬間避けてやる。

 

 ちょっとだけイラつきながら箱を開けると箱の中にはペパロニ、鷹の爪、オリーブ、マッシュルームがトッピングされたピザのSサイズが入っていた。

 

 「……これ新しく注文したやつをこの箱に入れたとかじゃないよね?」

 「ない!」

 「………とりあえずこれを食べてみて、キミが言った通りにまたピザが出てきたら信じるよ」

 

 触ってみるとピザは熱々の状態で、まさに今出来上がったかのような感じだった。チーズもとろとろでなんと言うか、物凄く美味しいです。

 

 「朝ごはんがピザ…なんだか罪深い味がする。主にカロリー的な意味で」

 「お前は女子か!」

 

 なんだか癖になりそうな味だ。だけどこればっかり食べてたら絶対に健康に悪い。

 

 「ふぅ、食べ終わったよ。それで?これを締めてまた開けたら良いの?」

 「いや!俺が開ける!お前がピザ食べてるのみてたら腹が減ったからな!」

 「あ、そう」

 

 相変わらず食いしん坊だな。そう思いながら箱に手を置いた友人は箱を開けるのをやめてこっちを見た。

 

 「良いか?ちゃんっっと見てろよ?」

 「うん」

 「行くぞ?3、2、1、ほい!」

 

 彼が勢いよく箱を開けるとそこにはLサイズでペパロニ、マッシュルーム、オリーブ、マカロニ、バジルソースがトッピングされたピザが入っていた。

 

 「……………」

 「な?な?見ただろ?もぐもぐ、実感しただろ?もぐもぐ、凄いだろぉ??ごくん」

 「ちょっとうるさい、整理する時間が欲しい」

 

 え、待って、マジで!?ピザが入ってたんだけど?どうなってんの?魔法?いやいやそんな筈ないでしょ!?でも確かにピザが入って、えぇ?

 

 「これ、他の人に喋ったりしてないよね?」

 「もちろん!だってこれ俺が買ったやつだぜ?魔法のピザボックスなんてバレたら盗まれるだろ!」

 

 確かにそう言う問題もあるのかもしれないけどそうじゃあないよ!その怪しい店の怪しい店主が他にもこんなとんでもアイテム売ってるかもしれないんでしょ!?この噂が広がったらなんかヤバいんじゃないの?

 

 「……この事は僕とキミの秘密だ。ぜっっっったいに他の人に教えちゃダメだよ!家族にも友人にも!」

 「良いぞ!凪と俺だけの秘密だな!」

 

 大丈夫かなぁ、日常会話で何気なく聞いたらサラッと答えそうなくらいの不安があるんだけど。

 

 「ところで凪も食べるか?」

 「僕はもうお腹いっぱいだから良いよ」

 

 Sサイズでも結構多かったんだよねピザ、美味しかったんだけどちょっと食べ過ぎたかも。

 

 「ふ〜ん、そうか!」

 

 今度、商店街に行く時に怪しい店について調べてみようかな?剣がまた変なモノを買ってきたら困るし、だって変なのとかいつも持って来るんだよ?

 

 「……そう言えば剣、怪しい店ってそれ以外に何を売ってたの?」

 「ん?そうだなぁ、ナーフ銃とか金槌とかが置いてあったぞ。ほら、なんか頭の後ろが爪みたいになってるやつ」

 

 どう言うラインナップ?それ本当に売り物?私物とか混合してるんじゃないの。

 

 「今度一緒に行こうぜ!凪も気に入りやつがきっとあるって!」

 「それは良いんだけどまだ食べるの?それ」

 

 −−−次から次へと剣の胃の中に消えていくピザを見て若干胸焼けしそうになった

 




 SCP_foundationはクリエイティブ・コモンズ表示-継承3.0ライセンス作品です(CC-BY-SA3.0)
 
 著作Palhinuk様
 SCP-458 - 果てしないピザボックス
 http://scp-jp.wikidot.com/scp-458

 著作Modern_Erasmus様
 SCP-3108 - ナーフな銃
 http://scp-jp.wikidot.com/scp-3108

 著作kotarou611様,Pagema157様
 SCP-1706-JP - 叩けば直してあげられる
 http://scp-jp.wikidot.com/authorssearch
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