【Acropolis】狙撃手の弟   作:へへへへへへのへ

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InTerLuDe

西暦2022年11月6日。

 

かつて全世界のVRMMO---- いわゆる「仮想現実大規模人数同時参加型オンラインゲーム」に熱中するゲーマー達を混乱に陥れる、惨劇が始まった日。

 

直径神経結合環境システム、いわゆる「NERDLES」を世界で初めてゲーム機として組み込んだ<ナーヴギア>。

文明の進化を象徴する見た目をしたそれを頭部に被り装着することにより、使用者の脳の、五感を司るそれぞれの部位----詳しく言えば触覚、味覚、聴覚、視覚、聴覚を機能させる部位に対してアプローチを起こし、精密なリンクを行い、そこで感じる様々な情報を脳みそに送り込む。

そうしてバーチャルのゲーム内にダイブしたプレイヤーの行動と連動して脳が信号を送り、あたかもその世界で生きているかのような感触を得ることの出来る、ゲームだけでなく、医学や哲学、果ては法学など様々な分野にまで影響を及ぼすであろう機械として。

 

後世に名を残し、未来永劫英雄のような機械として歴史に名を残す

 

 

 

はずであった。

 

 

 

「プレイヤーの諸君、私の世界へようこそ」

 

その冷淡であり、しかしどこか楽しげで、囚われた1万人の心に深く刻まれるには十分すぎる、あの巨大な悪魔から放たれた第一声を今でも生き延びた者たちは、色褪せることなく鮮明に思い出せるであろう。

 

「諸君がこのアインクラッドから脱出する方法はたった1つ。ゲームをクリアすることだけだ。」

 

天才----<茅場晶彦>の手によってデスゲームの舞台に変えられた、天空城<アインクラッド>の第1層、始まりの街で起こる阿鼻叫喚の嵐。

 

「これはゲームであっても、遊びではない。

 

----諸君の健闘を祈っている。」

 

1万人のVRMMOゲーマーの内、約4000人の犠牲者を出した最悪の事件。そしてそんな事件の素となった、<アミュスフィア><オーグマー><メデュキュボイド>等後継機が発売された今でも、悪夢としてなお語り継がれるゲーム。

 

その名は、<ソードアート・オンライン>。

 

 

 

ここからが、本題なのだが。

 

この惨劇を、あの城に囚われた生還者のインタビューを基にして文として記し、て記録に残す<SAO事件記録全集>という書物が存在する。

 

その最後のページには、「戦いに赴く戦士たちを勇気づけてくれた歌姫がいた…

名も無きプレイヤーたち一人一人を我々は忘れてはならない…」と記されている。

 

 

 

が。

 

 

 

ある世界線では、こう付け加えられている。

 

「戦いに赴く戦士たちを勇気づける歌姫、そして戦士たち人間の希望を歌う男がいた…」と。

 

あの城には歌姫だけでなく、もう1人歌を歌う「ミュージシャン」がいた。

 

誰よりも孤独で、また人間を愛し、しかし人間を憎む。

 

その男の名は、<siip>。またの名を----

 

 

 

 

 

 




ゆっくりかきます!!!!!
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