暁は、ネギ達より一足早く学校行き、ついて早々に連れた男を、保健室へと運んだ。そして、ネギ達と合流するために、昇降口へと向った。
すると、ネギ達とエヴァの話し声が聞こえてきた。暁が、そっとのぞくと、ネギ、明日菜、エヴァ、茶々丸・・・おまけで、カモがいた。いつ臨戦になってもおかしくなかったので、暁は、介入することにした。
ネギ「くっ!」
ネギは、杖に手を掛けたが・・・
エヴァ「おっと・・・勝ち目があるのか?校内では、大人しくしていた方がお互いのためだと思うがな」
暁「ほどほどにしておけよ。エヴァ」
そこへ、暁が入ってきた。
ネギ&エヴァ「暁(サトル)!」
暁「どちらにせよ、お前は、ネギを殺す気なんてないだろ?」
エヴァ「うっ・・」
暁の指摘に、エヴァは、口ごもった。
明日菜「えっ!?そうなの?」
エヴァ「ふ・・ふん!とにかく、サボらせてもらうぞ」
そういうと、エヴァは、茶々丸を伴って外に出ようとしたが、歩みを止め・・・・
エヴァ「暁・・・」
暁「なんだ?」
エヴァ「・・・・責任は・・・取ってもらうぞ」
エヴァは、後ろを振り向かずにそのまま出て行ったが、後に茶々丸は『マスターの顔が、完熟トマトのように真っ赤でした』と語ったという。
明日菜「ちょ・・ちょっと、明石先生!いいの?」
暁「強要だけしたら誰もついてこない。あくまで、自分の意思でやらなければ意味はない。冒険も一緒だ」
カモ「しかし、明石のダンナ。アンタ、あのお嬢ちゃんになにをしたんで?」
暁「さあな・・・」
ネギ「カモ君、あのエヴァンジェリンさんは、魔法使いで真祖の吸血鬼なんだよ・・・」
カモ「・・・故郷へ帰らせていただきます」
明日菜「コラ」
カモは、いつの間にか用意していた荷物で逃げようとしたが、明日菜に尻尾を掴まれて逃げられなかった。
暁「やれやれ、お前達、遅れるなよ」
暁は、そういうとその場をあとにし、教室へと向っていった。
数時間後、エヴァと茶々丸は、学園内を巡回していた。
エヴァ「ん?」
すると、学園のほうへ向う五人組を見つけた。向こうは、エヴァ達に気がついたらしく、こちらへとやってきた。
エヴァ達は、まだ知らないが、勇介達である。
勇介「君達、聞きたいことがあるんだが」
エヴァ「聞きたいこと?なんだ?」
丈「大学部の方かロボ研ってところに行きたいんだけど」
エヴァ「なんで、そこに行くんだ?」
めぐみ「友達のコロンって子に会いに来たの」
茶々丸「・・・もしかして、コロンさんが話していた天宮さん達ですか?」
鉄也「君が・・もしかして、茶々丸?」
茶々丸は、ゆっくりと頷いた。
茶々丸「コロンさんは、今大学のほうにいます」
そういうと、茶々丸は、大学部のほうへの行き方を教えた。
数分後、勇介達は、大学部の区画へとやってきた。だが、予想以上の広さに愕然とした。
純一「結構広いね~」
鉄也「ああ、一体ここのどこにいるのか・・・」
『みんな~~~~!』
するとそこへ、五人を呼ぶ声が聞こえてきた。五人がその方向を見ると、お団子頭の赤い女性型ロボットが、アタッシュケースを持ってこちらに向って走ってくるのが見えた。五人が捜していた仲間『コロン』である。彼女は、かつて、彼らと共にボルトと戦った。戦いが終わったあと、科学アカデミアから麻帆良に派遣された。
五人「コロン!」
五人も、コロンに向って走った。
コロン「みんな、久しぶりね」
勇介「元気そうでよかった」
コロン「迷わなかった?」
めぐみ「コロンが、よく話してくれた茶々丸って子が教えてくれたのよ」
コロン「茶々丸が・・・・みんな、これを」
コロンは、持って来たアタッシュケースを開けた。すると、中には、かつて五人が使った変身装置『ツインブレス』が入っていた。五人は、おのおの自分のブレスを取り両腕に装着した。
ドオオオオオオオオオオン!!
そのとき、大学の研究所のほうから爆発音がした。
勇介「なんだ!?」
コロン「あそこは・・・明石教授の研究室のほうよ!!」
-明石教授・研究室付近-
研究所付近を謎の一団が、歩いていた。何故か周囲に人影がなく、その一団の中には、両腕を押さえられた眼鏡をかけた男性・・・祐奈の父であり、暁の叔父である『明石教授(以後教授)』が、バクレイザーデュラハンを加えた一団・・メカ人間『アーナロイド』と二体の『イーガロイド』で構成された一団に連れさらわれていた。
教授「くっ!放せ!(人払いの結界が張られているのか!?)」
バクレイザーデュラハン「足掻かないで頂こうか、明石教授。あなたは、麻帆良の魔法協会を知る人間だ。その情報は、我々ウィチスに役立ててもらおう」
教授「なに!?・・・がっ!!」
教授が、反論しようとしたが、イーガロイドに後頭部を殴られて気絶までには至らなかったが、体が動かなくなった。
『とあっ!!』
バクレイザーデュラハン「むっ!?」
そのとき、乱入してきた勇介が、教授を捕まえていたイーガロイドを蹴り飛ばし、教授を抱えて後方に跳んだ。そこには、他の四人もいた。
コロン「明石教授!大丈夫ですか!?」
教授「う・・うう・・・コロン君?・・・彼らは?」
コロン「私の・・・仲間です」
バクレイザーデュラハン「どこの誰かは、知らないが我々の邪魔はしないで頂こう」
勇介「黙れ!私利私欲の為に、人々を傷つける行いは俺たちが許さない!!いくぞ!!」
四人「おうっ!!」
五人は、右腕を前に突き出し・・・・
五人「ライブマン!!」
そう叫びながら、右のブレスを左のブレスと十字に交差させた。すると、五人の体が、赤、黄色、青、黒、緑のスーツに包まれた。それぞれ、ファルコン、ライオン、イルカ、バイソン、サイを象っていた。
バクレイザーデュラハン「貴様らは!?」
レッドファルコン「『レッド・・・ファルコン』!!」
イエローライオン「『イエロー・・・ライオン』!!」
ブルードルフィン「『ブルー・・・ドルフィン』!!」
ブラックバイソン「『ブラック・・・バイソン』!!」
グリーンサイ「『グリーン・・・サイ』!!」
レッドファルコン「超獣戦隊!!」
五人「『ライブマン』!!!!!」
バクレイザーデュラハン「ライブマン・・・そうか!貴様らが、あの武装頭脳軍ボルトを倒したライブマンか!!これはいい、暇つぶしになりそうだな・・・・やれ!!」
バクレイザーデュラハンの号令で、アーナロイドが、一斉に襲い掛かってきた。
レッドファルコン「いくぞ!!」
ライブマン側は、レッドファルコンの号令で、戦闘を開始した。
レッドファルコンの元には、二体のイーガロイドが襲い掛かってきた。
レッドファルコン「ファルコンセイバー!!」
レッドファルコンは、専用武器『ファルコンセイバー』をだして、応戦した。一体目のイーガロイドが正面から斬りかかって来たが、レッドファルコンは、難なく払いのけ、イーガロイドに二連撃の太刀を浴びせた。一体目は、その攻撃で後退したが、次に二体目が、横払いに斬りかかってきた。レッドファルコンは、その攻撃を剣を垂直にして受け止め、突きを放ち二体目を一体目のところまでふっ飛ばした。そして、ファルコンセイバーの刀身にエネルギーが込められ真紅に発光そして・・・・・
レッドファルコン「ファルコンブレイクッ!!!とあっ!!!」
レッドファルコンの一太刀が、二体のイーガロイドを切り裂いた。切り裂かれたイーガロイドは、斬られた箇所から火花を散らしながら爆散した。
バクレイザーデュラハン「とうりゃ!!」
レッドファルコン「むっ!!」
すると今度は、バクレイザーデュラハンが、レッドファルコンに跳び斬りを仕掛けてきたが、受け止められ鍔迫り合いになった。
バクレイザーデュラハン「流石は、レッドファルコン・・・。私の相手に相応しい実力者だ!」
レッドファルコン「お前を満足させる気は、ないがな!」
そういうと、二人は、何度も何度も斬撃を放った。
ブルードルフィン「ドルフィンアロー!!」
ブルードルフィンは、専用武器『ドルフィンアロー』で戦闘を行っていた。アローを受けたアーナロイドは、正確に動力源をやられ倒れた。
イエローライオン「ライオンバズーカ!!」
イエローライオンの専用武器『ライオンバズーカ』を発射した。銃口から放たれた弾丸は、敵の密集したところに着弾し、多くのアーナロイドを巻き込んだ。
ブラックバイソン「バイソンロッド!!うおおおおおおおっ!!!」
ブラックバイソンは、専用武器『バイソンロッド』を力いっぱいに振り回した。振り回された、バイソンロッドの前に、アーナロイドは、次々となぎ払われていった。
グリーンサイ「サイカッター!!」
グリーンサイは、専用武器『サイカッター』を投げて応戦し、次々とアーナロイドを倒した後グリーンサイの手元に戻ってきた。
バクレイザーデュラハン「うおおおおおっ!!!」
レッドファルコン「はあっ!!」
レッドファルコンとバクレイザーデュラハンの斬撃が、お互いの体を斬り、火花を散らせた。
四人「ライブラスター!!」
バクレイザーデュラハン「ぐわっ!!」
四人の援護射撃が、バクレイザーデュラハンに直撃し、後退させた。
イエローライオン「勇介!大丈夫か?」
レッドファルコン「ああ・・なんとかな」
バクレイザーデュラハン「くうううう・・・・」
レッドファルコン「よしっ!トリプルバズーカだ!!」
イエローライオン「おうっ!」
ブルードルフィン「OK!」
レッドファルコン、イエローライオン、ブルードルフィンは、それぞれの専用武器を合わせ合体武器『トリプルバズーカ』に合体させた。
そして・・・・
レッドファルコン「くらえ!!」
銃口から、エネルギー弾が発射され、バクレイザーデュラハンへと向った・・・・
バクレイザーデュラハン「ぐわあああああああっ!!」
着弾と同時に爆発が起き、バクレイザーデュラハンがいたところは、煙で包まれた。煙が晴れると、バクレイザーデュラハンの姿は、どこにもなかった。
イエローライオン「やった・・・のか?」
レッドファルコン「・・いや、寸前で逃げられた」
パチパチパチパチ!
そのとき、あたりに拍手が鳴り響いた。
『流石だな、ライブマン』
ブラックバイソン「誰だ!?」
ブラックバイソンが、叫ぶとバクレイザーデュラハンがいた方向から、何者かが、二人こちらにやってきた。二人の姿を見たとき、ライブマンは驚愕した。
グリーンサイ「な・・なに!?」
ビアス「一度は、我々を滅ぼしただけのことはあるな」
レッドファルコン「ビアス!?」
イエローライオン「それに・・・ガッシュ!?」
現れたのは、かつてライブマンが滅ぼしたボルトの首領であるビアスと側近のガッシュだった。倒したはずの相手が、目の前に現れライブマンの驚愕は計り知れないものだった。
ビアス「久しぶりだな」
レッドファルコン「お前達は・・・あの時に・・・」
ビアス「そう、私達は、あの時確かに死んだ。だが、今という時代が我々の復活を望んだらしい」
ブルードルフィン「そ・・そんな・・・」
ビアス「ライブマン!私はここに宣言する!」
ブラックバイソン「宣言だと?」
ビアス「ボルトは蘇る!!新生武装頭脳軍ネオボルトとしてな!!」
イエローライオン「ネオボルト!?」
ビアス「貴様達は、いずれ抹殺する。そのときを楽しみに待っているがいい!!」
そういい残すと、ビアスとガッシュは消えた。
レッドファルコン「・・・ビアス、ボルトが何度蘇ろうと俺達がいる限りお前の好きにはさせないぞ・・・」
レッドファルコンは、拳を握りながら、ネオボルト打倒を誓った・・・・・
コロン「あれは・・・!!」
コロンの声で、一同がその方向を見ると、巨大な何か同士が戦っている光景が見えた・・・・
そんなわけで今回ライブマンの登場回です。因縁の相手同士がついに対面しました。次回をお楽しみに。