二つの戦いが始まる少し前、本日の仕事を終えた暁は、今朝保健室へ運んだ男の元へ来て話を聞いていた。
暁「・・・記憶喪失?」
?「ああ、名前・・・『紅 炎太』・・自分の名前しか思い出せない」
話の中で、男・炎太は、記憶喪失で、何故、この麻帆良に来たのかが、思い出せないとのことだった。
暁「・・なあ、お前、俺とどこかで会ったことは・・・・いや、記憶がないんだったな・・」
炎太「・・・実は、私も君とは、どこかであったような気がするんだ」
暁「・・・じっとしているのも退屈だろう?麻帆良を案内する」
炎太「いいのかい?私は、身元不明の不振人物だぞ。もし、記憶が戻って、とんでもない悪だったらどうするんだい?」
暁「俺の勘では、それはない」
そして、暁は、炎太を麻帆良に案内した。
炎太「なかなか広大なところだね。麻帆良は・・」
炎太は、案内された場所だけでもかなりの広さだったことに、驚愕していた。
暁「俺も、始めてきた時は驚いた。小さい頃によく麻帆良を冒険したものさ」
ちなみに、その冒険で帰り道が分からなくなって迷った時にエヴァとであった。
暁「ん?」
すると、そのとき茶々丸が空き地のほうへ向う姿が見え、更にその離れた後のほうを、ネギと明日菜が、あとをつけているのが目に入った。
暁(まさか、茶々丸を襲撃するつもりか?・・・カモめ、いらないことを吹き込んだな)
炎太「どうしたんだ、明石君?」
暁「ちょっと、野暮用が出来たが、いいか?」
炎太「ああ、かまわないよ」
-空き地-
ネギ達は、茶々丸に襲うのをやめるように説得しようとしたが・・・・
茶々丸「申し訳ありませんネギ先生。私にとってマスターの命令は絶対ですので・・・」
といわれ、断られてしまった。ネギ達は、仕掛けようとしたが・・・・
暁「はい。そこまで」
後から、暁が、ネギと明日菜の頭を掴んで止めた。
三人「サトル(明石先生)!」
暁「全く、エヴァは、ネギのことを殺す気はないと言っただろうに・・・カモ、出てこい」
カモ「へ・・へ~い」
カモは、恐る恐る物陰から出てきた。すると、暁は、カモを掴んだ。
暁「お前、まさか、勢いでネギと明日菜を仮契約させたんじゃないだろうな?」
カモ「い・・いやそんなことは・・・」
暁「ふう、ネギ。お前これ、本意じゃないだろ?」
ネギ「う・・うん」
暁「結局、どうしたいかは、誰かに左右されるんじゃなく、自分自身で決めなきゃダメなんだぞ」
ネギ&明日菜「・・・」
カモの勢いに、押されここまで来たことを二人は、大いに反省した。
そのとき・・・
?『なるほど、貴様が、あの明石暁か』
謎の声が響いた。
暁「誰だ!?」
暁の叫びと共に、ライザーメイルが現れた。
明日菜「な・・なによ、アイツ!?」
ネギ「リビングメイル!?でも・・・」
暁「・・・ネガティブか?」
ライザーメイル「いかにも、魔械帝国ウィチスのライザーメイル・・憶えていただこう」
暁「俺に何か用か?」
ライザーメイル「私は、麻帆良の偵察調査をしに来ただけだが・・・後続でやってきた『こやつら』が、貴様に挨拶したいというのでな」
すると、ライザーメイルの両側に二つの影が下りてきた。黒い鎧姿の二人組み・・・その姿を見たとき、暁は、驚愕した。
暁「なっ!?」
?「ヒャッハ!久しぶりだなあ、ボウケンレッド!」
?「フフフフ」
暁「『クエスター』!?お前達は、死んだはずだぞ!」
現れたのは、かつてボウケンジャーに倒されたはずの『クエスター』の『ガイ』と『レイ』だった。元々、人類とは違う進化をたどった高等生物『アシュ』であるこの二人は、映士によって滅魂させられたはずだったが、ガジャによってゴードムエンジンを埋め込まれ、クエスターとして復活。ガジャから研究資料を奪い、プレシャスの力を引き出すマシン『クエスターロボ』で滅ぼそうとしたが、ボウケンジャーによってことごとく阻止された。起死回生で、錬金術関連のプレシャスでホムンクルスを生み出し、一度はボウケンジャーを退けたが、結果的には、ホムンクルスは敗れ、ガイとレイもボウケンジャーによって倒されたはずである・・・。
ライザーメイル「我々が、こやつらの死体を密かに回収し我らの魔械技術で『魔械突撃兵ネオクエスター』として、蘇らせたのだ」
暁「ネオ・・・クエスターだと?」
ガイ「ここに来て早々、復讐の相手に会えるなんてよ!ついてるぜ!」
レイ「高岡がいないのは、残念だが、まずは、貴様に消えてもらおう!」
すると、ガイとレイは暁に向って銃を乱射した。暁達のいたところは、砂塵で覆われた。
ガイ「すげえ威力だぜ!」
レイ「・・・どうやら、もう一人が来たようだぞ」
ライザーメイル「む?」
砂塵が晴れると、そこには、先ほどの攻撃を持っている槍のようなものではじいたらしい男がいた。
暁「映士!」
ガイ「高丘のぉ!!」
映士「感じたことのある気配があると思っていたが、お前達が蘇っていたとはな。ガイ、レイ!!」
男は、映士であった。彼は、かつて感じたガイとレイの気配をたどってここに来ていたのである。
すると、別方向から三人のの男女が、駆けてきた。勇香と翔太と藍である。
勇香「映士さ~ん・・やっと追いつきました~」
翔太「先走りすぎだけど、いいタイミングで間に合ったみたいだな」
藍「ああ、それに、不滅の牙とも合流できたしな」
暁「君達は?」
勇香「始めまして、明石前チーフ!私は、天堂勇香です」
翔太「竜崎翔太です。よろしく!」
藍「よっ、不滅の牙さん!あたしは星川藍、ボウケンジャーの新メンバーだ!!ま、よろしくな!!」
暁「映士、もしかして・・・」
映士「ああ、お前とさくら姐さんが、宇宙行っている間にスカウトした新メンバーだ!」
ライザーメイル「むう、仲間か」
映士「明石!指示出せ!」
翔太「お願いします!」
暁「・・・よし、ウィチスを退けるぞ!」
そして、五人は、横に並んだ・・・・
暁「レディ!!」
暁は、アクセルラーを・・四人は、それぞれのゴーゴーチェンジャーに手を掛けた。
暁「ボウケンジャー!!」
四人「ゴーゴーチェンジャー!!」
五人「スタートアップ!!!!」
五人の姿が、みるみる変わった。
ボウケンレッドのほかに、銀色・緑・真紅そして、赤と白のアクセルスーツをまとった四人がいた。
ガイ「てめえら!!」
ボウケンレッド「熱き冒険者!!ボウケンレッド!!」
映士「眩き冒険者!!『ボウケンシルバー』!!」
勇香「優しき冒険者!!『ボウケングリーン』!!」
翔太「猛き冒険者!『ボウケンクリムゾン』!!」
藍「激しき冒険者!!『ボウケンマックス』!!」
ボウケンレッド「果て無き冒険スピリッツ!!」
命がけの冒険に、今も旅立つ者達がいる。
密かに眠る危険な秘宝を守りぬく為に
あらゆる困難を乗り越え進む冒険者達!!
ボウケンレッド「轟轟戦隊!!」
五人「ボウケンジャー!!!!!」
そして、少しはなれたところに、暁に待っているように言われ、その様子を見ていた炎太がいた。
炎太(ボウケン・・ジャー?・・・聞いたことがある・・・・でも、どこで・・?私は、一体何者なんだ?)
炎太の正体とは?次回お楽しみに。