魔法と冒険<リメイク>   作:月蝕仮免

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前回までは、悪の動きが多くありましたが、今回は、戦隊側です。


Task16 新たな息吹

-女子寮の近く-

 

そこには、寮への帰宅途中に襲ってきた謎の集団を撃退した『クーフェイ』と真名がいた。

 

クーフェイ「まったく、なんなんアルか?あいつらは・・・」

 

真名「わからんが・・・一応私は、仕事だからな・・」

 

クーフェイ「まあ、ワタシも挑戦者だけじゃ、物足りなかったネ」

 

真名「・・・ん?なんだ、あれは?」

 

謎の集団がいたその場所に、黄色と緑のブレスが、落ちていた。

 

真名「さっきの奴らの落し物か?」

 

クーフェイは、黄色いブレスを、真名は、緑色のブレスを手に取った。

 

クーフェイ「アイヤ!?」

 

真名「なに!?」

 

すると、そのブレスは、二人の腕に勝手にくっついてしまった。

 

クーフェイ「な・・何アルか?」

 

真名「自動でくっつくらしいな・・・」

 

すると、さっき撃退した謎の一団の残党が現れた。

 

真名「チッ!やるしかないか・・・・GO!」

 

クーフェイ「行くアル!」

 

二人が、叫ぶと二人の体が、緑色と黄色のスーツに包まれた。

 

クーフェイ「な・・なんアルか!?」

 

真名「この姿・・・スーパー戦隊か!」

 

クーフェイは、驚愕し、真名は何なのか理解した。

 

すると、今度は、謎の爆発が起き、その爆発で謎の集団は、全滅した。そして、爆炎の向こうから誰かがこちらへやってきた。

 

真名「・・・」

 

クーフェイ「な・・・何アル?」

 

やってきたのは、真名とクーフェイに似た姿のスーツをまとった戦士だった。

 

?『まさか、もう適格者が、全員見つかるなんて・・・』

 

そういうと、戦士は変身を解いた。それに連動してか、真名とクーフェイの変身も解除された。

 

真名「あなたは?」

 

「私は、『桜月 優梨』・・・『ネオモモレンジャー』・・・」

 

 

 

 

-東京・浅見グループ本社ビル・会長執務室-

 

世界的にも強い権力を持つ企業『浅見グループ』・・・。かつて謎の犯罪集団『ロンダーズ』に対抗し政府特別承認の警備会社『シティーガーディアンズ』を結成させた。今では、対ネガティブシンジケート、宇宙警察との協力によるアリエナイザー捜査協力などが、主な仕事となっている。そして、その執務室には、浅見グループ現会長『浅見竜也』がいた。かつて、『未来戦隊タイムレンジャー』の『タイムレッド』として闘った男である。彼は、父の後を継ぎ会長になっていた。

 

竜也「ふう・・終わった・・・」

 

コンコン!

 

すると、ドアをノックする音が聞こえた。

 

竜也「どうぞ」

 

竜也が、ノックした人物の入室を許可すると、一人の少年が入ってきた。竜也の甥『鷹宮夏矢』である。彼は、麻帆良学園の生徒だが、明日は休日のため、学校が終わったらここで、竜也の手伝いをしている。また、非公式ながらシティーガーディアンズの隊員である。

 

夏矢「竜也叔父、お客様がお見えです」

 

竜也「おかしいな?この時間に、誰とも会う予定はなかったはずなのに?」

 

?『おいおい、俺たちと会うのは嫌か?』

 

すると、四人の男女が入ってきた。黒い服を着た青年、茶色い髪の青年、ニット帽を被った青年、そして、茶色衣服を着た女性である。その四人の姿を見たとき、竜也は、思わず立ち上がり、目に涙を浮かべた・・・。もう、会うことはないと思っていたかけがえのない『タイムレンジャー』の仲間たち・・・・。

 

竜也「『アヤセ』・・『シオン』・・・『ドモン』・・・『ユウリ』・・・・」

 

アヤセ「おいおい・・・」

 

ドモン「泣きたいぐらい嬉しいのはわかるがな・・・・」

 

アヤセは、苦笑し、ドモンは、なんだかんだ言っても嬉しそうである。

 

竜也「いや、つい嬉しくてな・・・でも、どうして?」

 

?『僕から話そう』

 

すると、四人の後ろから青いフクロウのようなロボットが飛んできた。

 

竜也「『タック』!」

 

タック「竜也、実は、また30世紀が変わりつつあるんだ」

 

竜也「なんだって!?」

 

ユウリ「どうやら、この時代でかつての大消滅・・いえ、それ以上のことが起きようとしているようなの・・・」

 

シオン「それに関しての情報は、この時代の情報規制が強固らしく後世まで残っていませんでした・・・・」

 

タック「何者かに故意に削除されたかもしれない・・・・僕達は、その原因究明と解決の為に派遣されたんだ。そして、その中心となっているのは、麻帆良だ」

 

竜也「麻帆良か・・都合がいいな」

 

ドモン「どういうことだ?」

 

竜也「夏矢は、麻帆良学園の生徒だし、あそこには近いうちにシティーガーディアンズの駐留の交渉で麻帆良に拠点を構えることになっているんだよ。しかも、『トゥモローリサーチ』の時と同じ作りの物件を見つけた」

 

シオン「それいいですね!」

 

アヤセ「・・なあ、そいつの腕についているのは・・・・」

 

アヤセは、夏矢の腕についているものについて尋ねた。

 

竜也「Vコマンダー、DVディフェンサーを解析して開発した『ブイチェンジャー』だ。で、そいつは甥の夏矢だ」

 

夏矢「始めまして。皆さんのことは、叔父から聞いていました」

 

ドモン「・・・なんか、竜也が老けたような気が・・・」

 

竜也「うるさい・・・」

 

ピーッ!ピーッ!

 

すると、タックから何かの警報が鳴り出した。

 

ユウリ「どうしたの?」

 

タック「次元の揺らぎを感知した!何者かが、未来からやってくる!」

 

アヤセ「どこだ!?」

 

タック「・・・・郊外だ!出現時間は、二時間後!」

 

 

そして、二時間後、竜也達は、その地点へとやってきた。既に、出現の予兆が現れているらしく上空の空間が歪んでいた。

 

タック「くるぞ!」

 

タックの叫びと共に、歪んだ空間からに中が飛び出してきた。飛び出してきた物体は、少しはなれたところに不時着した。竜也達は、その物体に向って走り出した。

 

竜也「あれってまさか・・・!?」

 

アヤセ「ああ、タイムシャドウだ。・・・ただし、有人仕様に改修された『タイムシャドウⅡ』だ」

 

シオン「誰が乗っているんでしょう?」

 

近くまで行くと、話し声が聞こえてきた。声の主は、金色の髪の少女と薄紫色の髪の少女だった。

 

?『茶々影、間違いないの?』

 

?『はい。マスター、間違いありません』

 

?『・・・よく今回は、間違わなかったね・・・』

 

?『・・・アイビス、私はいつもミスしてない』

 

?『塩と間違えて砂糖を入れた奴が言うか!?』

 

竜也「タック?」

 

タック「・・・スキャンしたけど、片方はガイノイドで、もう片方は、何かとの混血だな・・」

 

ドモン「・・・とりあえず、話聞いてみようぜ」

 

夏矢「そうですね」

 

六人は、二人のところへと歩いていった。

 

 

 

?「マスター、誰か来ます」

 

?「なに?」

 

そして、六人は、二人の近くへとやってきた。

 

?「誰だ?」

 

ユウリ「時間保護局の者よ」

 

?「タイムレンジャー!?」

 

すると、二人は、身構えた。

 

シオン「タイムシャドウを強奪したんですか?」

 

?「・・・この時代にいるっていう、お父さんを捜してね」

 

アヤセ「お父さん?君は、30世紀の人間だろ?この時代だと、先祖じゃないのか?」

 

?「・・・」

 

?「・・マスターは、吸血鬼とのハーフです」

 

六人「!?」

 

?「外見年齢は、10代ですが、普通の人間よりも遥かに年をとっています」

 

竜也「・・・とりあえず、名前を聞かせてくれないか?」

 

?「・・・・アイビス・・・・『アイビス・A・K・マクダウェル』」

 

?「『茶々影』です」

 

夏矢「マクダウェルだって!?君は、もしかしてキティの・・・・」

 

アイビス「娘だ・・・。お前は、母さんを知っているのか?」

 

夏矢「ああ、俺も彼女が通っている学校にいるし・・それに、『創世の光』に何回か誘ったことがあるしね」

 

ドモン「創世の光?」

 

夏矢「まあ、NGO団体の一つです」

 

竜也「・・タック、この子達を保護監査扱いに出来ないか?」

 

タック「竜也!?」

 

竜也「悪い子達じゃないようだし、それにタイムシャドウを扱えるんなら協力してもらうことも出来るんじゃないのか?」

 

タック「・・・」

 

ユウリ「・・確かに、シャドウを使えるということは、それに平行して開発された専用の『ゼロチェンジャー』も使いこなしてるのよね?」

 

アイビス「当然だ」

 

そういい、アイビスは、腕につけているゼロチェンジャーを見せた。

 

アイビス「これを扱うのに努力したんだ。その努力を無駄にはしたくない」

 

ドモン「なあ、タック。いいんじゃねえか?」

 

シオン「タック、僕からもお願いします」

 

アヤセ「本来なら、俺は反対だが、この子達は大丈夫だろ?」

 

タイムレンジャーの説得にタックは・・・・

 

タック「・・・わかった。二人は、保護監査扱いで僕たちと行動を共にしてもらう」

 

アイビス「いいのか?」

 

竜也「大丈夫さ」

 

不安そうな顔をしたアイビスに、竜也は優しく語りかけた。

 

茶々影「マスター」

 

アイビス「わ・・わかってる」

 

アイビスは、顔を少し赤らめ・・・

 

アイビス「ありがとう・・・」

 

 

 

-スカイキャンプ・司令室-

 

ここは、地球防衛軍スカイフォースの拠点・スカイキャンプの司令室。そこには、四人の男女と、司令官少女・『小田切望美』がいた。そしてその男女は、勇香の兄である『天堂凱』幼馴染の『早坂明菜』そして、同じチームに抜擢された『ジェフリィ・剣崎(通称:ジェフ)』と『小鳥遊若葉』である。

 

凱「望美、話ってのは?」

 

ちなみに、望美自身の要望でため口である。

 

望美「最近の悪の復活が、活発になりだしているのは知ってるよね?」

 

ジェフ「ああ、こないだ戦った『犯罪組織ジャード』を含めたネガティブのことだろ?」

 

望美「うん。それが、どうやら麻帆良に目をつけたらしいの」

 

凱「麻帆良!?」

 

凱は、声を荒げて叫んだ。

 

若葉「確か、凱の妹さんとイエロー候補の『優太』さんがいるんじゃ・・・・」

 

望美「そう。そこで、私達は、拠点をスカイキャンプから麻帆良に移します」

 

凱「マジで!?」

 

望美「凱にとっては、そのほうがいいでしょ?」

 

凱「望美、ありがとう!!」

 

凱は、涙を流しながらお礼を言った。

 

明菜「うっわ~」

 

ジェフ「シスコンに磨きがかかってないか?」

 

若葉「問題ありまくりですよね~」

 

望美「では、明日に麻帆良につけるように各自準備してください」

 

四人「了解!!」

 

 

 

司令室を出て行った後、凱は、明菜と話をしていた。

 

凱「明菜、本当にいいのか?」

 

凱は、以前誘った時、明菜が、少し時間をくれるようにいった時のことを話した。

 

明菜「大丈夫だよ、凱っち。正直・・、どこまでやれるかわかんないけど・・、あたし、やってみる。母さんや皆を護りたい気持ちは・・、嘘じゃないからね♪」

 

凱「そっか・・・優太、どうするのかな・・・」

 

明菜「大丈夫、優太っちは、いざとなればやる奴だから、きっと・・・・」

 

 

闇夜の中、その中を駆け抜ける青い影があった・・・。

 

?「さてと、明日までには、麻帆良につけるな」

 

その影の正体は、青い忍び装束にセミロングヘアの女性だった。

 

元ダークシャドウ抜け忍『焔のカガリ』である。

 

カガリ「・・・風香、史伽・・・お前達なら、必ず真の影の衆を再興できる・・・む?」

 

カガリは、何かの気配を察知しとっさに避けた。すると、彼女がいたところには、手裏剣が三個刺さっていた。

 

カガリ「まだまだのようだな。『シズカ』」

 

その言葉と共に、カガリの目の前にカガリ同様の青い忍び装束を着た女性が現れた。その肩には、青いフクロウが止まっていた。ダークシャドウの『風のシズカ』と首領『幻のゲッコウ』である。

 

シズカ「やっほ~、ひっさしぶり~」

 

カガリ「抜け忍として私を討ちに来たのか?」

 

ゲッコウ「いや、本来なら抜け許されんが、今回は特別じゃ」

 

カガリ「特別?」

 

ゲッコウ「カガリよ、ダークシャドウに戻ってくるのじゃ」

 

カガリ「・・・お断りします。ゲッコウ様」

 

ゲッコウ「・・・」

 

カガリ「今の影の衆は、本来の道を外した集団に過ぎません・・・・それに、今のあなたの姿を見たら、『覚羅』様は、嘆きますよ・・・」

 

ゲッコウ「!!」

 

シズカ「誰それ?」

 

カガリ「ゲッコウ様が、かつて仕えていた方だ。そんなことも知らないのか?」

 

シズカ「う~~~、勉強不足・・・」

 

カガリ「・・影忍法・ドロロン」

 

その言葉と共に、カガリは煙に包まれて消えた。

 

シズカ「あっ!逃げた!!」

 

ゲッコウ「シズカ、もうよい。引き上げるぞ・・」

 

シズカ「・・わかりました」

 

ゲッコウ「・・・」

 

ゲッコウの胸には、カガリがいった言葉が残っていた。

 

ゲッコウ(嘆く・・か・・・確かに、そうかもしれんな・・。御前様、あなたは、風のうわさで亡くなられたと聞いた・・・だが、もう一目お会いしとうございました・・・・)

 

 

 

-宇宙空間-

 

その日、地球へ向う二つの影があった。一つは、『パトストライカー』に酷似したデカマシン。もう一体は、『デカバイク』に酷似したデカマシンであった。そして、機体の表面には、SPDのシンボルマークが描かれていた。

 

 

-赤いデカマシン-

 

?「ふう、やっと地球か~」

 

乗っていたのは、右頬に白い絆創膏をつけた女性だった。名は、『赤座銃子(あかざじゅうこ)「以後ジュウ」』・・バンの妹である。

 

ジュウ「果てからくると、流石に疲れんな~」

 

ジュウは、首を回しながらいった。すると、通信機に、眼鏡をかけたテツと同じ制服『特キョウ』のスーツを着た眼鏡の青年が映った。相方の『御剣桐次(みつるぎきりつぐ)「以後・キリー」』である。

 

キリー「ジュウ、もうすぐ地球につくぞ」

 

ジュウ「わかってるわよ、キリー」

 

キリー「今回のヤマは、大きい。君の兄も派遣されているらしいからな」

 

ジュウ「うん。しかも、兄貴、彼女と一緒らしいね」

 

キリー「まだ、友達以上恋人未満らしいぞ?」

 

ジュウ「・・じゃあ、私達は?」

 

キリー「・・・」

 

キリーは、その言葉に顔を赤らめた。

 

ジュウ「フフ、考えておいてね」

 

そういうと、ジュウは、通信を切った。キリーは、しばし呆然としていた・・・。

 

 

-???-

 

どこかの海岸線に、四つの影があった。その中の一つは、ロボットであった。

 

「ウミ・・・」

 

その中の青年『ダイチ』は、数週間前からある事情で彼らの元を去った『ウミ』のことを考えていた。

 

ダイチ「・・ウミが、地球人を憎んでいたなんて・・・」

 

?「ウミは、ずっとパパ達を救えなかった地球人に対しての思いをつのらせていたんだね・・・」

 

?「ボクは、ずっと一緒だったのに彼女の気持ちに気がついていなかった・・・・」

 

少女『テラ』とロボット『マグ』もずっと過ごしてきた友達に対して、気がつかなかったことを後悔していた。

 

彼らは、『フラッシュ星』の人間である。そして、彼らの親は、かつてこの星を救ったスーパー戦隊『超新星フラシュマン』である。フラッシュマンは、メスによって他の星から誘拐されたが、フラッシュ星人によって助け出され、フラッシュ星で育った。その後、メスが、地球を狙っていることを知り、フラッシュマンは、地球へとやってきた。しかし、彼らの体は、地球それ自体がフラッシュ星で育った彼らを拒絶する『反フラッシュ現象』で苦しむようになってしまった。そんな中でも、彼らは懸命に戦い、メスを滅ぼしたが、地球に留まることができずに、フラッシュ星へと帰還してしまった。いつか、再び地球に戻れることを信じて・・・・・

 

 

?「ウミは、きっと帰ってくると思うわ。昔からそうだったでしょ?」

 

テラの母『ルナ』は、三人にそう言い聞かせた。

 

テラ「・・・そうだね。昔からそうだった、ダイチとウミはどんなに喧嘩しても必ず最後は仲直りした。今度も大丈夫、その為に私は頑張るんだから」

 

テラは、新たな決意をむねにそう言った。ダイチとマグは、その言葉に、ゆっくりと頷いた。

 

ダイチ(ウミ・・・待っているよ




今回は複数の戦隊が動きました。ゲッコウが、御前様とかかわりがあるようにしたのは、あの姿になってから随分たっていそうで忍者ということでつながりをつけました。ジュウとキリーに関しては、漫画版デカレンジャーフルブラストアクションのイラストのキャラを登場させました。次回お楽しみに。
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