ー麻帆良ー
暁「ふ~、やっとついた」
翌日、暁は、目的地である麻帆良の駅から外に出た。
暁「時期的には、春休み中のはずだから、生徒とは顔を合わせることはないな。荷物は、昨日のうちに届いているはずだ・・・さて、久しぶりに学園長に会いに行くか」
そういうと暁は、持ってきた荷物を持って麻帆良学園へと向って歩いていった。
数時間後、麻帆良学園の近くまで来た暁は、自分をつけてくる気配に気がついた。
暁「・・・出てきたらどうだ?」
すると、背後の木の陰からタバコをくわえた中年の男が現れた。
?「やあ、暁。久しぶりだね」
暁「ああ、久しぶりだな。タカミチ」
現れたのは、麻帆良学園教師の『高畑・T・タカミチ』。暁が、ボウケンジャーになる以前からの知り合いで、彼との利害の一致により共にプレシャス確保をやったことがあり、それ以来も交流がある。
タカミチ「君が来てくれるとは、ありがたいよ」
暁「ああ、あいつらは元気でやってるか?」
タカミチ「うん。みんな元気だよ。もちろん、ネギ君もね」
暁「そうか、ネギもとうとう立派な魔法使いへの第一歩を踏み出したか・・・」
-四年前-
タカミチは、暁と共にかつて世話になった人物・サウザンドマスター『ナギ・スプリングフィールド』の子息『ネギ・スプリングフィールド』に会いに来ていた。そのときに、暁も誘われ来ていた。
タカミチ「やあ、君がネギ君かい?」
ネギ「あ・・あの・・どなたですか?」
タカミチ「僕は、高畑・T・タカミチ。君のお父さん・・ナギの友達だよ」
ネギ「お父さんの・・・」
タカミチ「そ、で後にいるのは、僕の友達」
暁「明石暁だ。よろしくな、ネギ」
暁「ネギ、俺の冒険話を楽しそうに聞いていてくれていたな・・・」
タカミチ「そうだね。さ、案内するよ」
暁「頼む」
数十分後、二人は、学園長室へとやってきた。
コンコン!
タカミチ「学園長、高畑です」
?『フォフォフォ、入りなさい』
タカミチは、ゆっくりと扉を開け中に入り、悟は、一緒に中へと入っていった。
?「フォフォフォ、元気かのう暁君」
中にいた異様な頭部の老人は、『近衛近右衛門』。麻帆良学園長兼関西魔法協会理事である。
暁「ええ、お久しぶりです。お元気そうですね。学園長」
暁は、かつてこの麻帆良学園に在籍していた生徒である。
暁(昔と全く変わっていない・・・なるほど、ボイスが言っていたのはこのことか?)
少々失礼なことを考えながらも、暁は、仕事内容を聞くことにした。
暁「それで、俺は何をすれば?」
近右衛門「うむ。実は、あるクラスの副担任をやってもらいたいんじゃ」
暁「副担任・・・ですか?しかし、俺は教員資格は・・・」
近右衛門「それは、こちらで何とかする。あと、住居は、既に用意済みじゃ」
暁「助かります。・・・もしや、そのクラスは」
近右衛門「ネギ君のクラスじゃ。ネギ君は、君のことは知っておるし、君の知り合いが多いクラスじゃ」
暁(・・・確かに、通っている生徒は、特殊な力を持ったのが多いからな・・。それを見越しての警備の強化が目的で呼ばれたらしいな)
暁「分かりました。お引き受けします」
近右衛門「早速じゃが、明日から新学期じゃ。頼んだぞ」
近右衛門と話した後、暁は、用意された住居へとやってきた。そこには、昨日から運び込まれた荷物があった。
暁「さて・・・」
すると、暁は、ある本を取り出した。それには『占い大全』と書かれていた。暁は、以前戦った『ネガティブシンジケート』の『ジャリュウ一族』に運勢を最悪の位置に固定されてことがあり、散々な目にあった。それ以来、彼は、毎日必ず占い関係のチェックをやるようになっていた。
暁「・・・・・懐かしい人物と再会するが、同時によくないことが起こるでしょう・・・・か」