魔法と冒険<リメイク>   作:月蝕仮免

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獣の力と新たな闇です。


Task22 ニキニキと犯罪組織

-麻帆良・山中-

 

 

まだ、夜も明けていない明け方・・・・

 

??「にゃあああああああああ!!」

 

謎の声を上げて、どこかへ向う青年がいた。その青年は、赤い上着を着て、手には、オレンジ色のグローブのようなものをはめていた。『獣拳戦隊ゲキレンジャー』の激気獣タイガー拳の拳士『ゲキレッド』こと『漢堂ジャン』である。

 

ジャン「ひさひさのまほまほだ~!」

 

訳すと『久しぶりの麻帆良だ~!』(間違っていたらすいません)

 

ジャンは、今、この山奥に住んでいるある人物の元を訪ねに向っていた。しかし、ジャンは突然立ち止まり、ニヤッとした顔で、ある方向に呼びかけた。

 

ジャン「いるんだろ?『ゴウ』」

 

???「流石、ジャン・・まいったぜ」

 

???「いや~、相変わらず元気ですね~」

 

すると、ジャンが言った方向から、一人の男と小さなハエのようなものが出てきた。ハエといっても、やけにでかいが・・・。男は、紫色の上着を着て、左腕にスーパー戦隊の使用するブレス型の機械が、ついていた。激獣フライ拳拳士の『バエ』と『ゲキバイオレット』こと『深見ゴウ』である。

 

 

ゴウ「ジャンもあの二人に会いに行くのか?」

 

ジャン「ああ、ヒサヒサだからな」

 

 

 

数分後、二人と一匹は、山奥の山小屋へとやってきた。

 

ゴウ「さて、入るか」

 

ゴウは、扉を押した。中は、真っ暗である。その中へ、ゴウ、ジャン、バエは、入っていった。二人と一匹が、入った時・・・・

 

バタン!

 

突然ドアが閉まり、完全に真っ暗になった。

 

?「はあ!」

 

?「せい!」

 

暗闇から謎の二人が、ゴウとジャンを襲った。

 

ゴウ「おっと!」

 

ジャン「にゃあ!」

 

しかし、二人はその攻撃を難なくかわす。そのあとも・・・

 

 

?「はあああああああ!!」

 

?「しいいいいいいい!!」

 

双方の一進一退の攻防は続いたが・・・・

 

 

?「「そこまで!」」

 

先ほど戦っていたものとは違う二人の声で、双方の動きが止まった。それぞれ、拳と脚が、寸前でと立った状態から、戦闘体制をといた。

 

 

すると、部屋に明かりが灯り、姿が見え始めた。先ほど戦っていた二人は、少し気が弱そうな少年と顔にピエロのようなペイントがある少女だった。伝獣ドラゴン拳拳士の『天宮亮斗』とご存知3-Aの『ザジ・レイニーディ』だった。ちなみに、二人とも手の甲に、オレンジ色のグローブのようなものをはめている。

 

そして、止めた二人は、ドラゴンのような人物と鳥のような人物だった。伝獣ドラゴン拳の『老師リュウ・ロンタオ』と伝獣フェニックス拳の『老師オウ・フェン』である。

 

 

伝獣拳とは、あの幻獣拳と対をなす獣拳である。こちらは、幻気ではなく、激気でその力を発揮する。

 

ゴウ「お久しぶりです。老師・ロンタオ、フェン」

 

ジャン「亮斗~、ザジ~、ヒサヒサ!」

 

亮斗「お久しぶりです。ジャン」

 

ザジ「久しぶり」

 

なお、ザジは、普通にしゃべっている。普段の寡黙は、彼女に課せられた修行の一環だったのである。師匠であるフェンのモットーは、「孤独の中に修行あり」。これは、一度‘自身の全て”を捨て去り、自らを孤独の淵へと追い込む事で本当に大切なもの・守るべきものを再認識させ、より強くなるというものである。これの実践で、ザジは、普段あまり表情を変えない上無口なのである。そして、ザジは、最近、その本当に大切なもの・守るべきものが、はっきりとわかってきていた。

 

 

そして、このメンバーの関係だが、実は、本編(ゲキレンジャー放映時)において、幻獣拳の出現した時、二人の師である『マスター・シャー・フー』・・彼は、幻獣拳が、伝獣拳となにかしら関係があるのではないかと考え、『パチャカマック13世』との戦い後、交流のあったサージェス財団とスクラッチの総力を挙げて、調査し二人を捜していた。そして、二人が、麻帆良の山中にいることを突き止め、それぞれ弟子を取っていることを知った。そのことを考慮し、二つの『ゲキチェンジャー』をジャン達に渡し、彼らの元を訪ねさせたのである。このときに、ジャン達は、亮斗とザジに出会ったのである。

 

フェン「二人とも気がついておるか?ここ最近の気の乱れを・・・」

 

ジャン「ゾワゾワ、感じる!」

 

ゴウ「ああ、ここんとこやな気配を感じる」

 

バエ「臨気とも幻気とも違いますしね~・・・どちらかといえば、邪気そのもの」

 

ロンタオ「そうじゃ、この麻帆良に邪悪な者達が、集まりつつある。ネガティブと呼ばれる者達がな・・・」

 

 

 

-別所-

 

深い闇・・・そのなかに、人影が三つあった。

 

目を閉じて、某作品の某夫溺愛魔法使い主婦のようなローブを纏った女性。

 

マントを羽織り、ロボットのような外見の男。

 

黒いロングコートを身に纏っている男・・・。

 

 

 

『犯罪組織ジャード』の首領『レイコスト』と幹部『デビルバット総司令』と『ソルジャー・ジャッカル』である。

 

レイコスト(ジャッカル、この間は痛手でしたね)

 

レイコストは、声を発せず、テレパシーで、対話するのである。

 

ジャッカル「ああ、散々でしたわ。スカイフォース・・・確実に『ジェットマン』を再編成するようです。加えて、昨日だけでウィチスが、ほとんどやりたい放題でしたが、いずれもスーパー戦隊達に阻止されています」

 

デビルバット「レイコスト・・・我々も、動く時ではないのか?」

 

レイコスト(いいえ、今の私たちは、いま少し勢力をつけるべきでしょう。それに、今の私たちでは、ウィチスや他のネガティブの抗争に巻き込まれた場合、こちらはかなりの痛手をこうむることでしょう。ですから、今しばらく、調査と戦力をそろえることに専念した方がいいでしょう)

 

?「そうそう、そのために俺たちがいるんだからな」

 

三人と違う声が、響いてきた。すると、闇の中から、二人の人影が現れた。

 

 

ミサイルのような怪人。

 

 

金色のロボット・・。

 

 

元『バラノイア帝国』の『ボンバー・ザ・グレート』と元『ロンダーズファミリー』の『ギエン』である。

 

ボンバー「しっかし、他の組織に手も足も出ない現在の状況は、歯がゆいな・・・」

 

ギエン「しかたあるまい。まだ、ジャードの戦力が、整っているわけではないのだ。『機械人』もプレシャス不足で、あまり数がない。我々の戦力は、バーロ兵とゼニットぐらいだ」

 

ボンバー「だがよぉ・・・」

 

レイコスト(・・・いいでしょう。ボンバー・ザ・グレート、あなたに出撃してもらいます)

 

ボンバー「マジで!?」

 

レイコスト(あなたの力で、スーパー戦隊達を試すのです)

 

ボンバー「わかった!よっしゃ!暴れるぜ!!」

 

そういうと、ボンバーは、そそくさとその場から去っていった。

 

ジャッカル「いいですか?あの男は・・・」

 

レイコスト(バラノイアを乗っ取っていたことでしょう?彼のことです、ジャード乗っ取りも考えていることでしょう)

 

ギエン「フ~ン、全て承知の上でというわけか・・・」

 

レイコスト(彼には、今後戦うことになるであろうスーパー戦隊のデータ収集をやっていただきます。デビルバット、監視を頼みます)

 

デビルバット「わかった」

 

デビルバットの返事と共に、他の二人は消え、その場には、レイコストだけが残った。

 

レイコスト(・・・明石暁、あなたとの再会を楽しみにしていますよ)

 

 

 

-麻帆良・女子寮-

 

廊下を、暁と映士が、歩いてきた。ネギの様子を見に来たのである。

 

映士「昨日の坊主は、大丈夫なのか?」

 

暁「怪我自体は、たいしたことはないが・・・まあ、大丈夫だとは思うが・・・ついたぞ」

 

そうこうはなしているうちに、二人は、ネギが住んでいる明日菜と木乃香の部屋へとやってきた。しかし、中は、少し騒がしい様子だった。

 

映士「なんだ?」

 

暁「ネギ、神楽坂、入るぞ」

 

暁が、ドアを開けると、ネギが杖に乗って泣きながら窓から、飛ぼうとしていた。

 

暁「ネギ!」

 

暁は、とっさにスコープショットからワイヤーを出して、ネギの杖にまきつけたが、そのまま引っ張られて飛んでいってしまった・・・。

 

映士「明石!」

 

映士は、叫んだが、二人の姿は、もう見えなくなってしまった。

 

映士「追うか!」

 

映士は、外に出て駆け出そうとしたが・・・

 

明日菜「あの、私もいきます!」

 

映士「・・・ついてきたきゃ、ついてきな・・・え~と・・」

 

明日菜「明日菜です。神楽坂明日菜」

 

映士「俺様は、高丘映士だ」

 

カモ「高丘・・・アンタ、もしかしてアシュの監視者かよ!?」

 

映士「うおっ?イタチが喋りやがった・・・・って、ジャリュウやツクモガミと比べたら普通か・・・」

 

確かに、彼がボウケンジャーとして戦ったネガティブの『ジャリュウ一族』や影の忍者集団の使役する怪人『ツクモガミ』と比べたら動物がしゃべることには、インパクト不足だったりする。慣れって怖い。

 

 

カモ「おれっちは、オコジョっス!」

 

映士「まあいいや、二人は、山の方へ飛んでいったようだが・・・」

 

明日菜「山・・・そうだ!高丘さん、このあたりの山に詳しい知り合いがいますから、その子に案内を頼みましょう!」

 

映士「そうだな、俺様は、鍛えてるから大丈夫だが、お前は一般人みたいだし、ガイドがいたほうが迷わなくていいか・・・」

 

 

 

-別所の女子寮前-

 

背中に荷物を持った少女が、どこかへ行こうとしていた。

 

明日菜の声『芽衣ちゃ~ん!』

 

少女は、その声のほうを向いた。少女の名は、『狼凱 芽衣(ろうがい めい)』。明日菜の幼馴染である。なお、ちょっとした事件に巻き込まれて、ネギのことも知っている。

 

芽衣「明日菜、どうしたの?それに、その人は?」

 

明日菜「ネギのやつ、山の方へ飛んでいっちゃったのよ!それで、今日って確か、芽衣ちゃん山に行く日だったでしょ?それで、途中まで、連れて行ってほしいと思って・・・ああ、この人は、高丘映士さん。高丘さん、この子は、幼馴染の狼凱芽衣ちゃん」

 

芽衣「高丘・・・アシュの監視者?」

 

明日菜「さっき、エロオコジョも同じようなこと言ってたけど、アシュってなんなのよ?」

 

映士「アシュってのは、人間とは、違う過程で進化した高等生物のことだ」

 

明日菜「え~、でもそんなのいるんなら、何か残ってるんじゃ・・・」

 

芽衣「明日菜、アシュは、妖怪とか悪魔とかそういったものの基になっているんだよ」

 

映士「そういうことだ。それより、明石達を捜しにいこうぜ」

 

二人と一匹は、芽衣の案内の元、山へ飛んでいったネギと悟を捜しに行くのだった・・・。




ゲキレンジャー関連と新ネガティブ・ジャードの登場です。次回をお楽しみに。
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