魔法と冒険<リメイク>   作:月蝕仮免

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新たに動き出す二つの組織。


Task23 山と手品と仮面少女と

前回、麻帆良山中に飛んでいったネギ達は、暁の重さを子供のネギでは、支えきれず、そんなに深くないところへ墜落していた。

 

ネギ「う・・うう・・」

 

暁「ネギ、何でこんなことになったんだ?」

 

ネギ「実は・・・」

 

ネギは、エヴァとの戦いがほかの人に迷惑がかかるという重圧から、このような行為に及んだことを話した。

 

暁「大丈夫だ、ネギ。エヴァは、女子供は殺さないし、なおかつ周りの人に無意味に怪我させるようなやつじゃないからな」

 

ネギ「サトル・・・なんで、エヴァンジェリンさんのことそんなに信じられるの?」

 

暁「あいつと俺が、麻帆良で過ごした日々は、間違いなく楽しいものだったって、あいつは言っていた。それに、吸血鬼だろうが、彼女が、エヴァであることに変わりはない・・・あとは・・・」

 

ネギ「あとは?」

 

暁「あいつは・・・俺の初恋の相手だ・・」

 

ネギ「え?」

 

暁の言葉に、ネギはきょとんとしたが・・・・・

 

ネギ&?「えええええええええええええええええ!?」

 

?&?「なんだってーーーーーーーーーー!!!?」

 

ネギのほかに声がしたので、見ると追いついてきたらしい明日菜、カモ、映士、芽衣がいた。

 

映士「明石、それマジか!?」

 

暁「追いついてきたか・・ん?その子は?」

 

明日菜「幼馴染の芽衣ちゃんです」

 

カモ「っていか、ダンナ、先の話まじかよ!?」

 

暁「ああ、そうだが、俺が、冒険者になった理由が、彼女の呪い解除が、目的だったが、そのうち冒険のよさもわかったしな・・・」

 

映士(・・・さくら姐さんに教えたら面白くなりそうだが・・・とばっちりくるかも・・・)

 

映士は、後に来るであろう災いが自分に降りかかりそうな気がしたのでこの件は、黙っておくことにした。ただ、それもまた、後に災いとなるのだが・・・

 

 

ガサガサ

 

 

すると、草叢をかき分ける音がして一同は、身構えたが・・・

 

?「おや?ネギ坊主に明日菜殿、明石先生に芽衣殿ではござらるか」

 

ネギ「長瀬さん!」

 

出てきたのは、ネギのクラスの長瀬楓だった。そして、楓の視線が映士へと向かった。

 

楓「映士殿!お久しぶりでござる!」

 

楓は、うれしそうに言った。

 

映士「楓って・・・お前、あの楓か!?」

 

暁「映士、長瀬とは知り合いだったのか?」

 

映士「親父とガイを追って旅をしてたときに、立ち寄った里にいたんだ。楓の流派は、高丘流ともつながりがあったしな・・・親父が死んだあと、楓達の所で修行していたしな・・・そんとき、俺様を追い詰められるだけの実力を持っていたのが楓だったってわけだ」

 

楓「10勝7敗で、映士殿の勝ち越しでござった。そのあと、映士殿は、アシュを探す旅に出てしまったのでござるよ」

 

映士「まあ、近いうちにまた相手してやるよ。そんときは、俺様の勝ちだろうがな」

 

楓「負けないでござるよ」

 

 

ガサガサ

 

 

また、物音がして一同が見ると、現れたのは、おっさん一人と、目開きの鉢巻きをつけた男と、着物を着た男、白衣を着た熊、明日菜達と同年代の少女、ゴスロリ衣装の女性、鳥の羽を使った髪飾りをつけたコギャル、大きな宝石のペンダントをつけたお嬢様風の少女という妙な組み合わせの集団が現れた。すでにわかっていると思うが、メデスの面々である。

 

グラス「む?少年、ワシの顔に何かついているかね?」

 

ネギが、視線を向けていたので、グラスは、訊ねた。

 

ネギ「あ・・いえ・・・」

 

バニッシュ「総統、あの二人ボウケンレッドとボウケンシルバーですよ!」

 

グラス「な、なんじゃと!?」

 

映士「あの顔・・・確か、メデスってネガティブの首領のグラスってやつだ!」

 

アクセルラーとゴーゴーチェンジャーを構える暁と映士だったが・・・

 

グラス「ま、待て!今日は、ワシらは休みじゃ!」

 

映士「ネガティブに休みあんのかよ!?」

 

グラス「うちは、ネガティブでもベンチャーみたいなもんだから。頼むよ、もうここまで来ちゃったし・・・」

 

暁「・・・いいだろう」

 

明日菜「ちょ、先生!いいの!?」

 

暁「あの格好で、悪事をするようには見えないからな・・・」

 

ちなみに、メデスの格好というのは、アウトドア系の物をもっている姿である。

 

メデス「ワシら、この先の川に行くでな」

 

楓「あ、拙者の仲間もそこで修行しているでござる」

 

弓「一緒に行く?」

 

暁「・・そうだな、ネギの気晴らしにもいいかもしれん」

 

そして、暁達は、メデス他一緒にいくことになった。

 

 

 

 

-カード会社・ビル・会長室-

 

ここは、世界規模で超巨大なカードゲーム関連会社の会長室である。そして、そこに一人の女性が、仕事を片付け一息入れていた。

 

?「はふ~~~、やっと終わったよ~」

 

その女性は、某少年漫画の某社長の着ているようなコート。腰まで伸びた青い髪のだが、背が標準の人よりも小さい・・・。

 

『コタナ』・・・このカード会社の会長である。しかし、それは表の顔で、裏では、ネガティブシンジケートのひとつ『トリッカー』の首領である。

 

コタナ「さてと、あとは、この手続きを・・・」

 

 

コンコン!

 

 

?『会長、私達です』

 

コタナ「入って、いーよー」

 

コタナが、入室を認めると、三人の人物が入ってきた。

 

 

着崩したスーツを纏い、黒のロングコートを羽織っている。そして髪型は黒のポニーテール。ちなみにコートの背中にはなぜか白字で『道』の文字がある男。

 

藍色の瞳、薄紫の少し長めの髪、髪型はツインテールでスタイルは結構よさげ。メガネを着用した(フレームは朱色)女性。

 

キチッとしたスーツを着込み、薄いカーディガンを羽織っていて、眼鏡を掛けている。髪は黒の腰までかかったロングで、スタイルはかなりの女性。

 

この会社の重役である『ロウ』、『ミカゲ』、『ヒミコ』である。ちなみにこの三人は、トリッカーの最高幹部でもある。

 

コタナ「どうだった?」

 

ロウ「最近は、ウィチスの活動が活発だね。京都のほうでは、『血柱魔神団』と『天破団』が、暗躍しているけど、関西呪術協会と謎の二人組・・・そして、SPD、シティーガーディアンにその活動を阻止されてるって」

 

コタナ「なに?その二人組って?」

 

ヒミコ「なんでも、黒と白の二人組女性とか・・・うちのエージェントが、素顔を写真に収めたわよ」

 

ヒミコは、二枚の写真をコタナに渡した。写っていたのは、金髪に黒いメッシュの女性と白衣を着ている黒い髪に白いメッシュが入っている女性が写っていた。

 

黒い女性の写真を見たコタナは、震えだした。

 

ミカゲ「コタナ~?どうしたの?」

 

コタナ「い・・いや、なんでもない(先生!?いや、でも、学生時代から年取ってないような気が・・・ってゆーか、もし、ネガティブの首領なんかやってるって知られたら殺されちゃうかも・・・)」

 

ミカゲ「そういえば、アンタ一体何の書類を書いていたの?」

 

コタナ「え・・ああ、ふふふふん♪これだよ」

 

コタナは、ミカゲにある資料を渡した。そこには、二人の少女の写真が、貼られていた。

 

ミカゲ「『ユカワ』ちゃんと『ミナ』ちゃん・・・・って、麻帆良学園女子中等部編入手続き!?」

 

コタナ「そっ、メリクリウスさんのほうで、ニシキちゃんを麻帆良に潜入させるらしいから、そのサポート兼情操教育がてらにね。そろそろ、ユーちゃん体のほうもよくなってきてるから、大勢の人の中で慣らしておこうと思って。本人達には、承諾済みだよ。それに、『アニテーチョー』だっているし」

 

ミカゲが挙げた二人は、幹部側近集『七将』の二人である。ユカワにいたっては、コタナの従妹でコタナ本人は、ユカワを巻き込みたくなかったが、ユカワの熱意に押されて承諾した。ミナは、元々神鳴剣術の使い手で、ユカワとは親友同士だった縁から、ユカワを守るために神鳴流を離れ、ユカワと共に道を歩むことを選んだ。ちなみに、アニテーチョーとは、同じく七将の一人で、麻帆良アニメイトの店長である。

 

ロウ「コタナ、ほかにも、何かあったんじゃないのか?」

 

コタナ「・・・『レクイエム』と合同で、任務にあたって欲しいんだよ」

 

ミカゲ「どんな任務よ?」

 

コタナ「麻帆良は、特殊なのは知ってのとおりだけど、その影響か、スーパー戦隊関連の人とか集まりやすい事象が起こるよね。ネガティブの一連の動きとか・・・」

 

ミカゲ「で、私達と仕事するのって、どんな人達よ?」

 

コタナ「それは、会ってみてからのお楽しみなほうが面白いでしょ?」

 

ミカゲ「まったくアンタは・・・あ、そろそろ時間よ」

 

コタナ「『インフィニティア』との調整だね」

 

 

-???-

 

湖のそばにそびえたつ塔があった。ここは、『インフィニティア』という組織の拠点である。

 

 

 

-塔内部・最上階・司令室-

 

そこには、数人の人影があった。そのうち、一人は、椅子に座り、残りは、座っている者の後ろに立っている。

 

西洋風の鎧をイメージした黒い特殊アーマーを身に付け、顔も狼をイメージとしたフルフェイスマスクで覆っていすに座っている者

 

 

銀髪のショートで口元だけ見せる仮面を被った男

 

茶髪のショート(一部青のメッシュが入っている)顔の上半分を隠す仮面を被った少年

 

金髪のロングヘアーでものすごいスタイルで、頭にはアホ毛がある女性

 

黒髪のセミロング、結構美形の顔立ち、ぱっと見モデルのような長身のスタイルの青年

 

 

紫のポニーテールのスタイルかなりいい女性

 

 

インフィニティアの首領『レビウス』と幹部『ウィンドナイツ』の『ストーマー』、『アルタイル』、『シルフ』、『イクサ』、『サイリス』である。

 

そして、備え付けのモニターには、ウィチスのマジトラーが、映し出されていた。

 

マジトラー『貴公らの組織の力を借りたい』

 

マジトラーは、増強されつつあるスーパー戦隊や麻帆良に対抗するために、組織に協力したもらえる組織を捜していたが・・・

 

レビウス「ほぉう・・・、散々スーパー戦隊たちに負け続きのあなた方が、我らのような組織を頼るとは・・・。よほど猫の手を借りたいご様子ですな・・・?」

 

レビウスは、皮肉をこめて言った。ボイスチェンジャーでも使っているのか、その声は機械的だった。

 

マジトラー『くっ』

 

レビウス「そもそも、貴殿らは我々を敵視していたではないか?今更、力を貸せなど虫が良すぎるのではないか?」

 

インフィニティアの活動上、ウィチスが、幾度となく妨害しておりまったくもっていい印象はない。

 

レビウス「力を貸して欲しければ、それなりの実績を上げるのだな」

 

そして、レビウスは、通信を切った。

 

レビウス「ふぅ・・まったく愚かだ」

 

ストーマー「レビウス」

 

レビウス「案ずるな、ストーマー。あんな輩共と手を組む気はない」

 

アルタイル「だろうな♪」

 

シルフ「あんなのと手を組んだら、インフィニティアの存在理由・・・あなたのお母様の理想が汚されるわ」

 

イクサ「そんなことは、絶対にするべきじゃない」

 

レビウス「わかっている・・・」

 

サイアス「レビウス、トリッカーの『先輩』から通信っス!」

 

すると今度は、モニターにコタナが映った。

 

コタナ『ハロ~、レビウス』

 

すると、レビウスは、仮面をはずした。そしてその下は、栗色のポニーテール、スタイルのいい瞳の色は瑠璃(るり)色の女性だった。レビウスの正体『レミル』である。

 

レミル「コタナさん♪」

 

コタナ『いや~、見事な門前払いだったね~。マジトラーの悔しがる顔が、とってもグッドだったよ~♪』

 

レミル「クスッ、見てたんですか?」

 

コタナ『ま~ね♪、それと、サージェスとの司法取引で受け取ったネオパラレルエンジンは、無事にメリクリウスさんに届いて、【レジェンダー】も無事に完成したって』

 

レミル「そうですか」

 

コタナ『うん。あとね~、ユーちゃんとミナちゃんを麻帆良学園に編入することになったよ』

 

レミル「ユーちゃんとミナちゃんをですか?」

 

コタナ『うん。メリクリウスさんが、ニシキちゃんを潜入させるらしいからそのサポート兼ユーちゃんの情操教育のためにね・・・それで、レミル、ウィンドナイツから二人ほど、こっちによこしてほしいんだけど?』

 

レミル「どうしてですか?」

 

コタナ『メリクリウスさんが、ニシキちゃんの下宿用に店を作るんだって。その手伝いが欲しいって言ってたからね。それに、インフィニティアは、まだ動かないにしろ、情報収集は必要でしょ?』

 

レミル「なるほど~、じゃあ、アルタイルとサイリスにお願いしときますね」

 

コタナ『おねが~い』

 

 

 

-リムドー拠点・パラドリーム-

 

メキド「メリクリウス、少々面倒なことになった」

 

 

メリクリウス「どったの?」

 

メキド「それが、『轟轟騎士』地上に降りてしまったのだ」

 

メリクリウス「・・・目的は、ボウケンレッドか・・」

 

魔弾伯爵「メリクリウス様、レジェンダーは、三人とも地上に降り、体の慣らしを開始したとのことです」

 

メリクリウス「今回、我々は、傍観するとしよう(まあ、轟轟騎士の方は、ある意味面白いことになりそうだが・・・)」




今回のお話は、新組織『トリッカー』と『インフィニティア』の登場です。次回をお楽しみに。
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