翌日、暁は、スーツ姿で学園長室に来ていた。あくまでも、赤が好きなのか、ネクタイだけは、真紅である。
近右衛門「フォフォフォ、似合っとるの」
暁「どうも」
コンコン!
?『学園長先生、ネギです』
近右衛門「来たようじゃの、入りなさい」
ネギ「失礼しま・・・!?」
入ってきた赤髪の少年『ネギ・スプリングフィールド』は、近右衛門と一緒にいる人物を見て驚いた。
ネギ「サトル!?」
暁「元気そうだな、ネギ」
ネギ「サトル~~~~!!」
ネギは、思わず暁に抱きついた。
暁「お・・おい・・」
ネギ「会いたかったよ~~!」
ネギは、泣きながら暁を抱きしめた。
暁「・・・・」
暁は、そのとき、二年前、プレシャス『山砕きの金棒』が、クエスターに奪われた時に、映士と共に育てた少年『太郎』のことをふと思い出し、涙を浮かべていた。
ネギが泣きやむのを待って、暁は、ネギと共に教室へと向っていた。
暁「相変わらず、泣き虫なところがあるな」
ネギ「だって、嬉しかったんだもん・・・」
暁「・・・俺も、元気なお前に会えて嬉しいよ」
二人が話していると、教室の前に着いた。
ネギ「じゃ、ちょっと待っててね」
暁「ああ」
時は、ネギ達が来る数分前に遡る。麻帆良のパパラッチを自称する『朝倉和美』によって、3-Aには、副担任が来るという情報がもたらされていた。
?「ね~朝倉、副担任の先生について何か知らない~?」
?「教えてくださ~い」
和美に詰め寄っているのは、双子の姉妹『鳴滝風香』と『鳴滝史伽』である。
和美「う~ん、男の人らしいって情報しかないな~」
風香「・・・・じゃ、歓迎代わりに・・・」
史伽「や、やるんですか?お姉ちゃ~ん」
?「面白そうじゃない」
話に入ってきたのは、やる気が少し欠けるイメージがある『春日美空』である。ちなみに、この三人、いたずら好きで有名である。
ネギ「え~、それでは、副担任の先生をお招きします」
罠が、仕掛けられているとも知らないネギは、普通に暁を呼ぼうとしていた。
ネギ「じゃ、入ってきてください」
扉が開くと、暁の頭上に黒板消しが降ってきたが・・・
暁「フッ」
暁は、落ちてきた黒板消しをキャッチした。すると、今度は窓のほうからオモチャの矢が飛んできたが、暁は、さっきキャッチした黒板けしを投げて打ち落とした。
何事もなかったように教卓へと歩いてきた暁だったが、今度は金ダライが降った来たが、それを横に飛んで避けた。
暁「この程度のトラップに、引けをとる俺じゃない」
「「「「「「「「「すごーい!!!!」」」」」」」
それが、クラスの感想だった。しかし、数人・・・『明石祐奈』、『龍宮真名』、『長瀬楓』、『桜咲刹那』、『近衛木乃香』、『エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル』は、違う印象を持っていた。
祐奈(え~~~~!?なんで!?)
真名(暁・・・帰ってきていたのか)
楓(あいあい、なかなかの身のこなしでござるな~)
刹那(暁さん・・・)
木乃香(暁兄や~)
エヴァ(な!?何故、奴がここに!?しかも、この大事なときに!?)
暁「今日から副担任をすることになった明石暁だ。よろしく頼む」
ネギ「では、明石先生への質問タイムとします」
すると、既に多数手が上がっていた。
暁「なら・・・・」
暁は、名簿を見て・・・・
暁「明石祐奈!」
祐奈「やりっ!久しぶり、暁」
暁「元気そうだな、祐奈。おじさんは元気か?」
祐奈「うん!元気だよ」
祐奈は、意気揚々と言った。
暁「じゃ・・次は・・・・『早乙女ハルナ』」
ハルナ「よっしゃ!先生は、祐奈と知り合いなの?」
暁「従妹だ。次は・・・『佐々木まき絵』」
まき絵「はい!先生の年はいくつですか~?」
暁「26だ」
このあとも、いろいろ質問されたが、最後に決して当ててはならない人物を暁は、当ててしまった。
暁「最後・・・朝倉和美」
和美「先生、いくつかになるけどいい?」
暁「かまわない」
和美「先生って、前は何やっていたの?」
暁「一応、考古学のようなことをしていた」
和美「どうしてこの学園へ?」
暁「学園長に直接頼まれた。俺は、ここの卒業生で、在学中学園長には世話になったからな」
和美「・・・じゃ、最後に初体験は、いつ?」
和美は、邪笑を浮かべて聞いた。
暁「・・・・18の時、遺跡に入って・・・・」
暁は、トレジャーハンターとしての初めての冒険話をした。聞き入っているものもいたが、和美自身は、考えていたこととは、別のことを話されて少しがっかりしていたが、興味深い話が聞けたので、不満はないようである。
これが、熱き冒険者と3-Aとの出会いである・・・・。
本分の通り本作では、苗字つながりで暁と祐奈はいとこという設定になっています。次回をお楽しみに。