魔法と冒険<リメイク>   作:月蝕仮免

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知り合い二人目です。


Task4 紅の聖剣

真名は、あの出会いをはっきりと覚えていた。

 

 

真名「あの時は、本当に助かった。ありがとう」

 

 

暁「気にするな。プレシャスを破壊しに来ていたところに、お前がいただけのことだ」

 

 

真名「そうだな」

 

 

真名は、クスッと笑いながら言った。

 

 

真名「そういえば、刹那とも知り合いのようだけど?」

 

 

真名は、刹那のほうを見て言った。

 

 

刹那「ああ、私とお嬢様が京都にいるときに知り合った」

 

 

暁「あの時は、俺は、ボウケンジャーになりたてだった」

 

 

 

 

-数年前-

 

 

暁は、あるのプレシャス反応があった場所の調査のため、京都の山に来ていた。

 

 

暁「このあたりのはずなんだがな・・・」

 

 

暁は、アクセルラーを使いプレシャスの反応を捜していたが・・・・・

 

 

『『助けて~~~!!!』』

 

 

暁「!!」

 

 

どこからか、女の子二人の助けを求める声が聞こえた。

 

 

暁「・・・あっちか!」

 

 

暁は、耳を澄まし、声が聞こえた方向を聞き分け、声がした方向へと走っていった。

 

 

 

 

しばらく走ると、川に出た。

 

 

暁「このあたりから聞こえたはずだが・・・・」

 

 

『『助けて~~~!!!』』

 

 

そのとき、上流のほうから女の子が二人流されてきた。

 

 

暁「あの子達か!!」

 

 

暁は、二人を確認すると、川に飛び込み、二人へと泳ぎ寄った。

 

 

暁「掴まっていろ!」

 

 

二人の少女は、必死に暁にしがみつき、暁は、スコープショットで、ワイヤーを発射し、川沿いにあった木に巻きつけて、二人を抱えてワイヤーを戻しながら岸へと戻った。

 

 

 

パチパチ!

 

 

 

三人は、焚き火を囲むように火に当たっていた。二人の少女には、暁が、近くにおいていた荷物(トレジャーハンター時代の名残で、このときは、まだ荷物を持って行動していた)から出した毛布がかけられていた。

 

 

暁「二人とも大丈夫だったか?」

 

 

暁は、二人を気遣い聞いた。

 

 

?「うん。ウチは、大丈夫や」

 

 

髪の長い少女は、そう答えたが・・・

 

 

?「う・・うう・・っ」

 

 

もう一人の、サイドテールの少女は、助けてからずっと泣いたままだった。

 

 

?「せっちゃん」

 

 

長い髪の少女は、その少女をそう呼んだ。

 

 

?「守れなくてごめん・・・このちゃん・・・・ウチ・・もっともっと・・つよおなる・・・」

 

 

せっちゃんと呼ばれた少女は、泣きながらそう言った。

 

 

?「え・・・・そんなんええよ・・・一緒に遊んでくれるだけで・・・」

 

 

このちゃんと呼ばれた少女は、そう答えた。

 

 

暁「あ~・・・・・すまないが、俺にはよく分からないんだが・・・」

 

 

さっきからいた暁には、二人が友達だということは分かったが、どうして強くなるのかわからなかった。

 

 

 

そして、放っておけなかった暁は、二人から話しを聞いた。二人は、『近衛木乃香』と『桜咲刹那』という名前で、幼馴染だということ。そして、刹那は、木乃香の護衛でもありさっき木乃香が溺れていたのを助けられなかったことを悔やんでいると知った。

 

 

暁「・・・つまり、木乃香は、刹那にとってたった一つの宝ということか」

 

 

刹那「う・・う・・・たから?」

 

 

刹那は、泣き泣き暁の言葉に耳を傾けた。

 

 

暁「人にはみんな、それぞれたった一つの宝があるものさ。君にとっての宝が、木乃香だというのなら、それに向って走り続ければいい」

 

 

刹那「・・・ウチに・・・できるかな・・」

 

 

刹那は、不安そうに言ったが・・・・・

 

 

木乃香「大丈夫やって!せっちゃんならきっとできるよ」

 

 

刹那「このちゃん・・・・」

 

 

『ギャギャギャ!!』

 

 

「「「!!!?」」」

 

 

三人は、謎の泣き声を聞きその声のほうを見ると赤い蜥蜴のような怪人(ジャリュウ兵)が、多数こちらに向ってきていた。

 

 

木乃香「な・・なんや!?」

 

 

暁「ネガティブ・・・確か、ジャリュウ一族とか言う奴らか!」

 

 

暁は、アクセルラーを左肩から取り出し・・・・

 

 

暁「レディ!」

 

 

右手で持ったアクセルラーを左腕の上におき、続いて変身キーを押し・・・

 

 

暁「ボウケンジャー・スタートアップ!」

 

 

キーの部分にあるホイールを左腕の上で流し回転させると、暁の身体は、赤のアクセルスーツに包まれた。

 

 

その光景を、木乃香と刹那は、目を見開いて見ていた。

 

 

ボウケンレッド「熱き冒険者!ボウケンレッド!!」

 

 

ボウケンレッドは、右腰からサバイバスターを抜き、サバイブレードへと変えた。

 

 

ボウケンレッド「君達は、隠れていろ」

 

 

木乃香と刹那は、ボウケンレッドに言われるがままに、近くにあった大きな岩の陰に隠れた。

 

 

ボウケンレッド「いくぞ!」

 

 

ボウケンレッドは、サバイブレードでジャリュウ兵の一団へと向かっていった。ボウケンレッドは、ジャリュウとの初戦闘だったが、それを感じさせない闘いで、徐々にジャリュウの数を減らしていった・・・。

 

 

だが・・・・

 

 

「「きゃあああああああああっ!!!」」

 

 

ボウケンレッドが振り向くと、ジャリュウ兵の一部が、木乃香と刹那に向かっていた。二人の元へ行こうとしたが、ジャリュウ兵によってその道を塞がれてしまった。

 

 

ボウケンレッド「くっ!」

 

 

 

 

 

 

 

刹那SIDE

 

 

さっきの暁というお兄さんが、赤い人へ変わったことに驚いていたウチとこのちゃんやったけど、暁さんが戦っていた蜥蜴の怪物が、ウチ達の所にやってきよった。

 

 

木乃香「せっちゃん・・・」

 

 

今にも泣き出しそうなこのちゃんが、ウチの後にいる・・。そのとき、不意にさっき暁さんが言っていたことが、脳裏に浮かんだ。

 

 

 

 

暁『人にはみんな、それぞれたった一つの宝があるものさ。君にとっての宝が、木乃香ちゃんだというのなら、それに向って走り続ければいい』

 

 

 

 

ウチは、逃げない。今度こそ、ウチだけの宝物・・・このちゃんをウチが守るんや!

 

 

ピカッ!

 

 

ドゴオオオオオオン!!

 

 

 

「「きゃああああああああっ!!!」」

 

 

そのとき、ウチとこのちゃんが、さっきまで隠れていた岩が、砕け散った。そして、その岩があった真ん中あたりに、真っ赤な剣のようなものが刺さっておった。

 

 

刹那「なんや・・・あれ?」

 

 

ジャリュウ兵「プレシャスだ!」

 

 

蜥蜴の怪人は、その剣に向かって走り出し、その剣を掴んだが、その剣が光ったと思ったら、蜥蜴が炎に包まれておった。

 

 

ジャリュウ兵「ギャアアアアアアアアアアアッ!!!!」

 

 

蜥蜴は、悲鳴と一緒に炎の中に消えてしまった。

 

 

 

 

 

 

ボウケンレッドは、その光景を見ながら戦っていた。

 

 

ジャリュウ兵「な・・何故掴めないのだ!?」

 

 

ジャリュウ兵の一人が、剣を掴んだとたんに炎に包まれて消えていった同胞を見て叫んだ。

 

 

ボウケンレッド「当然だ。そのプレシャス・・・『プリズム聖剣』は、本物の戦士にしか使えない。そうでない者が使おうとすると全身が炎に包まれる」

 

 

ジャリュウ兵「おのれ!小娘どもを殺せ!」

 

 

ジャリュウ兵の大部分が、ボウケンレッドから離れ、二人のほうへと押し寄せてきた。

 

 

木乃香「せっちゃん・・・怖いよう・・」

 

 

木乃香は、刹那の背中をぎゅっと掴んで言った。

 

 

刹那「・・大丈夫や。このちゃん・・・このちゃんは、ウチが守るから・・・」

 

 

そういうと、刹那は、木乃香と共に、プリズム聖剣の元へと走った。

 

 

刹那「・・・・」

 

 

刹那は、木乃香を守るために剣を抜こうと思い立ったが、さっきのジャリュウ兵のようになるのではないかという不安があったが・・・・・

 

 

刹那「えええええええええいっ!!!」

 

 

刹那は、思い切ってプリズム聖剣を掴んだ。

 

 

刹那「・・・・」

 

 

だが、プリズム聖剣を掴んでも、刹那は、炎に包まれなかった。そして、刹那は、力いっぱいその剣を引き抜いた。

 

 

刹那「はあああああああああああっ!!!!」

 

 

刹那は、剣を大きく振ると、ジャリュウ兵全てが炎に包まれた。ジャリュウ兵達は、悲鳴を上げる間のなく消え去ってしまった。

 

 

ボウケンレッド「・・・・」

 

 

ボウケンレッドは、その光景を呆然と見た。

 

 

刹那「・・・・」

 

 

 

ドサッ

 

 

 

木乃香「せっちゃん!?」

 

 

刹那は、緊張が解けたせいか、気を失ってしまった・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、木乃香の父である『近衛詠春』がやってきて、暁から事情を聞き、木乃香達を連れて『関西呪術協会』の本山へ招いた。

 

 

 

広い部屋の真ん中にある布団で、刹那は寝ていた。

 

 

刹那「・・う・・・うん・・・」

 

 

やがて、刹那は、目を覚まし上半身を起こした。

 

 

刹那「このちゃん・・?」

 

 

刹那が、横を見ると布団のすそを掴んで眠っている木乃香が目に入った。そこへ、様子を見に来た暁が入ってきた。

 

 

暁「起きたか?」

 

 

刹那「暁さん・・・」

 

 

暁は、刹那の横に座った。

 

 

暁「君の木乃香を守りたいというい気持ちを、プリズム聖剣が戦士として認めてくれたんだ。だから、プリズム聖剣は、君に力を貸したんだ」

 

 

刹那「・・・あの剣は?」

 

 

暁「君の手の中だよ」

 

 

暁の言葉の意味が刹那には、よく分からなかったが、自分の右手が握られていることに気がついた。ゆっくりと、拳を開くと、赤い結晶のようなものが握られていた。

 

 

刹那「これは・・・」

 

 

暁「プリズム聖剣は、君を新たな持ち主に選んだんだよ。前に使っていた戦士は、遠くへ旅立ったらしい・・・」

 

 

そういうと、暁は、ゆっくりと立ち上がった。

 

 

暁「刹那、君だけの宝を守ってくれ。それが、君にとって本当に大切なものなのだから・・・」

 

 

刹那「・・・うん!」

 

 

刹那は、笑顔で答えた。

 

 

暁「またな」

 

 

 

そういい残し、暁は、屋敷を出て行った。サージェスには、ありのままを報告し、プリズム聖剣の持ち主として刹那を認定させてもらったという・・・。




この事件から刹那と木乃香は、原作ほど離れていません。そして、刹那が、新たなプリズム聖剣の持ち主となったのは、後の地のフラグです。それでは、次回もお楽しみに。


登場プレシャス


プリズム聖剣

登場作品・超新星フラッシュマン

ハザードレベル・3682

詳細

使用法:はるか昔に宇宙人が残したといわれているプリズム状の剣本物の戦士にしか使用できず、そうでない者が使おうとすると全身が炎に包まれる。一振りするだけで使用者が敵とみなした者を炎で包み込む。

提供者・Mrゴールドさん
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