魔法と冒険<リメイク>   作:月蝕仮免

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今回、ついに悪の組織が動き出します。


Task6 悪の系譜

-某所-

 

 

麻帆良で、騒ぎが起こっているときと同じ頃、とある山奥の一角に、奇妙なものが立っていた。それは、大きな砂時計で、上には小さい輪状で中心には、回るようなパーツがあった。これは、かつてネガティブシンジケートの一つ『ゴードム文明』の『大神官ガジャ』が、開発したアンチパラレルエンジン『ゴードムエンジン』である。

 

 

すると、突然、砂時計の砂が、下から上へ上がっていき、やがて下の砂がすべて上へたまると、ゴードムエンジンのパーツが回転を始め、砂時計から離れた。

 

 

そして、ゴードムエンジンが光りだした。光が収まると、そこには異形の何者かがいた。その姿は、ウミガメと古い樹木の要素をミックスしたような怪人だった。右目には、懐中時計型の片眼鏡をつけいる。

 

 

?「ふ~、保険としてガジャからゴードムエンジンをもう一つ仕入れておいたのは、正解だったな・・・流石に、自分自身の復活に二年もかかってしまったか・・・」

 

 

怪人の名は『時の魔神クロノス』・・・。かつて、ガジャから三つのゴードムエンジンを仕入れ、邪悪な巫女『メーミィ』、『ツエツエ』、『フラビージョ』を蘇らせ、プレシャス『三賢者の杖』を手にした。しかし、ボウケンジャーとスーパー戦隊に敗北し死亡したが、決戦前にガジャから四つ目のゴードムエンジンを仕入れ、万が一の時の自身の復活用としていた。

 

 

クロノス「さて、彼に会いに行くか・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

-ゴードム遺跡海上-

 

 

クロノスは、海の上に浮いていた。このしたには、ガジャの眠るゴードム遺跡が沈んでいる。クロノスが、腕を掲げると、轟音と共に、遺跡が浮上してきた。クロノスは、浮上した遺跡の中へと入っていった。

 

 

 

 

 

 

-ゴードム遺跡・最深部・封印の間-

 

 

クロノスは、封印の間へやってきた。封印の間には、石でできた棺が、安置されていた。クロノスが、腕を振るうと、バチッという音を立てながら、石棺にかけられていた封印が解け、蓋がゆっくりと開いた。中には、白い衣を纏ったミイラが安置されていた。すると、今度は、ミイラの目が開き、干からびていた体が、生気を取り戻し肉を纏った・・・・。ミイラだった者は、ゆっくりと石棺から出てクロノスと向き合った。

 

 

?「久しぶりだな、クロノス」

 

 

クロノス「ああ、久しぶりだな。ガジャ殿」

 

 

封印されていたのは、ゴードム文明の大神官ガジャだった。彼は、かつてゴードム文明の秘宝とゴードムエンジンを用いて『ガジャドム』となったが、ボウケンジャーとの戦いでゴードムエンジンは破壊され、元にもどった彼は、眠っていたこの石棺の中で再び眠りについていた。

 

 

ガジャ「一体、ワシに何の用じゃ?」

 

 

クロノス「世界征服・・・再びやってみないか?」

 

 

ガジャ「しかし、ボウケンジャーがおる。簡単にはいくまいて・・・」

 

 

ガジャは、二年前散々ボウケンジャーに邪魔されたときのことを思い出しながら悔しそうに言った。

 

 

クロノス「もし、ボウケンジャーの敵がたくさんいたらどうだ?」

 

 

ガジャ「・・・どういうことじゃ?」

 

 

クロノス「ボウケンジャー以外にも、地球を守った戦士達・・・スーパー戦隊は存在し、そいつらが戦った悪の組織もまた存在する・・・・」

 

 

ガジャ「・・・」

 

 

クロノス「もし、そいつらが復活したとすれば・・・?」

 

 

ガジャ「・・・かつて、ゴードムエンジンとお前の力を使って三人の邪悪な巫女を蘇らせた時のようにか?」

 

 

クロノス「そう。そのためには、ゴードムエンジンの開発者の君の力が必要なんだよ」

 

 

ガジャ「・・・」

 

 

ガジャは、しばし考え・・・・

 

 

ガジャ「・・いいだろう。蘇らせたやつらに暴れさせ、あまつさえ引き入れられる奴らを引き入れ世界を征服するのだな?」

 

 

クロノス「流石は、大神官殿」

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、クロノスとガジャは、数箇所にゴードムエンジンと砂時計を仕掛けた。更にクロノスは、時を操る力を使い、様々な時間軸にそれらの作業を施した。

 

 

 

 

街中

 

 

 

山の中

 

 

 

海岸

 

 

 

 

様々なところに、それらは立てられた。

 

 

 

 

クロノス「さあ、楽しいショーの始まりだ」

 

 

ガジャ「ボウケンジャー、人間共。過去の悪達に、恐怖しおののくがいい」

 

 

 

 

 

数時間後、深夜の人気のない街中の砂時計の前に、ガジャとクロノスはいた。

 

ガジャ「まずは、誰を蘇らせるのじゃ?」

 

 

クロノス「まずは、我々が活動するに当たっての資金源が必要になる。そこで、もっとも凶悪と恐れられた宇宙人犯罪者・・アリエナイザーを復活させる」

 

 

クロノスの言葉と共に、クロノスの時と同様にゴードムエンジンが、砂時計を離れ、光を放ち一体の異形の怪人が現れた。その姿は、蝙蝠のようで頭部には、透明なヘルメットのようなものを被っていた。

 

 

?「こ・・ここは?・・・私はあの時・・・・」

 

 

クロノス「冥府よりよくぞ蘇ったな。『エージェント・アブレラ』」

 

 

怪人の名は、エージェント・アブレラ。かつて、金儲けのためだけに多くの銀河を滅ぼした死の商人である。

 

 

アブレラ「・・お前達が私を蘇らせたのか?何のために蘇らせた?」

 

 

クロノス「貴公の犯罪者のマーケットの力を借りたい。その過程で儲けた八割は、貴公のもの。我々には、怪重機・メカ人間の技術を提供して欲しい。地球には、貴公が、生きていた時より犯罪関係の輩が多くいる。きっと、大もうけできるだろう」

 

 

アブレラ「(私の援助が目当てか・・・・だが、今の情勢がよく分からぬ上、いくつかのパイプは作っておいたがいいな。あの忌々しい宇宙警察共に復讐するためにも・・・・)いいだろう。貴様の申し出うけよう」

 

 

クロノス「感謝する。では、次の者のところへ行くとしよう」

 

 

 

 

 

 

 

クロノス達が、次に来たのは山の中、横には川が流れている。

 

 

ガジャ「クロノス、砂時計に何をしているのじゃ?」

 

 

ガジャは、クロノスが砂時計に何かしらの細工をしていることについて聞いた。

 

 

クロノス「次に蘇らせるのは、腕の立つ闇のものだからね。砂時計に細工することで、俺の意のままに操る操り人形となってもらうのさ」

 

 

アブレラ「洗脳ということか?かなり、癖のある奴のようだな」

 

 

話しているうちに、ゴードムエンジンが動き出し、死者を呼び出した。現れたのは、青い鎧に身を包んだ男であった。

 

 

ガジャ「・・・『闇のヤイバ』・・・・確かに、癖のある奴じゃの・・・」

 

 

男の名は、闇のヤイバ。かつて、ダークシャドウの№2であったが、闇の力を求めるあまり、ダークシャドウを裏切ったが、最後にはボウケンブラックによって倒されてしまった。

 

 

ヤイバ「・・・・」

 

 

クロノス「ヤイバよ。君が、忠誠を誓うのは誰だい?」

 

 

ヤイバ「・・・闇の魔神クロノス様、大神官ガジャ様、エージェント・アブレラ様でございます」

 

 

ヤイバは、片膝をついてそう言った。

 

 

ガジャ「なんと!あのヤイバが・・・・」

 

 

クロノス「俺が、ちょっと本気を出せば操れるのさ。さて、もう一人迎えに行こう」

 

 

 

 

 

 

ヤイバが蘇った場所より少し離れた場所に、砂時計は立っていた。そして、クロノス達が、到着したと同時に、動き出し復活した者が、現れた。その者は、鮫のような外見で背中に刀を背負った黒い服装の男だった。

 

 

クロノス「やあ、はじめまして。『サンダール』」

 

 

男の名は、サンダール。かつて、暗躍した宇宙忍軍ジャカンジャ幹部・暗黒七本槍・七の槍。おのれの目的の為に、仲間であったサーガイン、サタラクラを殺し、ジャカンジャ首領・タウザントにも反逆したが、『ゴウライジャー』の決死の攻撃で、『轟雷神』ごと倒された。

 

 

サンダール「私に何の用だ?」

 

 

クロノス「君は、全宇宙を支配したのだろう?我々が、地球を侵略したあかつきには、君の宇宙制覇に協力を約束しよう」

 

 

サンダール「・・・ふん。よかろう」

 

 

クロノス「フフフフ、戦力が充実してきたね~」

 

 

ガジャ「だが、手駒はどうする?『カース』だけでは役不足だぞ?』

 

 

アブレラ「『アーナロイド』、『バーツロイド』、『イーガロイド』でも、まだまだだ・・・」

 

 

クロノス「フフフフフ、これだよ」

 

 

クロノスは、背中のマントから一冊の本を取り出した。

 

 

サンダール「なんだ、それは?」

 

 

クロノス「あのアカレッドが持っていた『スーパー戦隊アドレスブック』と対を成すプレシャス『悪の系譜録』・・・過去の悪の組織のデータが、記されている。俺が、アブレラ達を選んだのもこれを使ったからなのさ。それで、アブレラ」

 

 

クロノスは、アブレラにある一ページを見せた。

 

 

クロノス「これを造れるか?」

 

 

アブレラ「・・・『ネンドーラ』?」

 

 

クロノス「そう、かつて魔女バンドーラ一味が使っていたモンスター製造機。これを改良して、過去の怪人・戦闘員を再生できるようにして欲しい」

 

 

アブレラ「・・・」

 

 

クロノス「天才でも無理か?」

 

 

アブレラ「フッ、愚問だな。これぐらい簡単に作れる」

 

 

クロノス「では、お願いする」

 

 

ヤイバ「ときに、クロノス様。他の場所に仕掛けた砂時計・・・いかがなさいますか?」

 

 

クロノス「放っておく。蘇って、ネガティブに入るもよし、再び組織として動くのもよし・・・どちらにせよ、我々にとって有利に進むことだろう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある海岸の横に、大きな要塞のようなものがあった。要塞の名は『ズノーベース』・・。かつて、暗躍した組織『武装頭脳ボルト』の本拠地だったが、『超獣戦隊ライブマン』との闘いで、ズノーベースは大破、首領・『大教授ビアス』と彼のボディーガード『ガードノイド・ガッシュ』は、崩壊し爆発するズノーベースの下敷きになり死亡した。

 

 

 

ズノーベースの広間。そこには、二本の砂時計があった。そして、ゴードムエンジンが動き出し、二つの影が現れた。片方は、真っ黒なロボット。もう片方は、黒い服を着た男だが、左腕が、異形の生物のものになっている。

 

 

大教授ビアスとガードノイド・ガッシュである。

 

 

ビアス「・・・蘇ったのか・・」

 

 

ガッシュ「ソノヨウデス。ビアス様」

 

 

ビアスは、しばし考えるようなしぐさをみせ・・・・

 

 

ビアス「ガッシュ、私は今、ここに宣言する」

 

 

ガッシュ「ハッ!」

 

 

ビアス「我々は再び立つ!新たなる組織・・・・『新生武装頭脳軍ネオボルト』として!!」

 

 

ガッシュ「ビバ!ビアス!!」

 

 

ビアス「そのためには、千点頭脳を凌ぐ悪の頭脳が必要だ。ガッシュ、冥府より持ってきた頭脳は、あるな」

 

 

ガッシュ「ハッ!圧縮シ、ココニアリマス」

 

 

ガッシュは、手のひらにある脳の入った容器を見せた。それには、ラベルが貼っており

 

 

 

 

doctor man(ドクターマン)

 

 

radar(レーダ)

 

 

 

と書かれていた。

 

 

 

ちなみに、ビアスは、かつてドクターマンの頭脳を狙っていたことがあり、その時は、ドクターマンが、脳まで改造したため入手を断念せざるを得なかったが、冥府においてドクターマンは、生身になっていたため悲願だったドクターマンの頭脳を手に入れることができたのである。

 

 

 

ビアス「『新帝国ギア』の首領『ドクターマン』。『暴魔百族』の『暴魔博士レーダ』・・・素晴らしい知識を持っているな・・・さて、ガッシュ、より完全なものとするのに必要な脳を持つ者は?」

 

 

ガッシュは、ズノーベースのまだ稼動していたコンピュータを使い調べていた。

 

 

ガッシュ「『ネジレジア』ノ『Dr.ヒネラー』、『改造実験帝国メス』ノ『大博士リー・ケフレン』、アリエナイザーノエージェント・アブレラガ蘇ッタコトガ確認デキマシタ」

 

 

ビアス「では、彼らの頭脳は我々が、有効利用するとしよう・・・更に悪の脳を集めれば、我がネオボルトは、この地球を征服するのだ・・・・そして、貴様らを倒してやるぞ・・・・」

 

 

ビアスは、かつて自分の邪魔をした戦士達に宣言するかのように言った。

 

 

ビアス「待っているがいい!!ライブマン!!」




そんなこんなで本作の敵の下地の回です。ビアスとドクターマンについては、『もっとすごい科学で守ります!』での解釈が面白かったので繋げました。次回を楽しみに。


登場プレシャス


ネンドーラ


登場作品・恐竜戦隊ジュウレンジャー

ハザードレベル・60

詳細
ドーラモンスターを作りだせる釜粘土で怪物を作り出して入れると誕生する。

提供者・Mr.ゴールド さん
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