一夜明け、暁は、学校へと急いでいた。うっかり、寝過ごしてしまったのだ。
暁「ん?」
その途中、暁の目に明日菜に担がれているネギの姿が目に映った。
暁「どうしたんだ?ネギ」
ネギ「サトル~」
ネギは、情けない声を上げた。
明日菜「あ、明石先生。おはようございます」
暁「おはよう。一体どうしたんだ?」
明日菜「そ・・それは・・」
明日菜は、どう説明しようか迷ったが・・・・・
暁「エヴァか?」
明日菜「!!?」
暁「俺もネギの関係者だ。その様子では、神楽坂も知っているみたいだな・・・それと、ネギ昨日は、遅れて悪かったな」
ネギ「う・・うん」
そんなやり取りで、三人は、教室へとやってきた。だが、そこには、エヴァの姿はなかった。
茶々丸「マスターは、来ています。つまり、サボタージュです」
ネギ「うわっ!」
突然現れて、要点を述べた茶々丸にネギは、驚いた。
茶々丸「明石先生。マスターから伝言です」
暁「?」
茶々丸「『全く、お前が私にあんなこといだいていたとはな』・・と少し嬉しそうに言っていました」
暁「・・・そうか」
ネギ「サトルは、エヴァンジェリンさんの事知ってるの?」
暁「ああ、俺が在学していた時に世話になった古い友だ」
麻帆良で、日常が流れている頃、悪は確実に行動していた。
-???-
薄暗い風景・・・鋭い山脈と頻繁に雷がなる謎の場所・・・。
その中の一つの山には、一つ一つ明かりらしきものが見えた・・・・・
-???・謁見の間-
古代ヨーロッパの城の王との謁見の間を模しているが、あちらこちらに外と繋がる穴があり、そこらじゅうからは、鋭い岩が突き出ていた。
そして、そこにはいくつかの影があった。
その二つは、クロノスとアブレラ・・・
この城の主らしき男。ボロボロで、内側が血のように赤い魔法使いの法衣を着て、体のいくつかには、機械らしきものが見えていた。
そして・・・・・
執事服を着た蝿のような怪人
神官の衣を着たミイラの怪人
黒い甲冑を着た男
黒い衣をきた老人
そして、真紅の盾らしきものを持った鎧の怪物であった。
アブレラ「では、ガジャから提供されたゴードムエンジン。そして、私の怪重機とアーナロイド・アースロイド・イーガロイドの購入の件・・取引成立でよろしいな」
アブレラの横には、大金が詰まっているであろうトランクが転がっており、城の主の元には、契約内容を書き記した書類があった。
?「ああ、感謝する。しかし、彼らを引き入れた時は、驚いたが、貴様も蘇っていたとはな」
アブレラ「いやいや、私は運がよかっただけのことだ。『マジトラー』」
城の主の名は、マジトラー・・・
ネガティブシンジケートの一つ『魔械帝国ウィチス』の魔械総帥である。
マジトラー「私は、より強い魔物を生み出したいだけだ。そのためであれば、何だってやってやる」
クロノス「では、我々は失礼しますよ。そこのミイラが、さっきから俺のことを睨んでいるんでね」
そういうと、クロノスとアブレラは、黒い霧のようなものに包まれ消えた。
マジトラー「・・・『メーミィ』、堪えるのだ」
ミイラの名は、『魔導神官メーミィ』。かつて、マジレンジャーに倒されたが、クロノスの力で蘇ったが、クロノスの策略で三賢者の杖にされてしまい結局ボウケンジャーにやられてしまった。再び蘇った今でもクロノスのことを快く思っていなかった。
メーミィ「なんでよ!?あんな奴らと取引するのよ!?」
?「仕方あるまい。われらを引き入れるまでは、あまり戦力が整っていなかったのだ」
?「はい。しかし、メーミィ殿。われらを引き入れてくださったマジトラー様に力添えするのが、今の我々のやるべきことでございます」
甲冑の男と蝿の怪人がメーミィを宥めた。
甲冑の男の名は『サーガイン』。かつて、宇宙忍軍ジャカンジャ幹部であった男である。しかし、彼の心中は、メーミィと同様だった。かつて、自分を殺したサンダールが、クロノス達のところにいるということを契約の時に聞いていたのだ。しかし、蘇ったときに自分を引き入れてくれたマジトラーに対する恩義のため、あえて過去のわだかまりは持ち込まなかった。
蝿の怪人の名は『ピエール』。災魔一族の呪士であったが、その災魔一族が滅びその後についたロンダーズファミリーも、もう壊滅してしまいそのときも生き延びたが、今ではマジトラーの為にその力を注いでいる。
?「私は構わない。美しく偉大な命の芸術が、できるのであればな」
黒い衣を着た男がしゃべった。男の名は『大博士リー・ケフレン』。かつて、改造実験帝国メスの幹部であったが、首領であるラー・デウスに反逆しメスの支配者になったが、結局はフラッシュマンに敗れてしまった。復活して、マジトラーの魔物の創造に協力しているが・・・・
メーミィ「で~も!!・・・うっ!」
そのとき、メーミィの首元に刃が、向けられた。向けているのは、先ほどの鎧の男である。その刃は、彼が持っている盾から伸びていた。
?「メーミィ・・・これ以上の暴言は、マジトラー様への反逆とみなすぞ」
鎧の男の名は『ライザーメイル』。偶然手に入った、爆竜戦隊アバレンジャーが使っていた盾『スティライザー』に生きた鎧を憑依させて生み出したマジトラーのプレシャスとの融合魔物作品第一号である。そのため、復活し、入ってきたメンバーよりも権限が高い。
マジトラー「ライザーメイル、よい」
ライザーメイル「しかし!!マジトラー様!!」
マジトラー「メーミィ、貴殿のいうことにも一理あるが、今は耐えてくれ。時が来たら、奴は貴殿の隙にしていい」
メーミィ「・・・わかったわ」
メーミィは、引き下がった。
ケフレン「それで、これからの我々の方針は?逃がしてしまった『Dr.ヒネラー』の件もあるが・・・」
マジトラー「放っておく。そして、今までどおりだ。スーパー戦隊達が使ったプレシャスを捜す。そのためにも、ボウケンジャー共に邪魔されないようより強固な組織にしなくてはならん・・・・『デモピューター』!!」
マジトラーが、何者かの名を呼ぶと、マジトラーの横に、コンピュータと悪魔が融合したであろう怪人が現れた。
デモピュータ「ここに~いますんだな~」
マジトラー「直ちに、魔械士官作成に着手せよ」
デモピューター「ははっ~まっかせなさ~い」
一方、麻帆良では、ネギのところにオコジョ妖精の『アルベール・カモミール』が訪れており、暁とも顔見知りだった。
しかし、再会した時は・・・・・
カモ『ゲッ!!明石のダンナ!?』
暁『カモ・・・お前、またネギによからぬことを植えつけようとしているんじゃないだろうな?』
カモ『(ギクッ!)な・・何のことだダンナ?おれっちは、ただ兄貴の力になりたくて・・・』
暁『・・・まあいい、今は信じてやろう』
しかし、その翌日、カモが悪事で刑務所から逃げてきたことを知った暁は、スコープショットのワイヤーで、カモを一晩中外に吊るしあげたという・・・・
そして、カモがつるし上げられた少し前・・・・
刹那「はあっ!!」
「ふんっ!!」
刹那が、誰かと剣の修行をしていた。相手は、刹那より少し年上そうな青年だった。
?&刹那「「斬岩剣!!!」」
お互いに同じ技を出したが・・・・
刹那「くうっ!」
力負けをし、刹那が吹き飛ばされてしまった。刹那は、体勢を立て直そうと起き上がろうとしたが、首元に剣を突きつけられた。
?「・・・ここまでだね」
刹那「・・・そうですね」
青年は、剣を刹那の首元から外し、刹那は立ち上がった。
?「これで、3対2かな」
刹那「3対3です。『勇太』さん」
勇太「・・・引き分けだったか」
勇太と呼ばれたその青年は、苦笑しながら言った。
勇太「刹那、これから大きな戦いが始まりそうな予感がする」
刹那「大きな戦い?」
勇太「僕のカンがそう告げているんだよ・・・」
刹那「・・・」
勇太「でも大丈夫だよきっとね・・・」
そういうと、勇太は、空を見上げた。
勇太(でも、僕は、まだまだリョウマ達には、遠く及ばない・・・)
そういう事で、今回は、『魔械帝国ウィチス』とギンガマンと親交のあった少年・『青山勇太』の登場です。今後の展開をお楽しみに。
登場プレシャス
ゴードムエンジン
登場作品・轟轟戦隊ボウケンジャー
ハザードレベル・500
概要
ガジャが、開発したボウケンジャーのパラレルエンジンと逆に作用するエンジンで別名『アンチパラレルエンジン』。様々な用途で使用される。