音の四人衆最強の男   作:北山 真

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修行編
修行計画


 

 サスケ勧誘に成功したものの仲間を三人失った右近と左近はしかし、大蛇丸に叱責されることは無かった。

 大蛇丸はサスケが音隠れの里に訪れたことに喜びつつ、三人の仲間を失った右近と左近については「そう……貴方たちも完璧じゃあないものね」と、少しの失望を滲ませたが、たったそれだけだった。

 

 大蛇丸のその発言に二人が怒ることは特に無かった。大蛇丸からの信頼を少し失ったことなど、どうでもよかった。

 感じていたのは自身への無力感、仲間への寂寥感、そして未来への焦燥感であった。

 

 原作どおりに物語が進むならば、これから二年半後に『NARUTO』の物語は疾風伝編に突入する。『NARUTO』は物語が進むにつれて、敵も味方も、強さがどんどん強くなり、その強さのインフレはどんどん加速していく。

 特に、第四次忍界大戦に入れば敵は歴史に名を残した強者ばかりであり、歴代の影たちや十尾を筆頭とした尾獣が大暴れする戦場になる。

 右近と左近は、それまでにもっと強くならなければ自身たちの命すら守れないと痛感したのだ。右近と左近の二人は、自分たちの命は仲間に生かされた命であると胸に刻み、いっそう修行に励むつもりだった。

 

 だが、一言に強者と言っても様々なタイプがおり、それぞれの強者たちは自分の強みを全面に活かした戦闘を得意としていた。

 右近と左近はどのタイプの強者を目指すべきか、二年半の修行をするにあたって、明確にしておこうと考えたのだ。

 

 自室にて右近と左近は白紙に向き合い、修行の計画を立てようとしていた。

 

「まずは俺たちの強みを考えていこう。そこからどういう方向性で修行を重ねるべきか検討していくべきだ」

「そうだなぁ……俺たちにしかない強みはやっぱり双魔の攻だろうなぁ」

 

 『双魔の攻』は血継限界の中でもかなり異質な存在だ。これを活かさない手はないが、『双魔の攻』は応用技として医療忍術の代わりにできる程度には鍛えており、これ以上鍛える余地はあまりないように右近には思えた。だが、一応ということで考察を深めていく。

 

「双魔の攻をこれ以上鍛えるなら……例えば相手の体に融合して一瞬で破壊して離脱できるようにするとかか?」

「それか自然エネルギーを無理矢理渡して動物石化させるかだが、両方ともリスクが高けぇよなぁ……」

 

 融合しつつ攻撃する。あるいは融合して自然エネルギーを押し付ける。文字にしてみれば簡単に見えるが、そんな簡単なものではない。

 『双魔の攻』により相手と融合し、体内から破壊するのはかなりの精密性を求められる。融合状態で無闇矢鱈と攻撃すれば自身たちも傷ついてしまうからだ。

 自然エネルギーを無理矢理押し付けるのも同じで、右近たちも石化するリスクを負ううえに、相手が膨大なチャクラ量の持ち主なら動物にすることもできずに、自然エネルギーを相手に与えることになって、結果的に相手に塩を送るだけの可能性もあった。

 

「それよりも、だ……俺は融合の質を上げるべきだと思うぜぇ。お前も、俺の言いたいことは分かるだろ?」

「それは、まぁな……」

「融合の質を上げて、他者の……というか柱間細胞を完全に取り込む。原作で言えばヤマトやマダラ以上にできれば、俺たちはもっと楽に、もっと強くなれるだろ?」

 

 他者の細胞を取り込んで自身を強化するのは『NARUTO』の世界では割とポピュラーな方法だった。

 角都は禁術である『地怨虞』により他者の心臓を経絡系ごと取り込むことで、心臓の持ち主のチャクラ性質ごと得ることができた。

 カブトは第四次忍界大戦の時には様々な忍の遺伝子情報を取り込んで活用しており、その活用法として『双魔の攻』を使用して音の五人衆の技を次々と発動してみせた。

 他にも、他者の肉体の一部を移植して力を得ているケースは多い。カカシを筆頭とした写輪眼を移植した人間たちや、ダンゾウやオビトのように片腕を柱間細胞で作られた義手に変えている者たちもいる。

 

 特に、柱間細胞は特別である。柱間細胞などと固有名詞のように述べているように、他者の細胞とは一線を画す性能を誇る。

 

 まず、柱間細胞を移植された者は身体エネルギーが大幅に増える。柱間細胞は本人が死んだ後、細胞だけはいつまでも若々しく残るほどに生命力に満ち溢れた細胞であり、その生命力の高さは、移植された存在のチャクラを糧にして樹木に成長しようとするほどであった。一歩間違えれば絶命する危険極まりない細胞だが、逆に適合さえすれば莫大なチャクラを移植者へと供給してくれるのだ。

 

 次に、適合率が高ければ木遁が使えるようになることだ。木遁は攻撃にも防御にも補助にも使える万能性の高い術だ。それが使えるのはかなりのメリットである。

 適合率により性能には差が出てしまうが、右近と左近の場合は適合率を『双魔の攻』により補えれば、あるいは柱間やマダラのような規模で木遁を使うことすらも夢ではなかった。

 

 これほど簡単で便利に戦闘力を上げられるならば、なぜここまで右近と左近は他者の細胞を取り込むことをしてこなかったのか、それは右近の心情が関係していた。

 その思いについて、左近が語る。

 

「お前が他者の存在を体に入れたくねぇのは知ってる。ただでさえあの悪魔のせいで俺と一緒にされてんだ……これ以上体に異物を入れたくねぇっていう忌避感があるのは分かる。だがよぉ……これが一番簡単に強くなれて、柱間細胞にさえ適合すればめちゃくちゃ強くなれるのも分かんだろ?」

「お前との付き合いももう長い。別にもう忌避感なんて感じていないさ。それに、力が足りない時の気持ちも知った。だから俺に迷いはないさ」

 

 左近の言葉を受けて、右近の迷いも晴れた。右近は紙に修行の第一候補として柱間細胞との融合を書き記した。

 

 その時、ふと思いついたように左近が口を開いた。

 

「一応聞いておくが、写輪眼とかの三大瞳術を手に入れたら移植するつもりはあるか?」

「そもそもの入手難易度が高いうえにリスクも大きいからな……運良く手に入れたら考えるが、積極的に奪いにいくのはやめておこう」

 

 右近と左近が三大瞳術を入手する方法は、他者から奪う以外にはない。だが、奪うという行為は、他者に恨まれる可能性が非常に高い行為だ。報復されるようなことは、生き残りたい右近と左近からすれば避けたい行為だった。

 

「それじゃあ瞳術は手に入れた時にまた考えるということにしておくかぁ……あとなんかあるかぁ?」

「そうだな……柱間以外の遺伝子情報を取り込むとかか?」

「例えば?」

「サスケの遺伝子だな。サスケは今代のインドラの転生体だし、柱間細胞も取り入れれば、うまくいけば俺たちも六道の力の一端が手に入るかも知れない」

 

 この世界の忍の歴史は六道仙人から始まったものである。その六道仙人の息子がアシュラとインドラの兄弟であり、二人は六道仙人の精神エネルギーと身体エネルギーの力をそれぞれ色濃く受け継いだが、両者は思想の違いで争うことになった。そして、両者の争いは死んだ後も続き、魂が転生するたびに両者のチャクラを宿した者たちは争いあっていた。

 その今代の転生者がナルトとサスケであり、先代が柱間とマダラである。

 そして、アシュラとインドラのチャクラを両方得ることで、元の六道仙人のチャクラになり、六道の力の象徴である輪廻眼を得ることができるとされていた。

 

 ただし、本当に手に入れられる保証は無い。

 まず、原作で輪廻眼を開眼した人物がマダラとサスケしかいないのだ。二人ともがインドラの転生者であり、うちは一族なので当然だが写輪眼を持っていた。

 つまり、輪廻眼を開眼するための条件が、インドラの転生者がアシュラのチャクラを手に入れることが必要である可能性と、写輪眼を持つ人物がアシュラとインドラのチャクラを手に入れることが必要な可能性があった。

 

「六道の力かぁ……手に入れられたら強力だが、ペインやオビト、それにゼツにも絶対に警戒されるな。手に入れられても見せびらかすわけにはいかないぜぇ」

「そうだな、運良く手に入ったとしても修行は秘密裏に、そして力を使ったなら目撃者は全員消すぐらいの覚悟でいなければいけないだろうな」

 

 現在、輪廻眼の所有者は暁の表のリーダーとしてペイン六道を名乗る長門のみである。そして、その輪廻眼は元はマダラのものであり、マダラとオビトが計画している『無限月読』の計画における重要な一つのピースであった。

 そして、六道の力は『NARUTO』の実質的なラスボスだった大筒木カグヤを封印できる唯一の力でもある。

 なので、右近と左近が仮に輪廻眼を手に入れたならば、その力を知る者たちから追われることは必然であり、場合によっては暁の全メンバーから追われる可能性すらあった。

 

「ひとまず、アシュラとインドラのチャクラを得て、六道の力に目覚めることは一つの候補として置いておくとしてだ……他の候補としては歴代の五影たちだな」

 

 右近が新たに歴代の五影たちの細胞を取り込むことを提案した。歴代の影と言えば、柱間やマダラのような規格外の者たちを除いてもトップクラスに強い者たちばかりである。その力を手に入れられたら十分に強くなれるはずだ。

 

「具体的な候補としては二代目土影の無、二代目水影の鬼灯幻月、本名は不明だが三代目雷影、三代目風影だな。三代目風影以外は、みんな第四次忍界大戦中に活躍した影たちだな」

「なるほどねぇ……確かに、そいつらは柱間やマダラ、六道仙人の力にも負けないぐらいの存在感があったなぁ」

 

 右近の出した具体例に左近が唸った。

 二代目土影は塵遁という火・風・土の三つの性質を混ぜた血継淘汰という強力な術を使える。そのうえで空を飛べて、さらに感知能力に引っかからない透明化の術があり、非常に強力で厄介な実力者だ。

 二代目水影は二代目土影と相打ちになった忍だ。鬼灯一族特有の体を水にする術と強力な幻術を駆使してトリッキーな戦いをする猛者だ。さらに、『蒸気暴威』という何度も繰り返して使用できる自走する強力な爆弾のような術を使うこともできた。

 三代目雷影は全身に雷のチャクラを纏って身体能力を活性化させて体術を繰り出す忍であり、スピード、パワー、耐久力のどれを取っても超一級品の持ち主だった。流石に、細胞を取り込むだけで三代目雷影の耐久力は得られないだろうが、それでもスピードとパワーだけでも得られたなら、かなり強くなれるだろう。

 三代目風影は磁遁という磁力を操る強力な血継限界を使って砂鉄を操作して戦う忍であり、その実力の高さから歴代最強の風影と呼ばれた。原作では暁のサソリに殺されて人傀儡として登場しており、非常に強力な磁遁を披露していた。

 

「あとは二代目火影や四代目火影なんかも飛雷神の術と時空間忍術の適性を得られそうな候補で、それに加えて希少な血継限界の持ち主も候補に入れるべきだな、屍骨脈の君麻呂、氷遁の白、他にも嵐遁とか熔遁とか……」

 

 二代目火影と四代目火影は、『飛雷神の術』という時空間忍術により瞬間移動を可能にしていた。『飛雷神の術』は非常に高度な術であり、準備も印も必要とせずに一人で使えたのはこの二人だけだった。

 そして、血継限界の持ち主として君麻呂や白の名前を上げつつ、様々な血継限界の名前を上げていく右近。

 

 細胞移植の候補が山のように出たところで、左近が思ったことを口に出した。

 

「それならよぉ、いっそのこと細胞を取り込めるだけ取り込んでみるか?めっちゃ強くなれると思うぜぇ?」

「ふむ…………いや、無いな」

 

 左近の問いに対して、右近は深く考え込んだ後に否定した。

 

「どうしてだ?」

「仮に取り込んだ細胞全ての能力が使えても、それを使いこなすための訓練は必要になるからだ。それに加えて取り込んだ細胞の力を引き出せるように双魔の攻の修行もしなければいけない。それなら一人、多くても二人ぐらいまでに絞って細胞を取り込んで、それを使いこなすための修行をしたほうが良いと思う」

 

 原作で、カブトは音の五人衆の力を次々と使っていたが、右近は本当に使いこなせていたのか疑問に思っていた。

 取り込んだ誰かの術を使えることと、取り込んだ誰かの才能を使いこなすことは全く意味が違う。

 カブトの例で言うならば、カブトは君麻呂の『屍骨脈』も使えていたが、それは『早蕨の舞』を発動できただけだ。全身から骨を生やしての格闘戦などは経験や鍛錬が重要になってくる技術であり、それを君麻呂ほどの技量で扱えたとは思えない。

 逆に、穢土転生されたマダラが柱間の木遁を使いこなせたのは、マダラの実力の高さ以外にも、柱間のライバルとして長年戦っていたので木遁を熟知していたからだと考えられた。

 また、それに加えて塵遁や時空間忍術のような高度な術に関しては、細胞を取り込み適性を得たとしても、容易には発動できるとは到底考えられなかった。

 

「例えば、水月や香燐や重吾みたいな特異体質を得るだけなら細胞を取り込むのは有りだと思うが、術まで使いこなそうと思うと修行期間が足りない気がする」

「確かになぁ……三代目雷影の雷遁チャクラなんざ、取り込んで暫くはスピードとパワーに振り回されそうだもんな」

「ああ、所詮は外付けの力で、修行して身につけた力じゃない。あまり取り込みすぎても振り回されるだけだろう」

 

 右近の発言を聞き、左近が紙に第二候補として柱間以外の細胞を取り込む案として、歴代の五影や希少な血継限界を書き込んでいった。

 多くの候補がある中で、左近はある名前が無いことに気が付いた。

 

「死んだあいつらの能力はどうする?次郎坊と多由也の力は、他の忍の細胞でも代用が効くかも知れねぇが、鬼童丸とかはかなり希少な力だと思うぜぇ……あいつらの分まで生きるんなら、あいつらの力を受け継ぐってのも一つの案なんじゃあねぇのか?」

「いや……そうだな……………あいつらの力も候補に入れようか」

 

 深く、長く考え込んだ右近だったが、音の四人衆の力を受け継ぐことを受け入れた。

 次郎坊、鬼童丸、多由也の三人の戦いはもう終わったのだ。その力をいたずらに使うことを拒否しようとした右近だったが、考える中で改めた。

 三人の力を受け継ぐことを受け入れた右近のその顔は、悲壮感に溢れたものでなく、悩みがある顔でもなく、ただひたすらに生き抜くと覚悟を決めた顔をしていた。

 

「ただし、あいつらから本当に受け継ぐべきは力じゃなくて意志だ。あいつらが俺たちに生きろと、そう選択したのなら、俺たちは生き抜くために力を付ける必要がある。そのために、あいつらの力が必要だと思えたなら俺は喜んで力を受け継ぐ」

「……なら、候補の中に三人の名前も書いとくぜ」

 

 左近が右近の覚悟を汲み取り、紙に三人の名前を書いた。その名前が記されたことで、改めて三人が死んだことを突きつけられた二人だが、立ち止まっている暇はない。

 

「しんみりしたのは終わりにして……次の候補を考えるか」

 

 『双魔の攻』、ひいては細胞を取り込むことについての考察が終わったところで、次の修行方法について右近が意見を出した。

 

「俺から意見があるんだが、双魔の攻や忍術ばかりじゃなくて体術を極めるのも選択肢に入れないか?手足が常人の倍あって、どこからでも出すことができるというのも俺たちの強みだ。体術を極めれば強くなれるはず」

 

 もともと原作での右近と左近は二人での体術をメインの戦闘方法にしていた。転生した二人はより強くなるためにと忍術や仙術に手を出していたが、原点回帰ということで、体術を極めることを右近は提案していた。

 

「ほう……ガイの影響か?」

「ああ、今回の戦いで体感したが、やはり八門遁甲は強力だ。今までは過度な筋トレは肉体の成長を妨げると考えてあまりしてなかったが、体と体術を鍛えるのは有りだと思う」

 

 マイト・ガイは『NARUTO』の中でも明確な強者である。『八門遁甲の陣』を全開にして決死になったガイは、十尾の人柱力となっていたマダラを追い詰めるほどの力を発揮した。

 そこまでは開かなくても、景門や驚門まで開ければ、歴代の影に並ぶほどに強い存在だった。

 

「八門も双魔の攻を応用して練習すれば開けるはずだ。それに加えて軽重岩や加重岩による戦法も合わせれば、これまで以上に近接戦闘で強くなれると思う」

「どこまで強くなれるかは未知数だが、ひょっとすれば柱間細胞を移植した時以上の強さになれるかもなぁ……良いぜぇ、体術は第三候補だな」

 

 『八門遁甲』は経絡系を強制的に解放して、限界以上のチャクラを引き出す技である。八門を開くには才能が必要だが、『双魔の攻』を鍛えて肉体操作能力に長けた今の右近と左近ならば、練習すれば開ける可能性は高かった。

 そして、体術は今まで使っていた『軽重岩の術』や『加重岩の術』と相性がかなり良い。体術と術の併用の難易度は高いだろうが、だからこそ強くなれるとも言えた。

 

 右近の案を受け入れて、左近が紙に第三候補として体術の強化を書き加えた。そのうえで、体術を鍛えるのに関しての自身の意見も出していく。

 

「体術を鍛えるなら軟の改造も視野に入れるべきだなぁ。体術に重きを置いていなかったから習得は後回しにしてたが、体術で戦うならかなり使えるだろうぜぇ」

「それと原作でナルトがやっていた蛙組手もだな。原理がいまいち分かりにくいが、おそらくはチャクラコントロールの一環だろう。あれも近接戦だと役に立つと思う」

 

 「軟の改造」は大蛇丸やその部下がよく使う術で、チャクラで肉体の骨や関節を柔らかくする技だが、近接戦闘では関節の可動域の広さや、鞭のようにしなる伸縮自在の手足というのは非常に大きなアドバンテージを得られる。

 「蛙組手」は仙人化したナルトが使った体術であり、自然エネルギーを操り攻撃範囲を広げる技で、これも有用な体術の一つだった。

 

 右近は紙に書いた体術を鍛えるという文字の横に、小さな文字で「八門遁甲」「軟の改造」「蛙組手」と書き加えた。

 

「体術に関してはこれぐらいか?」

「そうだなぁ……体術とは少し違うが、武器を持つとかも選択肢の一つかぁ?」

 

 左近が体術の話の派生として、新たに武器術について話題に出した。

 

「ふむ、サブウェポンとしては使えるかも知れないが、それをメインで使うのは難しいか……それに、武器を失えば戦闘力が下がるというのは評価が低いな。最低でも忍刀七人衆並の武器があれば考えるんだがな……」

「武器にチャクラを流して強化するのはどうだぁ?サスケやキラービー、アスマなんかはそれで強いだろ?」

「それは有りだと思う。ただ、いわゆるチャクラ流しという技術は火、風、雷みたいな攻撃性能の高い性質変化を持つ忍が使ってこそ強い技術だと思う。水と土の性質の俺たちだと使いこなせないかもな」

「それもそうだなぁ。水ならウォータージェットみたいな切断力を上げる感じで、土を纏わせて硬くて重い鈍器にする感じか?確かに、それなら水断波と加重岩で十分な気もするなぁ……」

 

 武器術とチャクラ流しについては、右近が否定的な意見を多く出していく。

 武器を使っている忍で有名なのは忍刀七人衆だが、忍刀七人衆ほどの武器を持っていなければ、武器をメインで戦う忍は少ないとも言えた。

 そもそも、忍者の多くは忍術を主に使って戦う者が多い。そうなると、必然的に両手は印を結ぶために空けておきたい者が多くなり、結果的に武器を持つ者は少なかった。

 

 そんな武器術の中でも非常に強力な技術がチャクラ流しであり、原作にて主にサスケが使っていた技術だ。だが、この技術は使用者の性質変化によって能力が大きく左右されてしまい、水と土という攻撃性能の比較的低い性質変化を持つ右近と左近では、無理に使うほどの魅力を感じなかった。

 

「武器術をメインに据えたとしても、例えばどっちかが武器を持って近接戦闘をこなして、もう片方が忍術を使うような、武器と忍術を両立させるような形が一番強いかも知れないな」

「武器と忍術の役割分担かぁ……戦闘が安定しそうだなぁ」

「じゃあ紙に書いておこうか。体術とは別枠の存在としてになるが……」

 

 右近が紙に第四候補として武器と忍術の併用を書き加えた。

 

 そして、体術や武器術を鍛えるにあたって有益そうな情報がこれ以上出ないとして、二人は次の修行候補を考えることにした。

 

「次の候補だがなぁ……体術ときたらやっぱり忍術、いや仙術をこれまで以上に極めるとかだなぁ」

「それももちろん候補の一つだな。ただし、単純に使える性質変化を増やすとか、血継限界を使えるようになるとか、忍術を極めるだけなら他者の細胞を取り込んで使いこなすように修行したほうが効率が良いだろうな」

「そうだなぁ………」

 

 右近の指摘を受けて左近が悩む。やがて、単純に忍術を鍛える以外の答えを出した。

 

「螺旋丸に性質変化を加える、封印術を極めるとかだなぁ……」

「なるほどな。そのあたりの術は誰かの遺伝子を取り込んだところで適性を得られるわけではないし、術を極めることにも利点は多いな」

 

 左近が出した案を受けて、右近が賛同するように大きく頷いた。

 

 まず、『螺旋丸』に性質変化を加えることは、原作『NARUTO』ではナルト以外にできなかったほどの超高難易度だ。『螺旋丸』を開発したミナトは若くして火影になって多忙な生活を送り、そのまま亡くなったので修行期間が足りなかった可能性があるが、『螺旋丸』をナルトに教えた自来也ですら、ミナトが亡くなって十六年経っても使えていなかったほどの技術である。

 それを二年半で右近と左近が習得できるかは分からないが、習得できたなら非常に強力な必殺技になることは間違いなかった。

 

 次に、封印術についてだが、原作では封印術の多くは穢土転生された死者たちへの対処として使われていたが、生者を相手にしても問題なく使える。原作のラスボスであった大筒木カグヤに対しての決定打も封印術であったことを考えれば、相手に効きさえすれば確実に相手を止められるという意味で、最強の術であると言えた。

 もちろんだが、強大な敵は簡単に封印されてくれないので、右近と左近の戦闘力も必要になる。だが、それを差し引いても当てれば勝てるというのは非常に魅力的であった。

 すでに『四黒霧陣』や『封黒法印』などの封印術を使える右近と左近だが、より強力な術を身に付けるというのは十分に考えられる選択肢だった。

 

 右近は、螺旋丸に性質変化を加える修行を第五候補、封印術の修行を第六候補として紙に書いた。

 

「だろぉ。後は影分身と仙術の併用ができるように練習するとかだなぁ……」

「確かに、今の俺たちのチャクラ量では使いこなせないと諦めていたが、成長してチャクラ量が増えると仮定したら、使いこなせる可能性も高いな」

 

 左近が出した『影分身の術』を修行するという案に、右近も過去を思い出しながら賛成した。

 実は、右近と左近は、原作でのナルトのような仙術と『影分身の術』の併用を試していたが、その試しは失敗に終わっていた。

 

 まず、大前提として仙術チャクラを安全に扱うには、豊富なチャクラが必要になっている。術者の持つチャクラ量が多いければ多いほど、安全に取り込める自然エネルギーの最大量は増大する。右近と左近の感覚だと、術者の持つチャクラ量の三割から四割が自然エネルギーを動物化せずに安定して使える目安であった。そして、それ以下の量では仙人モードに入るには足りず、仙術チャクラとして効果が実感できない程度にしか術は強化されなかった。

 そして、『影分身の術』はチャクラ量を等分して生み出す分身であるため、必然的に取り込める自然エネルギーの量は『影分身の術』で出した人数だけ激減する。そして、取り込める自然エネルギーが激減することにより、仙術チャクラのコントロールはより難しくなる。

 

 仮に右近のチャクラ量が千だとする。この時に取り込める自然エネルギーの量は三百から四百である。

 その右近が『影分身の術』で分身を一人生み出したとすると、右近と分身のチャクラ量はそれぞれ五百になり、安定して扱える自然エネルギーの量は百五十から二百になる。二人の分身を生み出すとチャクラ量は約三百三十で、自然エネルギーは百から百三十程度になる。

 分身が増えるほど、チャクラ量と取り込める自然エネルギーが減ることがよく分かるだろう。そして、ここで本当に注目して欲しいのは安定して扱える自然エネルギーの量の上限と下限の差である。

 分身無しの時は三百から四百で、その差は百だが、分身一人の時の差は五十、分身二人の時の差は三十である。この数値を戦闘中は常に気をつけて扱わなければいけないのだ。少なくなれば仙人モードは解除されてしまい、多ければ動物化してしまう。

 

 この数値を車の運転で例えるなら、分身無しの時には時速百キロメートルから二百キロメートルまでの間で走らせればいいが、分身二体の時には百キロメートルから百三十キロメートルの間で走らせなければいけないことになる。戦闘中を想定すると、車でカーチェイスしているような状態であり、さらには制限速度を下回るか上回ると即座に爆発するように爆弾が仕掛けられているような感じである。ハリウッド映画のカーチェイスのような、人間離れした高さの難易度の技量が求められるのだ。

 

 あまりの難易度の高さに、右近と左近はチャクラ量が増えるまでは仙術と『影分身の術』の併用は無理だと判断した。そして、併用の練習をせずにその分の時間を他の修行に使っていたのだ。

 

 だが、原作でのナルトの戦いを見ても分かるとおり、仙術と『影分身の術』の相性はかなり良い。単純に手数が増えるだけでなく、緊急時に仙術チャクラを還元することができて、さらに、右近と左近の分身も『双魔の攻』は使えるので、ナルトとサスケの最後の戦いの時に、ナルトと九尾が見せた阿修羅のような姿にもなれる可能性が高かった。

 仙術と『影分身の術』の併用は非常に難しいものの、修行する価値のある技術であった。

 

「影分身と仙術の併用も修行候補入りは決定だな」

「誰かの細胞を移植したとしても、影分身との併用は修行したほうが良いかもなぁ……」

「そうだな。細胞移植するかどうかは別として、チャクラ量が今よりも多くなって、修行の時間が多く取れたなら影分身の修行に取り掛かろう」

 

 右近と左近のチャクラ量が増えた後での話になるが、『影分身の術』と仙術の併用は、第七候補の修行案として紙に書かれた。

 

 ちなみにだが、『影分身の術』による修行の効率化は、右近と左近はあまり使っていない。

 なぜなら、『影分身の術』を使用しての修行では、常に死ぬ危険性があるからだ。ナルトがあれだけの数の分身を出しながら修行できたのは、死ぬ間際の限界ギリギリにまでチャクラを消耗する前に九尾のチャクラが漏れ出すことで、死を回避できたからだ。ナルト並にチャクラ量がある忍でも、あの修行をしていたら軽く数十回は死にかけていたことだろう。

 

 右近と左近が『影分身の術』を修行に使う時は、チャクラを消耗しないような修行の時だけだ。具体的には、体術の修行を影分身が消えない程度にするとか、術の印を覚える座学ぐらいである。

 

「ひとまず影分身は時期を見て修行するとして、螺旋丸に性質変化を加えるのと、封印術の修行以外に何かあるか?」

「後は幻術ぐらいかぁ?だが、俺たちは幻術あんまり得意じゃねぇからなぁ……」

「そうだな。幻術は強い幻術使いの細胞を移植した時に修行する程度にしておくか……さっき名前を出した二代目水影の細胞を移植した時とかな」

 

 右近と左近はあまり幻術が得意ではなく、また、仲間に多由也という強い幻術使いがいたので幻術の修行もあまりしていなかった。

 ゆえに、幻術を鍛えるのは幻術使いとして名高い忍の細胞を移植した時にすることにした。

 

「ふぅん……もうあんまり思い浮かばねぇなぁ。結構候補は出したしなぁ……他になんかあったかなぁ……」

 

 ある程度の修行計画の候補が書かれた紙を眺めながら、左近が唸るように呟く。

 右近も他の候補を考えていたところ、新たな候補を一つ思いついた。

 

「もう一つ思いついたぞ……ただし、他の候補よりもかなり危険度が高いがな」

「なんだぁ?それは?」

「人柱力になることだ」

 

 右近の衝撃的な発言に、左近の思考は驚きから一瞬固まった。だが、すぐに動き出して右近の案を勢いよく否定した。

 

「いやいやいや、人柱力になったら暁から狙われるじゃねぇか、危険すぎるだろぉ。だいだい、どいつから奪う気だよ。無理矢理人柱力から奪ったら当然里との戦争も覚悟しなきゃいけねぇ。それに、奪う方法も俺たちの中に封印する方法も考えなきゃいけないしよぉ……」

「暁の対策は必要だが、尾獣に関しては一体だけいるだろ?悠々と広い湖で自由に泳いでる三尾が」

「あぁ……そう言えばいたなぁ……」

 

 三尾の磯撫は現在、誰の中にも封印されておらず、またどの隠れ里の管理下にもない唯一の尾獣であった。それが何故なのかは右近と左近にも不明だったが、他の人柱力を倒して尾獣を抜こうとするより遥かにリスクが低かった。

 

「だがよぉ……それでも暁とやり合う可能性を考えたらリスクが高すぎじゃねぇか?」

「それは確かにそうだが、逆に言えば、俺たちが三尾を確保して死守すれば、十尾復活がかなり難しくなるはずだ。もっとも、人柱力だった四代目水影をオビトが操っていたことを考えると、スペアとして三尾の素材程度は確保しているかも知れないがな」

 

 マダラとオビトがやろうとしていた『無限月読』には十尾の力が必要不可欠である。そして、十尾を復活させるためには一尾から九尾までのチャクラが必要であった。そのため、右近と左近が三尾の人柱力になれれば、二人がやられない間は十尾復活の可能性はかなり低くなる。

 だが、原作での三尾の最後の人柱力は四代目水影のやぐらであり、やぐらは長期間オビトの写輪眼で操られていることが判明しているので、その時にチャクラを採集されている可能性は十分にあった。

 

「まぁ……言いたいことは分かるぜぇ。だがよぉ……暁に狙われるのはリスクが高すぎやしねぇか?」

「それは確かにそうだ。だが、人柱力として尾獣の力をコントロールできたなら、かなり強くなれることは確かだろう?」

 

 並の上忍の数十倍以上のチャクラ量を持つ尾獣の力は非常に強力であり、隠れ里に所属している人柱力の多くは里に戦略兵器として扱われているほどだ。

 だからこそ、原作でその人柱力を狩っていた暁という組織の強大さが際立つのだが。

 

「暁も原作知識で使う術は知っているからな。三尾の人柱力として力を制御できていたら、過半数は勝ち目があると思う。問題なのは最上位勢だ」

「まぁなぁ……原作知識でネタは知ってるから戦いやすいとは思うがなぁ」

 

 ゼツという索敵、諜報が任務の存在を除いて、暁という組織のメンバーは強い。だが、原作知識により扱う術や戦法を知る右近と左近が三尾の人柱力となり強くなっていれば、対策さえ怠らなければ十分に勝ち目があった。

 だがそれでも、暁の中でもペインを筆頭にイタチや鬼鮫、角都などの高い戦闘力と対応力を兼ね備えた忍相手には厳しい戦いを強いられることは明白だった。

 

「いやぁ、やっぱり俺は反対だぜぇ。最悪の場合は第四次忍界大戦の時にマダラに追いかけ回されるわけだろぉ?それに、忍連合の連中にもだ。雷影は十尾復活を阻止するためにナルトを殺そうとしたわけだし、三尾の人柱力になった俺たちが暁と連合の両方に狙われる可能性も十分にあるぜぇ」

「なるほど……確かにな」

 

 左近の筋の通った反論に右近が納得する。

 

「たとえできる限り人柱力であることは隠せたとしても、逆に暁は血眼になって探すことは確実だな」

「そう、それで、ゼツっていう諜報と索敵に長けた奴をどこまで誤魔化せるかも問題になるわけだぜぇ……リスクが大きすぎだ」

「無限月読が完成しない、または原作よりも遅らせられるリターンと比較すれば、仕方のないリスクと言えるが……確かにリスクは大きいな」

 

 『無限月読』計画は世界中の人間に幻術をかけて、全人類を夢の世界に閉じ込める計画である。一度『無限月読』が発動すれば、六道の力を持つ者以外は逃れるすべはない。

 右近と左近の目的はこの世界で生きることであり、『無限月読』により未来が閉ざされた世界で生きることではない。

 ゆえに、その計画を阻止するために人柱力になることは、非常に重要な意味を持っていた。

 

 大きすぎるリスクを説かれてもなお右近が悩んでいるのを見た左近は、一つの候補として案を書いておくことにした。

 

「まぁ……お前の言うように人柱力になることで無限月読が完成しないリターンもデケェ。紙には候補として三尾の人柱力になることは書いておこう」

「すまんな……」

「良いってことよ」

 

 左近が意見を曲げて人柱力になる案を受け入れたことに対して、右近が謝った。左近はそれを軽く流しながら、紙に第八候補として三尾の人柱力になることを書いた。

 

「かなり案は出たな」

「そうだなぁ……これから何を選ぶのかが問題だなぁ」

 

 右近と左近が二人で出した修行計画の候補は大変な数に膨れ上がった。ここから何を選ぶのか、右近と左近は頭を悩ませることになるのだった。

 

 

 





 初期案では、右近と左近には柱間細胞を投与して全身柱間細胞兄弟爆誕!とか考えていました。ですが、カブトのように細胞を取り込んでパワーアップするのなら、木遁以外の候補もいっぱいあると考えまして、右近左近がどのような成長をしていくべきか悩んでおります。
 なので、せっかくハーメルンにはアンケートという便利な機能があることですし(運営様いつもありがとうございます)、感想でも色々とアイディアを書いてくれた人もいましたので、右近と左近の成長の方向性はアンケートで決めたいと思います!(ヨッ!ドンドン♪パフパフ♪)
 アンケートの選択肢はなんと十八個!これは流石に多すぎますねぇ(鬼鮫風)。
 投票の多かった選択肢から右近と左近の分として、二つほど採用して疾風伝編に突入しようかと思います。
 ただし、輪廻眼を開眼する選択肢と、三尾の人柱力となる選択肢の場合は、単独での採用になるかも知れません。
 輪廻眼の場合は、実質的に柱間とサスケの細胞(マダラの細胞どこ?)の移植という選択肢を兼ねているため、輪廻眼と木遁の修行を同時にする必要があるためです。人柱力の場合は、三尾を自身に封印する術の修行と、三尾の力の制御、三尾との会話による協力関係の構築などが必要になるためです。これらのことをやりながら他の修行までするのは現実的ではないかなと思っております。

 私がある程度の数の選択肢を出しましたが、読者の皆様の中にはこれ以外のアイディアもあると思います。その時は、活動報告の方に(すみません。元々は感想に方にと書いてましたが、利用規約に引っかかるようなので、活動報告の方にします。ご迷惑をおかけします)「こういうパワーアップもありなんじゃない?」と優しく(重要!)教えてください。
 普段はそういう今後の展開予想を含んだ感想が来ると、「考えてた今後の展開と同じことを書いてる人がいる!どうしよう……展開変えようかな?」とか思って、返事に困るからできればやめて欲しいのですが、今回はどんどん送ってもらって構いません。
 ただし!(超重要)採用された場合でも「この作品が面白くなったのは俺/私のアイディアのおかげ!」みたいな感想はトラブルの元になるので絶対にやめてください。それに加えて、採用されなかった場合にも同様に、「俺/私のアイディアが採用されなかったのはおかしい!」みたいな感想もトラブルの元になりますので、絶対にやめてください。
 もしも本作のせいでトラブルが起きた場合、私は責任が取れません。一応、すぐに運営に相談して正しい対処を行いますが、その後に本作を消す可能性が高いです。本当にやめてください。

 そして、本編に選ばれなかった選択肢も、どこかのタイミングでifの物語として短編を書きたいと思っておりますので、読者の皆様は好きな選択肢を選んでもらえるとありがたいです。

 最後に、アンケート期間を二週間ほど取ってから続きの執筆に移りたいと考えておりますので、次回の更新は十二月に入った後になると思います。
 それではまた次回の更新をお待ちください。

以下が候補になります。

  • 至高の細胞!全身柱間細胞兄弟爆誕!
  • 偉大なる六道仙人の力!輪廻眼開眼!
  • 当たれば最強!二代目土影の塵遁!
  • 霧で翻弄せよ!二代目水影の幻術と水化!
  • 電光石火!三代目雷影の圧倒的な雷!
  • 汎用性の塊!三代目風影の磁遁!
  • 時空間忍術こそ最速最強!四代目火影の力!
  • 最強の盾にも矛にもなる!君麻呂の屍骨脈!
  • 高速移動と絶対零度の両立!白の氷遁!
  • 眩い力が敵を照らす!嵐遁の力で輝け!
  • 地球の力!熔遁の力で大噴火!
  • 思いと力を受け継げ!音の四人衆推参!
  • 青春!熱血!最強!体術を極めろ!
  • 一切の死角無し!武器術と忍術!
  • 四代目火影を超えろ!螺旋丸を完成させろ!
  • 不殺こそ究極の勝利!封印術で完封しろ!
  • 戦いは数だよ!仙術と影分身で数の暴力!
  • 大怪獣進撃!三尾の人柱力!
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