千手最強の忍とうちは最強の忍は、個性と英雄が蔓延る世へと生まれ落ちる 作:天叢雲剣を捧げるスサノヲ
第1種目の50m走が、とりあえず何事もなく終わった後、今度は雄英高校の体育館に移動し、今現在、第2種目の握力を測定していた。
〈第2種目:握力〉
柱間「木遁の術!」
シュルルル……、メキメキメキ……
バキッ!!
柱間「あ、力の調整に失敗したせいかうっかり壊してしまった。なんかすまんの、相澤。」
木遁の術で片手を樹木に変えて握力測定器を縛り付け、その樹木にメキメキと締め付ける力を入れて行ったが、測定し終える前に握力測定器の方が締め付ける力に耐えきれず破壊された。それを見た相澤は、柱間の異質さを目の当たりにしながら口を開く。
相澤「別に良い、学校が半壊しない程度で全力を出してくれりゃあ。千手柱間、測定不能…っと。あと壊した握力測定器はそこら辺に置いとけ。」
柱間「うむ!了解ぞー!相澤先生殿。」
「「「「「(学校が半壊するほどの力を持つ無個性ってどういうこと!?)」」」」」
そして柱間の番は終わり、次はマダラの番となる。
柱間「おーいマダラー!!俺の方は終わったぞー!!」
柱間が純粋に元気良くマダラに手を振って合図を送る。それを見たマダラは、ハァ…、とため息を吐いた後、少し恥ずかしそうにしながら口を開く。
マダラ「いちいち声がでけェよ柱間ァ…、俺まで変な目で見られるだろうが。」
柱間「ハハハ…、すまんすまん!ところでマダラ、次はお前の出番だ。あと….力の出し過ぎには気をつけるんだぞ! 」
マダラ「ああ、そんなことお前に言われずともわかってはいるさ、まあ手加減はしっかりする。てか、テメェは俺のお袋かよ!」
柱間「まあまあ少し落ち着けマダラ!とりあえずほれ、早く握力を測ってきた方が良い。」
マダラ「…フン、まあ確かにそうだな。ならば、俺もそろそろ測りに行ってくるとするか。」
マダラは柱間の元をとりあえず離れて相澤のところへ向かって行った。マダラを見送った柱間も、何処か空いている場所に移動してマダラの力量を観察することにした。
柱間「お!ちょうど良い場所があったの。フゥ…、さて、マダラの実力の観察でも…「あっ、あの…」ん?何ぞ?」
声が掛けられた方角へ柱間が自然と振り向く。その声を発していた人物は、キリッとした吊り目とポニーテールの黒髪が一番の特徴である、高校生の年頃にしては高身長でスタイルも抜群な大和撫子風の少女であった。
柱間「お主は一体…、と言いたいところだがとりあえずは俺の名前からかの!では俺からまず自己紹介する!俺は千手柱間だ!呼び方はお主の好きで良いぞ!因みにお主の名はなんと言うのだ?」
柱間は仏様が出すような穏やかな笑顔で例の少女に返事を返す。柱間に返事を返された例の少女は、少しだけ慌てたものの、瞬時に冷静になり、例の少女も笑みを浮かべながら愛想良くお辞儀をして返事を返した。
「フフッ、そう言えば確かに私の名前をまだ言っていませんでしたわ。八百万…、私の名前は「
柱間「ほー…、なるほど!八百万百と言うのか!ならばこれから百と呼ばせて貰うぞ!お主も俺のことを名前呼びにしているからの!ガハハハ!!ま、とりあえずよろしくぞ!百よ。(やはりこの八百万百という少女、姿や声は別人だが、かつて忍界にて俺の妻であったうずまき一族のミトにイメージがそっくりな感じがするぞ…!何故か忍界にいた頃を思い出すのー。)」
柱間は心の中で八百万百を、かつて生きていた忍界の世にて自分の妻並びに、最強の尾獣である九尾の人柱力となった人物、うずまき一族の「うずまきミト」と重ね、何処か雰囲気が似ているといつの間にか感じていた。因みに、本人の八百万はそれに気づいていないらしかったが。
八百万「はい!こちらこそよろしくお願いしますわ柱間さん!それはそうと、先程は見事な成績でした。柱間さんは無個性なのに「チャクラ」という、個性とは原理が全く違った別の能力を用いて樹木を操る個性のような技を使えるのですね。柱間さんが無個性の特別枠の一人だと知った時は正直言って驚愕してしまいました。私も一応は一般枠とは別の「推薦枠」で此処の雄英高校に入学したのですが、柱間さんは推薦枠よりさらに上の「特別枠」で雄英高校に特例で入学したと相澤先生から聞いた所存でしたので。やはりこの世の中、不可思議なこともあると同時に私より上はまだたくさん存在するのですね。とても良い勉強になりましたわ。」
善性のある笑顔を浮かべながら柱間にまた返事を返す。その返事を聞いた柱間もまた、純粋さのある笑顔を浮かべながら八百万へと返事を返した。
柱間「ガハハハハ!!そうかそうか!俺の出した成績が良い勉強になったのならそれは良かったぞ!!因みに、俺がさっき片手を変化させて生み出した樹木は「木遁」という読んで字の如く木を操る忍術でな、百が先程言った、チャクラという身体エネルギーと精神エネルギーを練ったものを消費して繰り出した忍術の一種ぞ!あ、それと俺の
柱間は、この世界に転生したという経歴をまだ大っぴらに言えなかったのか、返事の一部だけ嘘も方便として嘘を入れて八百万に返事を返した。普段からお人好しバカな柱間も、流石にそこら辺の咄嗟の配慮は意外にもできているのである。
八百万「まあ!そうでしたの!?私、超常的な能力はてっきり個性だけかと思っていましたわ。では柱間さんとマダラさんは、個性とは全く別の超常的な能力を遥か昔の時代より代々継承されてきたのですね。個性とは別で大変魅力的な素晴らしい能力ですわ!わざわざ詳しい説明どうもありがとうございます柱間さん!ですがただ…」
柱間「ん?ただ…?」
八百万「ただ一つ、心の中で悩んでいたことがありましたの…。それは、柱間さんのご友人のマダラさんが相澤先生へあのような飛び抜けた宣言した時のことです。正直、柱間さんの握力測定の結果はともかく、あの時にマダラさんが仰った例の宣言時に握力測定で順位を私に抜かれるようになることは既に分かっていましたの。だから、止めるべきかとも思いました。」
柱間「…………」
八百万「ですが、マダラさんの先の言葉で私、変わりました。やっぱりマダラさんは勿論、マダラさんのご友人である柱間さんにも酷なことですけれども、私、柱間さんには到底及びませんでしたが、マダラさんには勝たせて頂きますわ。だから……その…、ごめんなさい!!、とマダラさんに言っておいて頂けますか?」
八百万は、何処か本当に申し訳なさそうに思いながらマダラの親友である柱間へとそう頼み込んだ。そんな八百万も、やはり柱間と同じく純粋な善人であることがその頼み方からして伺えた。一方で、八百万の頼みをしかと聞いた柱間は、静かに穏やかな笑みを浮かべながら八百万へとまた返事を返した。
柱間「そうか…、なるほどの…、お主の悩みはわかった。では因みに百よ、初対面の相手にいきなり個人的なことを晒したくはないかもしれぬが、お主が持つ"個性"とやらの能力の内容と、その能力を使ってでの握力測定における測定の手順と結果はどんな感じであったか教えてくれぬか?」
八百万「え?あ、もしかして私の個性の名前と私の個性による握力測定の手順とその結果のことですか?は、はい!別にまあ、大丈夫ですわ。えーと…、まず私の個性の名前は『創造』と言って、その個性の能力は読んで字の如く、物を創り、そして生み出す能力の個性です。」
柱間「おおー!百の個性とやらは物を生み出す能力を持つのか!中々面白い能力だの!能力の分類的には俺の木遁と同じく、生物を生み出す感じか!?」
八百万「いえ、私の個性は基本的に生物は生み出せませんの。ですが、代わりに無生物ならばありとあらゆる無生物を生み出すことができますわ。ただし、弱点は勿論存在していて、様々な無生物を生み出すための膨大な知識を溜め込むための知力がまず必須となりますの。あと、生み出す無生物に対して、その大きさが大きかったり、構造が複雑だったりするほどそれに比例して創る時間がより掛かるのも弱点に入りますわ。次に、握力測定で私が行った手順と私の握力測定の結果についてですが、これはわかりやすく答えますと万力という物を固定する道具を使って握力測定器を固定し、そしてその万力でできるだけ握力測定器を強く締め付けて握力測定をしましたわ。とはいえ、あくまで私の個性の力によって出した結果ですので個性に依存しがちにはなってしまうのですけれど。因みに私の握力の結果は"750kg"となりますわ。」
柱間「ほー…、なるほどな。チャクラを生命の源にして樹木という生物を生み出す俺の木遁と比べてまた違った感じだが、生み出す過程に関しては"物を生み出す"という部分だけならやはり俺の木遁と結構似ている能力だの!さらに練度次第で、生物以外なら何でも創れる、か…。なんか俺の木遁とは別方角で反則級の能力を持っているな!だとすれば、そのような素晴らしい結果になるのも無理はないの!百のその能力を上手く使いこなせている証拠ぞ!ガハハハ!!」
八百万「い、いえ!私の記録なんてそんな褒められるほどのものじゃないですわ!ですがまあ、わざわざ私の評価までして頂いてありがとうございます柱間さんとだけ言っておきます。ですが、私が出した握力の結果は750kg…、対してマダラさんは無個性です。最初の種目である50m走の記録がトップの記録であったとしても、握力の測定で個性がないマダラさんが何か握力を高める技を持っていなければ流石に私の握力の記録を超えることは難しいのでは…「そうか、ならば百よ。一つ良いか?」へ?ああはい!何でしょう!?」
柱間が唐突に自分のことを呼んだため、八百万は思わず驚きながら返事を返してしまった。対し柱間は、穏やかに笑みを浮かべた後、その心配は必要ないと伝えるように八百万の心配を否定した。
柱間「確かにお主が心配するのも無理はない。何せマダラは自分自身にまともな試練を与えるためにあえてあのような無茶苦茶な宣言を相澤先生殿に申したのだからな。だが安心しろ百、俺の友であるマダラはこれしきのことで挫ける奴ではない。幼い頃からのマダラの友であるこの俺、千手柱間がそのことを一番良く理解しておるつもりだからの。ほれ!今ちょうどマダラの番も終わりそうぞ!」
八百万「え?」
そして柱間がマダラがいる方角へ向けて指を指した。それを見た八百万も、柱間に促されるように柱間の指が指した方角へと自然と振り向く。振り向いた瞬間、そこには何とも信じがたい光景が起こっていた。
マダラ「須佐能乎…!」
ガシッ!!
ミシミシミシ……
バキッ!!!
その光景に存在したのは、青い肋骨と、人間サイズの生物なら容易く掴んで握り潰すことができるほどの巨大な手で構成された、柱間とマダラの前世の世界である忍界にて万華鏡写輪眼を両眼に宿したうちは一族の者だけが会得することができるチャクラでできた異形を生み出す写輪眼最強の瞳術、「須佐能乎(第一形態)」を完璧に操り、須佐能乎のその巨大な青い手で握力測定器を丸ごと握り締め、やがて青い須佐能乎の巨大な手が出す圧力に握力測定器が耐え切れなくなったのか、バキッ!!!と砕けるような破壊音を辺りに響かせながら握力測定器をバラバラに砕け散るように完全に破壊したマダラが其処にいた。
八百万「!?あれは…、助骨と手で構成された青い骸骨のようなもの?ですの…?そもそもマダラさんのチャクラによる忍術は、樹木を操ったりする柱間さんの忍術と違って、あのような骸骨の異形をも召喚することが可能なのですか?」
柱間「ああ、その通りぞ百よ!何せあの青い骸骨、須佐能乎は「火遁」という火を出す忍術と並んでマダラが特に使いこなしている得意な忍術でな、(永遠の)万華鏡写輪眼というマダラだけが持つ、紋様が刻まれてある特殊な眼を左右両方持つことでその身に宿る忍術と言われているのだ。ま!とはいえ今マダラが出した須佐能乎は段階的に言うと一番下の段階の強さだがの!」
八百万「なるほど…、ならば柱間さんが今説明したことをまとめますと要するに、柱間さんとマダラさんは、個人個人に宿る固有の忍術もお互いに会得しているということなのですね。そこまで説明して頂きありがとうございます柱間さん。どうやらマダラさんへのご心配は杞憂に終わりましたわ。」
八百万は笑みを浮かべながら柱間に返事を返した。因みにその一方でマダラは握力の測定が終わったのか、相澤に後の処理はどうするのか質問を投げた。
マダラ「おい相澤、破壊された握力測定器とやらはどうすれば良い?あと結果はどうだった?ま、察せているとは思うがな。」
相澤「千手の時も言ったが、壊した握力測定器はそこら辺に置いといて良い。因みにもうわかっているとは思うがお前の結果も千手と同様、測定不能だ。後の種目でも過度な全力は出し過ぎるなよ。んじゃ、最後の番のうちはも戻って良いぞ。」
マダラ「わかった、ならば俺はもう戻るぞ。」
そしてマダラは相澤の元を離れ、唯一無二の幼馴染のような親友である柱間と、柱間と話していた八百万の元へと戻って行った。
マダラ「柱間、今戻ったぞ。」
柱間「おお今戻ったかマダラ!お疲れぞ!して、握力の結果はどうだった?」
マダラ「ああ、俺もお前と同じく測定不能だ。やはり俺と柱間にとってはただの遊びに過ぎなかったな。」
柱間「そうか!俺と同じ記録が出たか!まああのような飛び抜けた宣言を相澤先生殿に申し入れたお前ならばやってくれるとは思っていたぞ。ガハハハ!!」
マダラ「まあな。そんなことより柱間ァ、お前の隣にいるその女は誰だ?まさかもう新しい女友達ができちまったのか?」
柱間「おお!そういやすっかり言い忘れておった!ならば紹介しようぞ!この少女の名は八百万百、俺がさっき雑談していた生徒だ!」
八百万「あ!八百万百と申します。以後お見知り置きをうちはマダラさん。」
マダラ「なるほど、お前が柱間と雑談をしていた女か。ま、とりあえずこっちこそこれからよろしく頼む。呼び方は……、八百万で良いか?」
マダラが八百万の呼び方について八百万にそう尋ねると、八百万は満面の笑顔で優しく丁寧に返事を返した。
八百万「ッ!!はい!私の呼び方ならば姓字呼びでも名字呼びでも基本的には何でも構いませんわ!私の呼び名は呼びやすい言い方で是非言ってくださいましマダラさん!」
八百万は気分が高揚していた。その理由はいたって単純、彼女が話しやすいと思う生徒、千手柱間と千手柱間の親友、うちはマダラと出会い、意外にも意気投合したからである。元々セレブな家柄の出身である彼女もそこは純粋な高校生の子供の感情と言えるだろう。その一方でマダラは八百万の唐突な反応に動揺したのか、少し驚き、半分無愛想にしながらも返事を返した。
マダラ「あ、ああ…、わかった。ならばこれから八百万と呼ばせて貰う。あと、八百万は八百万で俺のことも言いやすい言い方で好きに呼べ。」
八百万「!フフッ、ええ、わかりました。では名前呼びで、マダラさんとこれから呼ばせて頂きます。後の種目でもお互い全力の結果を残しましょう。勿論、マダラさんの親友である柱間さんもです。」
柱間「!?ガハハハ!!そうかそうか!!ならばこの俺も百やマダラ、そして他の生徒たちには負けてはいられん!後の種目においてもお互い切磋琢磨し合おうぞ!」
マダラ「フン…、八百万の言葉に対してはまあ、激励の言葉のように受け止めてはおくとはするか。何せお互い最低限の全力を出さなければこの個性把握テストとやらは俺と柱間にとってはただの遊びに過ぎんからな。」
そして、第2種目の握力の測定が全員分終了したことを確認し終えたのか相澤は、「んじゃ次の種目はまたグラウンドにて立ち幅跳びだ。とっとと行くぞ、俺に着いて来い。」と無表情で1年A組の生徒たちに良い残して再びグラウンドへと歩いて行った。また、相澤の行動に続くように柱間、マダラ、八百万も含めた1年A組の生徒たちもぞろぞろと相澤へ着いて行き始めた。因みに余談だが、先程、柱間とマダラと八百万が楽しく談笑しているのを見てとても羨ましく嫉妬気味になったのか、1年A組の生徒の一人である葡萄頭が一番の特徴の子供のように小柄な生徒が目をカッと見開き、血涙を流しながら、「クソォォォォォォ!!羨ましいぃぃぃぃ!!顔面偏差値最高のイケメン共爆ぜやがれェェェェ…!!」と、柱間とマダラに対しての嫉妬心が元となった怨嗟の嘆きのように恨み節を吐きまくっていた。無論、柱間やマダラ、八百万以外の他の1年A組の生徒たちは、例の葡萄頭の小柄な1年A組の生徒に対して少しドン引きしたり、全く興味がなかったり、中には親切に「まあとりあえず落ち着けよ。」と声を掛けてくれたりと、様々な反応をしていた。
〈第3種目:立ち幅跳び〉
柱間「木遁・木龍の術!(大きさは少し小さめで良いかの。)」
ドガァン!
メキメキメキ…
木龍「ギシャアアアアアアア!!」
「すげぇ!あの千手って奴、無個性なのに象のような顔をした木の龍まで出せんのかよ!なんか滅茶苦茶かっけぇな!」
「それ俺も思ったわ!なんかすげぇ独特な見た目してるけど何処か見栄えのあるかっこよさがあるよな!」
八百万「!!(こんな術まで出せるなんて流石ですわね柱間さん!私も精一杯精進しなければ…!)」
柱間「よし、木龍よ。俺を乗せたまま向こうまで飛ぶのだ。」
木龍「ギシャアアアア!!」
柱間の命令を聞いた木龍は、そのまま柱間を自らの額の上にへと乗せて浮き上がり、そのまま空中にて飛行を開始した。そして数分後、途中で相澤に木龍の術について質問された。
相澤「千手、その樹木の龍はいつまで飛べる?」
柱間「ん?あーそうだのー…、余程の外的要因などがなければ基本的にいつでも飛び続けることはできるぞー!相澤先生殿!」
相澤「そうか、わかった。千手柱間、記録♾…っと。もう降りてきて良いぞ千手。次、うちはマダラ。」
相澤にそう指示された柱間は木龍による飛行をやめて地上へと降り、その後他の1年A組のクラスメイトと共に待機した。そしてうちはマダラの番がやってくる。
柱間「………(さてマダラよ、見させて貰うぞ。)」
マダラ「………(ま、これは俺の須佐能乎をわざわざ使わずとも忍としての純粋な身体能力で上位の記録を出せるか。)」
そう思いながらマダラは位置に着き、そして相澤の合図によって立ち幅跳びの測定が開始された。
相澤「よし、良いぞ。早く飛べうちは。」
相澤がその言葉を言い終わった瞬間、マダラはバネに圧力を掛けるような感じで脚にグッ…!と力を入れ、ギリギリまで圧力を掛けた。そしてーー
ビュン!!!
相澤「………」
「「「「「!?」」」」」
マダラは天高く飛んだ。そう、そのままの意味で。そしてそれを見ていた柱間を除いた1年A組のクラスメイトたちは、マダラの光景に唖然し、物凄く驚愕していた。それもそうだろう、何せマダラは無個性の常人ならばまずありえない高さで天高く飛びながら飛距離を伸ばし続けているのだから。数分後、マダラは自身の限界ギリギリの高さまで到達し、そこから段々と加速しながら下降して行って何事もなかったかのように立ち幅跳びの限界値の距離にて平然と着地した。
ダンッ!
マダラ「…おい相澤、俺の立ち幅跳びの記録は?」
相澤「ああ、一応限界値まで飛んだんだ、うちはも千手と同じく♾にしてやる。というかそれにしても無個性なのに今さっきのように普通の無個性の人間ならばまずありえない記録を出せるお前もお前で千手に次いでかなり異質な奴だよ。全く、とんだ無個性の怪物が入学してきたもんだな。」
マダラ「フン、相変わらず言葉は何処か辛辣だな。ま、此処は褒め言葉として素直に受け取ってやるとするか。」
相澤「ったく、相変わらず一言一言が余計だな、お前は。」
「「「「「(意外にも♾判定なの!?)」」」」」
柱間「!!(流石マダラぞ…、チャクラを消費せずに彼処までの結果を残せるなんてな。俺もこれしきのことで怠けている様ではいかんの。)」
八百万「……(マダラさん、柱間さんと同じく無個性という枷を持ちながらも自身の純然たる身体能力のみであのような立ち幅跳びの結果、最初は驚愕しましたが無個性ながら実にお見事ですわ。マダラさんのそのお覚悟、私は敬意を表します。この私も負けてはいられませんわね…!)」
耳郎「ッ!(嘘!?うちはの奴、千手と同じで♾判定出たの!?凄っ!ならウチも負けてらんない!アイツより良い結果を残さなきゃ…!)」
緑谷「ッ!!(まずいまずいまずい!!!千手君やうちは君だけじゃなくみんな良い成績を残し始めている!これじゃあうちは君に挑むどころか除籍回避するだけで精一杯だ!けど…、それだけじゃ駄目だ!僕はNo.1ヒーロー、オールマイトに言って貰ったんだ!"君はヒーローになれる!"って…!そうだ、落ち着け緑谷出久、ここからの巻き返しが正念場だろ!?)」
爆豪「ッ!?(クソッ!あのボサボサ長髪はたかが所詮は無個性のモブだろ!!なのになんで…!なんでアイツの記録をまだ一度も超えられねェ!?個性が無個性に負けるだなんて…、ありえねェんだよんなこと…!!)」
マダラの立ち幅跳びの記録が♾判定になったことに他の1年A組の生徒たちが驚愕する中、柱間、八百万、耳郎、緑谷、爆豪の五人はマダラの立ち幅跳びの記録に感化されたことで、より一層マダラに対して闘争心を燃やすようになった。この波瀾万丈な個性把握テスト、果たして一体どうなって行くのだろうか…!?柱間とマダラの入学試験に次ぐ試練はまだまだ続く…
はい、ということで第十四話でした。予定通りになれば次で個性把握テストの回は終了となります。個性把握テストが終わったその後は、八百万や耳郎などのヒロアカキャラに柱間とマダラなどのNARUTOキャラを絡ませた完全オリジナル展開でも入れようかどうか悩んでいます。なのでそこも感想などでご意見を是非お聞かせください。お待ちしております!
また、お気に入り登録や質問、評価も是非お待ちしておりますが、特に感想を、無理にとは言いませんが、時間があれば必ず頂けると、作者の小説制作のやる気向上などへと変わりますので、よろしければ是非よろしくお願いします!ですが、理不尽な誹謗中傷などの行為は流石にやる気が下がりますのでそれらは御法度です。
よろしくお願いします!では、第十五話にて!