千手最強の忍とうちは最強の忍は、個性と英雄が蔓延る世へと生まれ落ちる   作:天叢雲剣を捧げるスサノヲ

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お待たせしました、第十七話となります。文字数の関係上、今話も結局、マダラさんの反省文制作の中心の話となってしまいましたが、次話からは本格的なある三人のヒロアカキャラ強化回へと絶対に入って行きます。それまでどうかお付き合いよろしくお願いします!また、うずまきミトをヒロアカ世界へと参戦させるか?についての投票を、差が開き過ぎていたため作者の判断で締め切らせて頂きました!愛する読者の皆様、たくさんの投票ありがとうございました!投票の結果、うずまきミトをヒロアカ世界へと参戦させる方角で行きますので何卒よろしくお願いします!
では、どうぞ!


第十七話:放課後の反省

 

 

八百万「ですから、1年A組のクラスメイトの方々に対して"砂利"などの大変失礼で横暴な呼び方は良い加減に改めてくださいまし!マダラさん!」

 

 

マダラ「?別に良いだろう?いちいち最初からこの教室に在席している生徒に一人ずつ丁寧に名前を聞くより、見た目などの特徴に砂利などの言葉を掛け合わせた呼び方の方が俺には呼び慣れている上に性に合っている。」

 

 

耳郎「アンタねぇ…、ウチもヤオモモと同じくさっきから何度も言ってるけど、良い加減その"砂利"っていう呼び方やめてよ!若干呼ばれ慣れているウチらに言うのはまだギリギリマシとはいえ、一切の面識もない初対面の赤の他人とかにその呼び方をしたら一般マナー的にマジで失礼に当たるからね!?うちは!」

 

 

マダラ「そんなこと知るか。それに、そもそも俺は柱間と違って見ず知らずの奴らにいちいち気を遣うほど俺は生優しくはない。」

 

 

耳郎「そういう問題じゃないでしょうちは!単純に考えて砂利だとか言って相手へ横暴なことをやったりしたら、それこそ今書いてるこの反省文に対しても反省っていう意味が全然籠っていないことになるからね!兎に角、ウチやヤオモモも手伝ってあげるから、アンタが書いた完成済みの反省文はこれから全て添削ッ!わかった?じゃあまずは…」

 

 

うちはマダラが八百万、耳郎、上鳴の相談事に付き添うため、八百万、耳郎、上鳴、そして千手柱間の計四人を加えて反省文の制作作業を再び開始し始めてから数分後のこと、マダラは早速八百万や耳郎と意見の衝突をし合っていた。そうなってしまったのは何故か?答えは至極単純である。その答えは、まず最初に八百万がとりあえず完成済みのマダラの反省文を一から確認し始めた…までは良いものの、普段から自分よりも格下な弱い者を見下す時に良く使っていた呼び方である"砂利"や小僧、小娘などの呼び方を、自分が在席する教室のクラスメイトに対して初っ端から使っていたのが嫌でも目に留まったため、素直に言うことを聞かないマダラが反抗していたもののまずはそれを八百万と耳郎が厳しく注意した。その後、耳郎が添削しつつ、八百万がマダラの書く反省文の文章を新しく構成し、その新しく構成した反省文の文章を、ただのズル…、だと言ってはいけないが、最後にマダラが反省文用の原稿用紙へ全て書き写して行くという方法で、マダラが書く反省文の制作をとりあえず進めて行った。因みに、マダラと八百万と耳郎が反省文の添削と構成と執筆で忙しくしている中、上鳴と柱間は、まだ八百万と耳郎の手が付けられていないマダラの反省文を何気なくそして、仲良く拝見していた。

 

 

上鳴「うわー…、これがうちはの反省文の内容かよ。確かにこりゃあいちいち説明せずとも八百万と耳郎が本気で絶対直せって言う理由がもう既に察せて理解できた気がするわ…。うちはの親友のお前もそう思うだろ?千手。」

 

 

柱間「うむ…、まあマダラはいかんせんああいうタイプの性格だからの。上鳴がそう思うのもまあ無理はない。だが…」

 

 

上鳴「ん?どうした?千手。」

 

 

柱間「だがマダラは、一見すると粗暴な言い方や性格のせいで相手からは怖い奴と見られがちだが、それはただ不器用なだけですぐ素直になれぬところがあるから相手に悪い意味で勘違いされてしまうだけだとマダラと幼い頃からの親友である俺はいつも思っている。実を言うと、本当のマダラは俺に匹敵するほどの愛情深い奴なのだ。どうだ?マダラにもギャップというものがあって実に意外だろう?ガハハハ!!」

 

 

上鳴「へー、うちはって見た目から見てやっぱりちょっと怖そうだなーって思ったけど、うちはの親友の千手がうちはの人柄を"愛情深い奴"って豪語してんだったら、ただ素直に愛想良くできない不器用な奴だったんだな!確かに、あの厳格な見た目とのギャップが激し過ぎる気がするわ。」

 

 

柱間「ッ!お主もわかるか!?上鳴よ!ではこの俺がマダラのことをもっと深掘りしながら話をしてやろうぞ!」

 

 

上鳴「おお!良いなそれ!俺ももっと聞きてぇな!うちはの意外な一面ってのを!」

 

 

柱間「そうか!わかったぞ上鳴!さぁて…、まず最初はマダラが川で小便をしていた時だ、その時に俺がマダラに気づかれずにそっと…近づいてやった。その時!マダラg「ちょっと!上鳴に千手!馬鹿みたいにどうでも良い雑談ばっかりしてうちはの反省文の手伝いサボっていないでよ!いつまでもサボっていたらうちはにチクるよ?」?耳郎…?」

 

 

上鳴「なっ!?じ、耳郎!お、お前まさか!もう今添削している分はもう全て終わったのかよ…!?」

 

 

耳郎「まあ一応ね、後はヤオモモとうちはで添削し終わったところまで反省文の文章の制作を進めてはいるんだけど…「マダラさんこの反省文の文章から見て本当に反省文書く気ありますの!?そもそも例の言葉遣いに対して先程何度も注意をした上に私が反省文の文章の構成を考えたにも関わらず、何故私が書いた文章通りに素直に書いて頂けないのですか!?しかも未だに、"有象無象の砂利共"や"緑髪の小僧"、"茶髪の小娘"だなどの、先程注意した時に反省文に使うことを禁止にした粗暴な言葉をまた反省文に使っているのは一体どういうふざけた意図なのですの!?特に!"俺より弱い癖に威勢だけは生意気な爆発頭のガキ"という言葉に対してはもはや爆豪さんへの完全な恨み節ですわよね!?」「そんなの俺の知ったことか、全て八百万、お前の自己満足だろう?と言いたいところだが、まあ確かに八百万の反省文の書き方はあの何もかも適当な柱間よりかは全然上手だ。寧ろ完璧だと思っている。」「!でしたら…!」「しかし、俺がこの反省文とやらで使う言葉までやたらとお前に制限されるのはやはり性に合わん。だからこそ此方も所々俺なりに考えた俺なりの文章も入れさせて貰っただけだ。理解したか八百万よ?ならばこのまま続けるぞ。早くお前も手を動かせ。」「ッ!!マダラさんッ!!!人を舐め腐った上に小馬鹿にするのも良い加減にしてくださいましッ!!!」…ハァ、まあこんな感じ。全くうちはは相変わらずな性格だよ。」

 

 

上鳴「ハハハ…、相変わらずうちはが言うこと聞かないってか?そりゃあまああのうちはだからなぁ、自分より弱い奴の言うことは例え正論だとしてもなんか本能的に言うことが聞けないんじゃねぇの?うちはの親友であらせられる千手もそう思うだろ?」

 

 

柱間「何もかも適当…、この俺が真剣に一生懸命頑張って反省文とやらを書いたのにマダラの奴、酷いんぞ…、あんまりぞ…」ずうぅ〜ん…

 

 

再び体育座りで静かにいつもの落ち込み癖を発動する柱間。それを見た上鳴は、一瞬驚いた顔をしてしまう。

 

 

上鳴「ウェ!?ど、どうした千手!?まさかさっきうちはにそんな落ち込むようなことを言われたのか!?「あー、千手のそれ、うちは曰くいつもの落ち込み癖だから余り気にするなってなんか言ってたよ?」い、いつもの落ち込み癖ェ!?あ!あー…、そういや個性把握テストの時もなんかすげぇ落ち込んでいたな…。千手のあの落ち込み癖、いつもああやって落ち込んでいたのな、千手って…。」

 

 

耳郎「うん…、けどまあ、その逆も滅茶苦茶早いんだけどね。ほら…、見なよ上鳴。」

 

 

上鳴「え?」チラッ

 

 

柱間「…とはいえ、ま!俺の親友にちょっと辛口な評価を言われただけでいつまでも落ち込んではいられぬな!さて!そろそろマダラの反省文の手伝いをそろそろ再開しようかの〜!ガハハハ!!」

 

 

なんと、つい先程深く落ち込んでいた柱間がいつのまにかもう既に立ち直っていつものように純粋無垢な元気さを醸し出していた。当然、チラッと柱間の方を再び見た上鳴は驚きと戸惑いのある二面性の表情が自然と出ていた。

 

 

上鳴「えええええー!!!嘘だろ!?千手の奴、もう立ち直ったのかよ!?なんか…、色々と感情の浮き沈みが極端過ぎる変わった奴なんだな…、千手って…。」

 

 

耳郎「それだけはウチも上鳴と同感。千手ってなんか感情の表し方も滅茶苦茶大きく表しているよね。ま、相変わらずホントに変わった二人だよ、千手とうちはは。じゃ、そろそろ反省文の手伝い再開しよ?ウチは上鳴と千手がさっき見ていたうちはの反省文の残りを全て添削するから、今のところ特に何もやることがないんならウチの役割のうちはの反省文の残りの添削の最終確認を手伝って。わかった?」

 

 

上鳴「へいへい、わかったよ耳郎。」

 

 

柱間「うむ!了解ぞ!耳郎!」

 

 

そして耳郎、上鳴、柱間の三人は再びうちはの反省文の手伝いの仕事へと戻り始めたのだった。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

八百万「ですからマダラさん…!何故未だにクラスメイトのお名前の覚え方に砂利や小僧、小娘などの、クラスメイトの方々に大変失礼な言葉をお使いになられるのですか!?ここまできますともはや意図的にふざけているようにしか見えませんわ!」

 

 

マダラ「俺が意図的にふざけている?誰がそんなことを決めた?俺はただ、俺と同じ教室に在席する奴らの強さが有象無象の砂利レベルだと判断したから有象無象の砂利共だとあえて現実を突きつけるように厳しく手解きしてやったまでなのだが?少しはありがたく思え。ま、高潔なヒーロー精神とやらを持つお前には少し理解しかねるか。」

 

 

耳郎「けど、だからって言い方がちょっと厳しく現実を突きつけ過ぎなのうちはは!しかもまだ初対面のクラスメイトたちに対していきなり砂利だとか言われたら完全に理不尽な侮辱行為に等しいでしょ!それに、緑髪の小僧や茶髪の小娘、挙げ句の果てには俺より弱い癖に威勢だけは生意気な爆発頭のガキ…、ヤオモモも言ってたけど、これ完全に緑谷と麗日と爆豪に対しての呼び方だよね!?全く…、そこは流石にヤオモモの言うことを素直に聞きなようちは!」

 

 

マダラ「フン、言うことを素直に聞けだと?笑わせるな、俺より格下の誰かに命令された上にいちいち指図されるのは俺の性に合わん。俺は自分よりも弱い者は基本的に醜いと思っている、ただそれだけのことに過ぎん。ましてやそれが雄英高校とやらの高校の生徒ならば尚更だ!」

 

 

耳郎「うちは…!アンタねぇ…!この反省文のことに関しては格下だとか弱いだとか、そういうのは今全く関係ないでしょ!」

 

 

上鳴「あと、今さっき気づいたんだけどよ…、何が『しかし、この俺うちはマダラはこうも思った…。』…だ!もはや反省文じゃなくて途中からお前の一方的な論文になり始めてんじゃねぇか!」

 

 

柱間「た、確かに…、よくよく考えてみれば上鳴の言う通りぞ。ハァ…、いつの世も…、マダラは相変わらず世の中への当たりが強いのー…。」

 

 

マダラ「別にこのくらいは構わないだろう?大体貴様ら三人はそうやって一般的な人権の保障や倫理観を過度に重視し続けるから世の中は自然と悪事を平然と働く悪人に対しても実に甘ったれた思考を持ち、働き続けるのだ。そんなくだらんことを知るよりも、本当の平和(・・・・・)とは一体何なのか?について俺が少し論文を入れるようにして語った方が、世の中を少しでも平和にするための知識を俺から知ることができて貴様ら三人にとっても有意義なものになるはずだが?」

 

 

八百万「それは貴方が今語ろうとした考えや価値観が今の世の中において絶対に正しい訳ではないから今こうして何度も説教のように注意を受けているのですわよ?マダラさん!」

 

 

耳郎「兎に角、最初よりかは幾分マシになってきたけど、それでもまだまだ添削するとこがあるから覚悟しなよ?うちは。」

 

 

マダラ「フン、耳郎の小娘め…、相変わらず何処か世話焼きな小娘だ…。」

 

 

耳郎「何か言った?うちは。」ゴゴゴゴゴ…!

 

 

マダラ「いや?俺は別に何も言ってなどいないぞ?ただのお前の空耳だろう?」

 

 

耳郎「ふーん…、どうだかねぇ。」(うちはの奴…!相変わらずその尊大で偉そうな言い方をした上にドヤ顔かましてきてマジ何処かイラつく…!)

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

その後も、マダラが生み出した10枚分の反省文は、八百万、耳郎、上鳴、柱間の四人の必死の協力を得て着実に制作が進んで行った。その時も、耳郎が反省文の残り全てを添削し終わった後、八百万が新たに構成し直した文章をマダラが基本的にそのまま反省文用の原稿用紙へと書き写して行くスタイルで制作して行った。また、余談だが反省文の正書をしている途中で、やはりこんな文章は何処か書いていてつまらないと感じたマダラが、先程"八百万と耳郎から禁じられた言葉"を性懲りも無くまた再び使おうと思い、その言葉を書こうとした際、それにすぐ察して気づいた八百万と耳郎が"もう良い加減にしろ…!"と言わんばかりの修羅の顔になりそうな勢いでそれを阻止した。無論、その際もマダラは大して驚きも動揺を見せなかったが。

話を戻して、そんな感じで何だかんだ五人で協力し合ってマダラが生み出した地獄の反省文10枚分の作業に数十分ほど没頭し続け、そして最後の仕上げとして、やっとの思いで書き終わった10枚分の反省文を上鳴と柱間に全て渡し、二人で協力してマダラが新たに書いた10枚分の反省文を最初から最後まで目視でしっかりと最終確認をし、ついに……

 

 

 

上鳴「うし!何とか最終確認完了っと…、よし千手!うちはに知らせてくれ。」

 

 

柱間「うむ!わかったぞ上鳴!おーいマダラー!今全ての反省文の最終確認が終わったぞー!ま!何はともあれとりあえずまた相澤先生殿の元へ早く出しに行って来い!ガハハハ!!」

 

 

マダラ「そうかよ、全く、元はと言えばテメェが全ての戦犯だろうが…、と言いてェところだが、まああの後お前なりに真面目に手伝ってくれはしたからそいつに免じて例の柱間がやらかしやがったことに関してはまあ…、許してやるよ。」

 

 

マダラは何処か照れくさそうにしながら偉そうな物言いで柱間を許した。それを聞いた柱間は、感激の余りか眼から嬉し涙が滝のように流れ出しながらマダラに対して感謝の言葉を言い、さらに抱きつこうとした。

 

 

柱間「ッ!うっ…!うおおおお!!そうかそうか!!こんなバカな俺でもマダラ!お前は俺のことを許してくれるか!流石はマダラ!この俺の唯一の親友ぞ!何だかんだ俺は人脈に恵まれているのー!よし!マダラ!此処は男同士の友情の証として互いに抱きつき合おうぞ!!」ドバーッ!!(*涙の滝の音)

 

 

ギュッ!

 

 

マダラ「ぐわあああああ!!おいやめやがれ柱間ァ!!流石に気持ち悪ィんだよ!!さっさと俺から離れやがれこのお人好し天然バカ!!」

 

 

柱間「ほれ、マダラはそういうところぞ〜。少しばかり抵抗はするものの、何だかんだお前もこの俺に抱きつかれることを半分ぐらい望んではいたのだろう?俺にはわかるぞ!だからそんな隠さずとも…、って、ん?マダラ…?」

 

 

マダラ「………」プルプルプル…!

 

 

 

ブチッ!!

 

 

 

 

マダラ「柱間ァァ!!!テメェ!良い加減に、しやがれェェェェ!!!」

 

 

 

ブゥーン!!!

 

 

 

柱間「ぬ!?うお!?うおおおおおおおおッ!!!?」

 

 

柱間がいつまでも抱きついてきたことに対してついに堪忍袋の緒が切れたマダラは、青筋を立てた修羅の形相の顔つきとなり、その勢いに任せて何気に綺麗で見事な背負い投げを柱間に対して繰り出し、柱間はそのままマダラに1年A組の教室の中の端ら辺にへと投げられ、床に思いっきり激突した。そして柱間に背負い投げという名の制裁を加え、投げ終わったマダラは、両手でパンパン!と手を擦るように音を鳴らした後、書き終わった新しい10枚分の反省文を持ち、相澤がいる職員室へと出しに向かい始める。

 

 

マダラ「よし…、では八百万、耳郎、上鳴。俺はまたあのクソ合理的教師(相澤のアホ)の元へと此奴(10枚分の反省文)を出しに行って来る。まあ貴様ら三人には大変感謝はしている。助かった。あと、俺が職員室に向かっている間にこの天然お人好しバカ(柱間)をまあ…、とりあえず目覚ましビンタするなりして無理矢理目を覚まさせておけ。」

 

 

八百万、耳郎、上鳴にささやかな礼を言った後、マダラはそそくさと相澤のいる職員室に向かって教室を出て行ってしまった。それを見届けた後、八百万、耳郎、上鳴の三人は、マダラの武運を祈るように各々話していた。

 

 

上鳴「…なあ八百万、皆で協力して書いたうちはの反省文は一体どっちに転ぶと思うよ?運良く晴れて"吉"と出るか…、それともやっぱり運悪く曇って"凶"と出るか…。」

 

 

八百万「そうですね…、なんとなくですが、私はおそらく後者の方かと…。」

 

 

上鳴「だよなー…、やっぱり…。」

 

 

耳郎「ウチもヤオモモと上鳴の意見に同感…。何せ反省文を書く人物が尊大さと傲慢さの塊のような性格を持つあのうちはだから、そもそもロクな反省文なんて完成しないっての!てか、新しく書き直した反省文の内容がアレでもウチとヤオモモはまだギリギリ反省文の範囲に入ってるようなものだと思ってるから。」

 

 

上鳴「そうか…、まあとりあえずこればかりは運に委ねるしかねぇよな。」

 

 

八百万「ですわね…、上鳴さん。」

 

 

耳郎「じゃあさ…、うちはに言われた通り、ウチらはうちはが戻って来るまで彼処で気絶している千手をとりあえず起こす?」

 

 

八百万「え、ええ!わかりましたわ耳郎さん。」

 

 

上鳴「お、おう!そうだな耳郎!」

 

 

一方、柱間はというと…

 

 

 

 

柱間「うっ…、ううう…!マダラに勢い良く…投げられた反動で吐きそうぞ…、気持ち悪いんぞ…。」チーン

 

 

 

気絶しながらも呻き声を上げていた。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

・マダラが相澤の元へ10枚分の反省文を出しに行ってから数十分後・

 

 

 

 

上鳴「うちはの奴、やけに遅いな…。ってことはや、やっぱり…。」

 

 

耳郎「う、うん…、まさか…、ね?ヤオモモ。」

 

 

八百万「ええ…、お気持ちはしっかりとお察ししますわ耳郎さん、上鳴さん。」

 

 

柱間「お、お主ら三人!そんな運気が沈むようなことをいきなり言わないでくれぞ!ま、まだわからぬかもしれんだろう!?例えばほれ!俺が好きな賭け事も大逆転の道が残されておるのだから、反省文にも絶対大逆転の道はあるはずぞ!だ、だから!希望は絶対に最後まで捨ててはいかんぞ!」

 

 

耳郎「確かに…、まあ千手のその熱い気持ちはわかるけど、なんで例えをわざわざ賭け事にしたの…。」

 

 

上鳴「おうよ耳郎…。てか、さっきも言ったけどよ、なんで15歳の高校生の一番の趣味が賭け事なんだよ!本当に法の問題とか平気なのかよ!?」

 

 

八百万「あ!皆さん見てください!マダラさんが今戻ってきましたわ!」

 

 

今の八百万の言葉をしっかりと耳で聞き取った耳郎、上鳴、柱間は、八百万と共にマダラがいる方角へと一斉に振り向く。そこには、終始無言で1年A組の教室の方へと歩き出す、マダラが見えていた。

 

 

マダラ「………」ザッ…、ザッ…、ザッ…

 

 

八百万「マ、マダラさん?ど、どうでした?例の結果の方は…?」

 

 

耳郎「も、もしかして駄目だったの?うちは。」

 

 

上鳴「ま、まあ俺たち別に怒んねぇからそ、そこはさ!正直に言ってくれって!?な!?」

 

 

柱間「ま、まさか…、そんなわけ…な、ないよな…?マダラ。」

 

 

 

 

マダラ「…フッ、フフフフフフフ…」

 

 

突然、静かに笑みを浮かべながら不気味な笑い声を出し始めたマダラ。その光景を見た瞬間、マダラの帰りを待っていた四人は全てを察し、理解した。「あ、やっぱり今回のも駄目だったんだな…。」と。また、ただでさえ重くなっていた空気がさらに重くなり、マダラはいつまでも不気味な笑い声を出していた。そして、この空気感をどうにか良い方向に戻そうと思って最初にマダラへ口を開いたのは、何処か覚悟を決めた八百万であった。

 

 

八百万「…マダラさん、すぐにもう一度書き直しましょう!まだ間に合うはずです!私も一生懸命手伝います!フフッ、安心してください!私たち三人の相談事に関しては明日の放課後などでも全然大丈夫ですわ!まずはマダラさんの一番の課題(反省文)を再び完成させることが何よりの先決です!私も伊達にヒーロー精神をお持ちになっている訳ではありませんので!」

 

 

八百万が激励の言葉としてマダラを鼓舞する。それにより、感化された耳郎、上鳴、柱間も次々と口を開いた。

 

 

耳郎「うん!そんなのヤオモモの言う通りに決まってんじゃん!だからさうちは…、今すぐ反省文を書き直そ?ほら!ウチやヤオモモの落ち度もあるからさ!それに、うちはだけに反省文の制作においての責任を押し付けるなんて…、そんなの全然ロックじゃないし!」

 

 

上鳴「おうよ耳郎!こうなりゃまたできるだけ早く仕上げてみようぜ!な!」

 

 

柱間「うむ!三人の言う通り、まだ諦めてはいかんぞマダラ!人生、何が起こるかはまだわからんからの!だからこそ俺も誠心誠意協力をしよう!さあ、早速反省文をまた書き始めようぞ!」

 

 

そう言った後、柱間がマダラへ向けて手を差し伸べる。そして、マダラは柱間の手を取り、10枚分の反省文を再び書き始める…

 

 

 

 

 

 

 

…と、誰もがそう思っていた。それは何故か?その答えはというと…

 

 

 

 

 

マダラ「フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!」

 

 

 

 

八百万、耳郎、上鳴「ッ!?」

 

 

柱間「ぬ!?」

 

 

なんと、それは突然高らかな笑い声を上げたマダラだった。そのマダラの姿を見た四人は、物凄く動揺する。それもそうだろう、最初の時は酷く落ち込みながら不気味な笑い声を出し続けていたマダラが、今度は急に覆すかのように高らかな笑い声を出していたのだから。そして、マダラは高らかに笑い声を出した後、今も凄く動揺し続けている八百万、耳郎、上鳴、柱間へと笑みを浮かべながら口を開いた。

 

 

マダラ「…フッ、すまんな、流石の展開にこの俺もつい笑い転げてしまった。それより、この俺をわざわざ慰めてくれたところ、空気を壊すようで悪いが…、承認だ。あの反省文の内容であの相澤からやっと承認された、予想外なことにな。全く俺も少しは動揺したぞ、まさかあの隅から隅まで合理的主義な相澤が反省文の内容の承認だけではなく…、あのような言葉まで言って俺のことをまた一から評価し、見直してくれるとな。しかし、相澤の奴め…、余り認めたくはないが彼奴はなんて中々…、こうも一人の教師として良くできていることが多いのだ?」

 

 

柱間「な、ならばマダラ!その…、相澤先生殿は一体何て言ってお前のことを見直してくれたのだ?」

 

 

マダラ「ああ、その言葉は柱間…、確かこんな感じで言っていた…『…驚いた!あのお前がまさか此処まで"唯我独尊で傍若無人な暴君のような言葉遣いや態度"をやっと自ら端正し始めてくれたとは、実に俺の想定外だ。俺もお前には少しばかり気付かされたようちは、"人間ってのは一から過ちを正し、やり直せば、どんなに心が穢れて腐った悪人でも此処まで高潔に更生して成長できるもの"なんだとな。ま、とはいえうちは、お前はまだギリギリスタートラインへと立てただけに過ぎない上に、まだまだクラスメイトや教師に対しての言葉遣いや態度などの、基本的な一般常識がまだまだ足りん。これからもそこは少しずつでも端正しながら教えて行くからな。んじゃ、帰る支度をして帰って良いぞー、あと自宅が雄英の敷地内にあるとはいえ、無駄な寄り道はなるべく控えろよ。ではお疲れさん。」…とな。まあ実に相澤らしい言い方だったよ。」

 

 

柱間「そ、そうか!そういうことならば実に良かったぞ!いや〜、それにしてもビックリしたぞマダラ〜!まさかまた反省文が不承認だったのか?とつい思って逆にお前のことを慰めてしまったではないか。ま!とはいえ一件落着だから別に怒りはしないがの!ガハハハ!!」

 

 

マダラ「ハハッ!ったく…、相変わらずバカだな、テメェは。そもそも逆に此処でお前が怒り出しちまったら、お前のチャクラが荒ぶってあらゆる物が破損するという別の形でやばいことが起こるだろうが。」

 

 

柱間「た、確かに!まあ一理あるの。」

 

 

マダラ「そこはしっかりとわかってんのかよ…。」

 

 

再び、いつものようにボケとツッコミの雑談絡みの話をし始める柱間とマダラ。それを見ていた八百万、耳郎、上鳴は、余りのマダラの感情の起伏に対して数分間唖然とした表情になっていたが、その後すぐ様正気を取り戻して三人各々がマダラに向けて口を開いた。

 

 

八百万「あ、あの…、マダラさん。マダラさんが先程仰ったことって…、ほ、本当ですの…!?」

 

 

耳郎「そ、そうだようちは!ホントにあの相澤先生からちゃんと承認得られたの…?」

 

 

上鳴「そ、そうだそうだー!も、もしこれがただのハッタリだったらイケメンらしくねぇぞー!うちはァ…!」

 

 

少しばかり疑問に思うように三人各々がマダラに言葉を投げる。そしてその言葉に気づいたマダラは、それを全て聞き取った上で返事を返すため、三人に向けて口を開いた。

 

 

マダラ「ああ、全て本当に決まっているだろう?逆にそれでも疑わしいと思っているのならば職員室という場所に行って相澤に直接聞いて確認して来い。」

 

 

八百万「!い、いえ!大丈夫ですわマダラさん!お構いなく!それよりも、相澤先生にやっとご承認を頂けたのですね、本当に良かったですわ。私も一生懸命頑張った甲斐がありました!フフッ!」

 

 

耳郎「それを言うならウチもでしょ?ヤオモモ。ま、とは言っても反省文の文章の制作の殆どはヤオモモが手伝ってくれたから本当にヤオモモが頼りになり過ぎているんだけどね!ホント、流石ヤオモモは天才だよ!」

 

 

八百万「まあ…!!耳郎さん…!!それはそれは!!本当にもう!ありがとうございますわ!!!この八百万百、大変嬉しいですわ!!」

 

 

耳郎が八百万に対して言った感謝の言葉に、八百万が感激し、顔をパァァァ…!と目を輝かせながら、プリプリとした表情で耳郎に感謝の言葉を返した。大人びている八百万も、それだけ人から純粋な感謝をされることが余程嬉しかったのだろう。まるで純粋無垢にはしゃぐ子供のように。また、よくよく考えて見ればあのうちはマダラが嘘をあんなくだらないことでいちいち吐く人物ではないということと、マダラの反省文が相澤からついに承認を得られたことを完全に察し、理解した上鳴は、冷や汗を掻き、恐怖で怯えながらまるで手のひらを返すかのように謝罪の秘術、ジャンピング土下座を再び繰り出した。

 

 

上鳴「すっ…、すいませんでしたァァァァ!!!!うちは様ァァ〜!!俺の勝手な憶測で一方的な疑いを掛けるなど、とんだご無礼を致しましたァァァァ!!!!ど、どうかッ!このアホでバカでマヌケでゴミで役立たずのこの俺ッ!上鳴電気に厳しい厳しい厳罰を与えてくださいィィィィ〜!!!!

 

 

耳郎「!?ちょッ!!か、上鳴!アンタなんで急に怯えながら無様で汚い高音の声でジャンピング土下座なんかしてんの!?しかも、言い回しが何だか時代劇で良くあるお偉い旦那様と卑しい使用人の関係みたいだし…。」

 

 

八百万「耳郎さん…、そこは敢えて何も言わない方が良いかと…、いちいちツッコミ過ぎるのも身体や精神に毒ですわ…。」

 

 

柱間「ハハハ…、上鳴は相変わらず調子の良い性格だのー…。」

 

 

一人の男として、"情け無い"という言葉が可愛く思えるほどに無様な醜態をジャンピング土下座という形で晒しまくっている上鳴。それを見た当の本人であるマダラは、上鳴のその無様で情け無い醜態を再び見て、怒りどころか呆れて物も言えない状態となっていた。

 

 

マダラ「ハァ…、上鳴…、貴様はまだこの俺に対してその無様で情け無い醜態を晒そうというのか?ならばこの俺がお前を許す条件は、この俺が最も毛嫌いするその無様で情け無い謝罪の仕方を今すぐ改めることだ。で?すぐに改めることはできるのか?それともできんのか?どっちだ?さっさと答えろ上鳴…!」ゴゴゴゴゴ…!!

 

 

上鳴「!ヒ、ヒッ…!」

 

 

柱間「ハァ……。(全く…、マダラは相変わらず誤解されやすい言い方ぞ…。)」

 

 

静かな怒気を含ませながら、上鳴にそう問い掛けるマダラ。その様は、まるで高圧的に質問を投げる圧迫面接官の様であった。そのマダラの問い掛け方を側で見ていた柱間は、相変わらずの誤解されやすい言い方だと少し呆れ果てていた。一方、マダラに質問を投げられた上鳴は、「マダラに軽々しく嘘を吐いたら、ほぼ…、いや、間違いなく殺される…!」と、本能的に理解したのか、怯えていたのがさらに怯えるようになったが、それでも答えるものはさっさと答えなければならないため、恐る恐るマダラの質問に対しての答えを何とか答えた。

 

 

上鳴「わ、わかりまし…、い、いや!わかりやしたぜ!うちはの旦那!さっきはあんな謝り方をしてしまい、わ、悪かったっス!」

 

 

マダラ「…フン、まだ完璧とは言い難いが、まあ良いだろう。言動だけは幾らかマシな男になった。だが、これからはできるだけ俺に対してあのような謝罪をするのは控えろ。わかったな?上鳴。」

 

 

上鳴「へ、へい!わかりやした!うちはの旦那ッ!」ビシッ!

 

 

自分の失礼だったところを不器用ながらも親切に正してくれた自分の理想の旦那様や理想の上司のような存在感を放つマダラに対し、敬礼のポーズを取る上鳴。その光景を側で見ていた八百万、耳郎、柱間はと言うと…。

 

 

八百万「フフッ!上鳴さんったら相変わらずのお調子者ですこと。耳郎さんも考えは同じでしたか?」

 

 

耳郎「うん、それに対してはウチも同感だよヤオモモ。けど、上鳴ってなんか親近感があるように感じるんだよね、"憎めないアホキャラ"…、みたいな感じで。ま、とはいってもアイツもアイツで良いところはありそうだから別に真に悪い奴だとは一切思ってないけど。千手もそう思うでしょ?」

 

 

柱間「ガハハハ!!まあ良いではないか耳郎!上鳴には上鳴の良さがしっかりとあるものぞ。それに…」チラッ

 

 

柱間は、不器用ながらも何だかんだやけに上鳴と親しくし始めている幼馴染のような自分の親友、うちはマダラを仏のような慈愛のある優しい表情で見つめていた。そして、マダラを見つめながら再び口を開く。

 

 

柱間「…どうやら、俺の親友(マダラ)も何だかんだで上鳴と少しずつだが親しくし始めているみたいだしの。ま!とはいえ彼奴のことだから上鳴のことを空気が読める上に融通が効くパシリ役とかにして何だかんだ可愛がりながら散々こき使ったりしているかもしれんがな!ガハハハ!!」

 

 

豪放磊落な笑い方で盛大に笑う柱間。耳郎も、柱間の笑い声に釣られるようについ笑いのツボにハマってしまった。

 

 

耳郎「…ブッ!アハハ!何それ千手!か、上鳴が!クックックッ…!あのアホで痛過ぎるナンパ男野郎の上鳴が融通の効くうちはのパシリ役だなんて!あー!もう考えただけで滅茶苦茶笑える!!アッハッハッハッ!!ヒー!ヒー!フー!」

 

 

柱間「おお!やはりお主もそう思うか!?耳郎!!俺と耳郎は良く意見が合うの〜!」

 

 

耳郎「そんなのウチだって同じだよ千手!ウチ、千手とくだらなくてバカな話とかしたりしているとなんか物凄く楽しそうに思えるし!やっぱり最高にロックで面白いよ、千手は!」

 

 

八百万「フフフ、耳郎さんと柱間さんも仲がよろしい様で何よりですわね。」

 

 

柱間と耳郎が楽しそうに会話している様子を、優しそうな笑みを浮かべた笑顔で見守る八百万。それと同時に、上鳴に喝を入れ終わったマダラが、地獄の反省文制作が"承認"という形で終了したことにより、ついに八百万、耳郎、上鳴へ、例の相談事について話を振り始めた。

 

 

マダラ「…さて、前置きがすっかりと長くなってしまったが10枚分の反省文を無事に提出できた礼だ、此処からは貴様ら三人の相談事についてさらに色々と聞いてから、俺と柱間も貴様ら三人の相談事に付き合ってやる。まあそういう約束だったからな。では最初の質問だ、まずそもそも一体どんな場所で俺と柱間に貴様ら三人の"個性"とやらを見て貰いたい?少なくとも、此処の場ではないだろう?」

 

 

八百万「そうですね…、できれば結構広い場所…ッ!そうですわ!体育館などが望ましいです!」

 

 

耳郎「あー、確かに!彼処なら個性の訓練とかに打ってつけだし。良いんじゃない?ヤオモモ。」

 

 

上鳴「けどよ耳郎、確か体育館などを借りる時って、恐らく担任の先生の許可とかいるんじゃねぇ?多分。」

 

 

耳郎「あ!確かに!それすっかり忘れてた。」

 

 

マダラ「…フン、まあ良い、要するに"体育館"とやらの比較的広い場所を借りて俺と柱間に自分らの個性とやらをまず見て貰いたい、ということだろう?とりあえず場所は決まったとして、次の質問だ。八百万、耳郎、上鳴の個性の名はそもそも一体なんて名だ?因みに、お前ら三人の個性の詳細については後ほど説明して貰うがな。」

 

 

八百万「はい、私の個性の名前は『創造』ですわ。詳細はマダラさんの言う通り、後ほどご説明させて頂きます。」

 

 

耳郎「えーっと、次はウチだね。ウチの個性は『イヤホンジャック』。」

 

 

上鳴「んじゃ耳郎に続いて、俺の個性は『帯電』っス!うちはの旦那!」

 

 

マダラ「なるほど…、お前ら三人の個性の名はそんな感じか。ま、外見などから見ればある意味色々と"個性的"だな。個性だけに。」

 

 

耳郎「アンタも一応洒落は言ったりするんだうちは…。なんかアンタらしくないね。」

 

 

マダラ「いちいち余計なお世話だ、次で最後の質問となる、行くぞ。最後の質問は、お前ら三人それぞれの(個性)をこの俺と柱間にわざわざ見て貰うからには、その行動がただの無駄な遊び(・・・・・・・・)とならない様、より良い使い方へと昇華してしっかりと結果(・・)として残さなければならん。つまり、何が言いたいかというと、お前ら三人は"俺と柱間から、 (個性)の扱いに更なる幅を広げる稽古をつけられた上で、その経験を更なる (個性)使い方(応用)としてより良い結果を残すことができる覚悟(・・)がしっかりとあるのか?"という質問をしたということだ。まあ勿論、戦闘を想定する上で基本中の基本である体術やお前ら三人でもできる護身術なども根本から徹底的に叩き込んでやるがな。で?最後の質問の答えは一体どんな答えだ?答えてみろ砂利共。」

 

 

八百万「わ、私は……」

 

 

耳郎「!ヤオモモ…。」

 

 

上鳴「や、八百万…!?」

 

 

マダラの最後の質問に対し、答えに戸惑う八百万、耳郎、上鳴。だが、柱間は別としてあのマダラが忙しいところを敢えてわざわざ此処まで自分たち三人の相談事に付き合ってあげて貰ったのにも関わらず、自分たち三人から一方的に断ってしまうことなんて到底できないと踏み、そして悟った八百万は、覚悟を決めたような眼差しを向けて最後の質問の答えを発した。

 

 

八百万「いえ!私はそれでもマダラさんと柱間さんに自身の能力を見て貰いたいですわ!!それに、此処で逃げていてはこれからヒーローになる者としていつまでも前には進めませんので!!ですから改めて、よろしくお願いしますッ!!マダラさん!柱間さん!」

 

 

マダラ「………」

 

 

柱間「百…!」

 

 

八百万はついに覚悟を決めたのか、さらに鋭い眼差しでマダラをしっかりと見つめる。まるで、「もう後戻りは致しません!」とマダラへ伝えるかのように。また、その一部始終をすぐ隣で見ていた耳郎と上鳴も、八百万の答えにまた感化されたのか目が覚め、「マダラと柱間に此処まで付き合って貰ったのに何自分はこんなことでいちいち躊躇しているんだ!」と、お互い自分自身に喝を入れ、八百万と同じように"覚悟が決まった眼差し"を持ち始めながらマダラに対して答えを言った。

 

 

耳郎「ウチ…、八百万の今さっきの言葉を聞いて何だか迷いが吹っ飛んじゃったよ。何でこんなことでいちいち迷っていたのかなぁって。だからこそウチも、改めてよろしくお願いするよ!うちはと千手に!それに、さっき八百万も言ってたけど、こんなところでつまずいている様じゃ困っている人を救けるヒーローを目指すことなんてまだまだできないし!」

 

 

上鳴「おう!耳郎の言う通りだぜ!俺だって、動機はちょっと不純かもしれねぇけど、それでも女からモテモテになれるほどのかっこよくて強いヒーローになりてぇんだ!これぐらいの苦難ですぐヘタレる俺じゃねぇ!ってことでうちはの旦那に千手!これから個性の訓練や体術の訓練など諸々、お付き合いよろしくお願いしやすッ!」

 

 

耳郎は、自分の覚悟をただただ真っ直ぐにマダラへと笑顔で伝え、上鳴は、動機こそ少し不純なものの、どんな困難なことにも挫けないという、チャラい姿からは想像もできない姿勢を見せると共に、耳郎と同じような感じで誠心誠意込めて自分なりの覚悟をマダラへと見せつけた。八百万、耳郎、上鳴それぞれの覚悟をしっかりと受け止めたマダラは、「…フン」と鼻で笑った後、マダラは再び口を開いた。

 

 

マダラ「どうやらお前ら三人は全員最低限の肝は座っているようだな。ならば良い、合格だ。お前ら三人が俺と柱間の稽古を受ける資格の最低限においてはな。では俺からの質問はこれにて終わりだ。相澤の奴も言っていた通り、時間は限られている。此処でいつまでも無駄な長話をしているのは時間が勿体無い。理解したのならばさっさとその体育館とやらを使うための許可を相澤から貰いに行くぞ砂利共三人。」スタスタスタ…

 

 

そう言い終わったマダラは、自身の荷物であるショルダーバッグを肩に掛けてそそくさと勝手に教室を出て行ってしまった。そして、急過ぎることだったのか八百万、耳郎、上鳴の三人もすぐに察し、慌てて荷物を持って教室を出始めた。

 

 

八百万「あっ!マダラさん!お待ちになってくださいまし!」

 

 

耳郎「そうだようちは!確かにまだ帰りはしないけど、帰りの支度が終わるまでちょっとぐらい待ってくれたって良いでしょもう!」

 

 

上鳴「あ!お、おい!待ってくれ!二人共俺を置いて行くなって!八百万に耳郎!」

 

 

柱間「………(うむ、マダラの奴も此処にはもうすっかり慣れ始めてきたようだな。)」

 

 

八百万、耳郎、上鳴が教室を出てしまい、シーン…と静まり返った1年A組の教室。そこに一人佇んでいる柱間は、自身の親友と新しい三人の友との絡み合いを仏のような優しい目つきで見守った後、自分の荷物であるリュックサックを素早く背負って教室を出始めた。

 

 

柱間「さぁて…、では俺もそろそろマダラが言っていた職員室とやらに…、ん?待てよ…?そういえば職員室とやらは一体何処ぞ?マダラたちも一足先に向かってしまったし、これは参ったの………、ま!良いか!とりあえず、マダラのチャクラを感知しながら少しずつ職員室とやらの場所へと向かって歩き始めようかの!ガハハハ!!では!出発ぞー!!!」

 

 

こうして、何だかんだあったが晴れてマダラがしでかした地獄の反省文作業からついに解放された四人は、次のステップとして八百万、耳郎、上鳴の三人の個性訓練や体術訓練のため、あのクソ合理的kゲフンゲフン!!相澤から体育館の使用許可を貰いに行くのだった。

 




はい、ということで第十七話でした。今話の文字数は前話より多めでしたが、多少は仕方ないものの少し話の展開がグダグダ展開となってしまったかもしれません。作者の文才の壊滅さをお許しください。
さて、それはさておき、前書きで語っていたある三人のヒロアカキャラというのは八百万、耳郎、上鳴の三人でした。何故その三人を選んだかと言いますと、個人的にもかなりキャラが濃いとヒロアカキャラだと感じたからです。また、他の作者様の小説の内容を参考にしてみたのもありますが。さらに、次話の第十八話ではついにヒロアカキャラ強化回へと入って行くつもりで執筆はして行くつもりですが、三人のヒロアカキャラの強化回がこれからどんな強化回になるのか、作者も大変楽しみながら執筆してまいりますので、とりあえずこれからも応援よろしくお願いします!
また、お気に入り登録や質問、評価も是非お待ちしておりますが、特に感想を、無理にとは言いませんが、時間があれば必ず頂けると、作者の小説制作のやる気向上などへと変わりますので、よろしければ是非よろしくお願いします!ですが、理不尽な誹謗中傷などの行為は流石にやる気やモチベーションが下がりますのでそれらは御法度です。何卒ご理解よろしくお願いします!では、第十八話にて!
*追記ですが、ヒロアカ世界に参戦予定のうずまきミトについての投票を再び開きます。投票内容は、「うずまきミトが在籍予定となる、雄英高校の学科は一体何処にするか?」についてです。よろしければ読み終わった後、是非ともご投票よろしくお願いします!作者としては、できるだけ積極的に投票してくれたり感想をくれたりする人はガチの聖人君子だと思っております笑。まあ兎に角ご投票、お待ちしております!
追記:投票期間は、十八話を投稿完了するまでとします。よろしくお願いします!
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