千手最強の忍とうちは最強の忍は、個性と英雄が蔓延る世へと生まれ落ちる   作:天叢雲剣を捧げるスサノヲ

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お待たせしました!第一話です!今話からヒロアカ世界へと干渉し始めて行きますのでよろしくお願いします!
また、お気に入り登録や質問、評価も是非お待ちしておりますが、特に感想を頂けると、作者の小説制作のやる気向上などへと変わりますので、よろしければ、是非よろしくお願いします!ですが、理不尽な誹謗中傷などの行為は流石にやる気が下がりますのでそれらは御法度で。
では、どうぞ!


第一話:別世界

 

 

マダラ「忍界における、忍の祖でもあり忍の神でもある、「六道仙人」こと『大筒木ハゴロモ』からの手紙だったとはな。」

 

 

柱間「しかし何故、あの六道仙人殿が俺たち二人に向けて手紙を送ったのだ?」

 

 

マダラ「まあ落ち着け柱間。とりあえずこの手紙の内容を読んで見るぞ。」

 

 

マダラが柱間を落ち着かせた後、例の手紙の内容を読み始めた。そこには、六道仙人こと大筒木ハゴロモから、千手柱間とうちはマダラへ向けてのメッセージのような文章が書かれていた。

 

 

 

 

千手柱間、うちはマダラよ。お主たちの忍界での人生は余りにも不潤かつ、非情で、壮絶なものであった。だからお主たち二人に対しては儂の私情にて特別に、天国でも地獄でもなくお主たち二人が前世にいた忍界とは根本的な理が全く違う別世界へと、前世にて培った肉体や能力、チャクラごと飛ばし、輪廻転生させた。さらに年齢についてはお主らの全盛期の肉体のまま齢十五歳ほどの年齢にし、同時に輪廻転生させた。また、別世界における秩序を保つための特殊な枷などは付けなかったが、忍界にて培った力をお主たち二人がこの別世界にて悪用し、過ちを犯さぬことを儂はいつまでも信じておる。最後に、儂の息子たちでもある大筒木アシュラ*1と大筒木インドラ*2のように、互いを相反し、敵対せずに、千手柱間が謳った「愛」とうちはマダラが謳った「力」、その二つの志を合わせてこの世界の秩序と天下泰平の世を保ちながら、国と国の争いがない忍界とは違うこの別世界にて、今世だけでも幸せを感じながら平和に暮らして欲しいと儂はいつまでも願っておる・・・。そして、この手紙に書いてある文を、千手柱間、うちはマダラへの儂からの手向けの言葉とする。

 

「六道仙人」並び、「大筒木ハゴロモ」より。

 

 

 

 

 

千手柱間「六道仙人殿・・・!何ともお優しいお方ぞ!忍界にいたあの時、マダラを救えなかったのは他でもない俺の責任だと言うのに・・・!この俺にまで今世こそは幸せに生きてくれと仰られるとは・・・!人生、捨てたものではないのう!うっ!うっ!」

 

 

マダラ「おいおい、たかが手紙如きでそんなに泣き出すかよ柱間。フッ、だがまあ、あの六道仙人が書いたことが事実として今に現れているならば、柱間は勿論のことだが、俺も六道仙人にまだ救いの手を差し伸べられているのかもしれんな。それにしても、俺と柱間、両方とも全盛期の肉体のまま、見た目すら変えずに年齢を15歳ほどにまで若返らせたとは、六道仙人も随分と良い待遇をしてくれる。」

 

 

六道仙人からの手紙を見た後、柱間はその温情に心打たれ、盛大に泣き出し、マダラはそんな柱間を不器用ながらも慰めつつ、自身も六道仙人に救われているのだと静かに恩を感じていた。

 

 

柱間「だとすればマダラ!今世においての俺たちの果たすべきことはもう決まったぞ!六道仙人殿が仰った通り、この世界の秩序を守り、争いのない天下泰平の世を一生築きながら、幸せにお前と共に生きて行く!これで決まりぞ!ガハハハハハハハ!!!」

 

 

柱間は、ガハハハハハハハ!と豪快に笑いながらすぐ様今世での目標を決め、六道仙人こと大筒木ハゴロモへの恩返しとしてその目標を全うしようとした。だが、マダラはあることに気づき、柱間にある質問を投げ掛けた。

 

 

マダラ「なあ、柱間。」

 

 

柱間「ん?何だ?マダラ。」

 

 

マダラ「今思ったんだが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

俺たち二人、これからどうすんだ?行く宛はちゃんとあるのかよ。

 

 

柱間「・・・」

 

 

 

少しばかりの沈黙が場を襲う。そして数十秒後、柱間が沈黙を破るようにマダラの質問の答えを言った。

 

 

 

 

柱間「ハッハッハッハッ!!!何だそんなことか!マダラ!勿論、今から行く宛を探す!いつ見つかるかはまだわからんが、まあ安心しろ!ガハハハハハハハ!!!」

 

 

マダラ「安心なんか全然できる訳ねぇだろうがァァ!何だよ今から行く宛を探す!って。テメェのことだから宛が見つかるまで絶対時間掛かっちまうだろォ!つーかマジでこれからどうすんだよ柱間ァ!俺たち二人、このまま食い物もろくにありつけず二人揃って野垂れ死になのか!?」

 

 

柱間「ま!大丈夫だからとりあえず落ち着けマダラ!長らく此処にいてもしょうがない!そろそろ此処を出ようぞ!ともかく誰かいないかここを出て探してみるぞ!」タッ!タッ!タッ!

 

 

マダラ「あっ!おい!待て柱間!・・・ったく、相変わらず馬鹿で呑気な突っ走り野郎だぜ、柱間は。ま、幸い歳が15に若返ったおかげで肉体が軽くなっているのが幸いってところだな。」スタスタ・・・

 

 

 

 

 

瓦礫を踏み分け、暗く狭い裏路地を通って廃墟から出た柱間とマダラが目にしたのは信じられない光景であった。

 

 

 

ガヤガヤ、ガヤガヤ、ガヤガヤ

 

 

 

ブーッ!プップー!(*車などの乗り物の擬音。)

 

 

 

長らく戦争続きであった元いた忍界の世界とは全くの別世界だが、それでも柱間とマダラにとっては到底ありえないその別世界の全貌は、高層ビルなどの近未来的な建造物が所狭しと建てられ、そこかしこに木々による緑があり、道行く人々が色鮮やかで様々な服装をし、車などの乗り物も所々走っている。

それだけでも柱間とマダラからすれば驚愕すべきことだが、それ以上に目を疑ったのは人とも思えぬ異形が普通に人々の生活に溶け込んでいたからだ。

 

 

柱間「!!?(ど、どういうことだ!?まさか……ここが六道仙人殿が仰られた、忍界とは全く違う別世界の全貌なのか!?いや、だとしてもあの異形の者たちを当然のように受け入れている理由も気にかかるのう。まずは何か情報を手に入れなければ……!)」

 

 

マダラ「・・・(なるほど、どうやら確かに忍界とは違う別世界のようだな。全体的な特徴としては、まず建造物がほぼ真新しいのと、服装が俺たちから見ると余りにも変わった服装をしているのと、さらに肉体の一部が個性的な風貌をしている者がいるといったところか。特に俺が最後に思った特徴が一番目立っているな・・・。)」

 

 

そう思いながら一歩踏み出した柱間とマダラの耳に突如聴こえてきたのは、複数の破壊音と銃声。その二つの音を聞いた市民たちは、一斉に叫び声を上げながら一目散に逃げ出し始めた。

 

 

「うわあああああ!!(ヴィラン)だああああああ!!

 

 

「キャアアアアアアア!!誰か助けてー!!」

 

 

「逃げろー!!」

 

 

柱間、マダラ「!?」

 

 

ワー、キャーと逃げ惑う市民たち。(ヴィラン)の出現によって大パニックとなった街。それらを多少驚きながら見つめていた柱間とマダラ。だがその時、見知らぬ誰かに突然話しかけられる。

 

 

「おい、あんたら二人!何ボーっとしてんだ!」

 

 

柱間「!?若いの、この騒ぎは一体どういうことだ・・・!?」

 

 

「どういうことって、(ヴィラン)だよ(ヴィラン)!そいつは別に知ってんだろ!それより・・・

 

 

 

『棘鉄球』の個性を持ってる親玉の強盗犯と、その手下である『腕斧』の個性を持ってる強盗犯と『剣銃』の個性を持ってる強盗犯の三人組がいよいよこの町に来たんだよ!奴らは金のためなら形振り構わなくて有名な凶悪(ヴィラン)なんだぞ!!あんたらも早く逃げた方が身のためだ!」

 

 

柱間「何だと・・・!それは本当か!?」

 

 

この世界でもしっかり金銭が価値あるもの……というのはこの際どうでもいいだろう。柱間にとっては強盗、そして凶悪『ヴィラン』ということしか耳に入らなかった。『ヴィラン』がどういうものかは分からないが、聞く限り犯罪者や無法者のようなものだろう。

 

 

「くそっ!『ヒーロー』は何してるんだよ!」

 

 

「被害者が多くて、それの救助に手一杯だって!」

 

 

「アイツらを放っておいてもますます被害者は増えちまうだろ!」

 

 

 彼方此方から上がる悲痛な声、それを見て見ぬふりをするような柱間ではない。彼の足は自然と破壊音と銃声が鳴り止まぬ方角へと向けられた。

 

 

「なっ!あんたそっちは・・・!」

 

 

柱間「ならば、一刻も早く、この悲痛な騒動を止めねばならん!そして、前の世界で培ってきた俺の忍術は、この世界でも力無き弱い者を救けるためにあるものと思っている!」

 

 

人情味溢れ、初代火影であった忍、柱間がそう言い終わると、すぐ様例の現場の元へと走り出そうとする。だが、柱間とマダラに非常事態を知らせてくれた市民がその行動を無謀だと言って柱間の服を引っ張りながらも食い止めようとした。

 

 

グイッ!

 

 

「さっきの俺の話を聞いてなかったのかアンタは!?アンタら二人の今の見た目はただの忍者のコスプレをしている奴に見えるが、アンタら二人の素性はおそらくただの一般人だろ!?この際だからはっきり言っておく!一般人が勇気を出して(ヴィラン)に戦いを挑んだところで、逆に返り討ちに合うどころか最悪殺されちまう可能性だってあるんだぞ!そんなの無謀もいいところだ!だから・・・「おい」

ッ!」

 

 

非常事態を知らせてくれた市民が柱間を食い止めている最中、突如場が凍てつくような悪寒が例の市民の背に走った。その悪寒の放出元は当然、先程から柱間と例の市民の会話を側で聞いていた、少し怒気を含ませているマダラであった。そしてマダラは、そのまま例の市民の背へ近寄り、さらに例の市民を後ろから強く引っ張って柱間から無理矢理引き剥がした。

 

 

グイッ!

 

 

マダラ「貴様・・・、まさか柱間がただの砂利同然の犯罪者に敗北するとでも思っているのか?そいつは要らん心配だな。安心しろ、俺と柱間はそこら辺にいる砂利同然の犯罪者には負けはせん。そもそも俺と柱間は自衛の術はとっくに全て会得している。ましてや柱間は俺よりも先を上っているほど自衛の術に隔てている存在だからな。それとも何だ?俺の説明を聞いても未だに信じられないだとか、ただのハッタリ任せで本当は弱いだとでも言うのではあるまいな?」ゴゴゴゴゴ・・・!

 

 

マダラは威圧感のある怒気を多少含ませながら、例の市民の視点へ顔を近づけて、自分と柱間をわざわざ心配する必要はないとはっきりと言った。勿論、マダラらしい高圧的な態度でだ。その成果、言うまでもなく例の市民はマダラの高圧的な態度に怯えてしまった。

 

 

「ひっ・・・!べ、別にそんなこと・・・!」

 

 

柱間「マダラ!そんな高圧的な態度を取るでない!その若者が怯えてしまったではないか!やれやれ・・・、すまんのう、若いの。マダラがこうも高圧的な態度を取ってしまったせいでさぞかしびっくりしてしまっただろう。マダラの代わりに俺からすまなかったと言っておく。また、マダラの言う通り、俺たち二人はしっかり戦える術を持っておる。だから、どうか此処は俺たちに任せてはくれぬか?」

 

 

マダラ「フン、お人好し過ぎる柱間に感謝するんだな。わかっているならばお前はさっさと(ヴィラン)とやらから逃げながら避難誘導でもしていろ。」

 

 

マダラはそう吐き捨てながら、片手で掴んでいた例の市民の服を離して例の市民を解放した。そして解放された例の市民は、その場でへたれ込むかのように道に座り、柱間とマダラの行動を了承した。

 

 

「わ、わかった。行くんだったらあんたら二人の自己責任で行ってくれ。ハァ・・・、もう好きにしてくれよ・・・、俺はもう知らねぇ・・・。」

 

 

柱間「!!本当か!?感謝するぞ若いの!そしてお主は此処から早く逃げた方が良い!此処は戦場となるやもしれん!」

 

 

「あ、ああ・・・、んじゃ達者でな、あんたら二人!あいつらの元へ向かうんだったら気をつけて行けよ!」

 

 

タッ、タッ、タッ

 

 

例の市民はそう言い終わると、そそくさと走って避難してしまった。そしてそれを見届け終わった柱間とマダラも、ついに行動を開始した。

 

 

柱間「よし!こうしている時間が勿体ない!今は急ぎこの騒ぎを食い止めるぞマダラ!」ダッ!

 

 

マダラ「別にお前に言われずともすぐ様この騒動を鎮圧してやる。何せ俺と柱間の前に立てる者など、誰一人としていないのさ!」シュン!

 

 

柱間とマダラ。二人はそれぞれ忍界では存在しなかった未知なる相手、(ヴィラン)との戦う前の意気込みを口にした後、明らかに常人では出せない速度で、破壊音や銃声がする方角へとすぐ様向かって行った。また、先程例の市民が口にした、『個性』という、二人にとっての未知の言葉が少々気になるものではあったのはまた別の話である。

 

 

 

 

*1
忍界における、千手柱間の前世の人物

*2
忍界における、うちはマダラの前世の人物




第一話、いかがでしたか?よろしければ、応援よろしくお願いします。また、お気に入り登録や質問、評価も是非お待ちしておりますが、特に感想を頂けると、作者の小説制作のやる気向上などへと変わりますので、よろしければ、是非よろしくお願いします!ですが、理不尽な誹謗中傷などの行為は流石にやる気が下がりますのでそれらは御法度で。次話につきましては、柱間とマダラが未知の存在であるヴィランへと立ち向かいます。結果はまあ・・・おそらくお察しの通りだと思いますがね。よろしければ次話もご愛読よろしくお願いします!では第二話にて。
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