千手最強の忍とうちは最強の忍は、個性と英雄が蔓延る世へと生まれ落ちる   作:天叢雲剣を捧げるスサノヲ

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お待たせ致しました!諸事情で投稿が止まってしまい大変申し訳ございません!作者は生きておりますのでご安心を笑。
では、第二十話となります!どうぞ!


第二十話:日常と、戦闘訓練

 

 

・雄英高校 敷地内 柱間とマダラの自宅(武家屋敷)・

 

 

個性把握テストという波乱の初日が終わり、夜の帷が下りた頃。

雄英高校の広大な敷地内、森の奥深くに建てられた純和風の武家屋敷には、二人の少年の声が響いていた。

 

 

柱間「むにゃ……もう食えんぞマダラ……、いなり寿司はもう……」

 

 

バシンッ!!!

 

 

柱間「痛ッ!?な、何事ぞ!?」

 

 

マダラ「寝ぼけてんじゃねェ柱間ァ!!さっきから何度も言っているだろうが!今日の個性把握テストの復習と、相澤から渡されたカリキュラムの確認だ!テメェはまた初日から居眠りこくつもりか!?」

 

 

卓袱台を挟んで向かい合う二人。マダラは真剣な眼差しで書類とノートを広げているが、柱間は既に半目状態で船を漕いでいたところを、マダラの愛の鞭(スリッパによる叩きツッコミ)によって叩き起こされたようだ。

 

 

柱間「うぅ……、だがマダラよ、実技はともかく座学の予習復習は俺の性に合わん……。それに、今日は色々ありすぎて疲れたんぞ。特に反省文の手伝いとかな!」

 

 

マダラ「誰のせいで反省文沙汰になったと思ってやがる。……ハァ、全く。だがまあ、今日は確かに色々と収穫はあったな。」

 

 

マダラはふと、筆を止めて窓の外を見る。その瞳には、珍しく穏やかな光が宿っていた。

 

 

マダラ「あの麗日お茶子という小娘……、そして八百万、耳郎、上鳴の砂利共。この世界の人間も、捨てたもんじゃあないかもしれん。」

 

 

柱間「おお!マダラもそう思うか!うむうむ、皆良い目をしておったからの!特に麗日の肝の据わり方は、かつての俺たちをも凌ぐかもしれんぞ!ガハハハ!!」

 

 

マダラ「フン、調子に乗るな。あくまで“見込みがある”と言っただけだ。……それに、明日の朝になれば、あいつも来る。」

 

 

柱間「!そうであったな……!扉間との約束!いやぁ〜、実に楽しみぞ!扉間がこの世界でどう過ごしていたのか、積もる話が山ほどある!」

 

 

マダラ「チッ、俺は扉間と話すことなど何一つねェがな。……だが、イズナの仇とはいえ、今は状況が状況だ。話くらいは聞いてやる。」

柱間「(マダラ……、素直じゃないのぉ。)」

 

 

夜は更けていく。

かつて忍界で争い、そして共に夢を見た二人は、異世界の夜空の下、新たな日常を噛み締めていた。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

・雄英高校 通学路・

 

 

小鳥のさえずりが聞こえる爽やかな朝。

柱間とマダラは、約束通り少し早めに家を出て、雄英高校の校舎裏手にある人気のないベンチ付近で待機していた。

 

 

柱間「まだかのぉ〜、扉間は。」

 

 

マダラ「朝から騒ぐな鬱陶しい。時間通りに来るはずだ、あの堅物が遅刻などするわけが……来たぞ。」

 

 

マダラの視線の先。校舎の角から、見慣れた銀髪の少年が歩いてくる。

その隣には、モジャモジャ頭の緑髪の少年が、緊張した面持ちで並んで歩いていた。

 

 

扉間「待たせたな、兄者。それにマダラ。」

 

 

柱間「おおお!!扉間ァ!!会いたかったぞぉぉぉ!!」

 

 

感極まった柱間が、弟へ向かって突進し、勢いよく抱き着こうとする。

 

 

扉間「暑苦しい!寄るな兄者!」

 

 

バシィッ!

 

 

扉間は冷静に兄の顔面を手で制止し、距離を取る。その手慣れた対応は、前世と何ら変わらない兄弟の光景だった。

 

 

マダラ「フン、相変わらずだな。……で?そこの緑髪の小僧はなんだ?扉間、貴様の連れか?」

 

 

マダラが鋭い視線を緑谷に向ける。緑谷はビクリと肩を震わせたが、すぐに背筋を伸ばし、マダラと柱間を見つめ返した。

 

 

緑谷「あ、あのっ!おはようございます!千手君……じゃなくて、柱間君!それにうちは君……じゃなくて、マダラ君!」

 

 

柱間「ん?おお!お主は昨日の緑谷ではないか!どうしたのだ?そんなに改まって。」

 

 

緑谷「えっと、その……扉間君から、お二人が前世でのご兄弟……そして親友だって聞いて。だったら、名字じゃなくて名前で呼んだ方がいいのかなって……!」

 

 

扉間「そういうことだ。俺と兄者が兄弟である以上、千手と呼べば紛らわしい。それに、こいつは俺の……今の家族のようなものだ。」

 

 

扉間は短くそう言うと、緑谷の背をポンと叩く。

 

 

扉間「紹介しよう兄者、マダラ。こいつは緑谷出久。俺がこの世界に転生し、路頭に迷っていたところを救ってくれた恩人であり……俺の弟子のようなものだ。俺は普段、緑(みどり)と呼んでいる。」

 

 

緑谷「えへへ……、扉間君には、僕の方こそ助けられてばかりだよ。」

 

 

柱間「な、なんと!!そうだったのか!緑谷よ!まさかお主が俺の弟、扉間を救ってくれたとは……!!兄としてこれ以上の感謝はない!!ありがとう!!本当にありがとう!!」

 

 

柱間は緑谷の両手をガシッと握りしめ、涙を流しながらブンブンと振る。その握力と熱量に、緑谷は目を回しそうだ。

 

 

緑谷「い、いえ!そんな!僕の方こそ、扉間君に体術とか勉強とか教えてもらってて……!」

 

 

マダラ「ほう……?あの卑劣様が、弟子を取るとはな。どういう風の吹き回しだ?」

 

 

マダラが揶揄うように笑うと、扉間は真剣な眼差しでマダラを見据えた。

 

 

扉間「……マダラ。俺がここに来たのは、六道仙人……そして、貴様の弟、イズナの頼みがあったからだ。」

 

 

マダラ「!!……何だと?」

 

 

マダラの表情が一瞬で凍りつき、そして真剣なものへと変わる。

 

 

扉間「浄土にて、俺はイズナに会った。あいつは……貴様のことを案じていたぞ。『兄さんがまた道を踏み外さないよう、支えてやってくれ』とな。」

 

 

マダラ「イズナが……、そう言ったのか……。」

 

 

マダラは目を伏せ、拳を強く握りしめる。その姿を見て、柱間もまた静かに涙を流した。

 

 

柱間「そうか……、イズナも、マダラのことを想って……。ううっ、良い弟を持ったのぉマダラァ!」

 

 

扉間「兄者、泣くな。話が進まん。……とにかく、俺はこの緑の家に居候しながら、この世界の『個性』と『チャクラ』の違い、そしてヒーロー社会の構造を分析してきた。結論から言えば、俺たちはこの世界でも十分に通用する。だが、目立ちすぎれば無用な敵を作る。」

 

 

マダラ「フン、敵など蹴散らせば良いだけのことだ。」

 

 

扉間「それが貴様の悪い癖だと言っている。……まあいい。とにかく、学校では俺と緑も協力する。特に兄者、お前はすぐにボロを出すからな。気をつけろ。」

 

 

柱間「うむ!肝に銘じておくぞ!よろしく頼むぞ扉間、そして緑よ!」

緑谷「は、はいっ!柱間君、マダラ君、よろしくお願いします!」

 

 

こうして、前世の因縁を持つ三人の忍と、未来の平和の象徴を目指す少年は、奇妙な絆で結ばれたのだった。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

・雄英高校 1年A組 教室・

 

 

キーンコーンカーンコーン……

 

 

 

 

プレゼント・マイク「ヘイ、エヴィバディハンズアップ!盛り上がれェー!!」

 

 

朝のホームルームが終わり、午前の授業が始まった。

英語担当のプレゼント・マイクがハイテンションで授業を進める中、教室の後方では静かなる戦いが繰り広げられていた。

 

 

柱間「(むぅ……、英語とやらは、やはり呪文にしか聞こえん……。眠気が……)」

 

 

船を漕ぎ始める柱間。その首がガクンと落ちそうになった瞬間。

 

 

マダラ「……おい。」

 

 

ドスッ!!

 

 

マダラが持っていたシャーペンの先(芯は出していない)で、柱間の脇腹を的確に突く。

 

 

柱間「ぐえっ!?」

 

 

プレゼント・マイク「Oh!? どうしたァ!?千手リスナー!?」

 

 

柱間「い、いや!何でもないぞ!ハハハ!英語の感動に打ち震えていただけぞ!」

 

 

マダラ「テメェ……、特別枠の面汚しになる気か?寝たら殺す。」

 

 

柱間「ひぃ……!わ、わかった……!起きる!起きるからその殺気立った目で見るのはやめてくれマダラァ……!」

 

 

前席の八百万や飯田は、そんな二人のやり取りを冷や汗交じりに見守っていた。

 

 

八百万「(柱間さん……、筆記試験が苦手と仰っていたのは本当でしたのね……。)」

 

 

飯田「(うちは君の指導……いや、管理能力は流石だ。授業中の居眠りは生徒としてあるまじき行為だからな!)」

 

 

午前中の授業は、柱間にとっては忍界大戦並みの過酷な試練となったが、マダラのスパルタ指導のおかげで何とか乗り切ることができた。

 

 

 

 


 

 

 

・雄英高校 食堂・

 

 

活気に満ちた食堂。

その一角にある大きなテーブルに、異様な集団が形成されていた。

 

 

柱間「ガハハハ!!やはり飯はこうでなくてはな!!いただきまーす!!」

 

 

柱間の目の前には、山のように盛られた「きのこの炊き込みご飯(ギガ盛り)」。もはや茶碗ではなく、すり鉢のような器に入っている。

 

 

マダラ「……食い過ぎだろ、柱間。俺はこのくらいで十分だ。」

 

 

マダラの前には、上品に並べられた「いなり寿司(大盛り)」。大盛りとはいえ、柱間の量に比べれば可愛く見える。

そして、二人の向かいに座った扉間は、包みを開いていた。

 

 

扉間「俺は緑の母上が作ってくれた弁当だ。栄養バランスが考慮されている。」

 

 

中身は、焼き加減が絶妙な「川魚(鮭)の塩焼き弁当」。彩り豊かで、引子さんの愛情が感じられる。

この「忍・三すくみ」のテーブルに、自然とクラスメイトたちが集まってきた。

 

 

緑谷「あ、あの、ここ座ってもいいかな?扉間君、柱間君、マダラ君。」

 

 

扉間「ああ、構わんぞ緑。席は空いている。」

 

 

麗日「わぁ〜!千手君のご飯、凄まじい量やね!?」

 

 

飯田「まったくだ!炭水化物の過剰摂取は午後の授業に支障をきたす恐れがあるぞ、千手君!」

 

 

柱間「おお!デク君に麗日、飯田か!構わん構わん!忍は食える時に食うのが鉄則だからな!ガハハハ!そうだ!この際だから仲良くなった証として互いに名前で呼ぼうぞ!」

 

 

麗日「あ、そっか!昨日から呼び方変えるって話してたもんね。改めてよろしくね!柱間君、マダラ君、扉間君!」

 

 

マダラ「フン、好きに呼べ。……おい、黄色髪の砂利。」

 

 

上鳴「へ、へい!マダラの旦那!何でしょう!?」

 

 

いつの間にか背後に控えていた上鳴が、マダラの呼びかけに即座に反応する。

 

 

マダラ「醤油だ。いなり寿司に少し足したい。」

 

 

上鳴「ガッテン承知!醤油っスね!秒で取ってきやす!」

 

 

ダダッ!

 

 

耳郎「……上鳴、完全にマダラのパシリとして定着してるじゃん。ウケる。」

 

 

耳郎が呆れたように笑いながら、隣に座る。

 

 

八百万「マダラさん、柱間さん、扉間さん、ごきげんよう。私もご一緒してもよろしいですか?」

 

 

扉間「む?お前はA組の八百万か。別に構わん。」

 

 

八百万「ありがとうございますわ、扉間さん。フフ、扉間さんのお弁当、とても美味しそうですわね。」

 

 

そこへ、B組の制服を着た拳藤もトレイを持って現れる。

 

 

拳藤「よう扉間!ここ座っていい?って、うおっ!A組の連中が大集合だな!」

 

 

扉間「拳藤か。ああ、座れ。」

 

 

拳藤「サンキュー!……ってことで、改めましてだね。柱間、マダラ!これからよろしくな!」

 

 

柱間「おお!拳藤ではないか!うむ、俺の方も改めてよろしく頼むぞ!」

 

 

マダラ「ああ、また会ったな。」

 

 

こうして、A組とB組の垣根を超えた、奇妙だが賑やかなランチタイムが始まった。

 

 

緑谷「(すごい……。柱間君とマダラ君、それに扉間君を中心に、みんなが自然と集まってる。これが彼らのカリスマ性なのかな……)」

 

 

飯田「俺は思うのだが、やはり規律というものは……」

 

 

耳郎「飯田、一人称が『俺』になってるけど、キャラ変?」

 

 

飯田「ッ!い、いや、これは兄さんを尊敬するが故の……!って、うちは君!いなり寿司の油揚げだけ先に食べるのは行儀が悪いぞ!」

 

 

マダラ「うるさい、俺の勝手だ。……おい上鳴、お茶もだ。」

 

 

上鳴「へい!旦那ァ!」

 

 

平和で騒がしい昼休み。

だが、彼らはまだ知らなかった。

この後の午後の授業で、さらなる衝撃が待ち受けていることを。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

・午後の授業 ヒーロー基礎学・

 

 

 

 

「わーーたーーしーーがーー!!」

 

 

教室の扉が勢いよく開く。

 

 

「普通にドアから来た!!!」

 

 

「「「「「オールマイトだーーー!!!」」」」」

 

 

No.1ヒーロー、オールマイトの登場に、教室中が沸き立つ。

だが、柱間とマダラ、そして緑谷と扉間(彼はこの授業について詳しく聞いていた)だけは、冷静にその姿を見つめていた。

 

 

オールマイト「早速だが、今日の授業はこれだ!!」

 

 

『戦闘訓練』!!

 

 

オールマイト「そしてこれには、こいつが必要だ!!」

 

 

壁から迫り出すコンテナ。そこには、入学前に提出した「個性届」と要望に基づいたコスチュームが入っている。

 

 

オールマイト「着替えたら順次、グラウンドβに集合だ!!」

 

 

「「「「「はいッ!!!」」」」」

 

 

 

 

 

 

・雄英高校 グラウンドβ・

 

 

生徒たちが次々と自慢のヒーローコスチュームに身を包み、集合してくる。

 

 

緑谷は母の手作りスーツ、爆豪は手榴弾のような篭手、麗日はぴっちりしたスーツ、飯田は鎧のようなスーツ……。

そして、最後に現れた二人。

柱間は、深紅の戦国甲冑に巨大な巻物を背負い、額には「忍」の文字ではなく木の葉の額当て。

マダラは、同じく真紅の甲冑と木の葉の額当てに、巨大な軍配(大団扇)と大鎌を携えている。

その姿は、ヒーローというよりは、まさしく「戦場から抜け出してきた武将」そのものだった。

 

 

切島「うおぉぉ!千手とうちは、マジでかっけぇぇ!和風!渋い!」

 

 

上鳴「旦那!その団扇、何すか!?武器!?」

 

 

マダラ「フン、これはうちはの長のみが扱える『大団扇』だ。貴様らには扱えん代物だがな。」

 

 

オールマイト「おお!皆、格好いいぞ!……さて、戦闘訓練の説明をしよう!」

 

 

オールマイトが説明を始める。

基本は2対2の屋内戦。ヒーロー組とヴィラン組に分かれ、制限時間内に核兵器の回収、もしくは相手の捕獲を目指す。

 

 

オールマイト「……通常はそうなんだが!今回は人数と戦力バランスの関係上、少し特殊なルールを追加する!」

 

 

ざわつく生徒たち。オールマイトは柱間とマダラを指差した。

オールマイト「千手少年と、うちは少年!彼ら二人は『特別枠』としての実力を鑑み、通常のペアには組み込まない!彼らは……」

 

 

『第三勢力(イントルーダー)』

 

 

オールマイト「として参加してもらう!!」

 

 

「「「「「第三勢力ぅぅぅ!!?」」」」」

 

 

オールマイト「ルールは簡単!彼ら二人は、どの試合にもランダムで『乱入』することができる!彼らの目的は『核の奪取』でも『防衛』でもない。ずばり……『全勢力の制圧』だ!!」

 

 

飯田「なっ、なんと乱暴な……!それでは訓練にならないのでは!?」

 

 

マダラ「フン、要するに俺と柱間が暴れ回れば良いということだろう?単純で良い。」

 

 

柱間「ガハハハ!手加減はするが、戦場の混乱をどう切り抜けるか、良い修行になるぞ皆の者!」

 

 

オールマイト「その通り!実際の現場では、予期せぬ第三者の介入もあり得る!彼らが乱入した際、ヒーロー組とヴィラン組が一時休戦して共闘するもよし、無視して目的を遂行するもよし!……ただし、彼らに捕まった者は即脱落とする!」

 

 

教室に激震が走る。あの二人を相手にしながら、課題をこなさなければならないのか。

こうして、波乱の戦闘訓練が幕を開けた。

第1試合、緑谷・麗日ペア vs 爆豪・飯田ペア。

原作通りの激戦が繰り広げられる中、柱間とマダラは「まだ早い」と乱入を見送る。

 

 

(マダラ「フン、あの緑髪の小僧と爆発頭……因縁がありそうだな。邪魔はせん。」)

 

 

続く試合。

八百万・峰田ペア vs 常闇・蛙吹ペアなどの試合に、突如として天井を突き破り、木龍と共に柱間が降臨したり、壁を粉砕して須佐能乎の腕と共にマダラが現れたり。

生徒たちは悲鳴を上げながらも、必死に対応し、成長を見せた。

そして、全ての試合が終わった時――。

 

 

オールマイト「ふぅー!これにて全試合終了!!みんな、お疲れ様!!いやぁ、素晴らしい個性と工夫の数々だった!」

生徒たちは疲労困憊だが、充実した表情を浮かべている。

柱間とマダラも、適度な運動になったのか、満足げだ。

 

 

オールマイト「では、更衣室に戻って着替えを――」

 

 

マダラ「待て。」

 

 

その声を遮るように、マダラが一歩前に出た。

その手には軍配団扇が握られ、視線は真っ直ぐにオールマイトを射抜いている。

 

 

オールマイト「ん?どうしたんだい?うちは少年?」

マダラは、凶悪とも言える、しかし純粋な闘争心に満ちた野心溢れる笑みを浮かべた。

 

 

マダラ「やはり最後はオールマイト、貴様と戦ってこの戦闘訓練を締めるのが一番面白いし良い絵面になるだろう。」

 

 

「「「「「はぁっ!!?」」」」」

 

 

クラス中が凍りつく。

 

 

マダラ「相手は無論、この俺うちはマダラで、いわゆる特別試合…、スペシャルマッチとやらだ。どうだ?No.1ヒーローとやらの誇りを賭けて俺と一対一で決闘に挑むか?」

 

 

ザワザワザワザワ……!!

 

 

「おいマジかよ……!」

 

 

「先生に喧嘩売ったぞあいつ!」

 

 

「いや、相手はオールマイトだぞ!?死ぬって!」

 

 

緑谷「マ、マダラ君!?無茶だよ!」

 

 

飯田「オールマイト先生に対する決闘の申し込みなど、言語道断だ!」

 

 

騒然とする生徒たち。だが、マダラの瞳は揺るがない。

その殺気じみた本気に、柱間が慌てて止めに入る。

 

 

柱間「おいマダラ!!やめぬか!!授業はもう終わりぞ!それにオールマイト殿は教師だぞ!?生徒が教師に決闘を挑んでどうする!」

 

 

マダラ「うるさい柱間!俺はこの世界の頂点、No.1ヒーローの実力を肌で感じたいのだ!止めるならお前も纏めて相手にしてやる!」

 

 

柱間「ぬぐぐ……!こうなったら俺が力尽くでも……!」

 

 

一触即発の空気。

だが、その時!

 

 

オールマイト「…………」

 

 

オールマイトは、ゆっくりとマダラの方へ向き直った。その顔には、いつもの笑顔とは違う、武人としての真剣な眼差しがあった。

 

 

オールマイト「……良いだろう。」

 

 

「「「「「えええーーーっ!!??」」」」」

 

 

オールマイト「少年がそこまでの覚悟を持って挑んでくるのなら、受けて立つのも大人の、いや、ヒーローの務め!!」

 

 

マダラ「フッ……、そうこなくてはな。」

 

 

マダラは嬉々として軍配を構え、チャクラを練り上げる。

オールマイトもまた、マッスルフォームの筋肉をさらに隆起させる。

 

 

伝説の忍・うちはマダラ vs 平和の象徴・オールマイト。

時空を超えた頂上決戦が、今まさに始まろうとしていた――!

 

 

 

 




はい!ということで、第二十話如何でしたでしょうか?戦闘訓練編を中心にして執筆した所存ですが、いやー!流石に柱間とマダラ、ヒロアカ世界で相変わらずのやりたい放題ですね笑。ただ、ヒロアカキャラもしっかりと活躍させるために第三勢力という形で落とし込んだことはある意味正解だったのかもしれませんね笑。
さて、次話の内容についてですが、これはまあオールマイトvsマダラという感じになりますが、オールマイトさん大丈夫そうですかね笑?とりあえず格は下げないように努力はしたいです笑。
また、お気に入り登録や質問、評価も是非お待ちしておりますが、特に感想を、無理にとは言いませんが、時間があれば必ず頂けると、作者の小説制作のやる気向上などへと変わりますので、よろしければ是非よろしくお願いします!ですが、理不尽な誹謗中傷などの行為は流石にやる気やモチベーションが下がりますのでそれらは御法度です。何卒ご理解よろしくお願いします!では、第二十一話にて!
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