千手最強の忍とうちは最強の忍は、個性と英雄が蔓延る世へと生まれ落ちる   作:天叢雲剣を捧げるスサノヲ

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お待たせ致しました!第三十二話となります!雄英体育祭編も今話で終了となります!最後までご愛読して頂ければ幸いです!では、どうぞ!



第三十二話:頂上決戦、 終末の谷の戦いの再演

 

 

 

 

 

・雄英体育祭 スタジアム・

 

 

準決勝、そして3位決定戦が終わり、スタジアムは異様な静けさと、爆発寸前の熱気を孕んでいた。

コンクリートの修復も終わり、新たな戦いの舞台が整えられている。

 

 

ミッドナイト「さあ……!ついにこの時が来たわ!!雄英体育祭、1年生ステージ……決勝戦!!」

 

 

プレゼント・マイク『実況のプレゼント・マイクだ!!解説は引き続きイレイザーヘッドだぜ!!……おいイレイザー、マジでこれ大丈夫なのか!?俺、あいつらの予選とか見てて思ったんだけどよ、会場が消し飛ぶんじゃねぇか!?』

 

 

相澤『……セメントス、エクトプラズム、そしてオールマイト。教師陣総出で結界……いや、防壁を張る。生徒や観客には指一本触れさせん。……だが、リングの中のことは保証できん。』

 

 

相澤の言葉に、観客たちがどよめく。

そして、入場ゲートから二人の影が現れた。

 

 

プレゼント・マイク『東側!!予選1位!騎馬戦1位!その性能は木の創造神か!?圧倒的な愛のカリスマ性で他を結束させる、1年A組の半人半仏!千手柱間ーー!!』

 

 

「「「「「わあああああああ!!!!」」」」」

 

 

柱間が笑顔で手を振りながら入場する。その姿は、まさにヒーローの風格。

 

 

プレゼント・マイク『西側!!予選2位(同着)!騎馬戦1位!その性能は武の破壊神か!?圧倒的な力のカリスマ性で全てをねじ伏せる、1年A組の半人半神!うちはマダラーー!!』

 

 

「「「「「きゃあああああ!!(一部悲鳴)」」」」」

 

 

マダラが不敵な笑みを浮かべて入場する。その纏う覇気だけで、空気がビリビリと震える。

リングの中央で対峙する二人。

その距離、わずか数メートル。だが、二人の間には、誰も割り込めない濃密な空気が流れている。

 

 

柱間「マダラよ。……まさかこの世界で、またお前とこうして戦うことになるとはな。」

 

 

マダラ「フン。全くだ。……だが柱間、手加減はせんぞ?この世界に来て鈍った身体を、叩き直してやる。」

 

 

柱間「ガハハハ!!望むところぞ!!俺も全力で応えよう!!」

 

 

ミッドナイト「(な、なによこのプレッシャー……!近づけない……!)……り、両者、準備はいい?……スタート!!」

 

 

開始の合図と共に、二人が動いた。

 

 

ドガァァァァァァン!!!!!

 

 

初撃。

ただの体術のぶつかり合い。拳と拳が交差しただけで、リングの中央が陥没し、衝撃波がスタジアム全体を揺らす。

 

 

切島「なっ……!?なんだありゃあ!?パンチ一発だぞ!?」

 

 

上鳴「レベルが違いすぎねぇか……!!?」

 

 

柱間とマダラは、目にも止まらぬ速さで攻防を繰り広げる。

柱間の蹴りをマダラが受け流し、マダラの突きを柱間が逸らす。

忍の体術の極致。

 

 

マダラ「火遁・豪火球の術!!」

 

 

至近距離から巨大な火球が放たれる。

 

 

柱間「木遁・木錠壁!!」

 

 

即座に木製のドーム状の壁を作り出し、炎を防ぐ。

 

 

マダラ「火遁・灰塵隠れの術!!」

 

 

燃え残った灰と煙を吐き出し、視界を奪うマダラ。

その煙幕の中から、鋭い一撃が柱間を襲う。

 

 

柱間「甘いぞマダラ!俺の感知能力を忘れたか!」

 

 

柱間は煙の中でマダラの気配を読み、的確に反撃する。

そして、印を結ぶ。

 

 

柱間「木遁・木分身の術!!」

 

 

ボボボッ!!

 

 

数体の木分身が現れ、マダラを取り囲む。

 

 

マダラ「数で押すか。ならば!」

 

 

マダラも印を結ぶことなく、チャクラを放出する。

 

 

マダラ「須佐能乎(第二形態)!!」

 

 

青いチャクラが具現化し、肋骨と筋肉、そして皮膚を纏った20m級の巨人が現れる。

その手にはフランベルジュ型の双剣。

 

 

ズバァァァァン!!!

 

 

双剣の一振りで、木分身たちがまとめて薙ぎ払われる。

 

 

エンデヴァー「(……あのエネルギー体、やはり個性ではない……。質量と密度が異常だ。)」

 

 

観客席のエンデヴァーが、冷や汗を流しながら分析する。

 

 

柱間「やるな!ならばこちらも少しギアを上げるぞ!木遁秘術・樹界降誕!!」

 

 

ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!!

 

 

コンクリートの地面を突き破り、無数の巨木が暴れまわる龍のように出現する。

スタジアムが一瞬にして深い森へと変貌した。

 

 

ミッドナイト「きゃあああ!?私の足場がぁぁ!?」

 

 

セメントス「(防壁を強化せねば……!!)」

 

 

森がマダラの須佐能乎に襲いかかる。

樹木が絡みつき、締め上げようとするが、須佐能乎はそれを力任せに引きちぎる。

 

 

マダラ「森ごときで俺を止められるか!火遁・豪火滅却!!」

 

 

ボオオオオオオオオオッ!!!!!

 

 

森全体を焼き尽くすほどの広範囲火炎。

熱気が観客席まで届き、悲鳴が上がる。

 

 

リューキュウ「(熱い……!これが彼らの戦い……!)」

 

 

柱間「燃やすか!ならば!木遁・花樹界降臨!!」

 

 

燃える森の中から、さらに巨大な花(蓮華)が出現する。

毒花粉が散布されようとするが、マダラはそれを見切っていた。

 

 

マダラ「その花粉は吸わん!火遁・龍炎放歌の術!!」

 

 

龍の形をした炎弾が数発放たれ、花をピンポイントで焼き払う。

一進一退の攻防。

だが、二人にとってはまだ「遊び」の領域だ。

 

 

マダラ「……フン。そろそろ本気を出しても良かろう?柱間。」

 

 

柱間「うむ!会場の皆も期待しておるようだしな!……見せてやろうか、マダラ!俺たちの全力を!」

 

 

二人が距離を取る。

その瞬間、空気が変わった。

柱間が親指を噛み切り、地面に叩きつける。

 

 

柱間「口寄せ・五重羅生門!!!」

 

 

ズドォォォォォォォォン!!!!!

 

 

スタジアムを分断するかのように、鬼の顔が描かれた巨大な門が五重に聳え立つ。

その威圧感と質量に、観客たちは絶句する。

 

 

オールマイト「(な、なんだあれは……!?門!?どこから出した!?)」

 

 

マダラ「ほう!この世界でも口寄せが通じるとはな!……ならば俺も!」

 

 

マダラの須佐能乎がさらに変化する。

第二形態の須佐能乎に下半身が生えた姿へと進化した。

 

 

『須佐能乎(第四形態)』

 

 

身長約50m。

二足で立ち上がり、その巨体が羅生門を見下ろす。

 

 

柱間「行くぞ!木遁・木人の術!!」

 

 

羅生門の後ろから、同サイズの木製の巨人が現れる。

首には木龍が巻き付いている。

 

 

ドカァァァァァァン!!!!!

 

 

木人と須佐能乎が激突する。

その衝撃波だけで、スタジアムの照明が割れ、防壁にヒビが入る。

もはや怪獣映画の如き光景。

 

 

緑谷「(……これが、柱間君とマダラ君の……本気……!?)」

 

 

爆豪「(……次元が違いすぎる……!!)」

 

 

マダラ「ハハハハハ!!楽しいぞ柱間!!やはり俺と対等にやり合えるのはお前だけだ!!」

 

 

マダラが高笑いし、須佐能乎の刀を振るう。

柱間は木人でそれを受け止め、木龍で反撃する。

 

 

柱間「火遁・豪火滅失!!」

 

 

マダラが須佐能乎の中から、超圧縮された火炎を放つ。

柱間は木人の手で印を結ばせる。

 

 

柱間「木遁・榜排の術!!」

 

 

鬼の面を模した防御壁が、豪火滅失を完全に防ぎ切る。

 

 

柱間「まだまだァ!木遁・皆布袋の術!!」

 

 

地面から無数の木の手が出現し、須佐能乎を拘束しようとする。

マダラは須佐能乎の刀でそれを切り払うが、数に押され、動きが鈍る。

 

 

マダラ「チッ……!ならば!!」

 

 

マダラのチャクラが爆発的に膨れ上がる。

スタジアム全体を覆うほどの、ドス黒く、しかし美しい青い光。

 

 

マダラ「森羅万象を砕く神の力……!見るがいい!!」

 

 

ズオオオオオオオオオオオッ!!!!!

 

 

須佐能乎がさらに巨大化する。

50mから100mへ。

翼が生え、完全な鎧武者の姿へ。

 

 

『完成体須佐能乎』

 

 

その巨体は、スタジアムの屋根を突き破り、雲に届かんばかりの高さに達した。

会場の外にいる一般市民ですら、その異様な巨人に気づき、悲鳴を上げている。

 

 

ミルコ「おいおいおい!!マジかよあいつ!!デカすぎんだろ!!」

 

 

ホークス「……これ、俺たちの出番あるんですかね?」

 

 

柱間「おおお!!完成体須佐能乎か!!ならば俺も!!」

 

 

柱間が両手を合わせ、顔に隈取が浮かぶ。

 

 

柱間「仙法…木遁……!!」

 

 

カッ!!!!!

 

 

自然エネルギーが柱間に集束する。

そして、大地が鳴動し、これまでにない規模の何かが競り上がってくる。

 

 

柱間「真数千手!!!!」

 

 

ズズズズズズズズズズズズズ!!!!!!

 

 

現れたのは、背中に千の手を持つ、超巨大な千手観音像。

その大きさ、推定1000メートル。

マダラの完成体須佐能乎(100m)ですら、その足元にいる子供のように見えるほどの、圧倒的なサイズ差。

 

 

「「「「「…………(絶句)」」」」」

 

 

観客、生徒、教師、プロヒーロー。

全員が言葉を失い、ただ口を開けてその神々を見上げていた。

もはや雄英体育祭ではない。神話の再現だ。

 

 

マダラ「フハハハハ!!出たな真数千手!!これぞ柱間!!これぞ俺のライバルだ!!」

 

 

柱間「行くぞマダラァァァ!!頂上化仏!!!」

 

 

ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!!

 

 

千の手が、雨あられとマダラに降り注ぐ。

その一撃一撃が、山を砕くほどの威力。

マダラは完成体須佐能乎の刀で応戦し、無数の手を切り裂くが、数が違いすぎる。

 

 

マダラ「ぬおおおおお!!!」

 

 

須佐能乎の装甲が砕け、マダラ本体にも衝撃が走る。

だが、マダラは笑っていた。

この痛みこそが、生の実感。

 

 

柱間「これで終わりぞォォォ!!」

 

 

柱間が最後の一撃を振り下ろそうとした、その時。

マダラの完成体須佐能乎が消滅し、マダラが生身で地面に降り立った。

 

 

マダラ「……フン。チャクラ切れか。……いや、この体ではまだ持たんか。」

 

 

柱間もまた、仙法・木遁・真数千手を解除し、生身でマダラの前に降り立つ。

周囲は更地と化しているが、セメントスの必死の防衛により、観客席だけは無事だった(奇跡的に)。

二人はボロボロの衣服で、肩で息をしながら対峙する。

 

 

柱間「ハァ……ハァ……。どうだマダラ!俺の勝ち……と言いたいところだが、まだ立てるか?」

 

 

マダラ「当たり前だ……。俺と柱間の決着は……体術でつける!!」

 

 

二人は同時に駆け出した。

忍術なし。チャクラなし。

純粋な殴り合い。

 

 

ドガッ!!バキッ!!ボカッ!!

 

 

泥臭く、しかし洗練された拳の応酬。

会場の誰もが、その熱い戦いに心を打たれていた。

そして、最後の一撃。

互いに拳を振りかぶり、クロスカウンターを狙う。

 

 

マダラ「もらったァ!!」

 

 

柱間「(今ぞ!!)」

 

 

柱間が、一瞬の隙を突いて印を結んだ。

それは攻撃の印ではない。

 

 

柱間「お色気の術!!!」

 

 

ボロンッ!!!

 

 

白煙と共に現れたのは――

先ほどの障害物競走の時よりもさらに磨きがかかった、妖艶で美しい黒髪の美女(柱間)。

その美女が、マダラの目の前で、とびっきりの色仕掛けポーズを決めた。

 

 

「うっふ〜ん♡ マダラくぅん♡」

 

 

マダラ「ブッッッ!!!???」

 

 

あまりの不意打ち。

シリアスの頂点からの、急転直下のギャップ。

マダラの思考が停止し、振り上げた拳が止まる。

顔を真っ赤にして硬直するマダラ。

 

 

マダラ「き、貴様ァァァ!!神聖な決闘の場で何を……!!」

 

 

柱間「隙ありィィィ!!!」

 

 

柱間は美女の姿を解き、マダラの顎に渾身のアッパーカットを叩き込んだ。

 

 

ドゴォォォォン!!!!!

 

 

マダラ「ぐふぅっ……!!」

 

 

マダラは白目を剥いて吹き飛び、地面に大の字に倒れた。

完全にノックアウト。

静寂。

そして――。

 

 

ミッドナイト「う、うちは君……戦闘不能!!優勝、千手柱間君ーー!!!」

 

 

「「「「「うおおおおおおおおおおおお!!!!!」」」」」

 

 

大歓声と、一部からの「えええええ!?」という困惑の声。

だが、勝者は決まった。

 

 

柱間「ガハハハ!!勝ったぞー!!……すまんマダラ、最後はちと卑怯だったかもしれんが、勝負は非情なものぞ!」

 

 

気絶しているマダラは、ピクリとも動かない。

こうして、伝説の頂上決戦は、あまりにも「柱間らしい」幕切れを迎えたのだった。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

・表彰式・

 

 

スタジアムの中央に、表彰台が設置される。

1位:千手柱間

2位:うちはマダラ(意識を取り戻したが、拘束具をつけられて暴れている。原作の爆豪ポジション)

3位:轟焦凍

 

 

オールマイト「私が…」

 

 

オールマイト「メダルを持ってきた!!!」

 

 

「「「「「我らがヒーロー!オールマイトォ!!」」」」」

 

 

オールマイトが空から降りてくる。

まずは3位の轟へ。

 

 

オールマイト「轟少年、おめでとう。君は迷いを振り切り、強くなった!その顔、以前とは別人のようだ!」

 

 

轟「……緑谷戦でキッカケを貰って…、わからなくなってしまいました。あなたが奴(*エンデヴァーのこと。)に気にかけたように、千手も俺と奴(*エンデヴァーのこと。)の関係にわざわざ気にかけてくれたことが、少しわかった気がしました。だからオールマイト、俺もあなたのようなヒーローになります。それに…、俺だけが吹っ切れてそれで終わりじゃ駄目だとも思った。これから精算しなきゃならないモノがまだある。」

 

 

オールマイト「…そうか、その志、実に見事だ。これから少しずつその志へ向かって進んで行くと良い。深くは聞くまいよ。轟少年、今の君ならきっと精算できる。」

 

 

続いて2位のマダラへ。

 

 

マダラは拘束具の中で「放せ!柱間ァ!あんな勝ち方で納得できるかァ!」と暴れている。

 

 

オールマイト「うちは少年……。君の強さは本物だ。だが、その顔(キレ顔)はいただけないな!次は正々堂々と勝つといい!」

 

 

マダラ「うるさいオールマイト!次こそはあのバカを叩き潰す!」

 

 

オールマイトは苦笑しながらメダルを優しくかける。

 

 

そして1位の柱間へ。

 

 

オールマイト「千手少年!君の強さ、そして人々を惹きつけるカリスマ性……!まさにトップヒーローの器だ!おめでとう!!」

 

 

柱間「ありがとうオールマイト殿!このメダル、重みがあるのぉ!一生の宝にするぞ!」

 

 

柱間は満面の笑みでメダルを受け取る。

 

 

オールマイト「さあ、最後は恒例のアレで締めようか!!」

 

 

「「「「「せーの!!プルス…」」」」」

 

 

オールマイト「お疲れ様でしたーーーー!!!」

 

 

「「「「「プルス・ウルトラじゃねぇのかよぉぉぉ!!?」」」」」

 

 

ミッドナイト「そこはプルスウルトラでしょ!?オールマイト!!」

 

 

全員がズッコケる中、柱間だけは――

 

 

柱間「お疲れ様ぞーーーー!!!ガハハハ!!!」

 

 

オールマイトとシンクロして叫んでいた。

二人の天然っぷりに、会場は温かい笑いに包まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

・雄英高校 1年A組 教室・

 

 

表彰式も終わり、HR。

相澤から「明日と明後日は休みだ。しっかり休め」と告げられ、生徒たちは解散となる。

だが、女子生徒たちは帰らずに教室に残っていた。

 

 

八百万「皆さん!明日の休日、私の家でお茶会をしませんこと?その後にショッピングにも行きたいですわ!」

 

 

「「「「「賛成ーー!!」」」」」

 

 

芦戸「ヤオモモの豪邸!?行きたい行きたい!」

 

 

葉隠「服買いたいー!」

 

 

女子会決定。

そこで八百万が、少し頬を染めて提案する。

 

 

八百万「それでですね……。もしよろしければ、柱間さんとマダラさんもお誘いしたいのですが……どうでしょうか?」

 

 

耳郎「え?男子も?」

 

 

八百万「はい。マダラさんたちには特訓でお世話になりましたし、お礼も兼ねて……。」

 

 

麗日「うん!ええと思うよ!柱間君おもろいし、マダラ君も意外と話せるし!」

 

 

蛙吹「でも、マダラちゃんは来てくれるかしら?難しそうよケロ。」

 

 

葉隠「確かに〜。断られそう。」

 

 

そこで作戦会議が始まる。誰が誘いに行くか。

沈黙の中、蛙吹が手を挙げた。

 

 

蛙吹「私が行くわ。マダラちゃん、ああ見えて情に厚いところがあるもの。」

 

 

麗日「梅雨ちゃんが行くなら、私も行く!二人なら心強いし!」

 

 

八百万「ありがとうございます!では、私たちは見つからないように校門付近で待機してますわ!」

 

 

女子たちは手分けして行動を開始する。

八百万、耳郎、芦戸、葉隠は校門へ先回りし、蛙吹と麗日は、既に教室を出ていた柱間とマダラを追いかけた。

 

 

 

 

 

 

・雄英高校 昇降口付近・

 

 

柱間「マダラよ、そんなに怒るな。今日の晩飯は俺が奢ってやるから!」

 

 

マダラ「いらん!……チッ、あのお色気の術……。卑劣様の手口だぞあれは。」

 

 

二人が歩いていると、後ろから声がかかる。

 

 

麗日「柱間君!マダラ君!ちょっと待ってー!」

 

 

柱間「お?麗日に蛙吹ではないか!」

 

 

蛙吹「二人とも、明日暇かしら?」

 

 

マダラ「あ?何だ急に。」

 

 

麗日「柱間君、マダラ君、明日ね、八百万さんの家でお茶会するんやけど、二人も来れへん?」

 

 

柱間「おお!茶会か!それは楽しそうぞ!マダラ、行こうぞ!」

 

 

マダラ「断る。俺は忙しい。」

 

 

即答で断るマダラ。だが、蛙吹は食い下がる。

 

 

蛙吹「あら残念。八百万ちゃん、マダラちゃんにお礼がしたいって、すっごく美味しい高級スイーツを用意してるみたいなんだけど。」

 

 

マダラ「ッ……!?」

 

 

マダラの足が止まる。

 

 

「高級スイーツ」という単語に反応したのだ。

 

 

麗日「そうそう!限定のケーキとか、プリンとか!マダラ君、甘いもの好きなんだよね?」

 

 

マダラ「……フン。八百万の礼というなら、無下にするのも武士道に反するか。……仕方ない、付き合ってやる。」

 

 

チョロい。

柱間と女子二人は顔を見合わせてニヤリとする。

 

 

 

 

 

 

 

・雄英高校 校門付近の物陰・

 

 

 

 

その様子を隠れて見ていた八百万たち。

 

 

耳郎「プッ……!マダラの奴、チョロすぎでしょ笑。」

 

 

芦戸「スイーツで釣れたー!」

 

 

八百万「よかった……!来てくださるのですね!」

 

 

だがその時。

 

 

マダラ「……おい。そこでコソコソ見ている八百万たち。隠れてないで出てこい。」

 

 

バレていた。

四人はビクッとして、観念したように出てくる。

 

 

耳郎「あーあ、バレちゃった。」

 

 

マダラ「フン。俺の感知能力を甘く見るな。」

 

 

こうして、明日の休日、マダラと柱間を交えた「お茶会&ショッピング」が開催されることとなった。

戦いの後の、束の間の平和な日常。

そこでまた新たな絆と、マダラの新たな一面(?)が見られることになるだろう。

 

 




ということで、第三十二話でした!如何でしたでしょうか?これにて、雄英体育祭編終了です!この調子で、職場体験編も引き続き頑張って執筆して行きますので、最後までご愛読よろしくお願いします!さて、次話についてですが、次話は職場体験編の前の閑話として、女子会+柱間とマダラの話を予定しておりますので、引き続きよろしくお願いします!
また、お気に入り登録や質問、評価も是非お待ちしておりますが、特に感想を、無理にとは言いませんが、時間があれば必ず頂けると、作者の小説制作のやる気向上などへと変わりますので、よろしければ是非よろしくお願いします!ですが、理不尽な誹謗中傷などの行為は流石にやる気やモチベーションが下がりますのでそれらは御法度です。何卒ご理解よろしくお願いします!では、第三十三話にて!
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