千手最強の忍とうちは最強の忍は、個性と英雄が蔓延る世へと生まれ落ちる 作:天叢雲剣を捧げるスサノヲ
・保須市 市街地 大通り・
マダラ「……大義、か。……最後まで見事な舞だったぞ、ヒーロー殺し。」
リューキュウ「マダラ君……、あなたって子は……。でも、とりあえず無事で本当に良かったわ。」
マダラは完成体須佐能乎を解除し、空中で気絶したステインを片手で受け止め、静かに地面へと寝かせた。
その直後、極限まで練り上げたチャクラの反動と、永遠の万華鏡写輪眼による時間遡行『国之常立』の代償が、一気に彼の身体を襲った。
マダラ「……くっ……!」
ガクッ……
最強の忍の膝が折れ、地面に崩れ落ちそうになった、その時。
リューキュウ「!?マダラ君!!」
ミト「ッ!?マダラ様!」
いち早く駆け寄った(人間の姿の)リューキュウが、マダラの身体を優しく、しかししっかりと受け止めた。
マダラ「……リューキュウ。離せ、俺は……」
リューキュウはマダラの強がりを無視し、彼の左目から一筋流れている血を、自らのハンカチでそっと拭った。
リューキュウ「もう、マダラ君ったら……あんな巨大な姿、体に毒よ。無茶しすぎなんだから。」
その声音は、呆れを含みつつも、深い慈愛と心配に満ちていた。
顔のすぐ近くにある大人の女性の柔らかい感触と、ふわりと香る甘い香りに、マダラは一気に顔を赤くする。
マダラ「……チッ。ドラゴンになれる貴様の背中が案外安定していたから、何故か自然と寝てしまっただけのことだ。大袈裟だ……!」
全く噛み合っていない大嘘。
だが、リューキュウはそんな不器用すぎる強がりを察して、クスッと微笑んだ。
リューキュウ「ふふっ。そうね、ハイハイそういうことにしておいてあげる。……少し休んでいなさい。よく頑張ったわね、マダラ君。」
マダラは顔を背けつつも、リューキュウの温かな腕の中で、少しだけ抗うのをやめた。
ミト「あらあら。マダラ様ったら、完全に甘えていらっしゃいますね。」
波動「わあー! マダラ君、お顔真っ赤! 不思議ー!!」
九喇嘛『ケッ、見てらんねぇな。』
周囲の面々が微笑ましく見守る中、保須市の動乱はこうして幕を閉じた。
・翌日 保須警察署 特別会議室・
ステインと脳無の襲撃から一夜明けた保須警察署。
そこには、重苦しい空気が漂っていた。
怪我の手当てを終えた緑谷、轟、飯田の三人。
そして、彼らを引率するプロヒーローたち――グラントリノ、エンデヴァー、ホークス、リューキュウ、マニュアル、マニュアルの女性サイドキック、ネイティブ。塚内直正警部。さらには、野次馬ならぬ応援に駆けつけていたミルコとバーニンの姿もある。
そして、その後方には、腕を組んで並び立つ「創設トリオ」――柱間、マダラ、扉間の三人が陣取っていた。
バタンッ!
扉が開き、保須警察署署長・面構犬嗣(つらがまえけんじ)が入ってきた。
犬のような顔つきの、厳格な男だ。
面構「……君たちが、ステインを倒した雄英生だね?ワン。」
緑谷「は、はい……!」
面構「まずは怪我が治って何よりだワン。……だが!! 君たちのしたことは、重大なルール違反だワン!!」
面構が一喝する。
面構「未成年の、しかも資格を持たない者が、プロの指示なしに個性を武力として行使し、結果的に人を傷つけた。これは明確な犯罪行為だワン!! ヒーロー殺しを捕まえたという結果がどうあれ、君たちと、監督責任のあるエンデヴァー、マニュアル、グラントリノには、厳重な処罰を下さねばならないワン!!」
轟「……待ってくれ。じゃあ、飯田が殺されかけてたのに、見捨てろって言うのか?」
轟が珍しく声を荒げ、一歩前に出る。
轟「結果論じゃない。ヒーローってのは、命を救うために動くもんじゃねぇのか!」
面構「感情論で法は曲げられないワン! それがルールだワン!」
轟「だったらそんなルール……クソ食らえだ!!」
轟が吠えた、その時。
扉間「……そこまでにしておけ、轟。そして、署長殿。」
冷徹な声が、会議室の空気を一瞬で凍りつかせた。
千手扉間が一歩前に出る。
扉間「ルールが必要なのは理解できる。だが、法の解釈が現状の事態に即していないのなら、それは運用側の怠慢だ。……彼らが個性を無断使用したというが、あの極限状態において『正当防衛』および『緊急避難』の要件を完全に満たしている。もし彼らを処罰すれば、世論はどう動く? 『警察とプロヒーローは、目の前の命よりも保身のルールを優先し、勇敢な学生を罰した』……そう認識されるのは明白だぞ。」
面構「な、何を……! しかしルールは……」
マダラ「……フン。くだらん。」
マダラが鼻を鳴らし、圧倒的な殺気を放ちながら睨み下ろす。
マダラ「机上の空論を並べるだけの犬ころが。貴様らが無能だから、学生が命を懸けねばならなかったのだろうが。……それを咎めるだと? 笑わせるな。俺の完成体須佐能乎でもう一度、この街ごと更地にしてやろうか?」
面構「な、何だと……!!?」
マダラの殺気に、面構が後ずさる。
ミルコとバーニンが「ヒャッハー! 言ってやるねェ!」と好戦的かつ不敵な笑みを浮かべる中、最後に柱間がポンと手を叩いた。
柱間「まあまあ! マダラも扉間も、少し言い過ぎぞ! だがな署長殿! 俺たちはヒーローである前に、一人の人間だ! 目の前で友が傷つき、泣いているのを見過ごせるわけがなかろう!! 法や規律も大事だが、人を救うという『大義』を罰してしまえば、ヒーロー社会の根幹が揺らぐぞ!!」
情熱の柱間。
暴力の実力者・マダラ。
論理と合理の扉間。
三方向からの完璧な反論と圧力。
面構は反論の余地を完全に塞がれ、たまらず頭を抱え込んだ。
面構「ぐぬぬぅぅ……!! ワ、ワン……。……しかし、公にすれば彼らを裁かざるを得ないワン……。だから……」
面構は深いため息をつき、表情を和らげた。
面構「……これは『エンデヴァーがステインを焼いて倒した』という非公表の形にするワン。そうすれば、君たちの違反は不問になる。……君たちの功績が世間に出ないのは悔しいだろうが……ワン。だが、君たちヒーローの卵には警察から心からのありがとうを送っておくワン。本当にありがとう…!」
グラントリノとエンデヴァーが深いため息を吐き、ホークス、リューキュウ、マニュアル、マニュアルのサイドキック、ネイティブ、塚内警部が苦笑いを浮かべる。
緑谷「……ありがとうございます……!!」
そして、飯田が深く、深く頭を下げた。
飯田「マニュアルさん……、そしてサイドキックの方……。ネイティブさん……! 僕の私怨のせいで、プロの方々にまで多大なご迷惑をおかけしてしまいました……!! 申し訳ありませんでした!!!」
飯田の目から大粒の涙がこぼれ落ちる。
マニュアル「……いいんだよ、飯田君。君が無事で良かった。」
マニュアルのサイドキック「そうだよ。私たちも、まだまだ未熟だったってことさ。これに懲りずに、立派なヒーローになってくれよ?飯田君。」
ネイティブ「君たちのおかげで俺は命拾いした。……ありがとうな。」
温かい言葉。
飯田は涙を拭い、そして真っ直ぐに前を向いた。
飯田「……はい!! 兄に、インゲニウムに恥じない……真の規律正しい誠実なヒーローに……必ずなります!!」
こうして、保須市の動乱に関わる事後処理は、一つの区切りを迎えた。
・保須総合病院 ステインの病室・
厳重な警備が敷かれた病室。
手枷と足枷を嵌められたステインは、ベッドの上で静かに天井を見つめていた。
彼の脳裏に焼き付いているのは、あの100mの青き鎧武者――完成体須佐能乎。
ステイン「(……うちはマダラ。あいつら(忍)は、この世界をどう変えるつもりだ……。ただの子供ではない。あれは……)」
ガチャ……。
病室の扉が開き、一人の男が入ってきた。
マダラである。
警備の警察官たちは、マダラの幻術(催眠眼)によって完全に眠らされている。
ステイン「……貴様か。」
マダラ「フン。随分と居心地の良さそうな檻だな、ヒーロー殺し。」
マダラは椅子を引き、ステインと一対一で向き合うように座った。
マダラ「……貴様に一つだけ聞きたいことがあってな。」
ステイン「……俺を嘲笑いに来たわけではないようだな。」
マダラは腕を組み、冷徹な瞳でステインを見据えた。
マダラ「貴様の大義……『贋物を淘汰し、真の英雄の世を創る』と言ったな。……ならば、貴様の目には俺や柱間はどう映った? 贋物か? それとも……」
ステインは鋭い眼光でマダラを睨み返す。
ステイン「……お前たちは、どちらでもない。……お前たちは『外れ値』だ。この社会の枠組みには収まらない、別の理(ことわり)で生きている怪物。……お前たちの前では、俺の信念すら意味を成さなかった。」
マダラ「……フン。」
ステイン「だがな、うちはマダラ。力だけでは世界は救えん。お前たちがいくら圧倒的であろうと、その力に群がる『贋物』を生み出すだけだ。」
マダラは静かに立ち上がった。
マダラ「俺は、世界を救うつもりなどない。……だが、俺の周りの砂利共(生徒たち)が目指す平和を邪魔する奴がいれば、それが贋物であろうと本物であろうと、俺が全て踏み潰す。それだけだ。」
マダラは背を向ける。
マダラ「……あの世でせいぜい祈っておけ。貴様の大義が、この世界にどんな波紋を呼ぶかをな。」
マダラが病室を出ると、幻術が解けた警察官たちが何事もなかったかのように警備を再開した。
ステインは一人、マダラの言葉を噛み締めながら、狂気の笑みを深く刻んだ。
・リューキュウ事務所近くの繁華街・
ステイン戦以降の職場体験は、それぞれの場所で濃密な時間を過ごしていた。
【エンデヴァー事務所】
柱間は、エンデヴァーやバーニンたちとパトロールを終え、事務所の玄関で固い握手を交わしていた。
柱間「ガハハハ!! いやぁ、実に有意義な一週間であった! エンデヴァー殿、バーニン殿、オニマー殿、キドウ殿、そして皆の者! 大儀であった!」
バーニン「アンタほんと規格外だったよ千手!! またいつでも遊びに来な!」
オニマー「おうよ千手!また俺と腕相撲で勝負してくれよな!」
キドウ「こちらとしてもお前には良い学びを貰えた…、またいつでも会いに来ると良い…。」
柱間「うむ! また飯を食いに行こうぞ! 轟もな!」
轟「……ああ。お前のおかげで、少し吹っ切れた気がする。ありがとな。」
エンデヴァー「……勝手にしろ。また俺の気が向いたらな。」
エンデヴァーはそっぽを向いているが、その顔はまんざらでもなさそうだった。
【ホークス事務所】
ビルの屋上。
扉間がホークスに向かって短く告げた。
扉間「……有意義な時間だった。貴殿の合理的な情報収集、参考になったぞ。」
ホークス「いやー、扉間君こそ。君みたいな合理的で頼れる人、マジでウチの公安に欲しいなぁ。どう? 将来うちに来ない?」
扉間「即答で断る。俺は上に縛られるのは好まん。」
ホークス「あはは! そっかぁ、残念!」
常闇「千手扉間…、正しく閃光の如き返答。」
【リューキュウ事務所】
一方、マダラはリューキュウ事務所の応接室で、呆れ顔をしていた。
ミト「あらあら。これ、どっちが良いと思います?」
リューキュウ「うーん……マダラ君にはこっちのバニラの方が好きかしら?」
波動「チョコも捨てがたいよー! 私も食べたいー!」
リューキュウのサイドキック2「いやいや、ここは両方でしょ!!」
女性陣(+ミニ九喇嘛)が、マダラへ贈る「お土産のプリン」選びで、何故かカタログを見ながら滅茶苦茶迷っていたのだ。
マダラ「(……くだらん。なぜプリン一つでここまで会議が長引くのだ。)」
結局、ねじれとサイドキック2が「自分たちへのご褒美用も買っちゃおう!」と意気込み、全員で自腹を切って大量購入することになった。
そして、最終日。
マダラが帰る際、エントランスでリューキュウたちが彼を見送る。
リューキュウ「マダラ君。一週間、お疲れ様。……これ、私たちからのお土産よ。」
リューキュウが手渡したのは、老舗の王室御用達ジャンボプリン(昔ながらのレトロ式の固め)が20個も入った巨大な保冷バッグだった。内訳はバニラ10個、チョコレート10個。
ミト、ねじれ、サイドキックたちがそれぞれお金を出し合って特別に購入したものだ。
マダラ「ッ……!? こ、こんなに……!?」
ミト「フフフ。マダラ様のために、皆で厳選しましたのよ。」
波動「マダラ君、また遊びに来てねー! プリン一緒に食べよー!」
リューキュウのサイドキック1「うちはマダラ様、今後ともご武運を。」
リューキュウ事務所の女性陣に、まるで家族のように温かく見送られるマダラ。
彼は巨大な保冷バッグを抱え、顔を真っ赤にしてそっぽを向いた。
マダラ「……フン。期待しないで待っててやる。」
リューキュウ「ふふっ。ええ、またね、マダラ君。」
最強の忍の、最高のデレ。
こうして、波乱万丈の職場体験は終わりを告げた。
・数日後 ヒーロー公安委員会 本部・
薄暗い会議室。
巨大なモニターには、マダラが使役する100mの完成体須佐能乎が空を舞う映像と、柱間が1000mの真数千手(+木人・木龍)を用いて巨大ヴィランを制圧する映像が映し出されていた。
ヒーロー公安委員会会長(前髪なしのプラチナブロンド色のミディアムショートヘアの初老の女性)「……信じ難い力ですね。これが、雄英の1年生だと言うのですから。」
ヒーロー公安委員会会長は冷徹な仕事人特有の敬語口調で、同席している三人のトップヒーロー――エンデヴァー、ホークス、そしてリューキュウに向けて語りかけた。
ヒーロー公安委員会会長「彼らの能力は、もはや一介のヒーローとして野放しにしておくには危険すぎます。……彼らを、国家直属の『特別防衛戦力』……すなわち兵器として我々公安の管理下に置くか、それが不可能であれば……社会から排斥する必要があります。」
その言葉に、エンデヴァーが眉をひそめ、ホークスが複雑な表情を浮かべる。
ホークス「(……扉間君たちを、公安の道具に……。それは、いくらなんでも……)」
エンデヴァー「(……あの千手の陽の気を、国家の鎖で縛るだと……? 冗談ではない。)」
沈黙を破ったのは、リューキュウだった。
バンッ!!
リューキュウが机を叩き、鋭い眼光で会長を睨み据えた。
リューキュウ「……ふざけないでください。」
ヒーロー公安委員会会長「……リューキュウ。言葉を慎みなさい。」
リューキュウは一歩も引かない。その背中には、竜の如き怒りのオーラが立ち昇っていた。
リューキュウ「彼……うちはマダラ君は、私の事務所の大切な誇りよ。千手君たちも同じ。彼らは兵器ではない、心を持った立派なヒーロー志望の生徒です。あなたたちに一切手出しはさせないわ。」
ヒーロー公安委員会会長「感情論ですね。彼らの力が暴走すれば、日本が消滅するのですよ?」
リューキュウ「もしもあなたたちが彼らに対しての脅迫目的などの強硬手段に出ようものならば、この私にも考えがあるわ!……No.9ヒーローの称号(チャート)を捨ててでも、あなたたちの悪事を世間に全て暴露してあげるという、真っ当な人らしい正義(ヒーロー)の考えがね!!」
凛とした態度。芯の強い怒り。
その覚悟に、エンデヴァーも腕を組み、低く同調した。
エンデヴァー「……俺も同意見だ。千手は俺の事務所で、被害ゼロでヴィランを制圧した。彼らを敵に回すことこそが、日本消滅のトリガーになるとなぜ分からん。」
ホークス「……俺も、お二人に賛成っすね。扉間君はめちゃくちゃ頭良いし、下手に手を出したら逆に公安が潰されますよ?」
トップヒーロー三人の叛逆。
ヒーロー公安委員会会長は冷や汗を流し、沈黙するしかなかった。
・雄英高校 1年A組 教室・
職場体験が終わり、生徒たちが久しぶりに教室に集結した。
あちこちで土産話の花が咲いている。
麗日「私ね! ガンヘッドさんのとこで、GMA(ガンヘッド・マーシャル・アーツ)教わったん!! なんか、身体の動かし方が覚醒した気がするんや!!」
蛙吹「私はセルキー船長のところで、密輸船の摘発を手伝ったわケロ。」
八百万「私はB組の拳藤さんと一緒に、ウワバミさんの下で……CM撮影などを……。」
耳郎「ウチと上鳴は、デステゴロさんのとこでひたすら人命救助の基礎訓練だったよ。キツかったー。」
上鳴「でもよ、マダラの旦那の修行に比べりゃ全然マシだったぜ!」
切島「俺は鉄哲とフォースカインドさんのとこで、ひたすらド根性の修行だったぜ!」
峰田「オ、オイラは……Mt.レディのところで……メイドみたいなことさせられてた……(ゲッソリ)」
和気藹々とした空気の中、教室の扉が勢いよく開いた。
爆豪「オラァァァ!! どけモブ共ォォォ!!」
「「「「「ブッフォォォォォォ!!!!!wwwww」」」」」
入ってきた爆豪の姿を見て、クラス中が大爆笑に包まれた。
なんと爆豪の髪型が、ベストジーニストの指導(矯正)によって、「八三分け(七三分けよりキッチリ)」にピッチリと固められていたのだ。
切島「ギャハハハハ!! 爆豪、お前その髪どうしたんだよ!! めっちゃウケる!!」
瀬呂「エリートサラリーマンかよ!! ギャハハハ!!」
上鳴「腹いてぇぇぇ!!」
爆豪「笑うな殺すぞテメェら!! 髪洗ったら元に戻るからこのままでいんだよ!!」
そして、後ろで見ていた柱間とマダラも耐えきれなかった。
柱間「ガハハハハハ!!! 爆豪!! お主、実におもろい頭をしておるな!! 盆栽のようぞ!!」
マダラ「ブハハハハハ!!! おい爆発頭!! お前その頭どうしたんだよ!! テメェ、最高にダセェぞコラ!! アハハハハハ!!!」
マダラは腹を抱え、涙を流しながら、完全に少年期時代の口調に戻って大爆笑していた。
耳郎「マ、マダラが爆笑してる……! しかも言葉遣いヤンキーになってるし!」
八百万「ふふっ……、マダラさんも、普通の男の子の一面がおありなのですね。」
爆豪「ッ!!テメェら!! そしてストレート長髪にボサボサ長髪!! 絶対ブッ殺す!!」
平和で、騒がしくて、愛おしい日常。
それが、1年A組の教室に戻ってきていた。
・放課後 雄英高校 保健室・
放課後。
柱間は一人、保健室の奥にある特別処置室に呼ばれていた。
そこには、リカバリーガールと、トゥルーフォームのオールマイトがいる。
リカバリーガール「……千手柱間。いつも無理を言って悪いね。オールマイトの馬鹿が、どうしてもって聞かなくてね。」
柱間「ガハハ! 気にするなリカバリーガール殿! 俺もオールマイト殿の力になりたいと思っておったのだ!」
オールマイト「千手少年……。かたじけない。」
柱間はオールマイトの前に立ち、その深い古傷に両手をかざした。
柱間「忍法・創造再生……からの!チャクラ譲渡!!」
緑色の、圧倒的な生命力を持ったチャクラが、柱間の手からオールマイトの体内へと流れ込んでいく。
それは単なる治癒ではない。失われた細胞を活性化し、命の火を再び燃え上がらせる神の御業。
オールマイト「おおっ……!? こ、これは……!! 体の奥底から、力が湧き上がってくる……!!」
ボフンッ!!!
オールマイトの身体が、一瞬にしてマッスルフォームへと変化した。
しかも、以前のような無理をしている感じがない。全盛期とは言わないまでも、それに近いほどの充実した筋肉の張り。
リカバリーガール「こ、これはすごいね……! 胃や肺が再生したわけじゃないが、残った細胞の活力が数十倍に跳ね上がっているよ! これなら……!」
オールマイト「ああ!! 私の活動限界が……! 1日数時間だったものが、奇跡的に回復しているのを感じる!! これなら、まだ戦える!! まだ、平和の象徴として……!!」
オールマイトの目から、大粒の涙が溢れる。
柱間「ガハハハ!! 良かったなオールマイト殿!! だが、無理は禁物ぞ! 定期的に俺のチャクラを注ぐ必要があるからな!」
オールマイト「ありがとう、千手少年!! 君は……君たち創設者の忍は、この世界の救世主だ!!」
柱間の底抜けの優しさと圧倒的な力が、ヒーロー社会の崩壊を食い止める「奇跡」を起こした。
闇の中で蠢くオール・フォー・ワン(AFO)への、最大のカウンター。
日常と、非日常。
神話の力を持った少年たちは、この世界に確かな絆と希望を刻み込みながら、次なる試練――「期末試験」そして「林間合宿」へと歩みを進めていくのであった。
はい、ということで第四十話でした!如何だったでしょうか?よくよく考えてみるとリューキュウ姉さん、あのヒーロー公安委員会会長にも逆らえるほどの真っ当な意志を持っていて実に最強の姉御をしていましたね。だから作者は大好きなんすよ、リューキュウ姉さんは(自己満足)。また、オールマイトも段階的に復活しつつはあるので、今後にある神野の悪夢編が見モノですね!
さて、次話の第四十一話についてですが、次話からは期末試験編へと入って行きますので、楽しみにしてお待ちください!
また、お気に入り登録や質問、評価も是非お待ちしておりますが、特に感想を、無理にとは言いませんが、時間があれば頂けると、作者の小説制作のやる気向上などへと変わりますので、よろしければ是非よろしくお願いします!ですが、理不尽な誹謗中傷などの行為は流石にやる気やモチベーションが下がりますのでそれらは御法度です。何卒ご理解よろしくお願いします!では、第四十一話にて!