最強のオフィサー   作:アップルプルプル

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オフィサーが俺達の敵って言われてるけど、逆に味方枠がいてもいいんじゃね?って思って書き始めました

時系列は、入社が26日目、小説開始が30日目からで、上層コア抑制は全て完了済みの状態、中層ミッションも全て完了済みです。


逸脱した日

ようこそ、ロボトミーコーポレーションへ。ここでは、アブノーマリティと呼ばれる怪物からエネルギーを採取するだけの簡単なお仕事です。

私はオフィサーなので詳しいことは先輩のエージェントにお聞きください。

…あ、そうそう

 

 

他のオフィサーが無能だからって、似たような態度を私に取らないように。

 


 

「あー…まじだりぃ」

 

 俺はコール。かつてはフィクサーを営んでいたんだが…とある問題を起こして解雇になった。元々9級だったから別に構わんが。

 俺の生まれは裏路地…ではなく、L社の巣の中で生まれた、言わば勝ち組的なとこにいた。両親がL社に所属していたわけではなかったがな。

 

「いっつもその調子よねあんた…フィクサー職を追い出されたあんたを、しょうがないからと言って仕方なく推奨して雇用させたんだから、きっちり働いてよね。」

 

「…あいよ」

 

 こいつはルアー。幼い頃の友達で、俺がフィクサーになるまで仲良くしてもらってた女の子だ。運動神経が良く、頭も良い。そりゃL社にも入れるわな。

 

「ルアー、そんなやつほっといて、仕事行こうぜ」

 

「ちょっと!こんなだらけたやつだけど、あたしの一番の友達なんだから!悪く言わないで!」

 

「でもよ、こいつオフィサーだろ?何が出来んだよw」

 

「そ、それは…」

 

 この嫌味ったらしい男は同期のロンドン。図体だけでなく、態度もデカいやつだ。こういうやつが一番最初に死ぬ。覚えておけ。

 

「…俺は大丈夫だ。それよりもルアー、そろそろ行かないとまずいんじゃないか?」

 

「あっ!ホントだ!じゃあまたねー!」

 

「ああ」

 

 はあ…この会話も何回目なんだか。

 

・・・

 

「…また死んだか」

 

 俺はルアー()()()()()の近くで立っていた。周りにはルアーが殺したであろうアブノーマリティの死骸がある。きっと相打ちだったのだろう。

 

「ハハハッ…これで何度目なんだろうな」

 

 ルアーは、いや、エージェント達は、ほぼ必ずと言っていいほど30日目で死に、その日を繰り返す。そんな日々に、俺はもう笑うしかなかった。

 

・・・

 

 事の発端は俺がフィクサーを追い出されたことだった。偶然L社の面接に行く予定だったルアーに出会ったのだ。

 

「…見たことある顔と思ったら、何してんの?」

 

 呆れられた顔で見られたが 、その時の俺は気にしてなかった。

 

「仕事をクビになったんだよ」

 

「…そう」

 

 ルアーは顔を少し赤くして、俺にこう言ったんだ。

 

「ま、まあ?L社は社員を常に欲してるって言ってたし、あたしから推薦してあげなくもないけど?」

 

 俺にとってその話は、寝耳に水だった。勿論俺はその話を受け入れ、見事オフィサーとして就職したんだ。しかし…

 

『オフィサー!もっとしっかり働け!』

 

『なんで立ち向かうんだ!逃げろ馬鹿共!大鳥とかが逃げるだろうが!』

 

『私達の仕事を増やして、何がしたいの?』

 

 俺達オフィサーに向けられる罵詈雑言の嵐。捨て駒の用に扱われる始末、支給されるのは最弱の装備…

 はっきり言って、フィクサーだった頃のが楽だった。そしてなんやかんやがあって30日目、地獄が始まったのはこの日からだった。

 

「ルアーッ!!!…あれ?」

 

 ルアーが目の前で死ぬところを目撃し、叫んだところで目が覚めたんだ。

 

「ハァッ、ハァッ、ゆ、夢…?」

 

 不安になった俺はルアーにそのことを言うんだが、

 

「たかが夢でしょ?大丈夫よ、そんなことにはならないから。」

 

 そう言って、ルアーは職場についた。死んだ

 

 また目覚めた。今度は死ぬルアーを見たくなかったから見ていないが、恐らく死んだのだろう。そして今回も死んだ。

 

 死んだ。死んだ。死んだ死んだ死んだ。ルアーだけじゃない。ロンドンも、他のエージェント達も、みんな。俺を置いて死んでいく。

 

 そして今回も変わらない…そう思っていた。

 

「まさか本当にL社に入れるとは…緊張しゅる!」

 

「!?」

 

 この光景は覚えている。確か俺達の記念すべき入社日だ。

 

 何故だ?何故変わった?根本から変えようとしているのか?

 

「…?どうしたの?急に立ち止まって」

 

「っああ、悪い悪い。少し考え事を」

 

「?そう…じゃ、あたしは着替えてくるから」

 

 ルアーは更衣室に入っていった。

 

「…」

 

 折角得た時間だ。行動を変えるか。

 

・・・

 

「管理人」

 

「どうぞ」

 

 俺は特別に許可を頂き、管理人と会話する機会を得た。管理人室に入ると、管理人だけでなくアンジェラもいた。この人がいる前でこの話すんのか…

 

「単刀直入に言います。これは()()()ですか?」

 

 管理人とアンジェラは驚いた顔をした。アンジェラは直ぐに仏頂面に戻ったが。

 

「ど、どうしてそんなことを「30日目」ッ!」

 

 俺は少し威圧感を出しながら管理人に問いた。

 

「その反応的に、あなたはあの地獄のような30日目のことを覚えている…であっていますよね?」

 

 管理人は遠慮がちにうなずいた。

 

「今日は26日目であり、きたる30日目の警戒をしないといけない。」

 

「…ああ。」

 

「そこで提案です。」

 

 俺は紙を出した。

 

「俺が全盛期だった頃に使っていた装備の使用許可をお願いしたい」

 

「「!!!」」

 

 アンジェラも初めてだったのだろう。驚きを隠せないようだった。

 

「…わかった」

 

「管理人!?」

 

 アンジェラは管理人の判断にこれまた驚いた。

 

「背に腹は代えられないんだ…君の全盛期はどれほどのものだい?」

 

「…そうですね。俺は■■■■■■■■■■■でした。」

 

「!?!?!?」

 

 管理人はまた驚いた。

 

「そう、ではあなたがゲブラーの言ってた…」

 

「恐らくそうでしょうね。」

 

 アンジェラは納得したような様子だ。

 

「…わかりました。許可致します。」

 

 アンジェラからも許可を頂いた。

 

「ありがとう。では、一度装備を取るために帰っても?」

 

「ええ、大丈夫です。」

 

 あとはランクV職員に負けないほど強くなるだけだな。

 

「…死なせてたまるか」




コール

経歴 ■■■→9級フィクサー→L社オフィサー
性格 守れるなら守りたいと思っているが、明らかに無理な時は潔く諦める。ループの時はもう無理だと思っていたから半ば諦め状態だった。
容姿 黒髪で少し長め。黒目。常に不機嫌な顔をしているが、怒っているわけではない。怒る時は眉間にシワが寄る
装備 PAIL属性5〜10の拳銃とBLACK属性25〜30の槍、RED属性10〜15の2つのナイフ。全属性0.5のフィクサー時代の服

ルアー

経歴 不明→L社新人エージェント→エリートエージェント(30日目時点)
性格 困っている人がいれば見過ごせない人。友達であるコールに恋心を抱いているが、自覚がない。
容姿 赤髪のショートヘアー。黒目。活気のある顔をしている。胸は…まあ、うん「なによ!文句ある!?」スンマセン
装備 赤ずきん一式→黄金郷一式(30日目時点)

ロンドン

経歴 不明→L社新人エージェント→エリートエージェント(30日目時点)
性格 傲慢。ルアーに少し興味がある
容姿 デカい。強面で禿げてる。以上
装備 ランプ一式→規制済み武器と笑顔防具
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