天魔さまの日記   作:M0.9のツバメ

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息抜きの投稿です 続くといいなぁ、と独り言


原作前
はじまりはじまり


〇月×○日

何故か天魔に就任したので日記を書きます

うーーん何故

先代の天魔が月にて戦死した為とか何とか それで遺書とか探すと俺の名が有ったとの事

昔から居た乳母?的な人も「貴方様が天魔になる時を待ち望んでおりました」みたいなこと言ってる

 

なんでだよ 引き継ぎ資料 どこいった みつお

 

 

 

 

 

〇月△△日

仕事多い……

いや、書類に判子押したり加筆したり突き返したりするだけなんだけどとにかく多い 確実に部長や課長的役職で処理すべき事案が混ざってる

新聞の印刷等に関わる許可証とか、天狗の里内での新生児誕生とそれに伴う戸籍追加に関する許可書って何だよ 大天狗で処理しろよ

 

 

 

 

〇月○○日

今日は会議的なのが有ったんだが、酷かった

敢えて言おう! カスであると!

図やグラフの無い資料を配るなよ 日本の古臭い会社でもグラフと図は使ってるんだぞ?

グラフ使うだけで文字が短縮されて印刷に使う紙が少なく済むし、文字数も減らして読みやすくなる

あと、つまらないからって大天狗たちは寝るな ちゃんと仕事して?

 

 

 

 

〇月△〇日

自分の事を鬼と言い張るヤベー奴らが来てた

よく分からないけどこちらを見下す様な視線と態度が気に入らなかったのでぶっ飛ばした

天狗として生を受けてから220年ほどだけど、なんだよ結構やれんじゃねぇかよ……(オルガ並感)

「鬼を名乗ってるくせに弱い」って煽ったら小さいのと大きいのがでてきた

とてつもなく強かった やっぱ自称鬼の集団の中で一番あの2人が鬼に近いと思う

 

 

 

 

〇月×△日

報告書に前書きを書くのは、百歩譲ってまだいい

でもな? 決算報告や申請書類に前書き書くのは違うと思うんだよ そもそもその書類に要らねぇよ前書き

処理する時間が遅れるのでマジでやめて欲しい 遠回しに前書き無くせ、と伝えておいた

書類に前書き書くやつガチで危機感持った方がいい

 

 

 

 

〇月△×日

前書きが2倍になってました

昨日のあの言葉をどう解釈したら前書きを二倍に増やせるんだよ 手品師かよ

もうホントにバカ

どうして××洞窟が崩落しましたで済む事に3000字も書けるの? それも八割関係ないし

書類は徐々に増えるばかり……(だいたい前書きのせい)

紙を大事にしてよ………書類の山を作ろうとするなよ……今日の睡眠時間は5時間あればいい方かな、

 

 

 

 

〇月××日

少し暇が出来たので執務室?の棚を漁って見たら書類がでてきた

恐らく……先代が他の妖怪と協力して進めていた幻想郷計画という物の書類と思われる

この計画は将来的に人間の発展による妖怪への恐れが減り、妖怪が消滅する……という最悪の事態を防ぐ為に進められているようだ SCP2000かな?

 

今はまだ安土桃山時代だからか「そのような事があるハズない!」と反対する声も少なくない どうやら他の妖怪等が計画を主導するのが気に入らないだけの奴もかなり混ざっているようだが

 

ま、俺はあと3~400年もすれば日本でも工業化が進んでしまう事を知ってるからな 反対派の制止を振り切って進めていきたい

妖怪にとっての100年は人間にとっての10年未満、と言ったところだ

 

 

 

 

〇月○□日

「ある程度纏まりましたので、月面戦争の戦後処理についてもお願いします」と言われた

シゴトオオイヨ モウムリダヨ

ハンコを押すだけじゃなくて、会議を通さないといけない問題や手続きが面倒臭い書類が混ざっていた……

今日は寝れるといいなぁ……

 

 

 

 

──────

 

月への侵攻

それはとある大妖怪の「月を獲りに行こう」という呼びかけによって始まりました

 

当時、妖怪の世と呼べる程に妖怪は溢れ、夜は完全に妖怪のものとなっていました 人々は夜から追いやられ、妖怪に怯えてヒソヒソと暮らす 東洋西洋問わず、妖怪にとって全盛期でした

 

そんな時代でしたから、私達も「月なんてどうて事ない、簡単に取れてしまうだろう」と思ってしまいました

月に攻め込む"その日"に世界各地から妖怪たちが集まりました まるで巨大な黒い津波のような様相でしたよ その光景は今も覚えています

 

そして、この計画を建てた大妖怪、八雲紫によって月への門が開かれました

 

結果は言うまでもありません

私は待機組でしたから直接見た訳ではありませんが、それはそれは酷い負け方をしたのはすぐに分かりました

 

行く時は地を埋め尽くすほどいた妖怪たちがほとんど帰ってこなかったのです 帰ってきたのはほんのひと握りの大妖怪達だけでした そこに、私達天狗の長である当時の天魔様は居ませんでした その臣下の大天狗も同様です

 

 

 

えぇ、この後は非常に荒れました

何しろ、我々天狗のトップが丸々消し飛んでしまった訳ですから 更には最高戦力も兼ねていたがために、天狗の勢力は大幅に削がれてしまったわけです

 

まぁ、不幸中の幸いなのか 他の勢力も同じ状況だった為、好きに付け込まれる事はありませんでした

問題が少しだけ減る程度だったのですがね

 

この時最も問題となったのがトップを誰にするかです

有力候補は皆月に行ってしまって帰ってこなかったので混乱に次ぐ混乱で混沌としていましたよ あ、私も一応有力候補の一人だったんですよ? ただ、私から断ったのでそうそうに候補から外れましたが

 

そこで名が上がったのが現天魔の白鴉雫、彼女でした 私の可愛い妹分です

当時も今も、デスクワークや謀略で右に出るものはそうそういませんでしたし、戦闘力も一人前でそうそう負けはしない

そして何より羽が白色の彼女は縁起がいいという事が理由でした 意外ですか? 実は元を辿れば天狗も山の神です 妖怪に落ちてしまいましたがね そんなわけで白は縁起のいい色として扱われていたのです

 

当時の私は雫が天魔になる、なんて思っても見ませんでした まさか妖怪として生まれてまもないあの子にやらせる訳ないだろうと もし、あの子が天魔になると知っていたなら私が代わりに天魔をやると言っていたでしょう

 

 

あの子はもっと自由に生きれたはずなんです

堅苦しい天狗の里から出て、何にも捕われることのなく生きることも果てしない海を越えて異国の地を見ることも出来たはずです

私に、「いつかまだ見た事ないような場所を見に行きたい」って私に笑顔で話してくれたんです

 

それなのに……まだ齢200年、人で例えらならば僅か5才程度で雫はあまりにも重い鎖をつけられてしまいました

あの子は、妖怪の山という檻に閉じ込められているんです

 

あの子が天魔になってから天狗は躍進しました

元々いくつかある種族の一つだった天狗が妖怪の山の全域を手に入れるほどに

 

 

天狗達は手放しで喜びましたし、あの子もそんな天狗立ちを見て嬉しそうに笑顔を浮かべていました

けど、その笑顔には少し陰りのようなものが見えていました

あの子のそんな表情を見る度に、私は心が苦しくなります

 

 

だから、私は私なりの贖罪として、あの子に少しでも多くの世界を見せていきたい

 

 

 

 

 

 

 

 




天魔(オリ主)「……頑張ったのは認めるが手間を増やすな Excelで設計図書いてる様なものだよ」(ハイライトオフ)

覗き見文さん「あやややや………」(心が締め付けられる音)


2024/10/7 天魔(オリ主)の年齢と一部誤字の修正

2025/6/2 リハビリとして後半パート追加

原作まで何話程欲しいですか? (既に投稿されている話数も含めて考えます)

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